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始めるを応援するポッドキャスト、STARTFM。おはようございます。起業家でラジオパーソナリティの関口舞です。
テイラー株式会社の柴田陽さんと、起業や独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。
陽さん、おはようございます。
陽さん、先日のジェイソンカラカニスさんとの対談、お疲れさまでした。
ありがとうございます。記念に残る登壇機会、ありがとうございます。FUTURE Xのザ・シードの皆さん。
素敵なイベントで、私もそれが見たいがために参加して、実際会場に見に行ったんですけど。
めちゃ人来てましたよね。
めちゃめちゃ埋まってましたね、席。大人気でしたね。
リスナーの皆さん、ついて来れていない方もいらっしゃると思うんですけど。
あの、ジェイソンカラカニス。
あの。
ジェイソンっていうのは、日本語に訳されている本を出版したことで、日本では有名だと思うんですけれども、アメリカの有名なエンジェル投資家でございます。
ウーバーとかにも投資してたり。
そうですね。有名なポートフォリオは、ウーバー、ロビンフッド、サムスタック、カーム.コム、などなど。
もともとは企業会をやっていて、いわゆる2003年とかです。
ボート.コムらへんのタイミングで、AOLに会社を売却して、その後エンジェル投資家道に入って。
あと、ポッドキャストがすごい有名で、僕がスタートFMを始めるきっかけになった、This Week in Startupっていうポッドキャストであったり、
全米No.1ビジネスポッドキャストオールインのモデレーターをやっていたりということで、非常に僕は憧れのおじさんみたいな感じで。
洋さんはJSONさんのポッドキャストのファンなんですもんね、そもそも。
めっちゃファンですよ。
だから、そんな人と一緒にイベントに出ることになってどうでした?緊張しましたか?
めっちゃ緊張しましたね。特に始まる前、JSONとせっかく喋る機会がたくさんあったのに、緊張してあんまり喋らなかった。
どんなこと?あんまり喋らなかったんですか?バックステージで何話してたのか聞きたかったんですけど。
会社のピッチとかしようと思ってたり、ポッドキャストの宣伝しようと思ってたんですけど、あんまりうまくできなかった。
TwitterでDMしましょうよ。
日本のスタートアップポッドキャストの中では3番目ぐらいによく聞かれてるんですよって言ったら、なんで1位じゃないんだって聞かれました。
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マジですか?3番でも褒めてくださいよ。
Why not No.1って聞かれました。
もうすぐですって言っとけばね。
会場にいらっしゃらなかった方もたくさんいると思うので、どんなことを話してたかをご紹介できたらと思うんですけど。
どんなスタートアップだったら投資をして、どんなスタートアップだったら投資をしないかみたいな、すごいわかりやすいテーマのスライドを20分ぐらい話してくれて、
例えばこういうスタートアップは投資するっていうあるなしクイズみたいな感じで、シリアルチームとか、パウンダーウィズエキジットとか、
以下の4つのビジネスモデルに当てはまること、サース、コンシューマーサブスクリプション、マーケットプレス、フィンテックみたいなとか、2倍成長しているとか。
逆にこういうのには投資しませんよみたいな、プロダクトがないとか、売り合い権がまだないとか、VCがついていないとか、USのカスタマがいないとか、いろいろそういう感じで20個ぐらい喋って、
それ自体はすごく素直な率直なことを言ってくれていて、そうだよなと思って聞いていました。
その後インタビューみたいな感じで会場の質問だったり、僕から3、4問質問させていただいたりみたいな感じの式次第でした。
その質問はどんなことを聞いてどんな答えが返ってきたのか教えてもらっていいですか。
何か覚えてるやつあります?
私がよく覚えてるのは、洋さんとの対談部分というよりも、エグジットが1倍でもいいからみたいなことをおっしゃってたような気がしていて、そこが結構印象的。
そうだね、確かに日本だとちょっと違うのかもね。こういうスタートアップなら投資するっていうくだりで、ファウンダーウィズエグジットエクスペリエンスみたいなクライテリアが1個あって、それで1倍でもいいんだって、とりあえずエグジットしたことがあることが大事なんだ。
なぜなら8割の人は失敗するんだからみたいなことを言ってて、それはそうなんだって思いますよね。
そうですよね、結構その視点は面白いなと思いました。
背景として、やっぱりUSってすごい多産多士かつハイリスクハイリターンなプロファイルなので、実はその1倍でも投資家にリターンを返せるって、8割がゼロになっちゃうってことを考えると、その2割には入ってるっていう意味で、損はさせてないわけだからね、もう1回投資するに値するっていうことなんでしょうね。
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そういうことですよね。
洋産的に印象的だったのってどんな部分ですか。
僕が印象的だったのは、ちょっと秩序応答とかに関係ないんですけど、これを言うと幻滅しちゃう人もいるかもしれないんですけど、すごく日本はすごい国だみたいなこと言ってたじゃないですか。
めっちゃ言ってくれてましたね。
で、やっぱり彼のセールスマンシップってすごくて、その後イベントの会社の方がインタビューを録画で、ビデオで撮って、おそらく今後の宣伝に使うためにインタビューをテレビ、カメラで撮るっていうくだりがあって、そこでちょっと見てたんですけど、今日のイベントどう思いましたかみたいなときに。
いやー最高だったよみたいな。
さっき外にアイスクリーム食べに行ったんだけど、すごくこのイベントに来たいっていう人が外をうろうろしていて、僕に声かけてきて、3人ぐらい無理やり連れてきちゃったみたいなこと言ってて。
そんなわけあるかよ。
いやー本当にタレント性というかがすごいですよね。
リップサービスタリア。実は一応彼のディフェンスのために言っておくと、ジェイソンのファンが多分会社の外にうろついてたんですよ。そのイベントは招待制のイベントだったので、ただジェイソンのファンがいて、ジェイソンの声かけられて、それをあたかもイベントに来たかった人、実際嘘ではないと思うんですけど。
っていうふうに表現したんだと思うんですけど、パッとこのインタビューのマイクを向けられて、それを答えられる、これすげえなと思って。
いやーすごいですよね。
なかなかここまでリップサービスできる日本人はいないですよね。
もうすごかったですもんね。なんか日本人はとても素晴らしい新しいテクノロジーを試すのが好きな人が多いとか、何かいろいろ。
ソニーの話とかね。
ニセコニってどうのとか、すごいおいしいものを食べてパンケーキがどうなのをめちゃめちゃ褒めてくれて。
そうですよね。あれみんな嬉しいですよね。
これたぶん嬉しくなっちゃって、私ジェンソンさんのツイッター見に行っちゃいましたもん。
めっちゃ日本堪能してて嬉しくなっちゃって、こうやって日本人心をくすぐるのが上手いなと。
いやーすごいですよね。やっぱりさすがに彼のツイッターのプロフィールがThe World Greatest Moderatorって書いてあるんですけど、
オールインポッドキャストでそういう役回りなので、世界最高の司会者っていう意味だと思うんですけど。
そういえばジェンソンがバックステージの雑談の時に言ってたんですけど、
This Week in Startupってフランチャイズやってるんですね。
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オーストラリア版があって。
そうなんですね。
This Week in Startupオーストラリアってのがあって、だから彼がやってるポッドキャストの番組名を勘したやつで、
それどう日本でやったらみたいなこと言ってましたよ。
あれ?
いや忙しいんでいいですって言ったんですけど。
のれんわけみたいな感じで。
そうそうそうそう。ちゃんと細かいスキームを話し切りましたよ。
スポンサーシップ20%くれればいいよみたいな。
あら、どなたか。
どなたかはい。僕以上にジェンソンファンがいればぜひやってみてください。
じゃあちょっと今度このスタートFMも1位になったら、ジェンソンさんにちょっとDMして1位になったよって言って。
いいよ、やんなくて。スポンサーとかいらないから。
いやスポンサーいらないですけど、なんかジェンソンさんと洋さんがね、This Week in Startupに洋さんが出たりとかしてほしいじゃないですか。
ね、頑張ります。
そんなこんななイベントだったわけですけれども、先日のWeWorkってどうよって話を先日したじゃないですか。
あの時に洋さんがテイラーの組織作りでリモートならではの工夫をしてる的な話をしてたと思ってて、それについて聞きたいなと思ってるんですけど。
そうですね、いいですよ。
はい、ぜひぜひお願いします。
そうですね、工夫してること。
まず前回のエピソードでも話したかもしれないんですけど、WeWorkのオールアクセスパスを配っているので、みんな自分の家に近いというか自分が好きなWeWorkにチェックインして使えるような感じにしておりますと。
一方で竹芝のWeWorkをベースというか固定席をそこで借りておりますという感じで、
全社が集まるときはそこに集めるような形にしています。
ちなみに当社で人気のあるWeWorkは渋谷スクランブルと、アイスキューブっていう表参道かなんかにあるやつと、
あそこいいですよね。
あとは結構最近やっぱり東側に住んでる人多いので、あの辺の日本橋とかあの辺のやつ。
が結構利用者数として多いかなと思って見ています。
はい、なるほど。なんか集まったり、前あの記事でテイラーさんの方々がわざわざ集まる日みたいなのを設けてるのを見たんですけど。
そうですね。なんかもともとリモートにしようと思ったのは、僕も共同創業者のCTOも比較的都心から離れたところに住んでいることと、
あとUS進出することが分かってたので、結局のところ一拠点にはできないので、
ならば最初からもうリモートにしちゃおうってことで、地域関係なく採用しておりましたと。
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リモートだと色々困ることあると思うんですけど、大きくかけると二つあるかなと思っていて、
より因数分解していくと、同期的な時間が欲しいっていうニーズと、
要するにスラックとかWikiのコミュニケーションって非同期的じゃないですか。
リアルタイムに相手がいなくても書き込んでおいたら向こうのタイミングで返信があってみたいな感じで。
いわゆるテレビ会議とか電話とかって同期的なコミュニケーションじゃないですか。
同期的なコミュニケーションが便利な時は当然色々あると思うんですよね。
例えば101を非同期でやるとかって結構難しかったりすると思うし、
より込み入った議論をするみたいな時に非同期だと結構難しかったり、
あとは文脈が厚めのコンテキストが厚めの状況とか。
それは基本的にはオンライン会議にしましょうっていうふうにしております。
集まるとコストが高いのでそうしていて。
もう一個リモートだと困ることとしては、
なんとなく寂しさというか人肌恋しい的な状況にどう対処するかっていう問題があって、
これを定期的にカンパニーギャザリングを設けて、
そこで完全に業務じゃなくて、
ここで全社戦略の話とかしたりするケースが多いと思うんですけど、
そういうのは全くそういうスコープではなく、仲良くなることに全振りしたコンテンツにしていて。
すごい仲良しの時間。
そうですね、どちらかというとプライベート業務、
どういう仕事をしてるんですかって話というよりは、
どういう人なんだろうみたいなところに焦点が当たるような形にしているっていう枠を作って、
そこで中退を強めるみたいな。
そのコンテンツというかどういうふうにやってるんですか?
いろいろありますよ。フルーツバスケットみたいなやったときもあるし。
フルーツバスケット?
マンカンファレンスみたいなやつやったこともあるし。
これは出荷作業も含めていろいろですね。
あと採用して会社の雰囲気を知りたいっていうときに、
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そこに候補者の方を呼ぶっていうこともやっています。
過去にはイベントに来た人が100発100抽で全員採用されたみたいなこともありました。
よっぽどいい雰囲気というか素敵なイベントなんですね。
これやっぱりポイントとしては、切り分けるっていうのはすごい大事だと思っていて、
ネットワーキングということと、実際そのコンテンツというか中身の話を。
中身の話自体は正直、物理的に集まってやらなくてもオンラインでできるので、
同じ日に午前中前者会議みたいな、今後の1年の計画ですみたいなやつをやって、
夕方、午後はオフラインで集まるみたいな構成になっていることもあります。
オフラインでやることは誰がどうやって考えているんですか?
変わる番号に係りを立ててという感じですかね。
気になるな、どんなことを話しているんだろう。
これとは別に社内ポッドキャストがあって、それも人のB面をお知らせしましょうというコンセプトで、
自己紹介というかインタビューなんですけど、社員紹介の。
ただ業務とか経歴の話はしないというルールで。
すごい、じゃあ逆に何の話をするんでしょう。
逆に困っちゃいますよね。猫を飼ってますとかそういうことですかね。
ここがちょっといろんな質問があるんです。
あ、あれに近いですね。昔このポッドキャストでも柴田陽に聞く何とかの質問みたいなやつやってたじゃないですか。
あ、やりましたね。
あなた最後のディナーだったら誰と食べたいですかね。
そうですよね、なんとかさんとかっていう知り合いのお友達を挙げていましてね。
ああいうやつです。
ああ、そういうことですね。陽さん何の話したんですか。
覚えてないです。
なんか結構そういう仲良くする時間を作るとかはすごくいい工夫だなと思うんですけど、
それ以外にリモートならではのやってる工夫って何かありますか。
本当はできるだけ、いわゆる世間でいうところの心理的安全性って呼ばれてることを
リモートならではのやってる工夫って何かありますか。
本当はできるだけ、いわゆる世間でいうところの心理的安全性って呼ばれてることを
つまり何か聞きたいって思ったときに聞けないみたいなところをどう克服するかっていうことは
よく社内の仲良くなる施策に回収されることが多いと思うんですけど、そういう問題って。
なるほど。
だから僕、当社としてはそういう仲良くなる施策に回収されることが多いと思うんですけど、
なるほど。
だから僕、当社としてはそれにできるだけ抗いたくて、
つまり人間の同士の仲の良さっていうこととは独立したものとして、
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質問があったときに気軽に聞けるとかっていうことを実現したいなと思っています。
逆に言うと、仲良くなるのって何のためなのかっていうと、
単純に楽しさのためなので、正直会社の規模がある一定大きくなって、
例えば社内のサークル活動とかそういうのがどんどん流行っていけば、
なくなってもいいかなと思っています。会社としての交流促進施策って。
なるほど、なるほど。
僕の会社の役割に対する価値観としては、
もちろん会社の中で友達作るのってあったら楽しいし大事なことだと思うんですけど、
別に会社がそれをお膳立てしてあげる必要はないよねって思っていて。
別に出会い系サイトじゃないんで。
まあまあ、それはそうですね。
仲良くなるかならないかって自分の問題でしょって思っていて。
もちろんきっかけとか作りやすいようなフォーマットを作ることは大事だと思うんですけど、
あえて会社が社員同士の仲の良さを気にかける必要っていうのは基本的にはないんじゃないかと思っていて。
会社で友達作りたい人もいるだろうし、別に友達は足りてるから別に会社で作る必要がない人もいるだろうし。
そうですよね。
そこを会社のパフォーマンスに影響するような組織は、僕は基本は弱い組織だと思って。
理想状態は、いかにしてそこの社員同士の仲の良さみたいなパラメーターと
仕事のやりやすさとか働きやすさみたいなところを
分離できるかっていうのが気をつけて考えているところです。
なるほど。
心理的安全性の高さとか気軽に聞きやすさとかっていうののために仲良しの話とは別で工夫してることってあるんですか?
やっぱりできるだけコンテキストがいらないようにしていくってことに尽きると思うんですけど、
全部書き出して誰でもそれさえ読めばできるようにするっていうのにしていくっていうのがまず一番大事だと思います。
それ以外には、例えば
前ご紹介したGitLabもやってましたもんね。
そうですね。
あとはフィードバックとかのスキルを高めていく。
いかに機動的にやりやすいかっていうのが一番大事だと思います。
フィードバックとかのスキルを高めていく。いかに非動機的にリモートで働けるかってある種のスキルだと思うので、
そのスキルを高めていこうという方針です。
なるほど。そこのスキルを近年高めたい人というかみんな会社も高めたいと思ってると思うんですけど、
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昨今リモートワークをする上でのリモートワークスキルみたいなところって、
みんな個人個人も高めたいと思ってるし、組織も高めたいと皆さん考えてると思うんですけど、
どうやって高めたらいいんですかね。
いや、わかんないですね。
ね。
これを正解みたいなのを突き止めるのに、
社会全体としては15年とか20年くらいかかるかなというふうには思っていて、
だから逆に言うと、あまり短期的に正解不正解を決めないということが大事なんじゃないかなと思っています。
なるほど。
なんでその時間軸が出てきたかというと、今の働き方って基本的には工場、
フォード的なイメージにおける工場における働き方革命の延長線上にあるんだと思うんですよね。
例えばフォードの発明で、例えばですけど、始業時間が決まっている。
9時なら9時にベルトコンベアが動き始めますみたいな。
じゃあ9時に調令しましょうみたいな。
日本の企業でそういう会社あると思うんですけど、
それって工場がそれの源流なんですよね。
農業だったらそんなこと絶対必要ないので、
確かに。
その天候によって働かなきゃいけない時間って全然違うので、
嵐になりそうだったら何時でも畑に行かなきゃいけないし、
逆に特に今日行かなくていいんだったら行かなくていいっていう感じなんで、
そういう社会とベルトコンベアで駆動される社会って
働き方自体が違うんですよね。
それが何かオフィスワークメインになっても
基本的にはそれを引きずった人事制度であったり、
働き方になっていて、それはすごく経路依存的というか、
これまでのいろんな部分がそれに最適化されて作られているので、
とある一部だけ変えようとしてもなかなかうまくいかないっていう。
形になっていて、それがリモートワークだったり、
世界中から人を採用するっていうことだったり
っていうことによってが可能になったので、
それに立脚した組織っていうのがいくつか実験的に作られ始めていて、
コロナでそれがより増えたと思うんですけど、
そうするとそれに最適化されて模索されていくのって
すごい時間かかると思うんですよね。
だからすぐにはわからないだろうなと思っているし、
逆にフォード的な体制における正解っていうのは全く持って、
適応できるかどうかっていうのはわからないかなと思って、
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っていうつもりではやってはいます。
みんなどこの会社も試行錯誤中っていう形だったりするかと思うんですけど、
今日いろいろ教えていただいたんですけど、
リスナーの方でもうちの会社こういうのやってるよとかあれば、
ぜひ教えていただければと思います。
ありがとうございます。
スタートFMではあなたからの質問やメッセージを募集しています。
ポッドキャストの概要欄から送ってください。
そして最後まで聞いてくださったそこのあなた、
チャンネル登録、高評価よろしくお願いします。
今回も聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは素敵な1日をお過ごしください。