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はじめるを応援するポッドキャスト、START FM、おはようございます。起業家でラジオパーソナリティの関口舞です。
連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽さんと、起業や独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。
陽さん、おはようございます。
おはようございます。
なんか最近、結構私の周りで、このSTART FM聞いてますっていうふうに声をかけていただけることがめっちゃ増えました。
本当ですか。嬉しいですね。
陽さんもそういうことあります?
そうですね。面接していると3分の1くらい。
ちょっとお世辞かもしれない。お世辞だと思うんですけど。予習だと思うんですけど。
結構聞いていること自体は緊張感があっていいですね。
めっちゃ嬉しいですね。私、今WeWorkを使っているんですけど。
普通にWeWorkにいたら全く会ったことのない、完全に初対面の人からSTART FM聞いてますということでお声掛けいただいて。
すごくないですか、それ。
すごいんですよ。某有名な投資会社の投資家の方だったんですけど。
怖っていうかありがとうございます。
陽さんの次の調達についてちょっと聞かれました。
めっちゃ嬉しいなって。
じわじわと増えてますね。
ベリーロングアニマルズっていうNFTのプロジェクトのファウンダーさんだったりとか、
IBSの代表さんだったりとかも若手の皆さんも聞いてくださっていると。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
そんな今日この頃なんですけれども、私結構悩みが多くてですね。
はい。悩みがあったほうがいいですよ。
今日ちょっと私の相談にまた乗っていただきたいんですけれども。
もちろんです。
つまり、企業家に向いている性格と向いていない性格というのがあるという説をいろんなところで聞くことがありまして。
何しろ私、性格的には本来企業家には向いてないよねみたいなことを言われることが1回や2回じゃないんですよ。
つまり、企業家に向いている性格という何かプロトタイプがステレオタイプがあるという前提に立ったコメントですよね。
そうなんですよ。
で、何か多分それはある程度ドライでドライな意思決定がちゃんとできるとか。
もうなんならサイコパス味があるとか。
いざという時に何かこうある意味心を使いすぎないで済むっていうんですかね。
なるほど。
っていう何かがあるとして、私が何かこう人の気持ちを考慮しすぎるとか、誰かに嫌な思いをさせないようにと。
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共感力が高すぎる。
そうですね。
いいことじゃないですか。
ただなんか、でね、結構感受性が豊かでいろんなものに反応するとかですね。
なんかね、大丈夫ですかみたいなことを言われることがあってですね。
でも言われるだけだったら別に、いやいや大丈夫ですご心配ありがとうございますでいいんですけど、自分自身結構一応起業してみて、前回の起業ってCEOじゃなかったので、やっぱりこんな短い期間の起業ですら全然違うなってことを感じてまして。
間違いますよね。
いや本当。
で、言いづらいことを言わないといけないとか、相手が絶対嬉しくないことだって分かってて何かを提案しなきゃいけないとか。
あるなあ、こんなに立ち上げフェーズですらあるなって思って。
どうしたらいいんだろうかと。
どうやって心を強くして、どうやって起業家に向いている性格になっていったらいいんだろう。
みたいなことを悩んでるんですよ。
なるほどなるほど。
成長したいなと思っているんですよ。
真面目。
いやなんかそもそも起業家に向いている性格とかないと思うので。
そうですかね。
なんかこういうのが起業家の性格という何か正解があって、それに対して現状と理想の差分を埋めていくみたいな作業はすごい不毛だと思うからやらない方がいいんじゃないですか。
じゃあその差分はさすがに埋めないにして、性格は多分そう簡単に変えられないのでしょうがないとして。
どうなんでしょう。みんな結構意思決定を皆さん行っていて、会社のフェーズが上がれば上がるほどなんか大変な意思決定をしているなあ、よくこの人精神的に大丈夫だよなあなんて思うケースが私はちょいちょい見るんですけど。
それって成長していって大丈夫になっていってるんですかね。
だから今の悩みの裏側にある前提は、自分の本当の気持ちとは異なった意思決定をしなければいけない。それがストレスになる。
はい。
そのストレスにどう向き合っているのか。
そうです。
っていうことですかね。でもなんかそもそもそれ以外のストレスもすごい山ほどあるくないですかっていう。
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まあもちろんね。
自分が決めなきゃいけない。例えばね、この人とは反りが合わないなあ、この人がいると困るなあ、もし辞めていただけないでしょうかみたいなことを言わなきゃいけないとして簡単に言うと、それがストレスですっていうことをおっしゃっているのであれば、例えばですね。
確かにそれは性格によって人によって言っても平気な人と言うと、自分もダメージを受けちゃう人ってのはいるとは思いますと。
向いてないかと言うと別にそんなことはないと思うんですけど、得意不得意は誰にもあるので。
たまたまそういうのが苦手で、その代わり得意なこともたくさんあると思うので、まあいいんじゃないですかっていう感じで。
何て言えばいいんだろう。
いやいや全然確かにいいんじゃないな。
なんていうのかな、つらい意思決定をしなきゃいけないのは苦痛です。
それはあれですよね、それより大きい苦痛を避けるためにやってることですよね。
結局そのプライオリティの問題なのかなって感じました。
そうですね確かにより大きな苦痛とかより大きな失敗だったり、会社の失敗を避けるためにちょっとつらいことを言わないといけないとかいうのがあったときに、
そういうのが相対的に大丈夫、ストレスをあまり感じないっていう人と感じやすい人がいたとして、感じない人に生まれたかったなって思うんですけれども、ちょっとそれはダメだったというか生まれちゃったので、
どのように皆さんそこに向き合っていらっしゃるんだろうか。
なるほどね。
企業は孤独な作業であることは間違いないと思うんですけど、
性格が不利に働くって感じもしないんだよな。
例えば、より大きな痛みを避けるためにより小さな痛みを受け入れるのが苦手な性格、痛みの感受性が強い性格だったとして、
でもそれは相対的なものだからね。それによってより見えてないものが見えたりすることもあると思うし。
確かにあとより大きな痛みを避けるためなんだっていう視点が結構私今、言われてみればその通りなんですけど、結構目から鱗だったかもです。そもそも。
そうですね。鈍感だったらいいかっていうとそうじゃないじゃないですか。
だからなんかその不感症だったらよかったのにっていうのは実はそんなことないかなっていうふうに思いますけど。
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なんか陽さんの場合、どうなんでしょう。長年起業してきて、その辺に対してちょっと自分の感覚が変わった感じとかってありますか。昔の方が辛かったなとかってありますか。
でも同じことに対しては当然人間は別に性格に関わらず誰でも2回目の方が受け入れやすくなるじゃないですか。
ああ前もあったなこれみたいな。
そっかじゃあまあ慣れみたいなところもやっぱり。
慣れは絶対あるでしょうね。慣れは100%あると思いますね。慣れがいいかどうかもまたちょっとまた話は。
いいかどうかとはちょっと違いますけど、いいというのは経営にとって慣れることがいいかどうかはわかんないんですけど。
なるほど。どうなんだろう。例えばより大きな痛みを避けようとしているんだっていうことを自分に言い聞かせて頑張るとかってことなんですかね。
なんかこれよくない例を見たことがあって、そのケースは失敗を避けるためにセルフハンディキャップっていうんですかね。
よく試験前に体調を崩すとかレースの前に足の骨折るとかっていう心相心理を説明するのによく使われるんですけど。
ありますよね。テストも前日に掃除し始めるとかね。
そうですね。丸死の逃げなのかもしれないんですけど。なんかそれをしてしまう人が、経営者がいて。
だから破滅に向けて突き進んでいくというか。
なにそれ全然。
要するに多責にしたいんですよね。
多責にするために絶対に達成不可能な目標をコミットするみたいな。
その目標が達成できなかったので授業に失敗したっていう手を取るんですけど、実際は別にそれがあろうとなかろうと授業は失敗してたと思うんですけど。
自分の実力不足で授業は失敗したという事実に直面したくないがゆえに、よくよく見るとセルフハンディキャップをしているケース。
しかもそうなんだ。無自覚ですよね多分それは。
そうですね。後から振り返るとそう指摘すると確かにそうでしたってなるんですけど。
やっている当初はすごい俺めっちゃ頑張っているのにこんなに世の中は自分に対して冷たいみたいな。
そういうよくある自己憐憫的なマインドセットになっているんだと思うんですけどね。
なのでそういう実際の意思決定まで変わっちゃうみたいなのは良くないと思うんですよね。
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そこまでちょっとメンタルが疲れちゃっていると実際の授業の結果も変わっちゃうので。
本当ですね。それは相当ある意味勇気あるなと思いますけど。
それすごい向いてないと思います。そういうのって結局鬱になっちゃったりするので。
それは本当に良くないですね。会社にとっても本人にとっても。
それはそういう感じではないわけじゃん。でも。
そうですね。そんなことは私は絶対しないです。
おそらくそう。だからその向いてない性格っていうのは確かにあるかもしれない。そのレベルの話をするのであれば。
ただそうじゃなくて別に優先順位に影響を与えないんだったら意思決定とかに。
それは単なる特徴でしかない。有利不利ではない気はしますけどね。
なるほど。ちなみに洋さんってこのことは考えなくていいのに考えたくないのに思い出しても仕方ないのにどうしても考えちゃうっていう時ってありますか。
マイさんの想像しているようなことではないけど今のフレーズに当てはまることはたくさんありますよ。
たぶんこれ。
試験前に掃除しちゃうみたいなそういうことだと思うんですけどね。
僕もよく忙しい時にSaaSの設定をいじりたくなるみたいなのが全然ありますよ。
そういうこともあるかもしれないんですけど。
それじゃないからね。
私がお伝えしようと思ったのは誰かに対して本当に仕方なく会社の意思決定で
誰かが必ず悲しい思いをするであろうことを言いましたと。
で、悲しい思いを実際にさせました。
実際本人も悲しんでいる。だけどしょうがないねってなったとお互いに仮に。
で、じゃあさよならとお互いじゃあねってなった後で
あの人から嫌われただろうなとかって
いう風に考える時間って本当に意味ないと思うんですよ。
そんなことないんじゃない?
意味ないというか、結局そういうことをしておいてそのことで
たとえば一晩中落ち込むとか
まあね、まあね。
何か悲しい思いをする時間って本当に意味ないと思うんですよ。
そういうことをしておいてそのことで
たとえば一晩中落ち込むとか
まあね、まあね。
切り替えていこうよと声かける場面ではありますよね。
そうなんです。で、それが私ちょっと苦手で
このことについて合理的に考えてこれ以上何か
考えてパフォーマンスを下げるくらいなら違うことをするべきだって
頭でわかってるのに引きずる時がある
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それに対してどうしたらよいのかと思っているんです。
多分答えがある。
方法があるんですか?
たとえばいろんな方法あると思うんですけど
ホットヨガに入るとかいろいろあると思うんですけど
なんか今パッと聞いてパッと思ったのは
その物事のフレームを
元々の見方のフレームを変えてくれるような会話ができる人と
それについて話すが正解なのではっていう感じがしましたね。
結局のところ、たとえばさっきの話って要するに
一生懸命頑張ってくれてるけれども
会社の事業の都合で必要なくなった人を解雇するみたいなシナリオを
典型的には描いて喋ってたと思うんですけど
それって捉え方次第だと思ってて
その人にとってそれが良かったか悪かったかって
たとえばどのぐらいの時間軸で捉えるのかとか
どの視点で最適化にかかるのかとか
どうにしてもありがたいのは短期的で
かつ非常に主観的な、今ある視点で考えると
頑張ってたのに認めてもらえなかった
そして会社を去ることになってしまったという
フレーミングになっちゃうと思うんですけど
5年10年って考えた時に
その人がやり続けることがその人にとって
ベストな選択だったのか
その人とかその会社にとって見て
ベストな選択だったのかとか
そもそも何のために働いているのか
その人が
それはこの会社の与えられた役割でないと
いけなかったのか
それとも他にもっといい機会があるはずなのか
とか何でもいいんですけど
そういう物事捉え方だと思うので
いろんな視点があると思うんですよね
それを行ったり来たりすれば結構消化できる
ですよね多分
多分自分一人ではなかなか抜け切れない
というのは理解できるので
それってこういうことでしょでも
っていうのを考えさせてくれる人
コーチングみたいなことでもいいんですけど
確かにロジカルな友達に言うとか
ロジカルでもいいし
同じような経験をしたでもいいし
同じような経験をしたでもいいし
正直視点を変えてくれれば誰でもいいと思うんですけど
確かに例えば今みたいな
例に出したようなシナリオが実際
今発生しているというわけでは全くないんですけど
そのお話を今こうやって客観的に聞いてみると
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そもそもその状況の会社に居続けることよりも
きっと優秀な方なんだろうから
違うところに行った方が本人のためになるとか
っていうのは割とこう
自分がその中に入り込んでなければ
分かりますよね第三者から見たら
分かりますよね
なるほどだから
いろんな出来事が起こった時に毎回
フレーミングを変えてくれるような人と話す
そうすると自分でもできるようになるんで
いつの間にかフレームが内製化されると
なんか認知行動療法みたいな何回もやってると
それをやってたらいつの間にか自分の中で
できるようになって
それなんかめっちゃ具体的な目に見える成長って感じが
していいですね
そうですね
それはそれこそまゆさんの方が詳しいかもしれないですけど
でも基本はアドラー心理学的な諸々は
基本的にはそういう話なのでは
っていう感じがしてるんですけど
捉え方というか
確かに
私は今結構スタートFMを自分で聞き直すこと
結構あるんですけど
聞き直して勉強になるなって
洋さんが思う時があるんですけど
今の部分をもし落ち込んだ時は
自分で聞いて
なるほどね
それでも結構意味ある気がしました
これがあれだよね
起業家がなぜ吊るむのかみたいなところの
一番ファンダメンタルにある気がしますけどね
話せる人って誰がいいのという話にもなるじゃないですか
そうすると似たような悩みを持ってるとか
同じ経験したことがあるとか
それを高校時代の同期に話しても分からないですもんね
そうですよね
伝えるコスト結構高いですよね
っていうのもあるし
それで新しい視点が獲得できるのかっていう問題もあるし
確かに
だから吊るむんでしょうね
でも良かったです
性格自体を変えなきゃいけないように思っていたんですけど
それはないでしょう
性格を変えなくても
変えられないし
変えなくても
考え方の枠組みを
新しくしてくれる人と喋って
それを繰り返して内省化していくことで
きっと乗り越えられると
そうですね
例えば日本の経営者でうまくいってる人っていうのを
リスト作って上から眺めてたとしても
共通する性格のパターンみたいなのって
そんなにないと思うんですよね
言うても
この人とこの人めっちゃ似てるとか別に思うことないですもんね
ないっすよ
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ないと思うな
あったらそれで
その仮説でVC投資できちゃうんで
ないでしょうね
ENTPだったら成功確率が3倍みたいになってるんだったら
MBTIテスト受けさせて
ねー
ENTPだからOKみたいな
そうなっちゃいますもんね確かに
私が思うにこのSTART FMを
わざわざ好き好んで聴いてくれてる人は
きっと私みたいな感じの人も
多いのではないかと予想しているので
そうじゃない人ももちろん多いと思いますけど
こういうちょっとお気持ち系の人には
今日の話 陽さんの話が参考になったんじゃないかなと勝手に思っております
なるといいです
ありがとうございます
今日も私の相談を解決していただきました
まいさん相談会は人気があると聞きました
本当ですかそうなんですか
また色々相談させてくださいませ
はいお願いします
START FMではあなたからの質問や相談やメッセージを募集しています
ポッドキャストの概要欄から送ってください
そして最後まで聞いてくださったそこのあなた
チャンネル登録高評価よろしくお願いします
今回も聞いてくださりありがとうございました
ありがとうございました
それでは素敵な一日をお過ごしください