1. 勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ
  2. 第49夜『移動スーパー、営む若..
「冬の終わりに 移動スーパー 集落をゆく」
(2022年4月8日放送)
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[音楽]
真夜中コンビニの駐車場でこのポッドキャストは一つの場所を72時間にわたって停電観測する
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が番組についての感想や愛を語ります
今回は冬の終わりに移動スーパー集落を行くということでこれは新作回になっています
実際にこの雪どけつつでもまだすごく雪が降っている状況の中で巡っていくのは京都のですね
北部の日本海側の部分ですね そこの集落を渡り歩いていく移動スーパー これに密着した回になっています
本当にこういう移動スーパーが必要なぐらいですね 簡単にはスーパーに通えないような
特にご高齢の方とかそういう仮想地域みたいなところを巡っていく3日間になっていました
では山口さんいかがだったでしょうか
いやーこれは良い回ですよ 良い回ですよ
そう なんか
まあその移動スーパー 移動物って結構何回かあって移動図書館とか過去にあったりしたんですけど
この 場所がいいですよねまず
日本海側っていうチョイスがいいじゃないですか うんなんかこう関西弁でだけどなんかすごい日本海側の田舎の雰囲気が出てて
しかも雪の中の撮影っていう もうなんか映画なんじゃないかっていうぐらい綺麗な景色が続く回ですよね
そうですもうっていう映画あってもいいよねっていうぐらいだね そうそうそうそう
もうねそれだけでなんかこの絵力がやっぱ強いし
その仮想田舎だから仮想なわけですよ各地で もう出てくる人たちがみんなおじいちゃんおばあちゃんなんですよほとんど
まあ当然ねはい そういうところでちゃんとその
なんだろうな地元地方あったかほっこり話だけじゃなくて ちゃんとそのなんか地方の現実というか
本当にその2022年の今の地方のリアルとか
この移動スーパーを経営っていうかまあ運転している水口さん夫婦の話とかね そこも語りたいですよね
全部がねこう含まれている結構ねー いい回なんですよほんとドライブマイトラックですよこれを
ちょっとどっから話しますかいやでも僕 始まりからすっすげーなと思って始まりがで最高なんですよこのかね
03:04
そう おじいちゃんのなんてってから始まるって言う
もうね耳がよく聞こえないおじいちゃんと店員のやりとりから始まるオープニングで ロゴが出るっていう
結構近年バレに見るいい始まり方ですよね 紙演出というかね
紙演出ですよこれは 柿食べるなんてなんてって声大きくしたら大きくしたで女大きい声出すなよ
みたいな感じで漫才みたいな そんなねー
いやーでもあのやりとりが漫才みたいなんだけどリアリティあるじゃないですか うん
それがいいですよねいやほんとそうですよね なんかそれが今回の回を全部表しているというか
結構ねやっぱ全てどこでもやっぱああいう状況が本当に広げられていたじゃないですか
これが本当に今日本の特にそういう仮想地域のリアルだなっていうのもあるし それはリアルはリアルなんだけれどもそういう漫才みたいなやりとりが行われているような
カラッとした雰囲気もあるっちゃあるみたいなところを含めて で途中でもあのちょっと子供が実は最近iタウンとかUタウンで増えてきてて
子供この地域15人ぐらい増えたって15人で増えたっていうねなんかそういう 話もあったりっていう形でそれこそ単純にほっこりではないけど
すごく辛いというか暗いドキュメンタリーではないしっていう
なんかそのどっちかにやっぱ振っちゃうじゃないですか 地方はこう子供がそれこそ子供が減ってて
もう寂しくて高齢化が進んでて 商店はどんどん閉じてシャッター商店街になってみたいなその
暗闇の暗いこう話 になりがちなんだけど
でもなんかそこまで別に暗いわけでもないじゃないですか側面としては まあそうです
一方で明るい部分もあるわけで 両方がちゃんとね出ている感じがいいですよね
でこう スーパーでスーパーなんですけどそれスーパーって普通すごいインフラになってるんですけど
この移動スーパーだと
インフラっていう面もあるんだけれどもなんかそれ以上に日日常 その人たちの日日常みたいになってるのがすごくて
だからこそこのあの実際にやられているご夫婦お二人もそれが好きでやってるんだろうなーっていうのもあるんですよね
ただ必要なものだけ買ってはいありがとうみたいなそういうインフラじゃなくて
なんか本当に老人ホームに入ってた人が選んでそれを自分のお金で払ってそれ食べるっていうのがそれが楽しいんだって言ってて
06:10
そんなのだってないじゃないですか僕らの毎日で
選ぶのが煩わしい時代ですよもはや
そうなんですその特別養護老人ホームのところにこの移動スーパーが行くんですよね
そうすると別に老人ホームだから3食出るわけですよ
だから極端な話で買い物なんて必要ないわけですよ
はい
別に生きていく上では
だけど買い物をするっていう選ぶっていうエンターテイメントですよね
うん
が発生しているっていうことなんですねこの移動スーパーは
そうそう
本当にこの通して見えるのがもちろんその
なんていうんだろう生活するためのインフラっていうのもあるんだけど
もちろんね
日本へのそのいろんな地区に住む人たち集落に住む人たちの娯楽になってるっていうこと
うん
外の風を運んできてくれるほぼ唯一といってもいいものになってるっていうこと
うん
があってそれがすごく大切な役割を果たしてる
そう
というのを感じますよね
うん
だからこれが日本全国に展開されていて
うん
これ途中のナレーションでもあったんですけど
このその委託しているというかそれを展開している会社だけで
全国950台って言ってたんですよね
言ってましたねはい
いやーでもこの一社だけで950台も走ってんのかと思って
うん
なんかそこにも結構驚いたというか
はい
まあなんかあるのは知ってましたけど
うん
あのこんだけそんな車が走っていてそこの950台ごとにこのストーリーがあるんだろうなと思うと
うん
いやなんかなかなかこれ見てみたいですよね他の場所でもね
いやーでもこれってそのまあ移動スーパーその一応その展開はしてるけど
うん
個人色ってかそのスーパーのトラックを運転してる人の色がすごい出るじゃないですか多分
はいはいはいはい
こんなのだってマニュアルなんてないじゃないですか
もちろんね
うん
だって書きはいらないのみたいなないじゃないですか
そっか
ね全員の好み把握してみたいなね
言ってたじゃないですか名前も覚えて好みも把握してみたいな
うん
お客さんから要望があったらそれを入れてみたいな
うん
このやっぱ今回のこの移動スーパーを運転するやっぱ水口さん夫妻ですよね
ほんとそうなんですよ
花子さん夫婦なんですよね
水口さん夫婦そうなんですよ
このお客さんの方は最初事務職をやってて
だからあんまりその仕事には楽しみっていうかを抱けなかったんだけど
09:03
この移動スーパーやるようになってから仕事が楽しくてみたいな
だいぶねで旦那さんの方はもともと広告のデザインをやってたんだけど
でもそれからもう完全に違う仕事ですよね
広告デザインのパソコンに向き合う仕事とかはこういう人と対面するような仕事になって
でもそれは名前を覚えてもらってありがたいとか嬉しいとか
そういうもう全く違う畑に出てきてるこの人たちが
要はよそ者がこういう集落の人たちを支えているっていう感じですよね
しかも旦那さんって最近始めてるんですよね
そうなんですよね
50いくつになって最近始めて
全くそれこそそういう違うことをやって
であの途中のあのおばあちゃんが家に入るまであの傘さしてあげるやつとか
いいっすよね
あれいいっすよね
いいんですよ
なんかこれほどまでに手触り感のある仕事ってあるんだろうかっていうぐらいの
本当にそのあのよくSNSで承認欲求を満たすとかっていう話言うじゃないですか
うんうん
これすごい見てて思ったんですけど
田舎の方が承認欲求って自動的に満たされるんだなって思ったんですよね
まあまあそれはそうですよね
都会に出てきて何者かになりたいっていう人の一番のアドバイス
田舎に行って名前を覚えてもらってください
そんなような気がしてて
都会で何者かというよりも正直その広告デザインの仕事
例えばですけどね
で名とか出ない場合が多いわけじゃないですか
まあもちろんそりゃそうです
しかし下請けとかだったら会社の名前しか出ないことだってあるわけですよ
うん
親元の会社の名前しか出ないから
うん
制作会社の名前出ることはほとんどないんで正直
ないですね
うん
だけどこういう田舎でおばあちゃんとおじいちゃんと会話するとか
必ずその人が名前を覚えてくれるわけじゃないですか
なるほど
絶対承認欲求が満たされるわけですよ
うんうん
別にそれはなんか承認欲求が良い悪いとか話じゃなくて
シンプルにやっぱ承認欲求満たされて嬉しいじゃないですか
(笑)
そうですね
やっぱ働く環境としては良い環境
それにすると会う人にとってはすごい良い環境なんだろうなと思いますね
うん
まあこれがね良いっていう人は本当良いからね
そうそう
合ってるっていう人がいるだろうから
合ってる人は本当にそういうことやればいいんですよね
確かになんかそのこういう環境ってなかなかないじゃないですか
都会とかだと特にね
まあ都会にはないですよね
こういう仕事もあるっていうか
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それはそういう場所を求める人にとっては救いになるんだなとはすごい思いますけどね
うーん
まああのそうですね
この結構やっぱこう日本海側とかね
やっぱそういう厳しい場所とかだとこういうことは結構あるでしょうから
別にここに限らずそういう機会はたくさんあるとは本当に思いますよ
なんかあのなんて言うんだろう
なんかすごくベタな言い方ですけどお金じゃないというかね
なんかあのまあそもそももうこういう暮らししてたらお金がそんなに必要以上にはかからないと思うんで
そういう意味でもなんかこういったところでの暮らし
もしくはそういう仕事っていうのは見ててなんかいいよなーって思いますよね
本当にそうですよね
なんかこの今回の回って一箇所に行くとかじゃなくて結構何箇所も回るじゃないですか
うんうんうん
何箇所か回る中でその集落ごとの個性っていうか
やっぱ色とかも結構見えてきて
うんそれでその同じやっぱりこう京都の日本海側みたいなバクッとした括りじゃなくて
こうやっぱ集落ごとにちゃんとこう本当に一対一で人と向き合っているっていうところが描かれてて
あるある集落だとみんなこうカメラいるから緊張しているとこだったりするわけじゃないですか
あれ面白かった
着替えてこなきゃみたいな
なんかカメラいるなって着替えてこなきゃ
でそう思えばなんか全然カメラ気にしないだろうみたいな集落もあるわけじゃないですか
はいはい
だったりとかまあ多分もうそのこういう田舎だから別にマスクとかもみんな知ってないんですよ多分
そういうとこもいたりとか
うん
このいろんな集落ごとのグラデーションみたいなのが見えて
それはそれですごいいい回面白いなっていうかいい回だなっていう感じですね
うん
まあ結局これって現代の業商というかもう業商だし三河屋の御用機器ですよね
はい
だからそれが今現代だとこういうとこになんかあり得るというわけじゃないですけど
いろいろな形を変えて
ビジネスモデルとかも含めていろいろな形を超えて御用機器がここに残っているっていう見方もなんかできるようなって思ったんですよね
だからこそその別にその田舎の集落、まあそこに住んでる人っていう切り口もあったんですけど
今回でいくとああいうなんかこう緩く関わりを持ちながら転々とするみたいな
なんかそのなんかノマド感みたいなのも実は結構あったなと思うんですよね
このお二人のご夫婦に焦点を結構当てると
そうなんかその集落で暮らすっていうのじゃない魅力ですよね
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うんうんうん
あくまで外から来てる人ですっていうその立場は崩さないっていうことですね
そうですそうですね
ここが一つあるなと思いましたよね
これはありますね
そうなんですよね
なんかやっぱねそのなんだろうな
いろいろそのこの回って例えばじゃあ嫁からずっといびられてましたみたいな
あの女性だったりとかそういうそのなんていうんだろうな
昔というか昭和感というかあるような雰囲気がありつつも
なんていうかそれあるんだけどでも別にその今があるっていうか
気ままな友人関係だったりとか
近所の繋がりで結局じゃあ今は
じゃあ今はどうなんだって言われて今は近所の友達と楽しくコーヒー飲んでますとか
なわけじゃないですか
なんかそういうこうなんて言うんだろうな
まあそれはその編集の一妙なんだろうけど
こうハッピーエンドな感じがすごいしていいんです
なんでハッピーエンドって言ったかっていうと
結局この集落ってこのまま手小入れしなければ
例えば20年後30年後にどうなってるかって人がいなくなってる可能性が高いわけですよ
限界集落ってやつですよね
でそうなった時に別にそれが限界集落で終わることが
完全にバッドエンドなのかって言われると
これを見ても思うんですけど別にそうじゃないと思ってて
ハッピーエンドな限界集落の終わり方ってあるんじゃないかなって思うんですよ
まあというか他人に決められないというかね
その人たちその人の視点本人視点から見れば
まあそもそもなんか終わるみたいなのも含めて
他人が言ってることですからね
自分の人生としてはどういうふうに暮らして
どういうふうに終えていくかっていうのは
自分たちで決めるっていうか対応していく形なんで
だからねそれこそさっき言ってた
そのずっと嫁に見られるとか
あと長崎から集団就職に来て
で農家の人と結婚するっていう最後のあのね
おばあさんとか本当に姉妹で暮らすとか
あれがね本当本来の
いや本当そうですよね
これがねやっぱり今日本の実際の100年の物語なんですよね
なんか劇道じゃないっていうかね
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そうそうそうなんかそのよくそのなんていうの
就活とか終わりの数とか
人生の畳み方みたいな話って言われるけど
就活も畳み方もなんてか
自然と暮らしていくうちに育っていくっていうか
それがちゃんとそのさっきのそのハッピーエンドみたいな話で言うと
ちゃんとハッピーエンドのハッピーなエンドを迎えられるためのインフラとして
この移動スーパーがあり続ける
はいっていうこの移動スーパーたち的には
だってこの移動スーパーがあるからといって
集落が盛り上がるわけじゃないじゃないですか
そうなんですよね
子供に迎えられるとかじゃないじゃないですか
黒視点で言えば正直撤退戦みたいなところがあるんですよね
だからそうすると厳しいこと言っちゃう
別に延命措置って延命措置なわけですよ
でもやっぱりここで暮らすとか
ここで過ごしたいっていう人とか
むしろそもそも引っ越す体力がないとかって人もいるわけじゃないですか
そういう人たちにとっては
ちゃんとここでのそれぞれの幸せを全うするためのインフラとして
それは生活インフラでもあるけど
なんか人生のインフラというか人生の選択肢ですよね
そうそう選択肢としてあるっていうのが
ここの本当に魅力なんだろうなっていうのは
すごいいるところでしたね
うんうんうん
じゃあでも本当そうだと思っていて
はい
これがねもうちょっとその日本っていうものが
変な意味で結構大きな政府だったりすると
いやもうこういうところには人は住みません
みたいになったりするわけですよね
はい
だけどそうじゃなくて
こんななんかこう移動スーパーみたいなものも走って
こういうところでもなんか週に一回だけでお菓子買えちゃうっていう
そのなんか世界って
まあ僕としてはそっちの方がいいなというか
あのまあ確かにいろいろ問題あるとは思うんだけれども
こういうなんていうかその人に選択肢が与えられている状態
まあだってやっぱり今の世の中で全く選択肢がない
極限の状態があるっていうのを
そのなんかこう知ってしまったからこそ
こういうあの本当に自分で選んで
自分のお金で払ってそれがいいんだよっていう
この価値観がここに確かにあるっていうのが
すごいことだなというか
それをねこの現在においてアーカイブとして切り取る
素晴らしいなぁとは思いましたね
なんか地方創生とか地域を盛り上げることって
結構大きなことをやらなきゃいけないとか
変わったことをやって街を盛り上げなきゃいけないみたいな
一発逆転ね基地改正のホームランあるけど
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そんなことないんだと
移動スーパーがあるだけで
別にそんな品揃えとかは大したことなくても
普通のコンビニ行ってる
普通のスーパーに置いてるものがあって
日曜日以外たまに回ってくると
週に1回回ってくるっていう
それだけでちゃんと幸せになるとか
そこの人たちの気持ちにとってプラスになるっていう
やっぱあるわけじゃないですか
そういうのをこの回とかを見ると
じゃあ地方創生って本当に何しなきゃいけないんだって
みたいなことを本当にこう考えさせられるっていうか
ところがありますよね
なんかこう新しいなんていうの
クリエイティブなことをやることだけが
地方創生なわけじゃないじゃないですか
当然そうですよね
っていうのはすごい感じるし
僕らが当たり前だと思っていることを
今一度見直してちゃんと
この水口さんふさぎがやってるように
ちゃんと向き合っていくっていうことが
一番大切なんじゃないかなっていうのは
すごい今回の会を見て感じましたね
本当そこは結構ハッとさせられましたね
本当にいい会でした
いい会でした
ぜひ見てない方は見ていただけると
スーパーが楽しくなりますよこれから
スーパーが楽しくなりますね
はい
以上ですかね
はいありがとうございました
ありがとうございました
22:51

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