2024-03-16 20:29

第140夜 『新宿 マンモス郵便局、さよなら24時間営業。』

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放送回:選「消印有効 24時間マンモス郵便局」(2013年12月6日)

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真夜中、コンビニの駐車場で。このポッドキャストは、1つの場所を72時間にわたって定点観測する、某公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
決心有効、24時間マンモス郵便局で、という巻について、今回は語っていきます。今回は、72時間で言います、新宿フェアということで、新宿を舞台にした会合、新作も含めて放送してるんですけども、今回その中で、2013年に放送されたビル街にある24時間営業の郵便局に迫った巻でおります。
ということで、近田さんいかがでしょうか。
はい、これはね、もう本当に新宿フェアで、2013年なので、もう10年ぐらい前なんですよね。
そうですね、はい。
本当にこれ、初期の傑作で、あ、72時間ってこういうことだなっていうのがあったんですけど、実はこれ配信とかもされてない、NHKオンデマンドとかでも今見ることができないので、結構久々に蔵出しっていう感じがあって見たんですけど、やっぱ全然覚えてるもんですね。
マジで一個一個、あ、これあったなーとか、あ、この青年、なんか奨学金の申請出すために、深夜にコンビニまで走ってたなとか、やっぱ一個一個覚えてるもんだなーっていうのがあって、やっぱり初期の傑作っていうのはそういう力強さがあるんだなーっていうのも思いましたし、
やっぱり今見てもね、こういう都会の一つ一つの生活みたいなのを記録していくところ、そしてそれの目の付けどころが24時間の郵便局なんだっていうのが、やっぱりこう違うなっていうふうには思って、
これを今2024年に見返してると、本当に10年で郵便局とかその手紙の在り方とか、そういうのがいろいろ変わってるなーっていうのがわかったので、これやっぱり改めてこうやって見返すっていうのすごいことだなーっていうふうに思った、まずそこですかね。
なんか経験がないけど共感できるみたいなことがある感じですよね、こういう別に締め切りギリギリにもちろん出すことはあるけど、締め切りギリギリに郵便局に駆け込んだ経験はないんだけどその気持ちわかるとか、
実際はないのにね、
そうそう、実際はないけどわかるみたいなあるじゃないですか、そんな別に小学期の申請書出すとか、履歴書出さなきゃいけなくてみたいな、もちろんあることもあるけど、実家の両親にパジャマを送らなきゃいけないとか、別にそんなことは経験したことないんだけど、でもその送る気持ちはわかるとか、そういう共感にあふれてる回だなーっていうのは思いましたね。
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それがね、本当にまだこの2013年時点ではそれがすべてオンライン化されてないからっていうのもあるじゃないですか、たぶん今回のそういう申請とか、物を送るとか、一個一個がたぶん実際に郵便局に行かなくてもよくなってきてるんですよね。
でも逆にたぶんまだいまだに郵便局で送ってるものがあったりして、その何か際みたいなところも考えていくと、たぶん今郵便局に行ってもそれが全部見れるわけじゃないんだろうなーと思って、海外の彼氏にお菓子を送るとかそういうことじゃない限りないなーと。
いや本当にその郵便局これそれこそ2013年で僕もたぶんリアルタイムで見てて、さっき本田さんが言うように途中ね、広範囲で出てくる農芸会の派手な女性を見た瞬間に俺はこの会を見たことがあるって思い出したんですけど。
あれは絶対思い出します。
その瞬間になんか急に10年前ぐらいの記憶が蘇ってみたいな。それで思ったのは、2013年にこれを見ていたときに郵便局いろいろその時代から別にSNSとかも出てたし、情報が多くなってみたいな時代の流れが速くなってみたいなことは散々言われてたけど、
まさか郵便局のあり方が今ほど変わってるなんてことは強も思ってなかったなっていうのを思ったんですよね。
いや本当そうですよ。だってあれですよ、今24時間やってないですかこの郵便局。
それがね一番衝撃なんですよ。もうこの会が始まっても最初数秒経った時ですよね、現在は24時間ではありませんっていうテロップが入ってるんですよね。
そうなんですよ。
それが全てを物語ってますよこの会の。
だからこの新宿フェアっていうのでやってるときに大都会を24時間支えてるものが何なのかっていうのがいかにこの10年間で変容したかっていうところがよくわかっていて、
10年前はまだ、まだっていう言い方も変ですけど、それは郵便局だったんですよね。
いろんなものを申請出すときに当日の決心有効っていうところが、やっぱり24時間で深夜までっていうところが働く人たちにとっては結構大事だったりとか、
それ以外も含めていろいろあったっていうところが、この後での配信になるんですけれども、今回の新作会では24時間ドラッグストアっていうところになっていくわけですから、
ここの差というかね、当時もドラッグストア24時間だったと思うんですけど、そこのその大都会を支えるものが何なのかっていうところがこの10年で、郵便局からドラッグストアやってそういうふうに本当に変わったかどうかっていうのは別として、
そこが並べてこの2週間放送されたっていうのは結構大きいことだなと。
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本当ですよね、なんかこう、公共的な機能になっている郵便局、別に民営化してるから民っちゃって民なんですけど、公共的なインフラ的な機能のものと、
そういうその企業、一企業になってきたみたいなところが、すごいこう示唆的というか、ですよね。
本当にね。
消し音なんて、なんかもはや死語になりつつあるじゃないですか。
そうなんですよね、今回のこのタイトルだって、もうかなり死語じゃないですか、消し音とかすっごい久々に言いましたよ、ワードとして。
今まあ一応あるじゃないですか、でも消し音つまり。
全然今でも別にありますけどね。
ほぼでも言わないですよ、この時ほどは。
それが意味をなさないというかね、別に今は。
いわゆる締め切りみたいなところで、ここまでよっていうのが消し音なわけですから、
それが本当にこの新宿の郵便局だったら、その日の夕方6時とか7時過ぎた後でも出せるというところは結構大きいですからね、やっぱり。
そうなってくるとここにみんな駆け込むなって、まあそりゃそうかっていうのがあるんですけど。
まあそれはそういう必要のようで何か送るっていうのはだいたいもうオンライン化されてるんで、
このねもう本当にデジタルの中で何時何分何秒送ったって話になっていくっていうのが、いやーなんか感慨深いものがやっぱありますよ。
本当ですよね。あとなんか今との比較で言うとやっぱメルカリですよね。
はいはいはい。
これその大阪の郵便局でしたっけ?
なんかあの、
直近であったのはそうですね、去年。
そう直近であったやつ。であれとやっぱ比較すると、今どうかは聞いてるね方もこうイメージしていただきやすいと思うんですけど、
そのメルカリを送るみたいなことが2013年ってあんまないじゃないですか。
まあまだない。
もちろんヤフーオークションみたいのはあるんですけど、でもそういう人はやっぱメジャーじゃなくて、大阪の郵便局の回とかだとみんなメルカリ送ってるじゃないですか。
オークションでとか。そういうこう、なんかこの2013年から今になると実はそういうこう、あんまり知らない人に荷物を送るみたいなことも実はするようになってきていて、
なんか全く違う郵便局があり方になってるんだなっていうのも知ってる人同士のコミュニケーションだったものが本当に一個人が業者のようにそうやって知らない誰かに物を送るみたいなことができるようになってきたっていうこともなんか一個変化かなと思いますかね。
そうですね。そういう物流網というか、そういうところのシェアリングも変わってるっていうところは、まさしく今回には一人も出てこなかったっていうのは大きいですよね。
大きいんですよね。それは。
そういうのでいくとあれじゃないですか。やっぱりあの、大阪の回とかでも結構あったと思うんですけど、今だと手紙をやっぱりあえて出すってやつですよね。
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メッセージ、メールで送ればいいものを、あえて紙でしたためることで気持ちが伝わるみたいなのって、今だとなんかそういうのがやっぱり一周回ってあるよねっていうのがある程度なんかあるあるになってきてるんですけど、
今回の回でそれ、まあいろんな人がそれ書いて出しているっていうのはあるんですけど、それに出てきてるのがあの、7歳の妹っ子が生まれた子供の赤ちゃんに対して手紙を送るっていうのが出ちゃうんですよ。
はいはい。
まさかのやっぱり7歳の妹っ子が時代の最先端なんですよ。
うん。
それ以外の人は、まあ出してた人もいたんでしょうけどあまり取り上げられていなかったという。
で、その7歳の妹っ子は10年経って今や多分17歳なわけですからね。
多分彼女は未だに紙で手紙出してますよ、その一周回ってね。
それは本当ですか。
わかんないけど。
でもなんかちょうど多分そういう何て言うんだろうな、人々の意識的にもう落ち目の時期というか、やっぱ郵便みたいなものが年賀状はね年々落ちてるみたいなもちろん数字としてはあるんだけれども、逆に手紙を書くことが気持ちが伝わるみたいな、書く文字みたいなことがすごくこう手書きの文字が意味をなすみたいなことが、
なんかちょうどこう言われ始める前というか、ギリギリその境目ぐらいの時期だったんだろうなと思うんですよね。
あえての連絡手段ではないというか。
そうですね。
それはその履歴書を送るとかも含めてですよね、別に今ネットで良くなったりとか、特にコロナ禍が後押ししたみたいなのありますけど、資格試験の結果の受け取りとかもそうじゃないですか。
まあ今回、まあね、歯書きで今も来るのもあるんですけど、基本はそのもうネットで見れますみたいなのがもう主流になってるじゃないですか。
そういうこととかも、この2013年時点では本当に必要なインフラとして郵便があったっていうのがすごくわかる甲斐というか、これは感じましたね。
だからなんか、一個一個これが多分、高生の人たちに伝わっていかないドラマになっていくわけですよ。
その資格試験の結果が届いて、その場で開けて合格しましたって周りの人がおめでとうみたいな、あれがないわけですからね。
今はもう淡々とオンラインで自分で。
そうですね、ワンクリックでね。
ワンクリックでっていうのが、なんかその場で開けてみるみたいな。
やっぱ物とかがなくなってくるわけですよね。
本当に奨学金の申請書のために深走る丁寧とか、そういう一つ一つのドラマが、なんか本当にベタな感じで結構繰り広げられてて、
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ここまでやっぱり72時間って、72時間の中で抑えるんだなーっていうのがあったんですけど、これがね今一個一個減ってるわけですから。
なんかね、感慨深いもの。
なんかそうなんですよね。
まあとはいえ、なんだろうな、国際郵便とか誰かを思う郵便みたいのは変わらずあるじゃないですか。
変わるものと変わらないものね。
なんかそこはその今回で言うと国際郵便の話もそうだし、その実家の両親にパジャマを送りますとか、
最後ね、その個人で育ったからその個人に恩返しをする意味じゃないけどクリスマスカードを送りますみたいな男性とか。
文字さんね。
そうですそうです。急に実名が出てくる文字さん。
初期あるあるですよね。
初期あるある。
急に実名が出されるという。
突然の実名。そういうのとかね。
そういうなんか誰かを思って送るものとかプレゼントみたいな、メルカリ的なその知らない人っていうよりは特定の誰かみたいなと思って送るみたいなその郵便がもう持っていた温かさみたいなものは今もあるなっていうのは思いますかね。
ありましたよね。なんか本当いやもうベタドラマじゃんっていうぐらい、あのその七色の能下界が来た直後に来るわけですよ。その若者が。
サプライズの結婚指輪。
そうですよね。
同棲してるから家に届けられないから郵便局に取りに来るって。そんなやっぱドラマのシーンみたいなことあるみたいな。
金属アレルギーだからって言って。木の指輪にしましたって言って。
自分も夢を追ってるんです。
そんなことあるっていうのがこれに関してはだって今が出ててあるわけじゃないか。
いや本当にもう頼む今売れててくれって思いますよね。
そうそうそうそう。
本当に。
だからそういう一個一個、これはやっぱりいつになっても人の心って変わらないんだなみたいなところもあれば、なんかこの光景自体はもうなくなっていくのかっていうのが、
この10年で一個一個分かっていくのをやっぱ今現在見れるってすごいことだなっていうのが、
この72時間のフォーマットのアーカイブとしての偉大さをすごい感じたんですよね。だからすごいしみじみしてしまいました。
同じシステムでずっとやり続けてるっていうのが大きいですよね。
本当に定点、この番組のコンセプト定点観測じゃないですけど、それをずっとやってるからこそこういうその約10年前のものもきれいにちゃんと比較できるというか。
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実際その映像として比較するのもそうだし、実際に新宿とか別に新宿じゃなくても郵便局みたいな場所行くわけじゃないですか。
お金少なから今だって行く機会はあるわけで、そことじゃあ比べるとどうなんだろうとかっていうのはすごく考えさせられますよね。
確かにそうですよね。だから直近だとその大阪の郵便局がありましたねっていう、そういう同じ場所の違うところで同じ場所がどう変わっていくかっていうのもあるし、
今回は新宿フェアっていうところもあるので、新宿という街がどのようにこの10年で変容していくかみたいなのはすごいあって、確かにあのちょこちょこ映し出される新宿の風景みたいなのは変わってるところもあるし変わらないところもあるし、
新宿ってやっぱり怖い街だなって思いましたよね。単純。
新宿シリーズで今回その新作ドラッグストアがあったりとか、新宿で言うとまあいろいろありますけどね、囲碁のところとかも新宿じゃないですか?例えばね。
囲碁とかもそうですよね。
そうですよね。
この間調べたらめちゃめちゃあったんですよ。
新宿部隊ですか?
新宿部隊ってやっぱり多いですね。自分がね覚えてる限りでも昭和火曜のレコード、あとは直近にあった英雄の携帯ショップとか、あの辺も全然新宿、まさに新宿って。
その中でドキュメンタル72時間の楽しみ方ですよ。最後のモンジュさん、クリスマスカードを本当に児童養護施設に送るために紙袋いっぱいに買ってたじゃないですか。
あの買った紙袋が世界道。
これ後々新宿シリーズとして巨大画材店という形で世界道に密着するというのがあるんですけど、おそらくその世界道で紙袋いっぱいにクリスマスカードを買ってきてるんですよ。
72時間の場所で繋がっていくっていうのを見るのが楽しみなんですよね。
世界道の1階ですね。
そうそう。
いやーそうですね、確かに。
こうやってなんか世の中が繋がってるんだなっていうのがすごい思ったので、
2013年当時はあの紙袋を見ても何も、僕は新宿もそんなに行ったこともないし、世界道も知らん。
だけれどもその後巨大画材店で特集されることによって、あの世界道なのかっていうのが今見返してもわかるっていうところが、
やっぱりこれ72時間楽しむ方だなっていうのが思ったと。
なんかでもこう、さっき言った郵便局みたいな機能が変わってるみたいなことはあって、
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でも本田さんの話にもさっきありましたけど、新宿っていう町自体というかはいつ見てもそのあんまり変わらないというか、
もちろんね細かいとこで言ったら変わってるし、それはそのコロナ禍みたいなものも影響してよりこうガラッと変わってしまった部分はね、もちろんあるんだけれども、
とはいえその郵便局がこう今まで全くなかったメルカリみたいなものが登場して機能が変わったみたいなほどのなんか大きい変化はないというか、
やっぱり町の変化なんでそんなにこうコロコロは変わりづらい部分があると思うんですよね。
だからこういう郵便局とか新作のドラッグストアとか去年で言うと美容室とかもそうですよね。
美容室とかそういうのを見ていると新宿っていう町自体がなんかなんとなく浮かび上がってくるみたいのも面白いですよね。
なので新宿フェア、次週はドラッグストアですよ。
そんな告知みたいにつなげて。
告知みたいにつなげましたけど、本当これはもう連作で、それとね、僕らも過去に語っているあのユニフォーム展、これも連続して流されているので本当にいろいろ見てもらいたいなと。
僕らユニフォーム展とあと美容室もやってますよね。
美容室もやってますし、過去でやってるのはね、本当昭和火曜のレコード展もやりましたし、携帯ショップもやりました。
EGOって僕らやりましたっけ。
EGOはやってないです。
EGOやってないですね。
でもEGOもね、あれも渋い回ですからね。
いやー。
激渋回ですよね。
激渋回結構たくさん新宿あるんで、ぜひって言うとどうですかね。
こんな場所が新宿にあったんだろうかみたいな、でもそういうマニアックな場所があるのが新宿であるみたいなね。
結構っていうのもあるんで、今回の郵便局とかドラッグストアは割と表面って感じですね、新宿のね。
裏面もいっぱいありますからね。
そうなんで、そういうのも含めて見ていただければなっていうのは思いますかね。
はい。
ということでこんな感じですかね。
はい。
今回は以上となります。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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