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2022-06-27 19:18

YC特集-04: 今期初開催! 対面プログラム「YC Retreat」の全容

Mai
Mai
Host

通常より短くタイムリーなYC特集をお伝えしています。

その4

  • 初のハイブリッド型YCプログラムで開催された「YC Retreat」とは?
  • 実際に来ていた起業家たちはどんな人たち?
  • YC Retreatで話されていた話題
  • 参加してみての感想は?

START/FMは、"はじめる"を応援するPodcastです!連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽と、起業家でラジオパーソナリティの関口舞が一緒にお届けします。

番組への質問はこちらからお寄せください。番組ハッシュタグ #STARTFM で感想お待ちしています!

00:07
陽さん、おはようございます。
おはようございます。
陽さん、お帰りなさいませ。
はい、昨日帰ってまいりました。
アメリカに行ってらっしゃったんですよね。
はい、Yコンビネーターのプログラムの中で、今回インパーソン、対面でやられるプログラムの日程があったので、それのためにカリフォルニアに約1週間行ってまいりました。
いいなあ、楽しそうだなあ。そんな目的で海外に行くなんて、うらやましいなあ。
ちょっとね、今日はその内容について、いろいろ詳しく聞いていきたいんですけど。
はい、お願いします。
はい、1週間、何してたんでしょうか?
そうですね、正確に言うと、3泊4日のプログラムで、YCリトリートっていう名前がついています。
リトリート?
はい、リトリートっていうのは基本的には、慰安旅行みたいな時に、シチュエーションに使われる言葉だと思うんですけれども。
リトリートが一番最初、6月に始まったばかりなので、一番最初のプログラムがリトリートみたいな感じなんですけど、実質的に。
名前の付け方に若干違和感があるんですけど。
そうですね、前提条件としては、今回からYコンビネーターのサマー2022年のプログラムから、2年ぶりに対面イベントが導入されて、ハイブリッドっていう風な名前になっています。
コロナで2年間くらいはフルリモートで。
それより前は、みんなプログラム期間中は必ずYコンビネーターがあるサンフランシスコなり、マウンテンビューの周辺に来てくださいねっていう、そういう強制的に移住させられるプログラムだったんですけれども。
その後、コロナでフルリモート、一回も来なくていいよっていう期間が2年間あって、今回初めてハイブリッドっていう形式でやっています。
YCリトリートというプログラムも今回が初めてでした。
そういう意味では海外勢にとってはちょうどいい感じですね。
そうですね、海外勢にとっては。
移住しなくていいし、でも全部リモートだと寂しいけど、現地でもなんかできるしみたいな。
そうですね。
今回バッジの総人数、今回のサマー2022年の総人数が250社でした。
それって例年に比べて多いんですか、少ないんですか?
ちょっと前回とこの2年間より減っていて、ずっと400社を超えるぐらいの会社数があったので、おそらくこのハイブリッドになったことによって少し減っているんじゃないかなというふうに思います。
じゃあその人たちが結構一堂に会する感じだったんですかね。
03:00
そうですね、前半後半に分かれていたので、実質的には250のうちの半分、125社が対象になっていて、今週はですね、今週というか先週は。
だいたい1社につき、ファウンダーが2,3人でやっているところもあれば1人でやっているところもあるので、平均すると2人ぐらいになるので、参加人数としては対象者が250人ぐらい。
実際に来た人は、いろんな各国のコロナの状況なんかで入国できなかったり、ビザがおりなかったりした人も当然たくさんいるので、実際に来れた人の数で言うとおそらく200人ぐらいなんじゃないかなというふうに思いました。
その200人がどこで、場所的にはYコンビネーターのオフィスなんですかね。
リトリートという名前の通り、オフサイト的な感じなので、今回はソノマという、ナパっていう地名、ナパバレーですね。
私ナパバレー、ワイナリー行ったことありますよ。
ナパの隣の地域で、ソノマという地域があるんですけれども、ソノマにあるホテルみたいなところを貸し切りではなかったですけど、おそらく8割、キャパシティの8割ぐらいYコンビネーターで3泊4日間は使ってたんじゃないかと思うんですが、
そこで、かつこの季節のソノマって雨が降らないんですね。10月まで雨が一滴も降らないというのが普通の気候らしくて、なのでずっと外、プログラム、中でやるプログラムは全部で累計2時間ぐらいしかなくて、あとは全部外のプログラムでした。
あ、じゃあ結構気候、いい感じの気候なんですか?暑すぎずみたいな?
昼はめちゃくちゃ暑かったですね。30度を明らかに超えていたと思います。
そうなんですか。
夜は結構温度が下がるので、ちょっとパタゴニアのギャンバーが必要みたいな。
そういう感じなんですね。
ただすごく晴れてるし、空はすごく青いですし、気持ちいい気候であることには違いないですね。湿度も多分15%ぐらいしかない。
いいな、そんな素敵なところに、そんなすごい人たちみんなで集まって一体何を行うんでしょうか?
そこがミスで、おそらくYコンビネーターの考え方としては、リモートでできる部分はリモートで。
つまり偉い人の話を聞くとか、ワンオワンで真面目なこと、例えばKPIどうやったら達成できるかとか、いろんな悩み相談みたいなものはオンラインに振り切っちゃって、逆にオンラインじゃ絶対にできないことをオフラインで全部固めちゃおうっていう考え方だったのかなと思うんですけれども。
3泊4日全部交流イベント。
他の企業かとの交流?
06:02
はい。本当にコンテンツらしいコンテンツじゃなくて、例えば着いて3時からチェックイン開始なんですけど、3時に着いたらその日はもう1日中立食パーティーみたいな感じです。
じゃあなんかちょっとお酒とかおつまみがあったりして。
そうですね。結婚式の二次会的な状況のビンゴなしみたいな状況ですね。
え、じゃあなんかあれですか、今からじゃあ皆さん隣の人と5分間なんかしてくださいとかじゃなくてもう放置ですか?
一切ないです。
放置?
放置。
え、じゃあそこら辺の人にこんにちはとか話しかけて、僕こういうことやってるんですけどあなたは何やってるんですかみたいな?
もうその通りですね。
えー。
えーってなりますよね。
これは結構。
日本人はめっちゃ苦手。僕もあんまり得意じゃないんですけど。
うわー。
もうちょっと英語スイッチを全開にして、ちょっとキャラクターを変えて、振る舞わないでやりきれない感じですね。
あー。
いやーって言って何してんのって言って。
まあそもそもね、名前覚えられないじゃないですか、英語圏の。
まあ難しい。
みんなリチャードとかエリックとか言ってたじゃん。全く覚えられない。
確かに。
一応名札みたいなの下げてるんで。
あー。
で、何の会社やってんのって言って。
まあこれはある意味よく言われてる一行で説明できるかみたいなトレーニングでもあるんですけど。
あーそっかそっか。
テイラーは何なのっていうのを100回くらい言いましたね。
みんなそんな感じだったんです。
だってその250人くらいいて、200人くらいいて。
うんうん。
多分結局のところ半分以上とは喋ったと思うんですよね。
え、めっちゃ頑張りましたね。
でもね全然多分僕少ない方だと思いますよ。
なんかどのくらい人と喋ったと思うとかって最終、最後の日に人と話してたら、
まあ多分7割くらい話したよみたいな人が結構多かったんで。
へー。
7割ってと思って。
えーでもまあね、多けりゃいいってもんでもないかもよくわかんないですけど、
それちなみにテイラーって何の会社なのって聞かれて、
はい。
どういう風に鉄板で答えてたかを日本語で教えてもらっていいですか。
えーとですね、やっぱりこれはどこまで言っても相手の理解度みたいなところによっていて、
確かに。
まあ一番よく、まずは最初にジャンルがね、いろんなジャンルの人いるので、
エンタープライズソフトウェアですよってまず言って、
あー。
そうするとエンタープライズソフトウェアなのねってなるんで、
ERPって知ってる?Workdayとかって聞いて、
Workday知ってるっていう人が大体どのくらいかな、6割くらいかな、
6、7割くらいの人はWorkday知ってるよ。
Workday without frontendなんだよと、
うんうん。
いう話をして、
でなぜならAPIだけであればユーザー側がフロントエンドをカスタマイズできるから、
っていう話を一番わかんない人にはして、
でエンジニアとかがすごく多いので、
そもそもヘッドレスとか、フロントエンドレスとかって言って通じる人についてはフロントエンドレス、
09:06
ERPって知ってる?っていう感じの会話をしてました。
うーん。
ちなみに洋さんあれですか、共同創業者の方と2人で行ったんですかね。
そうですね、2人で参加する予定だったんですけれども、
ちょっと共同創業者のもう一人、CTOの方に事情があって、
結局直前で参加できなくなっちゃったので、
マジで一人で。
かつYC、今回多分中国企業がほとんど採用されてなくて、
なおかつ東南アジア勢はコロナのロックダウンかなんかで多分入国できず、出国できず。
なので東アジア人は僕一人でしたね。
めっちゃレアだったんですね。珍しかったんですね。
インド人はしこたまいるんですけど。
覚えてもらいやすいって意味ではすごく得でしたけど。
確かにそうですね。
すごい。1日目そんな感じで、みんなとフリーで喋りまくって、
で、そのホテルにお泊まりするんですか?
そうですね、ホテルの宿泊棟みたいな、そこは宿泊棟っていうか普通のホテルがあって、
フロントのところにでっかい芝生の広場みたいなのがバーっとあって、
いい感じの野外パーティーできるようなセッティングになってて。
いいなあ。さぞかし素敵なお部屋なんでしょうね。
うらやましい。
まあ別に悪くはなかったですけど、
もしBダッシュとか参加したことある方がいらっしゃればBダッシュと同じぐらいの豪華さ的には。
まあ整った感じのね。
それで思ったんですけど、みんなすごい感動してて、
スタートアップイベントがこんなに豪華なんて、もう前代未聞だよみたいな反応だったんですよね。
逆に言えば、日本が豪華すぎるのかもしれない。
確かにその、USのスタートアップのミートアップみたいなのって、
冷めたピザ5枚みたいなの結構多いですよね。
そうなんだ。
ペットボトルからコーラ飲むみたいな。
だから逆にやっぱり日本のスタートアップイベントって、まあまあちゃんと準備されてるケースあるじゃないですか。
Bダッシュとかすごく豪華じゃないですか。
すごい楽しい内容も。
無駄遣いですねあれは。
あれ?いやいや、あの皆さんね、日本のVCの皆さんが頑張っていらっしゃるということで。
まあまあ投資家の方もいらっしゃってるからかもしれない。投資家は贅沢じゃないですよ基本的に。
なるほどなるほど。
冷めたピザでもいいんですよ。
まあまあ実際ね確かに。
それ2日目は何したんですか?
2日目3日目は全く同じコンテンツで、
アンカンファレンスっていうコンファレンスの頭にUNをつけたアンカンファレンスっていうコンテンツで、
アンカンファレンスって何かっていうと、
普通カンファレンスって言ったら偉い人がテーマについて喋るみたいな、それをみんなが聞くみたいな感じなんですけど、
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参加者がほぼ即興というか前日までに何か自分で話せるテーマをExcelに書いて、
その中で運営のYCのスタッフの人が6人ぐらい選んで、
自分のビジネスのことについてっていうよりは、むしろビジネスじゃないことについて喋る。
例えば、何でしょう、2022年にサウジアラビアに住むということについてみたいなテーマがあったり、
面白そう。
あと何でしょうね、面白かったのは90年代の音楽産業すごく儲かった話みたいな。
それは90年代にその業界にいた人が話してくれたやつとか、
カルテルを打破する方法っていうインド人の、インドでそのトラック組合みたいなことを戦った人の話とか、
あと何でしょう、ハッカー、ホワイトハッカーみたいな人が今までに自分がやったハッキングの武勇伝を語るとか、
そういう感じの面白そうな、あと何だろう、結構やっぱりAI系のリサーチャー、研究者がすごく多かったので、
今マシンラーニングの現在地と今後の予想みたいなやつとか、そういうやつとか。
ひたすらそれが30分ワンスロットで1日何回もあるみたいな。
入れ替わり立ち替わりいろんな、それもしかもブレイクアウトになってて、同時に6トラックぐらい走ってるんで、
好きなところに行って聞いて、質問して、多少インタラクティブな、何でしょうね、
1グループ20人ぐらいの人数になるので、6つに分けると。
なので割とインタラクティブな感じで、みんなで車座になってやるみたいな。
別にマイクもなし、パワーポンもなし、スライドもなしみたいな感じの環境なんで、
本当にただの即興でスピーチしてみんな質問するみたいな。
それは何であるかっていうと、多分だけどそれで、なんか面白い話あったとか、あの話どう思うとかって、
その参加者間の話、会話のネタを放り込むために多分そういうのがある。
それで何か学ぶってことももちろん目標なんだろうけど、
なんかそういうふうに、ちょっとかき混ぜるための装置として、
そのアンカンファネンスが1日3つか4つトラックあるみたいな感じで。
で、あとはまた交流みたいな。
すごい。もうでもね、本当に参加してる人たちはみんな先行通ってきてるすごい人たちだから、
ここで喋った人たちの中に、エアビーみたいな会社とか、ドロップボックスとかね、ゴロゴロ生まれるわけなので、
なんかいいですね、そんな人々と交流。
多分それが、それが狙いで、おそらくその、じゃあ何でそんな、そんなのやって本当に会社伸びんの?みたいなところで言うと、
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おそらくまさに今まいさんが言ったような目的で開催されていて、かなりフィルタリングされた人たちなので、
みんなそれぞれ素晴らしいバックグラウンドを持っていて、やっぱり一芸もっていますと。
で、なおかつ確率論的に考えると、今言ったようにこの中から絶対ビリオネアが何人か出るんでしょうみたいな感じになって、
で、なのでそれがまあいい面でも悪い面でもなんかその刺激になるというか、
自分と同じような悩みを抱えてて安心するなっていう面もあるだろうし、一方でなんかすごい、なんかこんな奴らに勝てないんじゃないかみたいな感じで煽られるみたいな、
だからそういう、それが狙いなのかなと思いました。
いいですね。
じゃあ3日目はもうそんな感じなんですか?
2日目3日目全く同じプログラムで、で、プラスちょっとまあなんかレクリエーションっていうか、本当に息抜きみたいなハイキングに行くみたいなコンテンツが、
それもでもコミュニケーションがなされるような、まあなんだろう場を変えましょうみたいな感じなんですかね。
だからある意味これ本当に日本文化に例えて言うとひたすら1次会、2次会、3次会、4次会、5次会、6次会、7次会、8次会をやっているっていうのとほぼ同義ですね。
イメージとしては同義だと思います。
いやーでもこれあれですよね、そのコミュ力が低い感じの人とかだったら結構辛いですね。
きついと思いますね。
そうだやっぱりちょっと救われたのは、そうは言っても多分半分以上いわゆるテック系というかエンジニアで、
まあやっぱりちょっとギークっぽい人が多いので、
これがもしね全員そのいわゆるアメリカでいうところのスクールカースト上位っていうかアメフト部みたいな感じだったらちょっとさすがについていけなかった感じがするんですけど。
確かにパリピばっかりとかだったらね。
半分ギークだったんで、まあなんとかギリギリ頑張れば戦える感じだったというところと。
へーすごい。
あとやっぱり外国人もまあまあいるんで。
へーなんか個人的に気になるんですけど女性ってどれくらい割合いましたか?
そうですねちょっと残念だったんですけど200人ぐらいいる中で女性の起業家は多分5人ぐらい。
ああまあでもまあそうですね。
だと思います。僕一人とも喋れなかったですね。
うんうんうん。
一応努力はしてるんだと思ってます。そのファカルティ、YCのスタッフ側ちょうど半々ぐらいになるように構成されていて。
ああそうなんですね。
前半後半あったのでもしかしたらもう一つのグループには結構いたのかもしれないんですけど。
まあでもねこれからきっとね増えていくことを期待したいって感じですね。
そうですね。YCもそこは気にしてるはずなので。
なるほど。あれですか。
本当に男子ばっかでした。
全体的にズバリ楽しかったですか?
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そうですね。はい。もう一回会ったら絶対もう一回行きたいなっていう感じです。
それはいいなあ。なんかすごいね聞いてる方もモチベーションが上がるのでは。
私は英語があんまりできないですけど英語ができたら行ってみたいというか。
そうね。いや本当それはちょっとね日本全体の課題だなっていう風にやっぱり改めてそういう局面を見てて思いましたね。
そうですね。でもすごいこの初めて開催された初めてのリトリートのもう日本人唯一の体験談。
はいそうですね。
本邦初公開で貴重なお話が聞けてよかったです。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
おすすめです。
また引き続きいろいろ伺っていきたいと思います。
スタートエフェームでは現在Yコンビネーター特集をお送りしております。
YCや海外スタートアップについての質問やメッセージはポッドキャストの概要欄から送ってください。
このポッドキャストいいなと思ってくださった方はチャンネル登録高評価よろしくお願いします。
今回も聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは素敵な一日をお過ごしください。
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