1. 勝手に”ドキュメント72時間”をしゃべるラジオ
  2. 第178夜 『豪雪地帯のスーパー..
2025-03-28 23:19

第178夜 『豪雪地帯のスーパー、年の瀬の”まめでらか”。』

spotify apple_podcasts

放送回:「岩手 豪雪地帯のスーパーで」(2025年2月21日)

サマリー

岩手県の豪雪地帯にあるスーパーの年末の様子が描かれています。雪深い地域特有の冬の生活や人々のコミュニケーションがユニークな視点で紹介されており、インタビューを通じて地元の人たちの除雪作業や生活の大変さ、家族や地域との絆が強調されています。また、豪雪地帯のスーパーの年末の様子や地元住民のコミュニケーションスタイルについても掘り下げられています。方言を交えたインタビューを通じて、地域の文化や多様性が描写されています。

豪雪地帯のスーパーの年末
真夜中、コンビニの駐車場で。このポッドキャストは、1つの場所を72時間にわたって定点観測する、某、公共放送局のドキュメンタリーを大好きな2人が、番組についての感想や愛を語ります。
今回は、岩手豪雪地帯のスーパーで、ということで、場所が岩手県の、本当に大雨山脈、秋田県との県境よりの場所にある、本当に豪雪地帯になっているところのスーパーで、この年の瀬の3日間、いかがだったでしょうか、山口さん。
いやー、なんか、すごいまず、リッチですよね。豪雪地帯で、映像も含めてですけど、もうなんか土下雪じゃないですか、外。
すごいね。
でもやっぱり、スーパーってね、年末ねえし、どこも混んでますけど、すごい混んでるじゃないですか、この土下雪のところであるスーパーで。
それがなんか、まずすごいなんか、異常に画面から伝わる元気っていうか、何回もできてるなっていう感じと、年末のちょっとウキウキしてる感じと、それがすごいなんか全体的に伝わってきたっていうのは、まず1つありますかね。
憎いですよね、この72時間の最近のその雪群に強い問題っていうんですか。やっぱりこの雪降りしきる中で、みんなが楽しそうにこの食材を運んでる姿、外でね、カートが雪で滑ったり詰まったりしてるじゃないですか。あれ、いいっすよね。
なんかね、やっぱね、絵がありますよね、いろいろね。
そう、あれだけでね、結局絵になっちゃうんですよね。
やっぱりこうインタビューの中でも、雪っていうのが基本的には室内でもちろん聞いてるんですけど、雪っていうのはやっぱりキーワードになるじゃないですか。雪深い地域だからこそ除雪の作業員がいたりとか、あとその敷地内の除雪作業をどうしてるかとか。
やっぱり結構その生活の中で、僕とかは東京とかに住んでるんで、あんまりその雪が積もる国の生活があんまりわからない意味からすると、なんか当然のように雪があるような生活。
共通言語が雪としてあるし、やっぱ冬はそれを乗り切るっていうことが一番重要なイシューというか生活の中でのタスクとして、日常のタスクとしてあるんだなっていうのは、なんかそれがみんなメインで喋ってるっていうよりも、話の枕とかなんだけど、なんとなくそれがすごい伝わってくるっていうのは、全体通してやっぱ思いましたかね。
そうですね、なんかわかんないですけど、たぶん絶対毎日寒いじゃないですか。
そうなんですよね。
毎日寒いけど、それでも寒いねっていうコミュニケーションなんでしょうね。それが最初の、本当に枕って言いましたけど、そういうオープンになってて、そこから始まるし、結局寒いっていうことは大変だから、大変な中お互いなんかあったら助け合おうねっていうことのお互いの示し合わせですかね、にもなってるじゃないですか。
なんかそれをすごい確かに感じるし、途中出てくる雪の子の除雪の作業員の方々の、あのなんて言うんですかね、頼れる男っぷりって言うんですか。
冬だけで夏は農家やっててっていうところで、ただ冬はもう24時間陽性があれば夜中でも除雪に出てかなきゃいけないんだっていう話の中で、そんな大変なのっていうのもあるんですけど、それをなんかね、結構あきらかんと笑いながら、
とはいえその宿舎で晩飯食べるから買いに来たんだよとか、安売りのものを買って家族にお土産で買ってこうかなとかって言ってケーキ買ってったりとか、そう快活に笑っていて、めっちゃ普通にかっこいいなってやっぱ思いましたね。
そういう20時間待機で夜も起こされてみたいなことが、いわゆるブラック労働みたいな、サラリーマン的ブラック労働とかっていうことじゃなくて、生活として必要というか、自然に対して人間がそこで住むために必要な職務としてあるみたいなことが、それはそうなんですけど別に頭で考えれば。
そういうことってあるし、そういうことがあるから、こういう人たちの生活になりたっているんだよなっていうのは改めて思いますよね。
その壮絶さがある中で、でも描かれているものは普遍的というか、本当に年のせいに家族が久々にみんなで集まりますっていうことだったりとか、
子供たちはお菓子を選ぶのに必死でとか、あとベイブレードにはまってますとか、そういうことの一つ一つはすごく聞き覚えのある、見たことがあるような光景が繰り広げられているっていうことのギャップは結構僕は新鮮に感じましたね。
地域活性化の兆し
そうですよね、でもそういう人々が来る中で軽快に軍艦マーチみたいなBGMが後ろで鳴ってるわけですよ、店内のね。すごい派手な。
なんて言えばいいんですかね。
軍艦マーチみたいなやつですよ。
一応その勾配を煽るようなね。
煽るBGMがね、歳の瀬だから早く少しでもなんか安く言いましているんで絶対にこれを買ってくださいみたいな圧のあるBGMですよね。
あのスーパーでも結構本当に謎ですよね、本当にその場所が最初冒頭言った通り秋田県との県境のところに結構あって、本当にその地域の人たちの重要な食料基地っていうのも出てたし、かと思えば横手市っていう近隣ではあるんですけど秋田の都市部のところから車で40分かけてくるんですよみたいな感じで。
いや本当ですよね。
で本当になんか謎にすごい安いじゃないですか。なんで内陸部なのに海鮮がこんな売ってるのみたいな。
いやそうなんですよね、めちゃくちゃ内陸なんですけどなんか海鮮があったりとかめちゃ大きいブロック肉があったりとか、なんかすごい不思議なスーパーでしたよね。
あれどうなってんすかね、物流持つのかなんていうか。
いやなんかわからない、それこそ車社会だからこそ多分本当にもうここが一番いいみたいなことが周知されている結果、みんなもうここに来るっていうことになってて、商店が多分普通のお店よりもすごい広いみたいな話だと思うんですよね。
そうで多分それに対していろんな需要を叶えていった結果、途中そのコミュニカレストランのシェフみたいなのも買い出しに来るじゃないですか。
めっちゃ買い出しにみんな来てませんでした。
来てました来てました。だからそういう飲食店をやる人すらもう市場としても使えるぐらいの品揃えを求められて、だんだんだんだんこうアイブロック肉とかすごい大きいものっていうのを揃え始めたんじゃないかなっていうの思いますけどね。
だからいわゆる業務スーパーってあれじゃないですか。結構激安でね。あれの経列ではないと思うんですけど、結構あれに近い品揃えの仕方だなと。
あとお客さんの。
そうですね。
なんかそれが多分この地区の中ですごい求められたんだなって本当に思うんですよね。でそれを結構わかってるから従業員の方々とかも結構朝早くから本当に仕出しとかめちゃめちゃ出して品入れしてて。
でもはやね、朝ごはんかひがわりうどんみたいなのがあったじゃないですか。
あれいいですよね。
あれね、本当にまかないの大鍋のうどんみたいなのがあって従業員だけ朝の品入れの合間に食べれますみたいな。
そういうのの特権ですよみたいに笑ってる方いらっしゃいましたけど。
ああいうのも含めてものすごいこの土地を支えているインフラの感じがすごいしましたよね。
すごいそれ思いますよね。やっぱね働いてる人もそうだし来る人もそうだし、途中インタビュー出てきますけどその岩手で最初に地図からなくなるところってね言われてるみたいななくなる街みたいな消滅可能都市みたいなやつですよね。
消滅都市みたいなので言われてるってことなんでしょうけど、そういう言われてるっていう、この絵だけ見るとですけど素振りがないぐらい混雑だし元気みんなきっと来てるしみたいな感じっていうのは、実際はね多分それがその広いところに散らばってるし、みんな食べるからここに来てるから集まってそこが一時的に見えてるってだけだろうけど、でもなんかそれを感じさせない感じはすごいありましたね。
でもなんかそれちょっと思ったんですよね。消滅可能都市って言われてるんですみたいな、最初軽に地図から消えるって言われてるんですみたいなおっしゃってて、なんか逆にそれぐらいって言ったらあれですけど、そのぐらいの方がみんななんかUターンする気になるんですかね。
それも結構あって、結構出てきた人に一回東京に出たけどとか、自分はそこの出身じゃないけど両親がここの出身でとかっていうので、まあそれこそさっき言った小民家でレストランを開いている方とか、あとそのイチゴ農家になってジェラート屋を作るとか、あとは途中ね本当にそこの製造工場に行きますけど、
マンジュー屋さんみたいなところの和菓子屋さんも、もともとは今いるオーナーっていうのはお父さんがもうちょっと亡くなる前直前に継ぐために帰ってきたとか、なんかこういう意外とみんな帰ってくるんだっていうのがあるんですけど、それがやっぱり地元だからねみたいなふるさとだからねって話をしてたんですけど、
これ地図から亡くなってしまうかもしれないっていう、その危機感がある方が人って帰ってくるのかなって見て思ったんですよね。
確かにそういうニュースがある時の方が帰ってくる動機にもなるだろうし、実際空き家とかも多いだろうから、住むのにすごくハードルが低いっていうのもありますしね、実家もあるし住むのに、移住してもちろん生活するためのコストはいろいろハードルとか高いんだけど、
別に本当のお金自体は低いというか、安く住めるみたいなっていうところはあるのかもしれないですね。
そこの光があって、皆さんも特に新しいことをチャレンジしようとしてるんですよって方も結構いて、すごくいいなと思う反面の中でやっぱりここまで雪深くて、地図上で見ても結構場所的にはすごい場所にあるなっていうところで、
ここまでさっき生活コストっていうのはありましたけど、とはいえこの雪の状況でってなるとやっぱり僕は雪国に生まれじゃないので、明らかに大変そうに見えてくるんですよね。
いや大変ですよね。
そこがどれぐらいその人たちにとっては当然なのかなっていう感覚値がやっぱりちょっと自分にはなかなか理解できないものなんだなって今回も思いました。
大変とかないんでしょうね。やっぱり慣れすぎちゃうとそういうものだからみたいな感じじゃないけど、もちろん大変は大変なんですけど、慣れ親しんじゃってるというかそういうもんだよねみたいなのにはなっている気はするんですけど、
その程度の違いなのか何なのかわかんないんですけど、今回って結構そういう今本田さんが話したみたいな東京から来ましたとか東京に1回出たんですって人ちょいちょい出てきたじゃないですか。それ言われる前にわかりませんでした?
えっ?
東京からこの人来たんだなとかっていうのってなんとなくわかりませんでした?今回の回。
今回の回見てってことですか?
見てというかその人が話し出す前に、実は東京から来たんですって言う前に東京の匂いがするっていうか雰囲気がするっていうか。
最後ら辺に出てきたバスの運転手のおじいちゃんからはその匂いは出てしなかったですけどね。
そこまで行くとしないですけどね。でも途中今の小民家のレストランのシェフとか、いわゆる小民家のレストランみたいな感じとかでそうですけど、
そういう旦那さんに先立たれてしまったおばあちゃんみたいな途中で出てくるんですけど、そういう人とかはうっすら東京の感じがするっていうか、これ言葉にするの難しいんですけど、やっぱり雪国に順応しようとしてる感じっていうか。
なんかちょっと他の人の温度感とは若干違う感じがするんですよね。これ別にここの今回の豪雪時代のスーパーっていう回だけじゃなくて、地方とか行ってもわかるんですけど、東京から来ましたとか言わなくても東京から来たんだよねっていうのをなんとなくわかる瞬間がすごい結構あるなっていうのは最近思うんですよね。
今回で言えばそれって僕はわかりやすく標準語の人だなと思ったんですけど、結構最初も豆寺かでしたっけ。
豆寺。
地域文化の探求
あとから豆寺ねえかみたいな感じで標準語にしてくれたんで、本当にこの人外国語を喋ってる人がわかるように日本語に直してくれたのかなみたいなぐらい違った、その後の喋り方違ったんですけど、っていうぐらい結構やっぱり東北の、ここ東北来たなっていう、ダンダンみたいに言ってくれるおばあちゃんって本当にいるんだって思った中で、
ちょこちょこ普通の標準語の人が出てきて、おって思ったら実は東京から帰ってきてみたいなのが話があったんで、自分は方言かなぐらいしか思わなかったんですけど。
もちろん言葉の話もあるんですけど、インタビューをちゃんと答えようとしてる感じがするんですよね。わかります?すっごいこれ、変形もあるかもしれないですけど、聞かれるじゃないですか質問に。
自分の話したいことを喋ってるみたいな感じというか、自分の世界で地元でずっと長く生きてたんですみたいな人で言うと、わりとインタビューに答えるっていうよりも自分の生活のことをとりあえず喋り始めちゃうみたいなあるじゃないですか、コミュニケーションとして。
それで会話が成り立ってるみたいなのが結構あったりするんですけど、インタビューされてちゃんとその質問に答えてるっていう感じ。会話のキャッチボールが綺麗に見えるみたいな感じが東京っぽいっていうか、一回外を異文化は、それこそ今の本田さんに言ってた方言の話じゃないですけど、一回異性人っていうか外国人っていうか異性人ぐらいだと思うんですけど、気持ち的には。
外の星の人と知り合った人にしかないその丁寧なコミュニケーションスキルみたいなものをなんかうっすら感じるんですよね。
文脈がコンテクストがすごく高くて当たり前のところで住んでるか、他の地域に住んだりしてこれって通じない人がいるんだっていうことを理解して喋ってるかみたいなところですかね。
そうですそうです。だから今回のスーパーの名前も出てきてないですけど、この後よっちゃん行くんだよとかって言うじゃないですか。よく田舎の人にインタビューしてどこ行くんですかって言うと、よっちゃんって別に誰も知らないその地方にしかないスナックなのに例えばですけどね。
よっちゃんってなんだよみたいなみんな思うけど東京から来たとか外の1回別に東京じゃなくてもいいんですけど大阪とか仙台とか大都市行ってるとそもそもよっちゃんっていう単語がスナックであることが通じないっていうことが前提として入ってるからそもそもよっちゃんって言わずにスナックに行くんですって言うんですよ。
そこが方言だとしても。だからその微妙なコンテクストの越え方っていうのが言葉に実を現れてるんじゃないかなっていうのは思うんですよね。だからこそ岩手で最初に亡くなる街なんですよとかちょっとその引いた視点でちゃんと喋れるというかそういうことはあるのかもなっていうのは思いますかね。
あとはやっぱりその端的にその移住というかその油断してきた人とかも含めてなんかこう住む場所を自分の意思で決めてるって言うとあれですけど、そういうふうに自分でこういうストーリーでここに帰ることになった住むことになったって多分解釈してるからだと思うんですよね。
たしかにそうっすね。
だからなんかそれがインタビューを受けた時に私はこういうストーリーでこう生きてきたので今ここにいますみたいなことを言いたいって言うと変ですけど聞かれても答える準備ができているみたいなところがあると思っててそれよりも地元でこう暮らしてきたっていう人の方が対してどちらかというとそういう世界で生きてないというかね。
あるがままなんですっていう明らかんとしたそのまあそれはそれですごい強さだと自分は思っていてその強さを持っているストーリーで自分を武装しなくても自分は自分でっていうものを持っているようにも感じていてそこがなんかその今山口さんが言ってたようなその文脈の高さとかにも現れていくっていうか
相手にこうどう見られるとかなんかそういうことの世界で生きてないなっていう感じはすごいしますかね。
いやそうですよねなんかそれがその多分ここに今回取材に出てきた人たちってあのなんていうとあんまり交わらない人たちも多いじゃないですか。
特にそのまあ実際になんて言うんでしょう同じ地区に住んでいるとかでも今回で言うとやっぱりこういう豪雪地帯のスーパーでまあ来たからもう40分かけてきますとかっていう人がいるような場所なんで本当このスーパーだからこそそういうなんて言うんですかねまあコミュニケーションのものもそうだけど多様さみたいなことっていうのが結構描けたんじゃないかなっていうのはこういう広いとこから来るような不思議なスーパーだからこそ描けた風景なのかなっていうのは思いますかね。
年末のスーパーの風景
これ年のせいじゃない時のしかも雪も降ってない季節のこのスーパーってどんな感じなんでしょうね。
いやそれ気になりますよね。
でもなんかこれまあ想像ですけど実は僕はですよ僕はなんか実はあんま変わんないんじゃないかなって思ったりしてます。
なんか里帰り成分みたいなのが今回よりもぐっと落ちるだけで実はあんまり今回で言うとすごい里帰りしてて家族がいっぱい来てるんですみたいな人ってもちろん一定数はいましたけどそうじゃなくて普通に買い物してる人も結構多かったじゃないですか。
だから実はあんま変わんないんじゃないかなっていうのが僕の仮説ですかね。
なんかねさっき山口さんが言ってた軍艦のマーチみたいなのも含めいろんな家族が帰ってくるみたいなのも含めそこはなんて言うんだろう。
でもやっぱそこ結構あるんじゃないかなと僕は思いましたね。
目まぐれさ。
その目まぐれさによって働いてる人とかも含めてちょっと活気があるっていうかそこがあってしかもそれと雪のギャップじゃないですか。
雪でこんなに暗くて大変そうなのに心は豊かですみたいな風に見えていてそのギャップがすごいあったのがまた季節も違ってっていうことになってくるともっと淡々とはしてそうだなって思いました。
普通に買い物して帰るみたいなね。
そうそうそうそう。人の出入りは多いがみたいな。だからよくこの時期ここでやろうっていうのを決めたよなっていうか。
それは本当企画ですよね。すごいなって思いますよね。
今年の年越しはここにしようっていうか。
本当ですよね。年末なんてそんな密着するところ山ほどあるのにこの豪雪地帯のスーパーにしようっていう決めですよね。
決めがね。
それはすごいなって思いますよね。
というところですかね。
はい。
ということで今回は以上になります。
はい。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
23:19

コメント

スクロール