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はじめるを応援するポッドキャスト、STARTFM。おはようございます。起業家で東京FMパーソナリティの関口舞です。
連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽さんと、起業や独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。
今日は、スモールM&Aについて語ります。それではお楽しみください。陽さん、おはようございます。
おはようございます。
年明けに配信したトレンド予想の回があったじゃないですか。
あの中のスモールM&Aの話が反響ありましたね。
あると思いました。
そうなんですよ。やっぱり反響いただけてすごい嬉しいんですけれども、こんなお便りが届きました。
ラジオネームラクダさん。
ポッドキャストを拝聴し、スモールM&Aに関して質問があるのですが、興味があるのですが、事例やツイッターアカウントなどの情報を教えていただけないでしょうか。どうぞよろしくお願いします。ということでね。
なのでこれにお答えして、今日はスモールM&Aの回にしたいと思います。
ありがとうございます。質問いただきまして。
ちゃんとエピソード欄でご紹介すべきでしたね。ツイッターアカウントとかね。すみませんね。
確かにね、ここでちょっと深掘りしていけたらと思うんですけど、そもそも前回ちょっと聞いてない方もいると思うので、スモールM&Aとは何か改めて一言で解説をお願いします。
そうですね。小規模のM&A買収。買収してターンアラウンド業績を改善して売却するなり、持っておくなりということが流行るんじゃないかなっていうのを年末に年明けのエピソードとして予想しました。
量産的に2022年ますます増えていくであろうトレンドであるスモールM&Aですけれども、早速このご質問にある通りの、洋さんがウォッチしているというこれ系のツイッターアカウントを教えていただきたいんですけれども。
そうですね。一番面白いやつが今作ったまとめのやつです。
今ね拝見しておりますけれどもね、後ほどこれ概要欄にもリンクを貼っておきますので、皆さんご覧いただければと思います。
この人とのやり取りでフォローを広げていくことが可能なので、この人をまずは読むのがいいんじゃないかと思います。
いいですね。こちら皆さんに向けて一回読み上げたいと思いますが、まさかのアカウント名土直球、霊災企業買収さん。
全部漢字ね。
そう、というアカウント名でございます。ちょっと特徴的なツイートを読み上げますね。
ノートに質問多いので回答。一連のIT化施策は独裁系サイコパストップダウン環境で実行したので障壁は存在しませんでした。
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既存のバックオフィス従業員は配置転換やスキルアップ支援を実施しましたが全て退職。DXはトップダウン必須、無欠革命は無理というのがやってみての感想です。
そうですね。これなんかノートだっけかな?ノートかな?
ノートかハテブかなんかの長文のやつを書いて、それをツイッターに上げて、ちょっとこの今のツイートが一番バズってたやつですね。無欠革命無理とか独裁系サイコパストップダウンとかっていう面白いワードが入っているのでバズったという感じです。
つまりはサイコパストップダウンでやったけど、それ自体は試作はできたんだけど、バックオフィスの人はみんな辞めちゃいましたで、血は流れますっていう話ですね。
それに対する他の方の反応も面白くてですね、これTogetherに書いてあるんですけど、コンサルで入っている地方企業にスラックを導入したら4名退社しました。実はです。
そうやってね、いろいろ今までの働き方を変えられてすごく嫌だった人がいらっしゃったということなのか、どんな理由だったのかちょっとよくわかんないですが。
あとまた別の方ですね。DXを押し進めて営業利益2.5倍。週給3日を導入したこの企業も社員の半分が辞めてるんですよね。
DXをやるには断行する強い心が必要ですと。でこちらは鳥取県の不動産企業のことを指しているツイートでございます。
社員の半分辞めたから営業利益2.5倍になったんじゃないか説はありますけど。
そういう意味ではね、ある種、そうですね、断行する強い心が必要というのはそういうことも含めて言ってるのかもしれませんけれども、
これ見てるといろんな苦労がありそうで、めっちゃメンタルが強くないと大変な世界だなと思いましたけれども、どう思いますか。
そうなんじゃないですか。それはだってM&Aするっていうことは現状を変えるということなので、ほぼ8割くらいの人って現状を変えたくないので、現状を変えようとすると抵抗されるというのは、規模を問わずというか、むしろ小さい企業の方が辞めちゃったりする人って多いのかなというふうに思いますね。
正直、辞めてもらった方が辞めないでしがみつかれるより100倍くらいいいんですけどね。
その方がお互いにとって、その人たちも気に入った会社で働いた方がいいと思いますし。
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みたいなサイコパス発言をできないとやってられないと思います。
いや、今別にサイコパスじゃないですよ。いい人生にした方がいいので、別に嫌だったら辞めた方がいいと。
これは私、あれですよ、人の会社だから言えるけど、自分の会社だったらこんなことはなかなか言えませんけれども、
わかりやすい事例とかってありますか?
この霊災企業買収さんのノートが一番わかりやすい、典型的かなと思っていて、
ここに書いてあるんですけど、この会社自体は、多分この人も特に何の会社がいいとかってこだわってなくて、
単に小さい会社を買ってターンアラウンドしてみたいやすかったから、それにしたみたいな形で、
なるほど。
スモールエイムアンダーサイトって結構今たくさん出てて、この人はトランビっていうサービスをあげてるんですけれども、
それ以外にもいろいろありますよね。
クラウド、MAとか、ビズリーチがやってるやつとかいろいろあるんですけれども、そういうのでたくさん出てるんですよ。
業界特化型も結構あって、介護施設だけ載ってるやつとか、サイトだけ載ってるやつとか、そこで安いのを探してくるっていう感じを淡々とこの人はやったっていう感じですね。
なるほど。
どんな業種かっていうのは書いてないんですけど、おそらく製造業的な、下請け的な製造業、中間材を作ってる会社かなと思いますね。
川崎か、房総か、北関東あたりにあるんじゃないかなっていうふうに、なんとなく勘的には思います。
そこがどうなったんでしょうか。
そこをなのでDXしていって、どんどん紙でやってるやつをスプレッドシートとかにしていったら全員辞めたっていう、そういう話。
それの結末がそれってことですね。
この人自体はDX化について記載しているので、このDX化っていうかIT化ってこの人も書いてるんですけども、結構プリミティブな話で、
なんですかね、例えばB2Bなので特定の人からの注文が多いわけなんです。特定の決まった会社から定期的に注文が舞い込む感じなんですけど、その注文自体が電話とかファックスですらなくて、
フラッと店頭に取引先のおじいちゃんが現れて、じゃあ来週までこれとこれとこれ、こんくらいの数量ください、じゃあねって言って帰っていくみたいな。
そういうその次元でのからのデジタル化みたいなことが書いてあって、すごいなかなか楽しい感じですね。
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それは面白いですね。ぜひ詳細はノートをご覧いただければと思います。
洋さんだったら、どんな会社を買って、どう変えてみたいですか?
なるほど、このスモールMAってどのぐらいのスモールさを指すのかっていうのは結構幅があると思うんですけれども、前回のエピソードでも言った通り、数百万から数千万ぐらい、あるいは2、3億ぐらいまでっていうイメージだと仮にしましょうと。
そうすると従業員がいても数十人、30人とかなのかなっていうふうに思います。
そうすると結構一人一人の俗人性にかなり頼った営業活動をしていると考えられるので、30人だとあんまり形式化されていないっていうスケール前の状態なので正直。
そうすると、あんまり誰々さんが抜けちゃうともう回りませんみたいな世界はきついなっていうふうに思うので、スタートアップと逆でコモディティっぽいやつの方がむしろいいかなっていうふうに思います。
なので、本当に世界に一社しかありませんとかって逆に難しいと思うので、買ってその後なんちゃらするのかですね。
むしろ地域に数社あるけど長年ある程度のシェアを維持してきているみたいな、そういうやつの方がむしろある種どんぐりの性比べ状態になっているという前提に立つと、
文外観の人が買ってもロジカルに考えて頑張ればなんとかなる可能性みたいな結構高そうだなっていうふうに思うので、ちょっと特殊なやつは嫌だなっていうふうに思います。
なるほど。何屋さんなんでしょうね、例えば。
なので結構フィジカルなものが多いと思いますよ。デジタル系はウィナーテックスウォールになりやすいし、俗人説すごく高くなりやすいので、何でしょう、例えば何でもいいですけど足場を組む会社みたいな、コミュニティじゃないですか。
地域に何社が多分あって、繋がりとかそういうのでなされていたり、あと本当にパン屋さんとかそういうのも、パン屋もコミュニティですよね。正確に言うと地域におけるニッチみたいなことだと思うんですけど、
つまり証券人口が一定数あると、例えば一定数ハイエンドというか、例えばクロワッサンにめちゃくちゃ強いパン屋みたいなのに対する需要って存在すると思うんですよ。
そこで数年、数年じゃないな、十数年とか20年とかやってますみたいなところで言うと、かなり固定客もついてるだろうし、別に新しくそこにクロワッサンが参入してくるってことも考えづらいので、
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適正な価格で買って適正に運営すれば、適正な利益が出るんじゃないかっていう感じはしますけど。
いいですね。他に何か買いたい会社のやりたい変化の特徴ってあります?
そう言われて考えてみたんですけど、今言ったパン屋さんとか芝屋さんとかボーリング長さんの会社とか、別に施工ペンキ屋さんとか何でもいいんですけど、
そういう地域ニッチみたいな会社さんだと、やっぱり売り上げの天井っていうのが自ずと決まっちゃってると思うので、それを超えようとするとものすごい特殊な差別が必要になるっていう世界観になっていて、
逆に証券を超えない限りはそこに対する優位性がちゃんと強く、新規参入を許さないだけの参入所得があるっていう感じの構造になってるかなって思うので、
一社だけやったんだとあんまり規模感が出ないかなと思うので、どの地域でやっても同じような手法を適用していくと同じように改善できるものみたいなのがいいかなと。
なるほどなるほど。横展開というか。
富山和彦さんの会社がやってるバス会社とかが典型的かなと思うんですけど、地方のバス会社ばっかりターナーラウンドしてる。ばっかりってわけじゃないと思うけど、比較的そういうのは多いと思うんですけど、
あれとかが典型的に地域のニッチ独占になってるので、同じことをやれば同じだけ改善して、参入もないし、横スケール可能みたいな。
その方が夢がある。
そうじゃないと思うんですけど、日本に一社しかないところだと、そこで頑張ってやっても横スケールしにくいので、天井になっちゃうかなっていうふうに思うかなってちょっと思いますけど。
なるほど。なんか組織とかこうしたいみたいなあります?
今の横スケールの話をするのであれば、せっかくやるんだから、そういう地方である必要はないのか、その中小企業の中小企業版のプロ経営者みたいなものが育成されていく仕組みにできるといいかなと思って、
さっきの零細企業買収さんのツイッターを読んでると、なんとなく雰囲気わかると思うんですけど、結構、なんだろうな、一回うまくいくと、わりとイモズル式にこの案件もやってくれって言われたり、教えてくれっていう人が現れたりっていう感じでつながりがふわーっとできていって、
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ナレージがシェアされていったりっていう感じがなんとなく伺えたので、せっかくだから一人でターンアラウンドしないで先輩後輩みたいな感じでOJTみたいにやって、途中でバトンタッチするみたいにして。
いいですね。
一回先輩についてターンアラウンドの最初の1年は先輩がやって、あとの3年は自分でやってみて、できたら今度また一人入れてバトンタッチしていってっていう、そういうふうに自主つなぎ的に人材育成していけると、
中小企業版のプロ経営者みたいなのが自動的に育成されていくような仕組みになるんじゃないかという妄想をしていました。
いいですね。実際それやってみたい人たくさんいると思うんですけれども、ここで実際に会社を買ってよくしてみたいと思っているリスナーさんに向けて具体的にどうしたらいいか教えてもらえますかね。
いや全然わかんないんですけど、たぶん2つの種類の人と知り合いになっている必要があるかなと思って、結構売ってもらうのすごい難しいと思うんですよ。
そもそもそこですよね。
やっぱり売る方も無責任な人に売れないし、しっかり舵取りしてくれる人じゃないといけないと思うので、結局個人で買うのってものすごいハードル高いと思うんですよね。
唯一あるとすれば、すでに個人として実績がある人の紹介みたいな感じで、これは僕の射程だから大丈夫ですみたいにしてもらう。
ある種、不動産業界とかと似てるなと思って、まず物件をいかに引き当てるかっていうのがすごく重要ですと。どうしてもダメな物件買ってもしょうがないじゃないですか。どうしようもないじゃないですか。
それは基本的には個人についてるんだけれども、個人が集まって会社化されてるみたいなところがあって、不動産も多分そこでのし上がろうと思ったら、誰かいい人を見つけてくっついていくか、会社に入ってそこの会社出身ですっていうブランドでやっていくかもどっちかだと思うんですけど、
そういう感じにスモールMAもなってそうだなというふうに思いましたと。やったことある人で、プラスやっぱりそのある程度お金の当てがないと売ってもらえないと思うので、そもそも多分そのディールが流れてこないと思うので、これも不動産と同じで、お金ない人にいい不動産の情報ってこないじゃないですか。
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むしろその何十件も持ってて、もうこれ以上いらないよっていう人に、なんかこれどうですかってくるっていう、そういう構造になってると思うので、本当に最初の1件買うのってすごい難しいし、それでいいもの買うってすごい難しいかったりすると思うので、お金禁止っていうと思うんですけど、そのお金出してくれる、出してみたいな人、その2つの知り合いがまずは必要かなと思います。
確かに。
そんなのいないよっていう人がたくさんいると思うんですけれども、最近僕の友達なんかもやってるんですが、このスモールMA版のスカウトファンドみたいなのがちらほらあるかなと思っていて。
そうなんですか。
そうですね。なので、ターナーラウンダー募集みたいなしてるところが結構あって、もちろん自分でやるよりはリスクリターンがちょっと縮小されてると思うんですけれども、その代わりリスクも縮小されてるので、そこで1個やってみてっていうキャリアは可能なんじゃないかなと。
スカウトファンドの人のおめがねにかなえば。
まずはそういう人も探していくってことですね。
そうですね。そういう意味ではVCとかも一緒ですよね。若者で1号ファンドをやりたかったら、誰かそういうVCでいうとインキュベートファンドみたいなところに弟子入りして、自分で自分のアロケーションをもらってみたいな感じで。
当格を表していくみたいなのが割と典型的なキャリアだと思うんですけど、そういう仕組みが最近スモールMA業界にも出てきつつあるんじゃないかなというふうに思っています。
なのでぜひ皆さん、アカウントをフォローしてみたり、いろいろ調べてみたりして、そこにぜひたどり着き、実際にやってみていただけたらと思います。
スタートFMではあなたからの質問やメッセージを募集しています。
ポッドキャストの概要欄から送ってください。
そして最後まで聞いてくださったそこのあなた、チャンネル登録・高評価よろしくお願いします。
今回も聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは素敵な1日をお過ごしください。