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はじめるを応援するポッドキャスト、STARTFM。おはようございます、関口舞です。現在、プログラムに採択された株式会社テイラーの柴田陽さんと、Yコンビネーター特集をお届けしております。
陽さん、おはようございます。
どうですか、YC。なんか面白いことありましたか?
ちょっと先に愚痴を言うと、時差がすごい辛いです。
あ、そっか。え、こっちの時間の何時ぐらいに活動してるんですか?
だいたい1時から7時に活動してます。
え、睡眠時間が。
それ以外に、9時から19時ぐらいまで、普通の、普通の家ビジネスがあるので。
あ、じゃあ全然寝れない。
毎日やるわけじゃないのですが、はい、でも先週は睡目禁って何かしら入ってたんで。
ちょっとふげってなってました。
いいなあ、なんか、俺全然寝てないやっていうのの、世界で一番かっこいい理由な気がする。
寝てない自慢。みたいにね、聞こえるとよくないので、Twitterとかでは言わないようにしてるんですけど。
え、なんかあれですか、どうでしょうか、未来のエアビーみたいな、有望なイケイケの会社はありましたでしょうか?
まだ全然わかんないんですけど、とりあえず一番、それずるでしょっていう経歴のチームは見つけました。
え、どんなですか、言えます?
Yコンビネーターってパートナーっていう役割とビジティングパートナーっていう役割があって、ビジティングパートナーっていうのが客員パートナーみたいな感じで、
ビジティングパートナーを何年かやると正規のパートナーになるっていう経路があるんですけど、
ファウンダーがビジティングパートナー、元ビジティングパートナーですってやつがいて、
あーもう、
いやいやいやっていう、君参加者おかしいでしょっていう。
確かに、なんかもう電動入りとかした人がね、現場に戻ってくる的な雰囲気ですね。
そうですね、間違いなく、そうですね。YCビジティングパートナーもYC卒業生しかなれないので、
YC2回目でなおかつパートナーもやってっていう人たちで、
で、ちょっとなんか、まあこれはここから先はちょっと自慢なんですけど、
インド系の女性なんですが、彼女らがやってるプロダクト、これは公開されてるんでもう言ってもいいのかなと思うんですけど、
ヘッドレス電子カルテで、で、我々がやってるのはヘッドレスERPなので、やっぱヘッドレス着てるっていう自慢。
確かに超一流の人たちとね、目をつけてる部分が一緒という。
まあまあ、冗談っていうか、何の足しにもなんない、あれですけど。
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楽しそうだなあ、そうなんですね。なんか結構今回陽さんに聞きたいのは、今のお話でもこう、
何でしょう、YCに過去参加されてた方が次はパートナー側に回ってみたいな、なんか経緯の話がありましたけど、
YCの歴史ってどうなってるんだろうと思って。
はいはい、そうですよね。なんかそれを、なんか別にYCに入った時にそれをくどくどと説明されるわけじゃないんですけど、
まあただ、なんかその文脈みたいに理解しておいた方が、まあそういう積み重ねの上にこういうこと言ってんだなっていうのがわかりやすいので、
まあそれちょっとご紹介したらいいかなと思うんですけど。
はい。
まず、YCで2005年からスタートしているので、17年ですかね。
YCの最初に作った人の名前とかって知ってますか?
いや全然知らないです。
そうなんですね。なんかでっきり割と有名なんだと思ってたんですけど。
いや多分有名なんでしょうけど、私が気にしてなかった。
いやいやいや、あの、PGってみんなから呼ばれてるポールグレアムさん。
ポールグレアムさん。
はい。っていう人が創業して、でポールグレアムのもともと自分がやってた会社、ポールグレアムさん自体はすごい面白い人なんで、ちょっとまた別途ポールグレアム特集をやれればと思うんですけど、
ポールグレアムのやってたバイアコム、バイアウェブっていう、バイアコムじゃないですね、バイアウェブっていう後のヤフーストアなので、
ベースとかストアーズJPとかショッピファイの1990年代版みたいなサービスがあるんですけど、
早いですね。
それを作ってヤフーに売却した企業家で、その人とそのバイアウェブを一緒にやってた何人か3人と、後のPGの奥さんであるジェシカ・リビングストンさんの4人で、
ポールとポールの元同僚2人と奥さんで作りました。
最初はボストンで作りました。ポールグレアムはボストンに住んでいたので、ボストンで作られました。
ハバドの人ですね。
なんかこの人たちは今もやってらっしゃるんですかね。
はいはい。で、もう全員引退してて、今現在。
特にプログラムに何か行ってくるっていうことも、僕の観測範囲ではないです。
そうなんですね。このポールさんは、ポールさんももういないってことなんですか。
あ、そうですね。4人とも全員もういなくて、次世代に引き継がれているという感じです。
なるほどなるほど。
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2005年の一番最初のバッジはですね、すごい有名なサービスが参加していて、レディットっていう、アメリカ版2chみたいなサービスですね。
最近上場しましたけど、レディットがこのバッジに含まれています。
すごいですね。最初はね、今ほど知名度とかも、YC自体の応募数とかもおそらくない中で。
どうなんでしょうね。
どうなんでしょう。やっぱり有名な人が始めたから、当時から現地ではもうめっちゃ話題になってたって感じなんですかね。
いや、そんなことないんじゃないですかね。この後出てくる、サムアルトマンっていうPGが引退した後にYCを引き継いだ人がいるんですけど、当時19歳で一番最初のバッジに参加していて、8チームも参加したというところですね。
これが一番最初のバッジでしたと。そこから2005、2006、2007、2008年の4年間にわたって、このボストンとベイエリアで2拠点プログラムになっているという時代がありました。
この中で後のYCを方向づけるようなスタートアップがこのタイミングで2社登場していまして、1つがドロップボックス。
このタイミングだったんですね。
これが2007年のサマーバッジに参加しています。それからTwitchっていう、後にAmazonに買収されるサービスなんですけれども、これも2007年のウィンターのバッジに参加をしています。
なんでこれがエポックメイキングだったかというと、ドロップボックスってすごく有名なサービスになって、YCといえばドロップボックスっていう時期が結構長かったので、それが1つと、
あとこのTwitchのメンバー、結構インターネット有名人が多くて、ジャスティンTVをやってたジャスティン・カーンさんとか、あと今のYCのマネージングディレクター、一番偉い人であるマイケル・セイルベルさんとかがこのTwitchの創業メンバーの人たちです。
なるほど。なんかあれなんですかね、Yコンビネーターは創業時から他のどこかからお金を調達とかしているんですかね?
一番最初はおそらくPGたちのポケットマネーというか、PGは1回エグジットしたファウンダーなので出会っていて、途中からセコイヤですね、シリコンバリオを代表するような会社、VCがYコンビネーターというプログラム自体に投資をするようになりました。
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これによって一度にできるバッジの数も増えてですね、これまでに40社ぐらいだったのが年間60社ぐらいになって、今でもセコイヤとYCは結構仲が良いようです。
素敵ですね、なるほど。でもこれで実際に投資してうまくいって、なんかいろんなところがここに入れたい入れたいってなったんじゃないですかね?
そうですね、そのドロップボックスだったりということの成功を見てとって、セコイヤキャピタルとあとユリーミルナーというFacebookへの投資で有名なロシア人ですね、この人とSVエンジェルという有名なシリコンバリオのVC、この3社がYコンビネーターに対して投資をするというコミットメントを始めました。
2009年10年ぐらいのタイミングですね。ちょうどリーマンショックの後のタイミングでこんなことが始まっていたと。
なるほど。
この2009年ちょい好きぐらいの時代が、いわゆる今Yコンビネーター出身として有名な企業がガンガン排出されているタイミングで、ちょうど今の10数年前、10年ちょっと前というところで、ちょうどそのヴィンテージンとして熟してきたタイミングというのもあるんですけど、
B&Bサマー2009年、コインベースサマー2012年、それからちょっとマニアックなサービスなんで、リスターの皆さん知っている方と知らない方いると思うんですけど、PagerDutyとかセグメントとかっていうSaaSですね、この時代に投資をYCのプログラムを卒業していった。
この時代までまだ、ポールグレアムさんとその4人の創業者が中心になってYコンビネーターを引っ張っています。およそ10年間、12、3年ぐらい彼らが引っ張っていたと。
へー、なんか順風満帆な感じですね。
そうですね、ぼちぼちヒットした商品が出始めて、ヒットした卒業生が出始めてっていうところで、2014年ポールグレアムさんが引退して、さっき出てきたサムアルトマンという人がYコンビネーターのリーダーになりました。
当時28歳。
28歳でYコンビネーターの社長?
になりました。
へー、若っ。
若いですよね。ここら辺がアメリカなんですけど。
あとここら辺から、YC卒業生がYCをリードしていくっていう、このぐるっと一周回るという先例が出始めています。
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さっき話したようにサムアルトマンというのは第一回目のバッジの卒業生で、その後サービスを作って売却をして、Yコンビネーターのパートナーとして戻ってきていたって、PGに代わって代表を引き継いだという感じなので、
このYCをやって卒業して、エグジットして、パートナーになってYCに戻ってくるというこの流れが、この一回目の代替わりの時からすでに起こっています。
YC原理主義的な考え方ですね。
めっちゃいいな。
アメリカっぽいっていうか、卒業生で回していくみたいな感じですね。
夢があるな。
で、ちょっとその後にコロナ禍になってしまった。
そうですね、これで今サムがあったのは2014年で、この後も結構いろいろあってですね、例えば本社をですね、マウンテンビューから、本社というのかな、メイン拠点をサンフランシスコに移したり。
あとYCの後のグロースステージに投資するファンドを作ってみたり。
あとは国際化ですね。2016年ぐらいからちょっと国際化を意識し始めていて、世界中の国々に訪れて、要するにどうやったらベイレーラみたいなのが我が国に作れるんだ、みたいなきっとニーズがたくさんあったんでしょうね。
そういうふうな世界的なスタートアップへの関心みたいなのを背景に国際化していきます。
この時に結構投資の数自体も飛躍的に増えていきますと。年間100社を超えてくるような数を投資をしていくと。
すごいですね。
2019年に今度サムが引退して、ジェフという人がYコンビネーター社長になりました。
その後にちょうどコロナが訪れて、2020年のサマーから2020年6月からのバッジについてはリモート開催が始まったというところですね。
最初は全部リモートだったんですよ。2020年と2021年はリモートプログラムだけ?
そうですね。最初はアメリカ中がロックダウンしてたので、最初はそもそもは全員サンフランシスコに移住してくださいというプログラムだったんですけど、その後2020年サマーから全部リモートですってなって、
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2020年に経って、今回2022年サマーからハイブリッドになりましたというのが今までの流れです。
そうですよね。ちょうどハイブリッドになって、初めてのプログラムに今回陽さんが参加しているということですね。
そういう意味では、結構アフターコロナの方針という意味では、今まで以上に国際税、海外税にとってチャンスのある環境になっているという形なんですね。
そうですね。やっぱりオンラインプログラムになってから飛躍的にインターナショナル税が増えたっていうのはあるんですけど、
たださっき言ったように国際化自体は2016年ぐらいから始まっていて、結構海外の企業がシリコンバレーに来てYCから調達して、また現地に帰って会社伸ばしていくという流れは既に存在をしていましたと。
なんかあれなんですか、実際にYCに参加していた人たちがメンター側に行ったりとかしてるわけですけど、そこにも結構外国人というか外国勢はいらっしゃる?
いますね。今のパートナーの中にもヨーロッパの人とか南米の人とか結構たくさんいて、そこら辺はちょっとダイバーシティも配慮しているのかなというふうに思います。
やっぱでもね日本人はいないんですよね。
そうですね、そもそも卒業生がいないからいない。
メンター勢ですよね。ちょっとね、もしかしたらいつか洋さんたちがそこに名を連ねる日も来るかもしれないかもしれない。
まあそうですね、10年、15年後ぐらいにはそうなのかもしれないですけど。
そういう意味では今聞いてくださっているこのリスナーの皆さんにとってもYコンビネーターの次のバッジとかにエントリーするってことは十分にあり得る話と。
あ、もちろんですもちろんです。はい。
ぜひそうしていただきたいなって思っています。
ね、ぜひぜひ。あのまあ応募はね、もう始まっているのかな。
えーとですね、もうすぐ始まるはずですね。
冬バッジの選考が。
ちょっとねなんとなくこう楽しそうとか勉強になりそうっていうのは当然聞いててイメージがついてるんですけど、
ぜひあの具体的にリソースとしてYコンビネーターどういうふうに使っていけるのかっていうところについて、
ぜひね次回のエピソードでまた詳しく聞いていけたらと思います。
はい。
スタートFMでは現在Yコンビネーター特集をお送りしております。
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そしてこのポッドキャストいいなと思ってくださった方はチャンネル登録高評価よろしくお願いします。
今回も聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
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それでは素敵な一日をお過ごしください。