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2022-07-04 18:18

YC特集-05: YC選考プロセス(Part2)「インタビュー」

Mai
Mai
Host

通常より短くタイムリーなYC特集をお伝えしています。

その5

  • YCの選考面接はどんな感じ?
  • 実際に聞かれる質問は
  • 面接でやってはいけないこと
  • 参加してみての感想は?

START/FMは、"はじめる"を応援するPodcastです!連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽と、起業家でラジオパーソナリティの関口舞が一緒にお届けします。

番組への質問はこちらからお寄せください。番組ハッシュタグ #STARTFM で感想お待ちしています!

00:07
さあ、本日はですね、ついにめちゃめちゃ前から気になっていた、YCの選考プロセスにおけるインタビュー、面接ですね、について深掘りして聞いていきたいと思うんですけど。
はい、洗いざらい、洗いざらい、しゃべります。
洗いざらい、これはね、ぜひYCにね、いずれ応募したいと思っている方は、もう超必見。
出力ですね、はい。
うーん、どんな感じでしたでしょうか?
はい、そもそもですね、まず10分って言われ、これは公式に書いてあるんですけど、インタビューは10分間です、書いてあります。
えー、10分しかない。
はい、僕らの場合、で、応募の締切、僕らの場合で言うと3月25日かな、が締切だったんですけど、で、もしインタビューに呼ばれなければ、あなたは書類選考不合格です。
インタビューに呼ばれる場合は、えっと、メールがあるのでお待ちください。
っていう、そもそもまあそういう感じのスタンスで進められているので、ある日インタビューできますか?っていうメールが届きます。
僕らの場合だと、5月1日かなんかに、えっと、5月3日でインタビューをすることに決まりました。
では、以下のリンクからインタビューできるスロットを選んでください。時間の変更は受け付けません。っていうメールを受け取りました。
うわー、それ来たときめちゃめちゃ嬉しかったですよね。
そうですね。はい。で、えっと、ちょっとまあ5月3日で連休なんですけど、日本は。
朝、日本時間は朝6時のスロットが空いてたんで、そこをブックしました。その時点でもう6時から6時10分みたいな感じに書いてあるんで、もう10分間しかないってことがわかります。
で、Zoomでファウンダー、YCの定義によると10%以上株式を持っている人のみがファウンダーとして認められるので、ファウンダーだけが参加できますと。
で、えっと、普通の日本のベンチャーキャピタリーのピッチってまあ10分ってことはそもそもないと思うんですけど、10分だったとしても5分間ピッチして5分でQ&Aみたいになるのがまあ日本的なお作法だと普通だと思うんですけど。
はい。えっと、こういう構造になっておりません。で、えっと、一言でテイラーって何か説明して?ってまず言われます。
これは多分みんなそう言われてると思います。あのオフィシャルのドキュメントにもそういうふうに書いてある。
なるほど。
で、えっと、一言でこうですって言うじゃないですか。
うんうん。
そうすると、えっと、その瞬間から質問がひたすら飛んでくる感じになります。
あ、そうなんですね。最初に一旦全部説明してからってわけじゃないってことですね。
そうですね。まずそもそもスライドとかは、えっと、画面共有とかさせてくれる暇を与えられないので。
あ、じゃあもう口頭だけで。
はい。もう完全に10分しかないんで、そもそもプレゼンしてる暇もないと思うんですけど。
うわー。
まあどういうサービスなの?って聞かれて、えっと、こうこうこうですって答えるじゃないですか。
03:02
そうすると、例えば、なんでそれがユーザーにとって必要なの?みたいな感じで聞かれますと。
すごいカジュアルな感じで、あの、トーンとしては今みたいな感じで、どうしてそれが必要なんですか?
で、それをまたバーっとベラベラベラって1分ぐらいで答えるじゃないですか。
うんうん。
で、そうすると、例えば、なんかその答えづらい質問が結構来て、え、じゃあなんでそれって今まだ存在してないんですか?
で、まあこうこうこうこうこういうふうに、えー、まあ例えば共合はこういうふうなインセンティブがあるからできないんだと思いますとかで答えるじゃないですか。
はい。
どうしてそう思ったんですか?って。
あー。
で、このエピソード的なものを聞いてきたり。
ひぃー。
あとはその、え、本当に具体的にどういうふうに使われてるんですか?とか。
じゃあどのぐらい使ってるんですか?とか。
まあそういう感じのことを聞いてきますと。
で、な、なんでじゃあそういうビジネスモデルって存在してないんですか?とか。
うーん、確かにそうですね。
どうして、どうしてそのユーザーが一番いいと思ってるんですか?他のユーザーでも良くない、他のユーザーに提供しても良くないですか?みたいなとか。
うーん。
なんかそういう感じのことが聞かれますと。
答えづら。
そう、なんかちょっと意地悪い質問みたいな。
まあ意地悪いっていうかまあ当たり前っちゃ当たり前なんですけどね。
まあそれはそうですね。
え、なんで?みたいな感じの。
まあこれ面接だったら完全に圧迫面接って呼ばれるジャンルに入ると思うんですけど。
うわー。
はい、そういう感じのものがまあ10分間続いて。
で、向こうの参加者はですね、2人、パートナーとその、パートナー2人が参加しますと。
なので2人が自分が聞いてないアングルを聞いてくるみたいな感じですね。
うーん。聞かれる内容は割と事前に知らされてるんですか?
あ、そうですね。YCの公式のブログにこんなことが聞かれるかもよって書いてあって。
まあでもそこに書いてあることをあらかじめ読んでおいてこれに対して答えを用意しておくのは一つ攻略法としてはあるんですけれども。
ただなんかまあいずれも用意しなくても答えられるようなマーケットで、
例えばその市場ってどのくらい大きいんですか?とか。
まあなんでそのアイディアを選んだんですか?とか。
まあそのファウンダー2人いるけどどっちが何を担当してるの?とか。
まあそういうことがそのブログに書いてある質問例としてはそういう感じのことが書いてあるんで。
まあ別にこれは知ってて当たり前というか真面目にビジネス考えていれば経験していることだと思うので。
まあ準備した方がいいに越したことはないんですけども。
なんかその何ですかね別に勉強するってほどのことではないです。
むしろその何なんですか心構え的な意味で練習した方が多分あたふたならないかなっていう感じはします。
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それなんかズバズバ聞いてくるっぽい感じですけどなんか決してそのなんか怖いあの高圧的な雰囲気ってわけではない?カジュアルな。
全然はいあの別に偉そうだったりはしないので。
カジュアルに普通に淡々といろいろ聞いてくる。
なるほどなるほどこれでもまあ10分やってそしたらまあその選考結果はまた後でメールしますとかいう感じなんですかね。
そうですね合格者にはその日中にメールがきます。
でメールの内容はちょっと今フォローアップの質問があるから今から5分いい?みたいなメールがきます。
じゃあその時点ではまだわかんないよってこと?
いやそれが合格通知で結局そのコールをするとおめでとうございますって言われるだけ。
一応確認事項があるんです。本当にこれYCになったらこういう風なストラクチャーで投資受けるけど本当にそれ理解してるみたいな一応その何ですかねその同意みたいな本当にわかってるよねみたいな確認をされて
合格ですってなります。なのでそのメールが当日中に来なければ不合格です。
最初の書類選考で面接の招待メールが来た時とこの合格ですって来た時とどっちが嬉しかったですか?
合格ですってメールが来た時僕は時差もあるのでもうメール来ないかなと思ってちょっとその遊びに出てたんですね。具体的に言うと友達とロードバイクを乗りに行ってたんですけど
そんなことやってるんですねアクティブですね
ちょっとフォローアップのインタビューいい?って言われたんでちょっと自転車乗る格好で携帯でちょっとある場所で電話を受けるっていう判明になりました。合格通知だったんで良かったんですけど。
いやーすごいこれたった10分ですけどどういう基準で合否を判定してるんですかね。
気になりますよね。公開されてないんですけどこのポッドキャストのために先週行われたYCリトリートで聞いてきました。何でどういう基準でやってるんですかっていうのを話していいかな。
メカニズムとしては以下の通りになっているそうです。これはもちろん会によって違うかもしれないので今回はってことなんですけど
YCにはグループパートナーという人が全部で8人います。現在です。8人がそれぞれ応募されたその1万通ぐらいのアプリケーションを適当に読んでいくそうです。
適当にって言っても当然その応募書類の中にどういうジャンルのどういう人たちがやっているどういうジャンルの製品サービスなのかってことが書いてあるので
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自分が興味ある領域、投資対象として興味のある領域とか自分が専門にしている領域っていうのを優先的に見ていくそうです。
なので我々のグループパートナー2人いてダルトンっていう人とニコラスって人なんですけどダルトンっていうのはテキサス出身ですごくメキシコ
ラテンアメリカに造形もある人なのでラテンアメリカのものだったり彼が過去にやったスタートアップでエンベッド音楽プレイヤーみたいなものは彼が過去やったスタートアップなので
そういうデベロッパーツールみたいなものを得意としているので基本的にはラテンアメリカのスタートアップとかそういうデベロッパーツールみたいなものを中心に見ていったそうです。
一方で別のパートナーはフィンテックのバックグラウンドがあるのでファイナンス系のスタートアップとかを見ていく。
我々の場合はニコラスっていうサーチAPIのスタートアップをやっている人が我々を拾い上げてくれたパートナーなのでそういう僕らAPIのサービスをやっているのでそういう意味でピックアップしたんでしょう。
なのでその人のまず目にアプリケーションが止まるかその人がアプリケーションを読んでこれちょっと話聞いてみたいなと思った人に各自でリーチアウトしてインタビューを設定しているようです。
なのでそのパートナーの目に止まるかというのがまずインタビューにたどり着けるかの第一関門になると思われます。
じゃああれなんですね。一社一社この人はオッケーこの人はダメってその上から順番に判定していくというよりは全体がバーってある中でこの人の話聞きたいって人を選んでいく的なそういうことなんですね。
でその上でその人が面接をします。一応その不正とかを防止するためかもしれないですけど一応2人で面接は受けますと。
でその人がその日中に回答を出しているということからもわかる通りその人がその場でおそらく決めています。話聞いた上でこれは投資したいと思った人を呼んでいる感じになります。
さっきグループパートナーっていう名前を取ったんですがそれがそのそのままYCのバッチのグループになっててこのポッドキャストでも以前4つのグループがあるって申し上げたと思うんですけれども
そのニコラストダルトンっていう人がグループ4のパートナーなのでグループ4のスタートアップは基本的にはラテンアメリカのスタートアップか
そのAPI系のスタートアップかデベロッパーツールのスタートアップかフィンテックのスタートアップが多いです。そうじゃないのももちろん入ってるんですけど
彼が選んだのでそういう傾向がある。あとヨーロッパのスタートアップも多い。ニコラスってフランス人なのでスイスとかフランスとかイスラエルとかヨーロッパのスタートアップも結構多い。おそらくそういう理由があるのかなと思います。
なるほど。今回どういうところが良くて選んでくれたんでしょうね。それもニコラスに聞いてみたんですよ。すっごいバカな質問してごめんねって言って僕らを選んでくれた理由って何なのって聞いたんですよ。
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いいじゃないですか。ちょっと恥ずかしい。ちょっと照れちゃう質問。
すごい良いやつなんで答えてくれたんです。これはあくまで彼が僕にそう答えたということで他のスタートアップをこう見ているということではないと思いますし
もしかしたらポジショントークが含まれている可能性もあると思うんですけれども、大きくなれる可能性があるからだという回答でしたね。
つまりここにYCにちょっと翻訳というか予約をするとおそらくYCに通過する人はもうそもそもいずれにせよ成功はするだろうと。このスタートアップで成功するかどうかわからないし、どれくらい大きい成功かもわからないけれども、別に成功はするとは思っていると。
確実性みたいなところに関してはある種の前提条件になっているようなニュアンスで言っていました。前後の文脈から判断するので。その上でテイラーを採択した理由はすごくエンタープライズのソフトウェアというのは課題が大きいと思うし、マーケットもすごく大きいので
すごく大きなビリオンダラーとか10ビリオンダラーカンパニーになる可能性がある領域だと思うと。なる可能性があるチームだと思いましたと。なのでそれが採用した理由ですっていう話をしている。つまりその大きなリターンを生める可能性があるかどうか。あるチームなりその領域なのかどうかというのが一つの採用理由だし、おそらく採用
他のスタートアップの採用基準としてもウェイトが大きい要素なのではないかなと思いました。VCみんなそうですけど明確にやっぱり置きに行くようなヒット狙いみたいな、ナイアンダ狙いみたいなものはあきらう傾向に当然あります。
すごく少ないがホームランクラスの超度級の成功によってVCのリターンってもたらせるので、VC投資家である以上当たり前の考え方ではあるんですけれども、そういうことだったらしいです。
すごいその10分間の面接でそこまで思わせるっていうのはめっちゃすごいっすね。
ヒントとしてやっぱり領域が結構重要だっていうことだと思います。狙っているマーケットの大きさみたいなところは非常に重要なんじゃないかと。他にも当然基準はいろいろあると思うんですよね。
多分企業家の顔ぶれだったり経験値とかを見て、別の軸ですごく引い出ていれば投資だっていうケースもたくさんあると思う。
別に必ずしもリトリードで参加している他の企業家が大きいマーケット狙いばっかだったかっていうと必ずしもそういう感じもしないので。
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例えばすごく地域が絞られたトルコ、バン、ウーバーみたいなスタートアップもあったので、必ずしも市場サイズだけで図られているわけでは当然ないと思うんですけれども、テイラーのケースにおいてはそういうふうに回答しておられましたと。
なんかいいですね。それ聞いてなんかありがとうって言ったんですか?どうやってリアクションしたらいいかもしれないですけど。
実際なんだろう、そうだよねっていうふうに思いますし、僕自身も置きに行くような経営の仕方というかはすべきじゃないと思っているし、そんなことをしてもつまらないと思っているので。
そういう状況を読んだ上でポジショントークとして行っている可能性もあるんですけど、勇気づけるためにですね。
ちなみに最終日の最後の夜11時半ぐらいに聞いた話なので、そういう頑張ってねっていう意図があったのかもしれないんですけど。
なるほどいいですね。ちなみに面接に通る倍率と、書類通る倍率と面接通る倍率と最終的にはどうなんでしたかそこが。
いいご質問です。公開されてなくて、ちょっと答えてくれなそうだと思ったので聞きもしなかったんですけれども、ただ普通に考えると応募期間が、応募期間というか先行期間が2、3ヶ月しかなくて、
1日面接できて、スロットの数見るに1日あえて2、30社って感じだと思うので、書類からインタビューの方が多分倍率は高くて、インタビューから採択の方が倍率は低いと思うので、
インタビューに呼ばれたらそれなりに近づいているという風に判断していいんじゃないかなと思いますね。
インタビューで10倍ぐらいなんじゃないかな。じゃないと数が合わないというか、そんな前回のエピソードで言った通り250社、今回のバッチで参加しているので、8人で250社見ると1人8,3,20社だから30社ぐらい採択しなきゃいけなくて、
面接、そうですね多分3,400社面接して30社ぐらい通すみたいな感じなんじゃないかという風に想像すると、そこが10倍ですかね。なのでちょうど一緒ぐらいか。書類で10倍、100倍じゃない1%が書類で10倍、インタビューで10倍ぐらいなんですかね多分。
なるほどなるほど。次のやつは。
多分もう応募始まってると思うので。
もう始まってる。じゃあぜひこれを聞いている方でYC行ってみたいなと思った方は参考にしていただいて、ぜひエントリーしてみてはいかがでしょうか。
スタートFMでは現在Yコンビネーター特集をお送りしております。YCや海外スタートアップについての質問やメッセージはポッドキャストの概要欄から送ってください。このポッドキャストいいなと思ってくれた方はチャンネル登録高評価よろしくお願いします。今回も聞いてくださりありがとうございました。
18:09
ありがとうございました。
それでは素敵な1日をお過ごしください。
18:18

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