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始めるを応援するポッドキャスト、START FM。おはようございます、関口舞です。現在、Yコンビネーターに採択された株式会社テイラーの柴田陽さんと、Yコンビネーター特集をお届けしております。
陽さん、おはようございます。
おはようございます。
どうですか?元気ですか?
元気です。今は全然寝不足じゃないので、元気です。
結構ちゃんと寝れてる感じですか?
そうですね。週によって何回イベントがあるかが結構変わるんですよ。
そっかそっか。今はちょっとちゃんと寝れる感じの週だったと。
そうですね。今週は2日間だったのかな。
そうなんですね。前々回にチューズデイトークについてお話ししてもらって、エアビーの3人ですとか有名人が登壇するようなコンテンツがあるってことだったんですけど、それ以外に毎週どんなことをやってるんでしょうか?
はい。主に定例コンテンツとしてはオフィスアワーっていう、これはワンワンみたいなやつですね。
1対1でファウンダーの人とメンターの人が喋る。
パートナーの人と。あとグループセッションっていう、何でしょうね。ワンワンが1対1の面接だとしたらグループ面接みたいな。
その間言ってた詰め替えってやつですかね。
そうそうそう。詰め替えと表現したやつです。
これめちゃめちゃ気になってて、ワンオンワンでどんなことを話してるかも気になるんですけど、それもまた後で詳しく聞いていくとして、この詰め替えグループセッションについて今日はぜひ掘り下げていきたいんですけれどもね。
ありがとうございます。
はい。
これは。
これなんか領域が近い会社が一応集められてはいるんでしたっけ。
そうそう。まずセットアップで言うと、大体7、8社が1グループになります。
なので人数的に言うと、大体平均1人か2人か3人かみたいな感じなので、20人ぐらい。8チーム。
プラスパートナーとビジティングパートナーで、サブパートナーみたいな人2人。向こうからは2人かな。アシスタントみたいな人が出てくる。YCの人は2人か3人。
で、ファウンダーが20人弱ぐらいが1時間やるセッションです。
なので、もともとのその、サマー2022っていうバッジが200数十社あって、それがグループっていう4つのグループに分かれていて、そうすると1個、650とか60とかの社数があって、それがさらに多分5分割とか6分割されてて、その小さいスモールグループが出てきていますと。
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で、おそらくこの5分割され、あの一番小さいグループ、前回お話した、前回というか過去にお話しした通り、そのグループ自体は取ったパートナーによって分けられているので、そのパートナーの好みっていうフィルタリングというか、そのバイアスがかかっているので、似てはいるんですけど、いろんな会社があるし、いろんなステージがある。
それはそのグループパートナーが取った理由がそれぞれ違うからなんですけど、このグループセッションやるこの小人数の7、8チームが1個になっているグルーピングはおそらく結構考えてグルーピングしてあって、ステージが似ていて、ジャンルもまあまあ似ていて、我々だとほぼみんなほぼっていうか全員ですね、B2Bサースの会社になっていて、
まあただかといってもダイレクトに競合するような会社はなくて、みたいな感じで集められている。
これあれなんですか、そのズームみたいなやつにみんなが集まって。
そうですそうです、ズームにみんな時間になると参加しなきゃいけない。
じゃあ結構な人数がいる中で、パートナーの人がその一社一社どうなってんだ、今週はみたいな。
そうですね、つめかいの中身、毎回2つぐらいのアジェンダがあって、1つが新職共有会ってことになっていて、2週間に1回あるので、
2weekgoalsを設定しろって前の週に2週前に言われていて、
あとこれはYCのお作法みたいな感じで、訓練みたいな感じで、まず自分の会社について2行で説明するっていうプレゼンをやった後、
先週の、先週というか過去2週間のゴールは何だって、それに対しての目標達成度は何で、
次の2週間のゴールは何か、これを言いなさいっていうのがぐるっと回っていくんですね。
そのプレゼンは結構どのセットアップでも結構あって、会社をエレベーターピッチの練習みたいな感じで、
一言二言、一言二言というか2行で、2センテンスで説明するっていうのがあって、
ここは結構、ここはなんか引っかかると結構徹底してブラッシュアップされる感じなんで、
これはその詰め替えとは別に違うんですけど、
で大体、そうねこれ多分日本だと滅多にこういうこと言ってくる人いないので、
英語カルチャーなのかな、まず1センテンス目は本当にシンプルに会社を説明する。
だから当社だったら、Taylor is a headless ERP for enterprises。これで1行目終わり。
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で2行目が投資家向けのピッチを想定されているので、できれば実績、トラクションに関することを言えと。
だから、例えば何々と何々と何々っていう会社が使っててMRRこんくらいだよ、みたいなのが2行目になる。
っていうテンプレートで、それが結構その言い方はちょっと、本当にその単語単位で、なんかちょっと長いねとか、
何でしょうね、例えばMRRで言わずに累積、これまでに2000万円を売り上げました、みたいなと、
それはダメだよって言われたり。
なるほど、そういう合計みたいな感じじゃなくて、ちゃんと分けて細かく成果を言ってけってことなんですかね。
たぶんその累計とかだと投資客の目線で見ると、ごまかしているように聞こえる。
確かに多めに入れちゃいますもんね。
別にトラクションではないので、今やっぱりMRR、我々全部SASの会社なんでMRRいくつあるかみたいなところにフォーカスされていたり、
結構そこはチューニングされて、1回決まったらもうそれ以上変えるなっていうふうな合格みたいなのが出て、
それでロックインしてひたすら何を聞かれても必ずそれで答えられるようになるみたいな感じになる。
今たぶん8社中、4社ぐらいは確定していて、まだ残りの4社はもうちょっとうまく言えないのみたいな話をひたすら言われている。
そうなんですか。テイラーさんはどうなんですか。
テイラーも前回ので、それでいいんじゃないみたいな感じにはなって、もうちょっとエリオがあるかもしれない。
どういうふうに言っているんですか、言えます?
なので1業目はさっき言ったテイラー is a headless ERP company for enterprisesで、2業目はこのぐらい売上がありますよみたいな感じで、
こういう企業が使ってて、僕らの場合はこういう企業が実際使ってますよっていうのが2業目に入っている。
なるほど、それを言った後に前回立てた目標はこうでした。
そうですね、2週間のゴールは、我々の場合で言えば、5つのミーティングをして1件の新規のお客さんを取ることです、みたいなことを言いますと。
実際はミーティングが4つしかできなくて、1件は契約には至りませんでした、みたいなことを言って、
次の2週間はさらに1件取りたいと思います、みたいなことを言って、そうすると、なんで、みたいな。
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あとそのミーティングの数とかは別にKPIじゃないから、そういうのはいらないとかって言われる。
中間指標は良くない、分かってるよね、みたいな。
それはもちろん分かってるんで、確かにそうですねって言って。
ちゃんと契約数じゃなくて、ちゃんと金額の方が目標としていいんじゃないの、みたいなこと言われて。
それはそうじゃないですか。
まあ確かに。
だからそれで無理やり金額にさせられるみたいな。逃がさねえよ的な。
逃がしてくれないんですね、だから達成しやすいように、達成しやすい目標にしとけってわけにもいかないってことですね。
そうですね、もちろん向こうは、何て言うんですかね、去るものなので、うまくごまかすみたいなのはちょっと無理。
まあそうですよね。
企業家ですからね、向こうもね。
ねえ、なんかこううまく答えられない人とかいないんですか。
えっとですね、最初のやっぱり一回は、なんかそのモニョモニョ言ったり、なんか言い訳したりする人がいましたけど、何回かやってるうちにもうみんな諦めて、
はい、っていう感じで、本当に詰め買いっぽい感じで、営業の。
なんかいいですね、これどうなんでしょう、なんかめちゃめちゃいいなと思うんですけど、
これを昔から多分YCはやった結果、うまくいっているということなんだろうと思うんですけど。
そうですね。
そうそう、まあもちろんこれだけじゃなくて、いろいろな要因があると思いますけど、なんかこう、何だろう、活かせることというか、日本企業、日本の我々の会社経営の中でも参考にできる部分ってどういうところがありますかね。
そうですね、これまあ仮に自分が、例えばエンジェル投資家でこれをやったら、めっちゃ嫌われるだろうなと思うんですよね。
本当ですよね、絶対嫌だ、こんなこと言ってくる人。
絶対ミーティングもう一回入れてもらえなくなりますよね。
確かに。
嫌ですよね、すごいね。
で、あとベンチャーキャピタルでも取締役会とかにボードシートを、シリーズA以降だと入ってくることあると思うんですけど、結構皆さんやっぱり優しいので、こういうことは言ってこないですよね。
まあだからこそ貴重っちゃ貴重なんでしょうね、そういう意味では。
いやだから、なんでこれが成立してるのか僕も自分ながらよくわかんないんですけど、ただ一方でめちゃくちゃ大事なことではある。
確かに。
ですよね、てか逆に言うとそれ以外大事じゃないでしょっていう話もあって。
うん、なんかついついね、やっぱり特に創業したばっかりだと2週間単位で目標設定とかって普通あんまりやらなくて。
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いややらないっす。
ごちゃごちゃやってる間に時が経ってしまうみたいなこともあると思うんで、なんかだからできれば自分自身でこれを参考にして自分の目標設定とかをやっていけるといいんでしょうね、私なども。
そうですね、これを卒業した人とか、Tuesday Talkで出てくる人とかは、やっぱりこれ彼ら自身も、例えば成功した人、リップリングの創業者とかですら、なんかこれはすごい嫌だったっていうすごい嫌な思い出として喋ってました。
彼自身がすごい営業マンの塊みたいな人なんで、なんか彼でもすごい嫌だったんだなっていう、ハイプレッシャー、ハイストレスとか言ってましたと。
ただ一方で、それが3ヶ月も続くと、ある種の自分の中での、そう考える癖になるので、仮にいなくなっても言われなくなったとしても、確かにああいう姿勢で挑まなきゃいけないんだよなっていうことは頭にインストールされるし。
でも習慣になっちゃうわけですね、それが。頭に染み付いてしまうというか。
僕もちょっと気重いんですよ、その2週間に1回入るミーティングが。
そうですよね。
なおかつ、これのなんかすごくマジカルなところは、同じグループ、これ意図的にだと思うんですけど、同じグループの中に、やっぱね、ちゃんと達成してる会社もあるんですよ。
で、まあまあMRRも大きいわけですよね。
年間の売上にしたらもう、そうですね、5、6千万、1億に近いような会社もあるんで。
1億に近いというか、このままでいくと1億いくよね。
だいたい1億ってシリーズ、MRR1億円ってシリーズAに手が届くかどうかっていう感じの一つのマイナスだと思うんですけど。
そこに、やっぱりね、これちょっと事業のステージが違ったり、ビジネスのネタが違うので単純に企画ができないものの、やっぱり売上は正義なので、フェイクできない指標じゃないですか。
だから、トラクションあるなって感じするわけですよね、そのお隣さんは。
いいですね。なんかこうヘルシーな嫉妬というか。
そうですね。全く違うマーケットの、全く違う国の、全く違う産業の、全く違うサービスなので、別に嫉妬とかは特にないんですけど、とはいえやっぱり頑張らなきゃなっていう気にはすごいさせられる。
確かに励まされるというかね、やべみたいなね。
そう、ふーんみたいな。で、なんかそのすごい大きい会社の受注とかも取ってくるから、ふーんみたいな。確かにね、それは途上国と企画できないのかもしれないけど、ふーんみたいな。
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どうやって、いやほんとそんなね、例えば南米のすごい、南米で一番大きい電話会社の受注とか取ってきてるわけですよね。
どうやってんだろうなみたいなのも気になるし。
え、それでなんか例えば、え、それどうやってやったの?とかって聞けたりします?
そのセッションでは多分あんまりそういう場じゃなくて、ただまあもちろんそのスラックとか、
ふーん。
あの、まあもちろん個別にどうやったのって聞けばいいし、まあ聞いたところでまああんまり参考になるとは思えないんで、別に聞くつもりもないんですけど、
まあ。
あの、まあそういう健全なプレッシャーがあるという。
いいです。いいですねっていうかね、大変そうでしょうけど。
やりたいかって言われたらちょっとね、なんとも言えないところですけど。
でもまあやっぱりこれがね、相当成果を出しているんだろうなと思うので、なんかね、このまんま真似するといろいろ嫌われたりとかいうのがあるとは思うんですけど、
ちょっと参考にできる部分はぜひ参考にしていきたいなと思いました。
そうですね。
じゃあまた引き続き詳細についていろいろお伺いしていきたいと思います。
ありがとうございます。
はい。
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今回も聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは素敵な一日をお過ごしください。
ありがとうございました。