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初回放送:「秋田・真冬の自販機の前で」(2015年12月29日)

サマリー

秋田真冬の自販機の前では、秋田港の自販機に密着した3日間が描かれています。特徴的なのは、吹雪の中でうどんそばを食べる人々の姿です。あの自販機のポンコツさや人々のボソボソとした会話が魅力的で、秋田港の寒い日常が非日常的に描かれています。『秋田真冬の自販機の前で、「なんか良い」理由を探る。』では、自販機の前の空間がメインで、自販機は単なる背景にすぎませんが、共感できる物語が展開され、視聴者に驚きや感動を与える回です。

秋田港の吹雪の中での食事風景
真夜中、コンビニの駐車場で。
このポッドキャストは、一つの場所を72時間にわたって定点観測する、
某、公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、秋田真冬の自販機の前で、ということで、
これは、過去の傑作家になっているんですけれども、傑作も傑作といいますか、
ドキュメント72時間といえば、このうどんの自販機だよね、と言われるぐらい、
すごく有名な回だと思うんですけれども、
これ、初めての放送は2015年の12月ということになっています。
秋田の港に、ひっそりと佇む古びた自販機がありまして、
その自販機が普通の飲み物ではなくて、
熱々の蕎麦とかうどんが出てくる、うどん自販機ということになっています。
設置が40年ぐらい前ということで、老朽化も激しくなってきているのに、
その真冬の寒い秋田の港に、自販機を食べにやってくる方々がいらっしゃるということで、
そこの3日間に密着した回ということになっています。
この傑作回、山口さんいかがだったでしょうか。
傑作ですよね。
ですよね。
改めて、今回は傑作戦という形で見直したんですけれども、
やっぱり、何でしょうね、72時間の全てですよね、これがね。
全部詰まってますね。
本当にこの回ってめちゃくちゃ地味じゃないですか。
よく72時間で言う刃のない人が特に出てくるわけでもないし、
めちゃめちゃキャラの濃い人が出てくるわけでもないし、
みんな1台の自販機のところに来て、しかも5分もいないわけじゃないですか。
サッと食べて出ていって、その5分の間に本当に秋田港を見ながら、
スッと食べてスッと出ていくってそれだけの話なんですけど、
それだけがこんなにも豊かになるっていうか、
キラキラしてる、綺麗に見せるっていうのが、
本当にすごいなと改めて見て思いましたね。
キラキラというか、本当に真冬の吹雪吹きつける中っていう感じだったじゃないですか。
そこをすごい良いですよね。
本当に初期からドキュメント72時間ってそういう、
ごっかんの地みたいなところで、
本当に撮影クルーも含めて耐久勝負みたいなところが結構あって、
今回それの秋田港っていうところで、
本当に吹雪吹きつける中、自販機にも雪が当たってて、
雪の粉が頭に乗りながらうどんそばをすする光景っていうんですかね。
それが正直見たことない光景ですよね。
そうなんですよね。見たことないですよね。
見たことない光景っていうところが、実は地味なんだけど、
なんだこれはって多分一瞬で引きつけられるところってあるのかな。
もう吹雪の中の自販機って世の中に無数にあるんですけど、
それを題材にしようって思った人がこれまでいなかったってことですよね。
テレビでお茶の間には流れないよっていう。
それはあまりにも日常すぎるじゃないですか、秋田の人たちにとっては。
今回出てくる方々もいろいろ言いますけど、
こんな吹雪大丈夫なんですかとかって言うんですけど、
全然大丈夫でしょうみたいな感じでみんな運転して帰ったりするじゃないですか。
だからもう出てくる人にとっては、秋田に住んでる人にとっては、
吹雪とかって日常なんですよね。
だからこそ、秋田の真冬の自販機の前でっていう、めちゃめちゃそのエリアの日常を切り取って、
それがさもこんなにも非日常のように、
すごい世界のように見えるっていうことのギャップが、
72時間っていうフォーマットだからこそできることなんだろうなっていうのはめっちゃ思いましたね。
人々のボソボソとした会話
確かに、雪国の当たり前っていうことで、
NHKのもう少し固い番組であれば、
雪国ならではのお祭りとか、鎌倉の様子とか、
北狐とか、昔から食べられている雪の中干した食材とか、
そういう伝統料理みたいなかと思いきや、
何この自販機みたいな、うどんそばの自販機確かに昔は全国あったけどみたいなところで、
みんな刺すっていて、それが普通なんですっていうようなところの、
この着眼点が、今でこそドキュメント72時間浴びすぎた我々からすると、
はいはい、このパターンね、みたいになるんですけど、
当時初めて見た時にやっぱ衝撃というか、
衝撃ですよ。
何を見させられているんだ?
今でも覚えてますけど、予告編見た時に、
どんな話か一切予想ができないじゃないですか。
この吹雪の中での人工物みたいな絵を見たことがないし、
そこでめっちゃ寒いなみたいに、うどん自販機買って食べてるだけで、
25分の番組が成り立つみたいなのってやばいじゃないですか。
その革新的な感じですよね。
そう、成り立つのかなって思うと、成り立ってるんですよね。
なんかこれって、他の作品出してあれですけど、
深海誠的な世界観な気がするんですよね。
なるほど。
深海誠が描く新宿って、実は200倍くらい経営じゃないですか。
深海誠の描いた新宿を見て、新宿に行くとみんながっかりするみたいな。
光の当たり方とかね。
光の当たり方とかね。
新宿御苑はあんな感じじゃないみたいなのあるじゃないですか。
そういうのじゃないですけど、ここもすごく実際の風景よりも、
200倍くらい増しですごい感じに見えるんですよね、絵面が。
それは前に1枚吹雪って、しかも2日目くらいから吹雪結構厳しくなるじゃないですか。
1日目はそれでもないんですよね。
だからそれが割と落ち着いてみんな食べてるんだけど、
2日目からもどんどんすごくなって、
正直撮影もできるかできないかがほとんど白い画面がみたいな。
その奥で人が喋ってるみたいな感じとかも、
その感じがすごく飽きた感もあるし、
雰囲気をすごく出してるんだと思うんですよね。
出てくる人も本当にこんな人ばっかなのかっていうくらい、
尋目なすごいいい人というか、
本当に自分たちが勝手に思い描いている、
東北の優しい人たちみたいな、
その理想をそのままにしたみたいな人たちが出てきて、
楽しく食べてるじゃないですか。
あの光景が確かに、
実際にあり得るから今回そういうロケになったと思うんですけど、
あれで秋田に行きたいなって思わせますもんね。
行って本当にあそこまで良かったって思えるのかどうかっていうのは、
ちょっと行ってみないと分かんないですね。
そうなんですよね。
みんなボソボソ話す感じですよね。
あんまりカメラに向かって、
すごく自分が自分がみたいに話す人そんなにいないじゃないですか。
途中に出てくるお母さんぐらいですよ。
ヤンキーだったお母さん。
ヤンキーだった元ヤンの。
でもなんかああいう人が結構都会とか割と72時間でも多い回とか少ない回とかいろいろあるじゃないですか。
今回の会話、
ああいう人が極端に少なくて、
みんなどこ見てるのか分かんない感じでボソボソ話しながら、
うどん食べて帰ってくみたいな。
その魅力ですよね。
よく東北の方言ってやっぱり寒いから口を大きく開かないみたいなのって言うじゃないですか。
言いますね。
それを肌で感じましたよね。
そりゃここで喋ったら口大きく開けねえわって。
ボソボソ話す。
しかもそれが港が見えるのに割とみんな壁見ながら寒いから喋ったりしてるじゃないですか。
雪吹き入っちゃうからみたいな。
その感じも愛を持って、
なんか尋常じゃない哀愁があるんですよねこの会って。
本当そうですね。
なんかそれがこの会が愛される由縁なのかなっていうのは思いつつ、
でも何かにしてもこの会2015年放送で本田さんも最初に言ってましたけど、
ほんと72時間といえばこれか大病院のコンビニかって感じじゃないですか。
そうですね。
みんな自販機のやつでしょっていうぐらいじゃないですか。
正直めちゃくちゃ72時間の我々たくさん見てますけど、
かなり地味じゃないですかこの会って。
絵的には地味ですよね。
絵的にすっごい地味じゃないですか。
なのになんでこんなに72時間といえばっていう感じになってるのかなっていうのを、
なんか改めて放送から8年経ったから考えられると思うんですよようやく。
ようやく我々も100回を重ねてきて、
ついにやっぱ魔王自視というのが名作だと。
そこをちょっと考えたいなと思うんですけど、
なんなんでしょうねこれ。
名作であることはもうここまで話した通りですよ。
そうですね。
でもそれだけだったらたくさんあるんですよ正直名作が72時間。
僕らからするとたくさんあるんですけど、
にしてもそれ以上の射程を持ってしまっているこの作品の魅力とはって感じなんですね。
そうなんですよね。
やっぱりさっきも話してた通り、
雪国の吹雪が打ち付ける中で移動する哀愁というか、
実際そこで過ごしてないけど、
なぜか人類が哀愁を持ってしまう映像っていうのもあるだろうし、
あと自販機そのものっていうのもなるほどって感じでしたよね。
そうですね。
自販機の魅力と秋田港の特徴
今でこそ自販機ねってなってますけど、
当時は一つの場所に定点観測とかって言いながらも、
大体喫茶店とかコンテナーとか、
そういう大くくりだったのが自販機っていう。
で、その自販機を主にそれに集う人で見せていくっていう、
そのやり方っていうのが72時間の企画って相当合致したんだろうな。
しかもその自販機自体がすごいポンコツなわけじゃないですか。
いいっすよね、あのポンコツ具合。
初日からちょっと壊れちゃって不具合が出るみたいな。
よくあることですから、みたいな。
お湯がこぼれませんからね。
そう、お湯が出て年々味が薄くなってきてるらしいって、
それいいなみたいな。
やばいっすよね、あれね。
っていうポンコツさも相まって、
でもそれを人々が愛して、
わざわざ食べに来るんだよみたいな人が、
こんなにいるんだっていうことを見せていくっていうところの、
愛らしさ、自販機の愛らしさと、
もう一度人々と秋田の真冬の位置付けるっていうところがあって、
やっぱり72時間が各界でいろいろ持ってるところの魅力が、
集大成的に集まった回だなっていうのは、
一つ一つのタグじゃないですけど、
見えてくるものから見ればそれは思いますね。
あとこのうどん自販機って、
これ本田さん見たことありました?
ありましたあります。
これまで生きてきたってことですか?
そうそう、このタイプの自販機って。
ギリ子供の時ありましたよね。
ギリあるんだけど、
どこかで置き忘れてしまった過去の遺物みたいなところが。
そうですよね。
まだお前こんなとこで生きてたんだって。
それもある気するんですよ。
そのノスタルジーっていうよりも、
まだ2015年っていうのは、
僕らギリギリ30歳ですけど、
ギリ知ってる。
そういえばこんなの見たことあるけど食べたことない。
お前秋田にいたんかみたいな。
その懐かしさって別に思い入れがあるわけじゃないじゃないですか正直。
うどん自販機に対して。
僕はなかったんですけど。
ないんだけど、なんとなく知ってるっていうことが、
自分にとってはなんとなくの存在だったやつが、
秋田でこんなすごいスポットになってるっていうか、
こんな人々に癒しというか、
人々のオアシスみたいな、
この真冬のオアシスみたいになってるような場所を作ってたんだっていうことが、
ひとつ驚きだったし、
そういう思いをした人が実は結構いるんじゃないかなっていうことを
僕は思いましたね。
それがさっきちょっと山口さんも言ってましたけど、
予告見ただけでは何が起こるかわからないっていうので、
生き残ってたうどん自販機、
誰が食べに来るのってちょっとやっぱ気になるじゃないですか。
そうなんですよね。
そこがこういう理由で来てるんだろうなとか、
これのついでなんだろうな、
わかりやすくモビリティ会でバスターミナルとかって、
それはどっかに行くわけじゃないですか。
そういうのがわかってるっていうのとはまた全然違って、
ここになぜ食べに来るのだっていうのは、
結構わからない。
見ないと本当に。
見て聞いていくと、
実はこうでとか、
本当にいつも寄っててとか、
たまたま通りが勝手の日もっともいたしっていう、
それが一個一個わかっていくっていうところが、
自販機の前の空間
場所設定だけじゃ絶対にわからない中身っていうのが、
72時間の中でも色濃いものの一つ。
そうなんですよね。
それが多分あって、
何だかわかんないからみんな見て、
で見ると、
この後にもいろいろ自販機シリーズってやるじゃないですか。
それこそね、群馬編のうどん自販機の旅とかもそうですけど、
いろいろやるんですけど、
それと大きくこれが違う、
この回本家というか、
大本源流ですよね、自販機界の。
満布の自販機の前で。
大きく違うのは、
自販機が実はメインじゃないんですよね、これって。
すごい自販機がメインのように、
この回が名作となったかゆえにみんな思ってるんだけど、
実はこれは自販機の前がメインなんですよね。
微妙に違って、
何かっていうと、
自販機と、ここって自販機の隣に休憩所があるじゃないですか。
七味がぶら下がってるあの休憩所。
上から天井からぶら下がってる。
あの休憩所セットで、
自販機の前の空間が今回の舞台なんですよ。
そこが微妙な自販機界との違いであり、
なおかつ、自販機って懐かしいよねみたいな気持ちで見た人が、
その自販機に対する思い出がなかったとしても、
誰しもが共感できるような物語がその後語られていくわけじゃないですか。
そうですね。
共感できる物語
仕事が大変でとかもそうですし、
ググれたらとかもそうだし、いろいろありますけど、
運転代行しててみたいな話とか、
働かないとみたいな、
そういう誰しもが共感できる話っていうのが、
またふぶとも相まってすごく哀愁漂って、
っていう連鎖というか、
それがなんだかわかんないけど、
なんかすごいものを見たなっていう、
なんだかわかんないけどっていうのをCMで思って、
見てなんかすごいものを見たとかめちゃくちゃわかるみたいな、
自分の人生でもそういうことあったみたいなことを思い出せるっていうのがあって、
この体験を誰かに話したくなって、
みんながこう、
ドキュメント72時間にしては珍しくって言うとあれですけど、
人に進めたくなる回だ気がするんですよね。
なかなかでこう、
72時間好きな人に出会わないっていうのはありますけどね。
ドキュメント72時間の魅力
これは進めたくなる回なんじゃないかなと思いますかね。
確かにそうですね、
言葉に出ない、
なんかすごいものを見たっていう感じがあって、
当時結構あったなと思うんだけど、
やっぱり見返すと、
これ結構初期じゃないですか、
ドキュメント72時間としても、
そうするとやっぱり、
初期の潔さみたいなのがあって、
そういうふうにいろいろ聞いてても、
めちゃめちゃ淡々と流れていくんですよね。
そうなんですね。
それが今のドキュメント72時間、
お決まりのフォーマットだし、
そういう番組もあるよねみたいな世界になっているので、
あんまり驚きないんですけど、
当時で、
自販機の前でそれこそいろいろ話してっていうのも、
別に繋がりがあるわけでもないし、
本当に時系列にとっているので、
全然最初に出てきた人の方がエピソードが強いみたいなのがあったりするわけじゃないですか。
それぐらい淡々と流れていって、
結局なぜここにこんな人が集まるのか、
よくわかったようなわからないみたいな、
まとまりはありません、以上みたいな感じで、
やっぱり潔く終わっていて、
そこがやっぱり自販機で、
山口さんがさっき言っていた、
自販機の前の空間で取り行われていることが、
ただ割とダラダラと流れている、
あの潔さみたいなのが、
逆に新鮮だったんだろうなっていうのは、
今見返すとちょっと思う。
なんてことない風景だからこそ、
交換できるし、誰しも中にあって、
そのなんてことなさっていうのを、
今本田さんが言ったみたいな、
ぶつ切りの人生みたいなことが積み重なっているわけですよね。
ぶつ切りだからこそ、
すごく余白があって、想像できるわけじゃないですか。
きっとこの人はこうだったかもしれないとか、
それは想像っていうとちょっと難しいかもしれないけれども、
自分だったらどうだとか、
自分にもこういうことがあったなっていう風に思える、
のりしろみたいなところがあるわけじゃないですか。
その余白がすごいんですよね。
それもぶつ切りだからこそ、
生まれたその余白であり、
その魅力であるっていう気がしますかね。
それがしかも、
都会のいろんな人の人生がクロスしていくっていうよりは、
東北の中で、
中場本当に吹雪吹きつける寒さ、
僕らからすると、
なんでこんなところにいるのぐらいに思えるような状況の中でも、
わりとそのあっけらかんと、
まあまあ雪道慣れてますからみたいな形で、
本田さんが、
悟ってるというよりは、
それが当たり前で淡々と暮らしている人の中にも、
さっき言ったような、
人生がそれぞれクロスしていくっていうところは、
当たり前なんですけど、
それはそうかとは思うんですけど、
そういった場所でも淡々と生きながらも、
いろんな人の人生がクロスしていってるっていうのが、
ありありとわかる界なんですよね。
ここにやっぱり、
72時間の妙が出てくる部分があるのは、
この自販機の中で。
本当にこの回があったからというか、
この回を見て、
72時間ってこういうことなんだなって、
僕は初めてわかった気がしたんですよね。
これはでももちろんその前の回とかも見てますし、
面白い番組だなと思ってずっと見てたんですけど、
やっぱり決定的なんですよね。
ただ場所にいるだけっていう、
密着したときの取れ高みたいなものが、
まるで僕が持っていた取れ高っていう尺には当てはまらない。
全く民放とかのバラエティ番組は取れ高ゼロじゃないですか。
それをこうやってパッケージングすることによって、
すごく劇映画のような魅力を持った作品に仕上げられるみたいなことの凄さが、
72時間ってこういうことができるフォーマットであり、
メディアであり番組だったんだなっていうのを、
本当に初めて2015年に見たとき思いましたし、
やっぱり今見ても、
すごい回だなと思いますね。
本当に今見ても、
すごい回だなと思いますね。
放送されていた当時頃って、
ドキュメント72時間って、
ちょっと刃の抜けたおじさんみたいな行くが一番大きかった気がするんですよね。
そうですね。
いわゆるなかなか潜入できないとか、
普段行かないようなところにいる人、
どんなのなんだろうみたいな、
好奇心の方が強くて、
そういうような、
意図的にそういう場所を選んでいた回も結構多かった中で、
そっちじゃなくても行けますって、
ちゃんとフォーマットを示したのは、
多分この秋田のマフの自販機が、
最初からどうか分からないけど、
かなり効果的にそれを表した回だったので、
そっちの見方も行けるよねって思いました。
本当にそうですね。
僕らのポッドキャストとかって、
72時間見てないけど聞いてくださるみたいな方、
いらっしゃってありがたいんですけど、
このマフの自販機の前だけは見てほしいですよね。
少なくとも。
全部見てほしいんですけど、
少なくともこれだけは。
中身についての話が正直できないぐらい、
独特としてるし哀愁がすごいし、
言葉で説明しようとしちゃうと、
すごく陳腐なものになってしまうような世界ですね。
それでもいいんですよね。
本当に中身がどうとかではなく、
その30分間、
自販機とともにある心地よさを、
ただただ感じていただくみたいな。
本当ですね。
自販機のとこに上にある秋田市の発展は、
秋田港からみたいなことがあって、
最高じゃないですか。
そこからいきなり突っ込みたくなっちゃうんですよね。
最高じゃないですか、あれも。
ああいう文字が書いてあるとこの自販機があって、
いいんですよ。
これは本当に。
やっぱり名作ですね、改めてですけど。
改めて名作の回はいいんですよ、しか言ってないですからね。
結局ね。
そんな感じですかね。
今回は以上となります。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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雪とうどんの自販機の思い出 今から35年ほど前、20代後半になり仕事も一人で任せられる 機会が増えた頃、札幌から倶知安町に出張を命じられ、昼間仕事をして 夜は取引先と会食、接待と続き、ホテルに戻ろうと雪が降る中歩いていた。 現地は年間8m近く降雪のある地帯で午前0時近くのメインストリートは人影 もなくシンシンと雪が降っているだけ。 若かったこともあり空腹を覚えるが当時はコンビニが今ほどなくローカルコンビニは 23時ごろに閉店するのが常だったので食べるものを手にいれるチャンスはないよう に見えたが、ホテルの手前のすでに閉店している蕎麦屋の横にうどんそばの自販機の あかりが見えた。 今回のお話にあったように頭の雪を気にすることもなく寒さの中、湯気の向こうのうどんを無心でむさぼった。 そんな思い出をお二人のお話で思い出しました。 映像を言葉で語ることのできる素晴らしさ、感服しました。

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