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真夜中コンビニの駐車場で このポッドキャストは一つの場所を72時間にわたって停電観測する
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が番組についての感想や愛を語ります
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はいということで今回は決策戦ということで 今放送がちょっとお休みしているので過去回をちょっと振り返っていこうということで
今回何本か振り返っていければと思ってますと 今回は「名古屋レトロ喫茶へようこそ」という2016年に放送した回になります
タイトルの通り名古屋のレトロ喫茶ですよね 名古屋の喫茶店っていうと有名なのはモーニングだったりとか オグラトーストとか
そういうその 喫茶文化が盛んな街として有名な場所ですと
そこにある人気商店街の中の親戚喫茶店で3日間密着すると何が起こるのかっていう回になります
ということで本田さんいかがでしたか
はいこれは 決策戦ですねなんかいい回だなっていうか
いやドキュメント72時間って本当こういうの得意だなっていうのはありますね 特にその名古屋の喫茶店文化ということで
喫茶店なのでカフェじゃないんですよね おしゃれなカフェではなくてどっちかというとレトロな雰囲気を残すところに
そのレトロそのままの雰囲気を持ったご高齢の方というかそういう方もくれば 若い人も来たりとか
働く人も来るっていう形でその街の中に現れるちょっとホット空間 ホッとする空間みたいなものを映し出してるなというふうに思うんですけど
途中言及されたりもするんですけど結構ここがその
感覚分かる人分からない人いると思うけど結構その第二のリビングみたいな感じなんですよね
友達もいるし家族でも来るしみたいな感じで結構ざっくばらんな話をしながらでも場所としては公共の場所というか
オープンな場所であるっていうこのアンバランスというか絶妙なバランスみたいなのをきちんと映し出せているので
その名古屋特に名古屋の喫茶文化っていうのが非常によくわかる会だなというふうに思いましたね
なんかこれ僕本田さんに聞きたいことが結構あって
名古屋に行ったりがあるというかあれじゃないですか 近くに住んでますね長く
そもそもモーニング
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どういうタイミングでどれくらい行く人が多いんだろうっていうのがまず気になってて
この回を見ても思うんですけどこの回ってモーニングと言いつつモーニングの場面ってそんなないじゃないですか
そうですね
実際のところモーニングって平日にモーニングできる層はこれを見た感じもう
仕事に行く前とかじゃなくて引退して時間があるおじいさんとかおばあさんみたいな
高齢者の方々とかが平日は行って逆に土日は他の家族連れとか来てるみたいな日だったんですけど
合ってます?
半分合ってます
半分というのはなぜかというとここで取り上げた場所の喫茶店においてはおそらくそうでしょう
これね場所にすごいよるんですよその喫茶店といってもなんかいろいろなバージョンの喫茶店があって
4省限的に行くと
例えば横軸が都会に近い近くないみたいな駅近近くないみたいなやつですね
郊外の喫茶店と都心部の喫茶店みたいなのがあって
当然都心部になると平日結構サラリーマンで逃げ合ったりして仕事行く前みたいな感じで平日逃げ合ったりするようなとか
仕事の打ち合わせしたりとかもあるんですけど
都心に近ければ近いほどそういう仕事空間みたいなものも浸食するみたいな
郊外だとすごいファミリー感が強まるという
その縦がですねどっちかというと
個人経営系か
チェーン系というかですね名古屋にしか存在していないいわゆる米田コーヒーみたいな
ちょっと規模の大きな会社の規模っていうよりそれに応じてそのお店の大きさみたいなのも大きかったりとか
そういうので分けれるかなぁとは思っていて
そういう意味でいくとこれは結構ここの今回は大洲商店街で
コンパルっていうですねちょっとこれも一応チェーン店なんですよ
実は あれチェーンなんですね
はい 一応チェーンで他にも店舗がいくつかあって
チェーンといっても小さいんですけど3店舗4店舗ぐらいしかないんですけど
なのでそういう意味ではさっきおっしゃったようなところに当てはまるのかなというのがあるんですね
でその中でも特に今回大洲商店街という場所というのもすごくあると
大洲商店街っていうのがですね名古屋以外の人に伝えようとすると
僕は毎回上野と浅草と新宿を混ぜこぜしたような街って呼んでるんですけど
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はい 要はカオスなんですよ
上野と新宿と浅草 確かに
なのですごくカオスな場所の喫茶店なので
平日の朝とかもそんなに仕事みたいなサラリーマンは来ないんです当然
でも都会なんですごいいろんな人がいるんで
ただのおじいちゃんとかおばあちゃんじゃなくてもう歯がないおじいちゃんみたいな人も来るし
働く人もすごいどこで働いてるんだろうみたいな人も来るし
家がないという人もいたり家がないというか
家がないのでそういう生活保護のお金を業者に払うというところで住んでる3人組みたいなの出たりとか
都会は都会なんですけど大洲というカオスによってすごい状況になってるっていうのが特殊感はありますね
名古屋喫茶の中でも
そうなんだそういう特殊な場所にある喫茶店っていうことなわけですよね
やっぱりどうしても個人経営とかのところだと常連オンリーになっちゃってあんま多様性もないんですよ
そうここがすごい特徴的だなって思ったのが
常連ももちろんいるんだけどそうじゃなくて
家族連れとかもいるっていうことだと思って
抱かれてるっていうことが結構面白いなと思って見てて
最後の方に娘とお父さんで卵さんと食べて
お父さんがずっと子供の時から卵さんを食べてて
それを娘にも食べさせてるみたいな
そういう家族的な付き合いって常連とはまた違うじゃないですか
開かれてるものというか
開かれた場所ですよね
やっぱりそこがやっぱそれはあれか
確かにチェーンっていうので
今なんとなく腑に落ちたというか
個人個人しすぎてると多分それって話せないけど
チェーンだからか
そうなんですよ
確かにね
結構有名ですね
超有名な名古屋喫茶を代表するチェーン
名古屋駅前とかはものすごい人並んでたりするんですけど
大須のところとかもすごい人が多くて
だから結構大須自体も観光地でもあるんで
本当に観光客がネットとかで探してくるような場所でもあるし
あと何でしたっけ
リュック担いで東京から戻ってきたっていう人かな
実家に戻る前か実家から東京に戻る前かわかんないですけど
その余白の時間でちょっと喫茶店で寝てますみたいな
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カメラマンのお兄さんがね
ああいうようなオープンさが出るんですよね
そこはチェーンというかですね
長くあるこのなんというか天使の顔とかそういうんじゃない
やっぱ規模感っていうのは
やっぱりちゃんとそこは機能してるのが逆に良さだなとも思うんですよね
ヤマチさんの中で
さっき本田さんのやつでもあったし
この番組の中でも親子が出てきて
シングルマザーで結構年が大きめの子供と
母親の方が家のリビングみたいじゃんみたいなことを言っていて
それがこの回全編に当てはまる言葉だなと思って
まさにリビングみたいにみんなくつろいでるっていうか
なんですよね
そうなんですよね
あの親子が一番リビング感めちゃめちゃ出してました
めちゃめちゃリビング感ある
だってあれって家でやればいいじゃないですか
そうそうそう
でもあそこに来るんですよね
あそこの方が逆に話が盛り上がるというか
話が出たりとかいろいろ多分あると思うんですね
で結構それが別にあの親子が極端っていうことではなくって
本当にニュアンスとか密度はあるけど
大体みんなそんな感じで
なぜか名古屋の喫茶店に雑誌がすげー置いてあるんですよ
雑誌の上にパクられないように
なんかコンパルーとか名前マジックで書いてるんですよ
あれが逆に味なんですけど
なんかこう習慣現代とかに
コンパルーとかマジックで書いたやつがバーって置いてあって
結構みんな手に取ってるんですね
でモーニングに本当に行くと朝行くとなんか夫婦とかが
それぞれの雑誌持って
モーニングで朝ごはん食べながら
割と無言でお互い雑誌読んでたりするんですよ
こういうのも結構第二のリビングだなと思うんですよね
確かにそれって何でなんですかね
要は別に家でやりに行ったらそれまでじゃないですか
やっぱり外に出て喫茶店に行くみたいなことが重要ってことですよね
多分そうですね
それかまず習慣として根付いてるのは
本当にそうかなと思うのが
娘を連れてきたお父さんっていうのがいるじゃないですか
そのお父さん子供の頃から通ってたと
じゃあそのお父さんが子供の頃に連れて行った親がいるわけじゃないですか
そういう感じで結構もう今遺伝子に組み込まれている
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その東海地方の人々の遺伝子に
だって子供も来てたし
働いてる人も来てたし
おじいさんおばあさんも来てたわけじゃないですか
そうすると本当に色々な世代に小さい時から来ているという思い出があって
行くことがなんか普通であるという
ほんのりとした習慣がもう組み込まれているので
ああいった形でその第二のリビングとして機能しちゃうんじゃないかなっていう
どっちが先かみたいな話より
その習慣として行っちゃうっていうのが先に来て
結果そうするとやることって第二のリビングだな
みたいなところもあるんじゃないかなと思うんですよね
じゃあ例えば居酒屋とどう違うのかみたいな話の気がしてて
居酒屋って誰かと話す場
飲みに行こうよっていう言葉って結局誰かと喋り
あなたと喋りたいですよっていう意思証明だったりするから
そうですね
基本的には多分バーで一人で飲むとかあるけど
居酒屋って誰かと話す場所であると
でもこの喫茶店は誰かと話すこともできるし
でも一人でいることもできるっていう
そこがやっぱりリビング感っていうか
自由に過ごせる感じがあるんですかね場所的に
絶対そうですよね
一人で来て本読んでる人とかも本当にたくさんいますし
自分も結構どっちかというとそのタイプでいつもなんですよね
だから結構居酒屋とかよりやっぱりオープンなんですよね
何をしても許されるというか
基本的には何をしても許されるっていうところの
その安心感みたいな
ここに行けばいいやみたいな
間違い感が出ない
周りの多分カオスさ
商店街のカオスさみたいなことが店内にもあって
カオスだからこそ
心理的安全性が確保されてるっていう話ですよね
いやもうまさしくそうだと思いますね
だって競技をするおじさんが
キティちゃんのサンドルを履いたりしますからね
すごいあれはそんなことあるというか
そんな定番なことあるって感じですよね
なんか足つぼがいいんだよみたいに言って
キティちゃんのサンドルを履いてるっていう
競馬に行くという
そうなんだけどさ
買ったらなんか差し入れでめっちゃ持ってきてましたよね
イチゴとかサクランボ
初詣だからさ東向いてみたいな
東向いて食べるってそんなのあったっけとか思いながら
聞いたことないですよね
聞いたことないけど
よくわかんない名物おじさんみたいなのがいるんだなっていう
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実際オオスにはいるんでしょうねっていう
やっぱああいう人って
あれってフィリピンパブの定員さんっていう
あのことをご自身でおっしゃってると思うんですけど
夜の人ってずっと家にいるっていうよりは
日中外に出るみたいなことをした時に
あんまりこういられる場所が少ないような気がするんですよね
夜になってくると
その居酒屋もカオスになったりとか
バーとかもあったりしていろいろあるけど
ああいう風にダラダラいられる場所って
チェーンも今なかなか勉強しちゃダメですよとか
周り今だとテレワークみんなしてるとか
ちょっとだからカフェとかも
仕事が浸食してきちゃってると思うんですよね
チェーンのカフェって
そうかもしれない
メンズのカフェとかどこに行くと思うんですけど
やっぱスタバとかドトールとか
そういういわゆるチェーン店
仕事が浸食してきちゃってて
でもここも喫茶店は
多分そういう場所柄もあって
うまいと生活の方がまだ
2016年だからっていうのあるけど
でも多分今も変わんないと思う
変わらないと思いますね
ここで何か会議してたら
バーチャル背景ですかみたいな感じじゃないですか
雰囲気ありすぎて
雰囲気ありすぎて
ここは今も変わらないとは思うんですけど
そういう生活がまだメインにあって
だからこの夜勤前に行くとか
そういう選択肢で生まれるんじゃないかなっていうのは
思いますね
本当にそうカオスって言葉が一番あっていて
まさしくチェーンって確かに大きすぎると
本当にそのなんか
ジェントリフィケーションって言うとあれですけど
やっぱ入れないんですよね
ああいうおじさんは存在できないというか
それっていいのかみたいなところで
僕は多分存在してる方がいいと思うんですよね
そうですね
そういう意味では
なんかこのぐらいのカオスが僕は好きだなと思って
やっぱ喫茶店に行っちゃうなっていうのは
かなりありますね
そういう一見すると
何をやってるんだろうみたいな人がいることによって
いろんな人が言いやすくなっているような気が
私情にしていて
例えば真逆の例で言うと
一見家族かなと思って話しかけた人で
話を聞いてみると
息子さんが障害があって
ヘルパーさんと言うみたいな
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ありましたね
それもやっぱり騒いでも大丈夫だとか
普通の家族のヘルパーさんもいるから
普通の喫茶店とか入りづらいけど
ここなら大丈夫みたいな
安心感があるわけじゃないですか
そういう安心感みたいなものが
多分この喫茶店には漂っていて
それが魅力なんだろうなって思いますね
本当そうですよ
食がないという友達3人組が来てたって話してましたけど
その3人って逆に
多分お金っていう面では
ちょっとコーヒーでも飲んで話しようやってなると
もうちょっともっと大きいチェーン店とかの方が
多分安いわけですね
コーヒーいっぱいの価格というのが
そうですね
だけどそこにはいかないですよ
それは多分値段ではない
その心理的安全性というか
ここにいてもいいんだなって
ちょっと思える
その安全性が値段に打ち勝ってるという
そのお金がないと言っている人たちですら
みたいな
そういうところがやっぱり
ここの喫茶店文化
これは多分名古屋に限らず
全国での喫茶店のオープンさというか
良さがあるなぁと思いますよね
ちょっと暗いことが重要だと思ってて
色合い的に全体的に
そのなんだろうな
意識高い系カフェみたいなのの
いわゆるコンクリート打ちっぱなし
白でハイチェアみたいな
めちゃめちゃ偏見ですけど
そういうイメージ的にね
そういうのと真逆だと思う
この喫茶店って
ローチェアでちょっと暗めで
暗くてみたいな
やっぱり落ち着きを
アクセスはしやすいんだけど
落ち着けるっていう
ちょっと巣みたいっていうか
動物とかね
ちょっと暗いっていうことが意外と重要
分かります分かります
僕それプラスで
米田コーヒーが世に進出しまくってるんで
若干分かりにくくなってるんですけど
その米田コーヒー的な配置というか
名古屋の喫茶店行くと
本当によく分かるんですけど
あの絶妙な目隠しがされてあるんですよ
なんかボックス席というか
であれでほんのり薄暗いことによって
その動物の数感がめちゃめちゃ高まるんですよ
確かに
ちょっとしたアナグラみたいになってるんですよ
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その一つの席
そうだね確かにそのファミレスみたいな配置なんだけど
暗いそうね
そうなんですその絶妙さなんです
米田は明るいんで
ただのファミレスになっちゃってるんですけど
あの配置が暗さと相まって
第二のリビングって言えるぐらいの
その半分オープンみたいなところを
かもし出したんですよね
そこは結構居心地いいんですよね
だからこそその周りの人に
聞かれてるかもしれないみたいな
そういうのがあんまりなしに
好きなことを好きなように喋れるってことですね
そうですね目線合わないですしね
目線合わないってのも重要かもしれないですね
あのまあ結構あの席と席の間とかに
植木鉢とか置いてあったりするんですよ
その植物とかで微妙に目線が合わないようにされてる
設計として
本当に木のバーとかが置いてあったりとか
だからそこはすごいその目線っていうのは
多分大事にしてるとか
それは開発されていて
どこの喫茶店でもそれはもう組み込まれてます
いやいいですよね
そのレトロ感みたいな
昭和レトロ喫茶みたいなのって
ヤホヤだけに限らず
東京とかバカノチクでも
ちょっとこう再評価っていうか
っていう流れはあって
それってなんかレトロ感がどうのっていう
もう今言ったみたいにちょっと暗いとか
実はそういうところで
きっと多分今僕らが新しく作ってるものが
綺麗で明るくて
コンビニ的なものを多分作りすぎてるって
いうことな気がするんですよね
ああそうですよね
コンビニみたいなのを目指すと
多分レトロ感の対極じゃないですか
あれって光ってるとか綺麗かつくみたいな
なんかレトロ感が重要とかっていう風に
いうよりももうちょっと
こう多分解像度上げて話すと
そういう明るさだったりとか
色とかであれも
なんで色があるとないものが作られてるかって
やっぱ何やってるかわかんないと
店員が不安なんですよ
まあそうですよね
だからなるべくフラットにして
ちょっとカウンターが例えばそのチェーン店とか
まあそうですけど
カウンターの方が普通のお客さんがいるところよりも
一段高くなってるとかも結構あるんですよね
お店のところ立つと
みんな見えるようになってるみたいな
店が一望できる
でもこことかも多分そうですけど
そんなに一望できないじゃないですか
何やってるか
そうですね
そういうことこそが
多分実はレトロ感の本質
それがもう今
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やっぱり時代とともに
何やってるかわかんないな不安だし
こうよくわかんない人がいるのも危ないし
みたいな安全安心を求めるが故に
安全安心がなくなっているっていう
結構事態になっていて
だからこそレトロ的なもの
ちょっとよく見えなかったり隠れてるくらい
みたいなものがむしろ今
リバイバル的にブームになってるような感じなんですかね
そうですよね
だからそういう意味では
ここをこうやって切り取っていくのが大事というか
まあ別に切り取らなくても
名古屋の喫茶店文化そんなすぐすぐなくなるもんじゃないんですけど
でもこれをきちんとドキュメント72時間というフォーマットで
すごくわかりやすく切り取られてるっていうのは
良策って感じですよね
そうこれは本当になんか別に個々の話のことを
多分今回ってそんなに話してないと思うけど
そうじゃなくて
多分この場所が来る人にとって
リビング的に扱われている
リビング的な存在になってるんだなーっていうことが
ぼんやりわかるんですよね
そうですよね
くつろいでんなーって思いますよね
みんな
そうそうそう
それが伝わってくるのがいいですよね
いい回ですよこれは
いやめちゃめちゃいい回です
家のリビングみたいじゃんですよ
今回は本当にその通り
それが全てを表してますね
はいというところで
ありがとうございました
ありがとうございました
♪~