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2024-05-10 21:51

第148夜 『大空に飛行機を見上げて、空にたくす想い。』

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放送回:「選 大空に飛行機を見上げて」(2018年4月6日)
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真夜中、コンビニの駐車場で。このポッドキャストは、一つの場所を72時間にわたって定点観測する、
東航橋放送局のドキュメンタリーを大好きな二人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、大空に飛行機を見上げて、という回について話していきます。
今回の舞台は、成田空港を発着する飛行機が間近に見える、桜の山公園という公園が舞台になっております。
でもこちら、本当に飛行機までおよそ100mという、めちゃめちゃ近い距離で飛行機が見えるということで、
それを撮影する人だったりとか、飛行機好きの子どもたちとか、そういった人が集まるような場所になっております。
ということで、本田さんいかがだったでしょうか。
これね、2018年の回が最近また再放送されたという感じなんですけど、直近でもね、鹿児島空港という回もあったりして、
今回は空港かと思いきや、空港の近くの公園という、さらに遠いところになっている演説なので、
空港だと、どこから来ましたとか、どこに行ってきますとかって、それを送る人たちみたいな感じだったのに、
送っているんですけど、飛行機を送っているのであって、人は送っていないみたいな、厳密に言うと細かく人を送っている人もいましたけど、
大抵がね、やっぱり飛行機の離発着を見に来ましたみたいな、そういう需要ってあるんだっていうのがわかるのかと思ったんだけど、
まさか小さい子連れの家族とか、レーシャーシートを引いて、わざわざ飛行機の離発着を見るんだと思って、
結構カルチャーショックじゃないですけど、なるほどこういう休日の過ごし方ってあるんだなって、最初に思いましたね。
なんかもう、完全にみんなピクニックですよね。
そう、ピクニック。
飛行機だから。
飛行機を魚にみたいな。
本当にすごい、そうそう飛行機を魚にしたピクニックっていうか、来てる人、このね、立地的にそうなんだろうけども、みんな飛行機好きじゃないですか。
そうそうそう。
飛行機のさっき本田さんが言ったみたいに、誰かが乗っていて、自分の知ってる人が乗っていて、その人が海外に行くから、それを寂しそうに見てるっていうよりも、
シンプルに飛行機が離発着してるとか、途中出てきてジャンボ機に思いを馳せるとか、そういう話ですもんね。
なかなか渋い回っていうか、ディープな回だなと思いますね。
ジャンボ機とかも、これを見て、ジャンボ機って引退するんだとかしてたんだというか。
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そうですよね。
僕らですらジャンボジェットって、特に国際線のイメージすごいあって、ハワイ行きますみたいな、そういう華やかなイメージがあったのに、
実は効率的には良くないっていうことで、どんどんどんどん小型化されていってるので、ジャンボ機ってあんま作られてないんだって。
そんなの誰が気にしたことがあるんだろうみたいなことを、これで知ったりとかっていうのもありますし。
なんかね、夢のジャンボ機みたいなイメージですからね。
ありましたよね。
わかんないけど、ありますよね、そういうイメージ。
わかんないけど、ジャンボ機にピカチュウが描いてあるみたいな、そういう感じですよね。
めちゃめちゃ世代の話ですけど。
世代だし、そうなんですよ。これ結構実は世代とか、そういう飛行機とか旅行とかにまつわるイメージみたいなのがすごく映し出してるなっていう回だなと思ってて。
やっぱりね、もう海外旅行ブームっていうのももう第何時だよって感じですし、その中でもいわゆる成田空港って、成田イコンとかって言われるぐらい、いわゆる東京・関東の海外との玄関口っていうのがあって。
海外旅行っていうのがこんなに昔からあって、それがどういう人の受け止められ方をしてきたのかっていうのが、やっぱりよくわかるなと思いを馳せ方でね。
昔これで仕事をしていろんなとこ回ってたんですよっていう人もいれば、新婚旅行でパリに行って、ヨーロッパの景色が忘れられないんですとか。
なんか飛行機の離発着で思いを馳せるそれぞれのイメージから、旅行の根弱というかね、今と昔みたいなものが一つずつ見えてくるっていうのが面白かった。
みんなでもやっぱり解雇してますよね。
自分の思いを振り返ってるじゃないですか。
だからなんかめちゃめちゃ旅行に今現役で行ってる人がここに来てないっていうのがポイントだと思うんですよね。
そういう人たち空港に行ってるからね。
そういう人たちは乗ってるんで、昔よく乗ってた、それこそさっきのジャンボ機だと、もともとJAの職員で、昔そういうスーパーとか出張でよくジャンボ機乗って行ってたんだよとか、
そういう過去の思いみたいなことに思いを馳せられる場所としてちょうどいいっていうか、さっきの飛行機とか誰かを送る具体的な飛行機単体っていう人ももちろんいるんですよ。
途中なんかこの飛行機は今日絶対に撮るんだみたいな人は出てきたりするしてますけど、そうじゃなくてなんとなく飛行機の利発着みたいなのを見ることで飛行機というものに思いを馳せながら自分の過去を振り返るみたいな場になってるって感じですよね。
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本当にその通りで、思いを飛行機に託す人がすごい多いなっていうのがあって、いろいろな病気をしたから、もうあまり乗れないからとか、本当にそういう人も多かったじゃないですか。
そういうのを含めてやっぱりなんかわかりやすくね、翼に乗って人々がどこかへ旅立つみたいな、あれに思いを馳せるエモーショナル加減ってすごいと思って結構見てたんですけど、そんな中でカップルで彼女がベトナム行くんでそれを見送りに来ましたっていうカップルいたじゃないですか。
前入りした人ですか。
前入りして、今回数少ない実際に乗る人で来た人だったと思うんですよね。他にも何回かいたんですけど。
2人がすごい前乗りして、この公園で2人でドラマチックに夜のリハチェックを眺めて、彼女だけベトナムに今から旅立つんですみたいな感じで、すげえ2人で盛り上がって見送ってんじゃんと思ったんですけど、4日間で帰ってくるっていうね。
あれ綺麗な振り落ちですよね。
そんな寂しそうにして、根性の別れみたいな、少なくとも2年ぐらいは帰ってこないみたいな現地で実習してとか、その感じかなと思ったら4日間って。
前乗りして夜のあの公園わざわざ行って眺めます?
それも含めてなんですよ。
思いを乗せてるんですけどね。
思いを乗せてるんですよ、やっぱり。
なかなかね、まさかそんなパターンが紛れてるとはっていうのもあって、結構ね、若い世代は海外旅行に対しては結構それぐらい身近な部分が見えてましたね。
他にもね、乗りでやってきた同級生5人とか、楽しそうですね。
ありましたね。
でもそうやって見てる中で1人だけやっぱ毛色違うのは若手パイロットじゃないですか。
最後に出てくる。
最後の方にいましたね。
若手パイロットはあの利発着はどうやってやってるんだろうかみたいな。
仕事の目線で1人だけ。
仕事の目線で1人だけ仕事をやってる。
いいですよね。
これがね、やっぱりまた2024年のね、今に放送されてるっていうのもすごい感慨深いなっていうのがあっていて。
やっぱり見返すと、現時点だとたぶん2024年ここまで海外旅行を気軽にパリ行きたいよねとかハワイ行きたいよねとかってならない状況というか。
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そしてその間にはコロナの影響みたいなのもあったりとかっていうのが乗っかってるのが改めてね、この傑作戦として見るところで意味合いだなーっていうふうには思ってて。
だからちょっと気になって調べたんですけど、あれらしいですよ。
成田空港なんて2023年の今だいぶいろいろ戻ってきた段階で2019年の利発着の8割らしいんですよ。
80%までしか戻ってないと。
だからこの2018年のこの利発着なんてもうちょっと前のトップのトップなんですよね。
いろんなところから国から飛行機が利発着して、それこそ世界にここ一番近い場所なんだっていう話もあったんですけども。
なんかやっぱ今の成田もね、当然インバウンドでいろんな海外の人が来てるとはいえ、日本人からするとこの海外旅行っていうところにどれぐらい遠くなってきてるのかなーとか、そういうこのたった6年で微妙に変わってるんですよね。
この成田空港の敷地ではない公園から飛行機を見るぐらいの距離感になってきてますよね。
旅行に対する思いが。
もちろんコロナ禍もあってシンプルに乗れなくなったみたいなのもあるんですけど、でもなんかやっぱ今で言うと物価的にそもそも無理みたいなのあるじゃないですか。
そうですね。
だって今もね、2回海外旅行昔だったらいけるぐらいの金額でやっと1回行けるみたいな感じだったりするじゃないですか。
結構リアルにそれぐらいじゃないですか。
違いますよ本当に。
だからその旅行への意気込みが違くなりすぎてて、じゃあもう別に国内でいいかみたいな。
言っても別のコロナ禍とかを経た結果意外と国内も面白いとこあるじゃんみたいな部分になっていることもあり、別に海外行かなくていいんじゃないみたいな人も結構増えてると思うんですよね。
だからこの桜の山公園から飛行機を見るぐらいの距離感になってしまっているのかもなーっていうのは思うんですよね。
いやーそうです。
2018年の当時はこうやって見に行く人にいるんだーみたいなわざわざみたいなある程度感触だったのが、今回見るとまあそうやって思い馳せちゃうよなーの側に自分も立ってることに気づくというか。
いちいち航空会社見て、デルタ航空だからアメリカ行きだーみたいな言ってたおじいちゃんと僕はほぼ同じ距離感で見てるよなーっていうところがあって、
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これを直近で鹿児島空港みたいな、いわゆるというよりも地方の国内、海外線も国際線も多分多少あるんでしょうけど、そういったところを結ぶ旅立ちシリーズっていうのを見た、また別の回で成田空港をちょっと遠くから見るっていうこの世界観になってるっていうのが面白い。
この2つが放送されてるっていうのがシリーズとして見ると面白いですよね。
わかりやすく旅行ですよね。
今回のこっちの方が旅行色が強いですよね。
向こうの鹿児島空港、もともと国内線っていうのもありますけど、誰かがどっかに行くとか、そういう仕事で行くとか、働きに出る、就職するとか、生活がかかってるっていうか、一時的なものじゃないじゃないですか。
今回のやつはやっぱり一時的に昔行った思い出だから、そこも含めてやっぱり距離感が違いますよね。
ちょっとその自分の人生の欠ける思いっていうか、そこが違うなっていうのは思いましたかね。
だからこそね、結構エモーショナルになるし、中日なんてもうめっちゃ雨降ってたじゃないですか。
信じられないぐらい雨降ってね。
それでも結構来てる人がいて、それぞれインタビューしましたけど、本当にこんだけわざわざ来る人がいるんだなっていうところは、
なかなかこの2024年の今を思うと気持ちはわかるというかね。
どんどん微妙にイメージ、旅行とか海外旅行に対するイメージとか捉え方っていう感覚って、こうやって5年とかのスパンで変わっていくんだなっていうのが、今を生きてるからこそすごくリアルに感じ取れるなあと思う。
なんか、今僕らが海外旅行とか、飛行機に対する旅行とか飛行機に対する距離感ってあるじゃないですか。
自分が乗る乗り物であるかどうかみたいなとかあると思ってて、そもそもそういうことじゃないみたいな、
もう半分空想上っていうと言い過ぎだけど、別に乗らないテレビの中に出てくる乗り物みたいなぐらいの感覚に、それこそコロナ禍とかはそうだったし、今もどんどん離れてると思うんですよね。
今回の中で言うと、公園で散歩しに来た元富士通の研究所にいたおじさんがすごく象徴的だと思ってて、あの人とかは時代的にも飛行機とかがすごく近かったっていうか、いわゆるジャンボ機みたいなんで、技術発展で移動してみたいな、旅行行ってみたいな、そこがすごい近かった世代だと思うんですよね。
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そこから本当に、今これを見る意味っていう話ですけど、どんどん離れてきてる。僕らってギリギリ、僕と本田さんの世代ってギリギリまだわかるじゃないですか、その感じも。
そうですね、卒業旅行は海外に行ってみたいな。
そうそう、子供の頃に家族でハワイ行くみたいなのが、クラスで一人ぐらいいるみたいなのあるじゃないですか。
僕はそこまで裕福じゃなかったですけど。
いやありますよ、都内はあるんですよ。
まあまあ、それぐらいは。
一人ぐらいは誰かが行ってるみたいな、そういうのがあったりしてたんで、でも今って、別にありえないわけじゃないですけど、かなり厳しくなってるじゃないですか。
かなり厳しいですね。
それは実感しても厳しいし、本当に変遷っていうか距離感ですよね。
だからこういう成田での空港っていうよりも、さっき本田さんも話していた、前に収録した鹿児島の空港の出会いと別れみたいな方に、今自分ごとの別れみたいな方が共感できるようになってくるのかもしれないですね。
こういうこっちの成田で描かれる世界観よりは。
だからやっぱり鹿児島空港の会は2024年にやる意味っていうのがあると思うし、逆にこの成田空港を2018年にやってたっていうのがね、なんか敬願というか、
やっぱりこの定点で番組自体もやっていく意味っていうのをすごく感じるところがあったし、やっぱり僕らももう30年とか生きてくる中で、こういうふうに価値観とかって変遷してくるんだっていうのが生々しくわかってくるというのが、この成田空港の会を今見るっていうわけでも。
そう考えると、これを最初に放送当時見たときどんな感想だったんだろうってもはや思い出せなくないですか?
僕はでも結構、明確に覚えてるのは物好きっているもんだなと思った。
でもわかりますわかります、旅行がどうのとか飛行機がどうのみたいな、これまで話した話ってやっぱりコロナを経てそういうことを考えざるをなきゃいけないタイミングになったからそういうのを思っただけで、マジで物好きな人というか、鷹を撮るとかと一緒ですよね。
そうそう、鷹の峠と同じ感じ。
そういう写真を撮るとかと一緒ですよね、と同じ感じですよね、感覚ね、今で言うと。
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鳥鉄とかと一緒ですよね。
そうそうそうそう。確かにそういう感覚だったかもしれないですね、当時見たときは。
やっぱり当時確実に、飛行機って乗るものだから、乗るものから今回の鹿児島空港みたいに見送るものだから、
あそこで見るってこと自体が、本当に飛行機そのものに愛着がない限りは、特に花見みたいなもんで飛行機魚にっていうところは見てたというのは分かりましたけど、
出ていた人たちの思いの馳せ方みたいなところが、よりリアルに知識がかかってきてるっていうのを全く18年で見たときにはなかったはずです。
途中に出てくる、何秒にかかっちゃった奥さんが、飛行機突然寝たきりになっちゃって、でもようやくリハビリを経て歩けるようになって、それで今飛行機を見に来てるんですみたいな。
飛行機に夢を託して、夢を乗せてくれる感じがするんですみたいな。その一連の流れがすごいずんと来るっていうか、来ますよね今見るとねこれをね。
そういう系も、今回の6年間の価値観の変遷みたいなのが分かったからこそ、彼女みたいな、いわゆる夢を追うということが誰でもできるわけじゃないとかって言ってたりとか、
やっぱりそういう突然ね、そういう病気とか体の不調とかっていうことも来るっていうことは、なんか自分としては経験してないからこそ、これ同じこの6年の変遷みたいな感じでまた自分もそういう感じになるのかなとかを考えてくると、よりリアルに感じてくるというか。
いやーそうですね。
そう思うとドキュメント72時間って各界に伏線ばら撒かれすぎてですね。
考察しなきゃいけない、考察。
我々ね、72時間考察中としても。
考察中としては、2018年に成田空港をこうやって写し撮ってる、すげーってやつですよね。
そうですよ。
もうやっぱでもね、本当にこうやって見直すことが、やっぱり意味があるっていうか、完全に違う作品になってるじゃないですか、今回も。
いやーそうですよね、本当に。
そういうとこがやっぱ凄さっていうか、その時に気づかないことが実は後でわかるみたいなのは凄いですよね、やっぱね。
他のやつのドキュメンタリーとしての、世の中を映すっていうところが、世の中が変わっていくからこそ、鏡みたいなものをまた別の時間軸で見ていくということになります。
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こういうちょっとね、我々も仕掛けてきたですね。
たまにやってますよね、大宮の回とか。
たまにやってますね、昔の回をまた振り返ってみたいな。
そういうので価値観を提供できるようになっていけたらなぁとしたいと思います。
そうですね、はい。
今回はこんなところでしょうか。
はい。
はい、では以上となります。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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