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真夜中コンビニの駐車場で このポッドキャストは一つの場所を72時間にわたって停電観測する
某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が番組についての感想や愛を語ります
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はい、今回は「宮城 聖火展 あなたを思う春に」ということで、これはですね震災から11年を迎える3月に
宮城県で収録した内容になります。場所はタイトル通り聖火展お花屋さんですね。なんでまあその震災の亡くなった方を思うための花だったりとか
3月ってこともあるんで卒業シーズンなんでその人に送る花だったりとか、いろんな思いで花を買いに来る人がいるその聖火展に密着した3日間になります
ということで本田さんいかがでしたでしょうか
はい、先ほど言ってくださった通りなんですけど、当たり前っちゃ当たり前だろうっていうことなんですけれども、当然ねやっぱり東日本大震災っていうのが3月11日にあってっていう部分と
でまあそれのための喧嘩をするためとかいろいろ個人思うために花を買いますよっていうものと、当然その3月っていうことでまあ卒業式シーズンですよね
っていうのが重なってるというかそういうものなので、卒業式であるとかそういう新生活に向けてのそのお祝いのお花を買う
っていう、この2つが当然同時に発生していますよっていう回だなぁと思うんですよね
それはもう3月なんでそれは当然ですっていう話なんですけど、やっぱりそのここのお花を買う場所っていうところで祝うっていうこともあるし
個人を痛むというか思うっていうところもどっちもできる機能があるお花っていうのがこの時期に、しかもこの場所で同時に発生しているっていうのを端的にもう切り取った回なのかなというふうに思いますよね
そうですよね、なんか喧嘩のお花と卒業式のお花を一緒に買いに来る先生の話が途中出てくるじゃないですか
そうですね。それもまあ本人も複雑だって言ってて、同じその亡くなった方も自分の生徒だったし、送り出してくる人がやっぱおめでとうとは言いたいしっていう
やっぱ2つの思いがその花っていうものを通して見えてくるっていうので、ドキュメント72時間って震災をやっぱりテーマに毎年必ず何かしらやってるんですよね
そうですね。で、スーパーだったりとか、いろいろ過去いろんな回があるんですけど、その中でも割と直球というか
そうですね。やっぱ10年目超えて11年目で割とその直球なテーマで来たなっていうのが感想、大枠の大きな感想ではありますね
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だから、まあ別に変な意味じゃないですけど、番組的にはというか、番組もかなりそこは配慮して今まで
新たなる希望の話だったりとか、まだまだ課題残ってる部分とかっていうところを、周辺の部分を切り取る形でいろいろ考えるっていうのが結構多分
おおよそのテーマとしてあったところが、今回はもう本当にやっぱりここでお花を買うわけですから、話はどうしてもそこに直球勝負になっていくっていうところを
あえてというか普通に選んでる。そういう気ができているっていう、11年目。ただやっぱりお話を聞いていくと、まだ11年しかたっていないというか
まだまだ昨日、当事者から見ると昨日のことのようだっていうところがもう本当に
ひしひしと正直伝わるなっていうところがありますよね。 いや本当にそうでやっぱりこれそのドキュメント72時間があえて周辺を描いてきたんだけど
直球を描く時期になってきたのかなっていうのが見えるなと思って。その11年とか10年経つともう色あせてるというか
そもそも割と風化してる。自然の思いが風化してるなんていうことを言いますけど、忘れ去られているもの。じゃあやっぱりもう1回本当に終わっているものじゃないし、この途中でも出てきて
いろんな方が亡くなった方への思いを話して、涙したりとか、あとまだ認めたくないとかね
言ってる人もいたりとか、そういうその全然終わってない話なんだよっていうことがすごくダイレクトに
伝わる内容で、ドキュメント72時間ってメッセージ性があんまりないというか、
街を切り取ってるものだからあんまりその大きいメッセージ性をないんですよね、全体他の回とかは。だけどやっぱりこの震災回、特に今回は
メッセージ性が強いというか。強かったです。それはすごい感じたし、でもそれがその
ドキュメント72時間持ってる、その 押しつけがましくないメッセージ性というか、みんなで悲しんでいたいましょうじゃなくて、ここにいる人たちが本当にその人のことを思ってお花を買っているっていう
ただそれだけを並べることによって、並べているからこそ、よりそのなんかみんなで絆で感動しようよみたいなメッセージよりはめちゃくちゃ響く。
だからすごいこう、過去の震災シリーズながらと一番こう、ある意味でそのなんだろう
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インパクトというか、結構印象に残る回だなというのが思いますね。
あのやっぱりこの花っていうのもすごく大事ですよね。当然その途中とか終盤でも出てきますけど、
花っていうところにかける思いとかその命が巡っていくような花って当然ね、生きているものなので、新たに咲いて散ってでまた種になってっていうサイクルの輪廻みたいなものを表すものになっているので、
あのそういう命のつながりみたいなのも感じるし、当然10年を迎えていくと、震災以降に生まれてきた新たな世代のね、息吹というか元気な姿というかね、その子どもたちっていうところもよく映し出されているし、
そういう3月のその新生活シリーズのための花っていう意味でも、新たな門出を祝福するっていう部分もあるしっていう形で、
ある意味その花っていうものの持つ力で、そうこういうなくなってしまってって言ったようなところから、さらにその次っていう芽吹みたいなものまで、
暗示できて、できてるというか、そうしてたんだなーっていうのはすごく感じましたね。
なんかその3月11日の、3月11日がちょうどその密着の中日、真ん中の日なんですよね。で、その日になると、そのお花屋さんで直接は打ち出されないけど、
喧嘩用の花束コーナーみたいなのができてるんですよ。それはもうパッケージされていて、これを持って行って喧嘩できますよみたいなパッケージされて、すごい並んでるっていうのがやっぱり出て、
で、もちろんそれを買いに来る人もいるし、でもそうじゃなくて、もうその日が3月11日なんで、翌日の卒業式、買いに来る人が、その喧嘩コーナーもあるんだけど、
他でこう全然別で買いに来る人とかもいて、でもそういうのが繰り広げられてる、これ、この回すごくなんか、
なんて言うんだろう、印象的、より印象的にしてるのは最後のシーンだと思ってて、この聖火点があるスーパーを上からドローンで撮るんですよね。
そうすると、周りが、このあった場所、聖火点がある場所はもうほとんどが津波に流されちゃったエリアなんですよ。
だから今はもう完全に再開発っていうか、もう全部さらっちから住宅を作ってさらってるんで、ドローン上から撮るとピカピカの住宅がすごい遠間隔に並んでるんですよね。
そうですね。
なんかそれの最後のシーン、そういうその震災で喧嘩コーナーがあったりとか、卒業式の花を買ったりみたいにやってるところが、
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引いてみると本当に広い平原の中で、家が新しい家をポツポツと並ぶ中の1個としてスーパーがあるみたいな、
なんかその、なんだろうな、こう、一歩外を出て自然の力じゃないけど、脅威というか、
感じざるを得ないカットにやっぱ最後なってて、それはすごいなんか、
まあそれはそうなんだけど流されてるから、別にそこに不思議はないことなんだけど、やっぱその話を聞かされて改めてそのカットを見せられると、
やっぱりただそのなんか新しく復興してますっていう話だけじゃない、なんか感じが非常に伝わってきたし、やっぱ気持ちとしては、
なんか、まあそう、えーっていう感じですよ。
そうですね。なかなかね、なんか当事者ではない我々が、やっぱりあまりこれに関して軽く言えることがそんなにないので、
そういうことしかないんですよね。そうなんですか。
だから思ったのが、おしゃれ、本当に僕もそう思ったし、やっぱお花っていうところさっきも言いましたけど、こう輪廻していくみたいなとか、
新たな息吹とかもあるよっていう、人類って当然そうやって循環してきたわけじゃないですか。
なんだけどっていう話で、ただ個人として見ていくと、まだ11年しかたっていないので、それこそようやく最近思い出すようになってきたとか、
やっぱりあの時のことがまだ生命に覚えてたりとか、そこがまだ食いる部分があるとかっていう、当然人類史的にはそうやって回っていくんだけど、
個人の思いとしては、まだ11年しかたっていないっていうことに関して、あんまり我々が、ああそうやって人生巡るものだなぁ、みたいなことも軽々しくも言えないっていう部分がありますよね。
そうそう。なかなかやっぱその、これその、やっぱ11年経っても、その受け、その場にいた人の気持ちは、分からないというか、感じ切ることができないんだなっていうのは、改めてこれを見ると思うし、別に他の震災のものを見てもそうなんですけど、
そこでしかなかったものもあるだろうし、しかも別に震災って、地震一発の話だけじゃないし、
なんならその後の1週間とか1ヶ月とか1年とか5年とか、それの方がむしろその一発よりも多分、いろいろこう、思いを削られた人もいるだろうし、家の問題とかもあるしね。
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それこそこの場所だって津波に流されて、集団で街ごと移住っていうか、避難っていうかするか、この場所を復興するかって二択になって、この場所を復興するっていう風に選んで、いろいろできてきて、そこに住んでいる人、ここに出てくる人、戻ってきてる人だから。
戻ってこない人たちっていうのもドキュメント72時間って描いてるじゃないですか。そうですね。そう、過去回では。いろいろ。
そこがやっぱそのどっちがいい悪いじゃないし、どっちもが持ってるリアルみたいなものが存在するだろうなっていうことまでしか、当事者ではない僕からは言えない話だなとは思いますね。
うんうんうん。
いや、そうですよね。まさしくそうで。
今回本当にかなり、実際に津波で飲み込まれてしまった街っていうのを舞台にしているので、本当に避難して戻ってきた人たち、もしくは新たに入ってきた人たちっていうのもありながら、
かなりそこにはやっぱりそれぞれに強い思いが当然あるはずなので、そこに関しては、やっぱり何も体験してない私としては、やっぱりリアルに感じることは当然できないので、
どうしてもここに関してのそれぞれの思いを軽々しく扱うことは当然できないし、どういう思いなんだろうなってちょっと思うかなっていうのは、この回を見て思ったっていうところですけどね。
やっぱりこうやってドキュメント72時間。
まあだいたい毎年震災の時期前後には撮ってるから。
そうそう。それで、定点観測的に言うとあれだけど、ちゃんと忘れないでやれるじゃないけど。
まあそれ本当に大事なんですよね。別に10年経った今もやっぱり撮り続けて、こういう変性を迎えてるんだっていうことは記録には残さないといけないと思うんですよね。
それはすごいね。毎回放送されるたびに色々知らなかったこと。
本当そうですね。
気づかされるのはめちゃくちゃありますね。
これを毎年やるっていうのは、ものすごく番組の中でも格としてあるはずも、確実に意識してそれをやっているので、
今回今年もここなんだなっていうのと、どうおっしゃった通り知らなかったなっていうこともたくさんあるし、今こうなってたんだっていうことも本当に知らなかったし、
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色々なるほどなと思うことはあったので、本当に勉強になったという意味では見てよかったなって思うというところはありますね。
だから本当に、別にドキュメント72時間がどうのっていう話じゃなくて、シンプルに毎年のこれは見たほうがいいですよね。
社会としては、そう思いますね。
それは思います。
そんなところですかね。
そんなところですかね、今回は。
短めですがそんなところで。
ぜひ皆さんも見てみてください。
以上です。ありがとうございました。
ありがとうございました。
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