著名起業家が初期から何百億円もの大型調達をすれば必ず成功するのかと言うと、そうでもなさそう。そこから学べることはなにか?について検討します。 START/FMは、"はじめる"を応援するPodcastです!連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽と、起業家でラジオパーソナリティの関口舞が一緒にお届けします。 番組への質問はこちらからお寄せください。番組ハッシュタグ #STARTFM で感想お待ちしています!匿名で質問できます! # Links ## Twitter: Co-host: Yo Shibata @yoyoshibata Co-host: Mai Sekiguchi @mai_D_mai ## Ask Me Anything & Feedbacks リスナー質問フォーム
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はじめるを応援するポッドキャスト、STARTFM。おはようございます。起業家でラジオパーソナリティの関口舞です。連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽さんと、起業家独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。陽さん、おはようございます。
おはようございます。
日本は桜がちょうど今散ってしまっているぐらいの時期ですけれども、陽さんは今年桜をご覧になりましたでしょうか。
48時間だけ日本に帰っていた週末がちょうど桜が満開の週末だったので。
あ、そうだったんですか。
見ました。
いいタイミング。桜を見ていると諸行無常を感じたりするわけですけれども、世の中の諸行無常とか不条理みたいなことを見ると、少し安心するというか、
こういうこともうまくいきそうなこともうまくいかないんだなとか、その逆もあるんだなみたいな感じで、結構私は重向き深い気持ちに。
重向き深いっていうのは良い表現ですね。
重向き深く感じることがあるんですけれども、桜と無理矢理くっつけられているかよくわかんないんですけど、
今回はそういうわけで、派手な失敗談みたいなやつを知りたいなと思いまして。
スタートアップをやっているとキラキラした話ばかりが聞こえてくるので、
ここはですね、いっちょめちゃめちゃすごい創業者が立ち上げて、めっちゃお金を調達したのにうまくいかなかったという事例を知ることによって、
不条理とか世の中全てお金ではない、実績とかではないんだということを改めて感じることで、教訓を得たり勇気づけられたりする時間にしていけたらと思っております。
YouTube のサムネに良さそうなアングルですね。
大平 確かに。
というわけで、ちょっと2つ海外の大きな事例を話していきたいんですけど、
まず1つ目について概要を話すので、洋さんに詳しいところを聞いていけたらなと思います。
最初はですね、我々の大好きな、前もこのポッドキャストで一瞬言及したクイビという会社です。
ジェフリー・カッゼンバーグ、元ウォルト・ディズニースタジオ会長と、メグ・ホイットマン、元ヒューレット・パッカードの社長が設立した会社です。
約20億ドル、約2700億円をハリウッドの大手スタジオやアリババなどから調達しましたが、視聴者を獲得できず、2020年に開始から6ヶ月でサービスを終了しました。
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有名なやつですね。
これめちゃめちゃド派手、ド派手事例ですよね。
そうですね、これ何の事業かっていうことをリキャップすると、ちょうど当時2020年の頭、ギリギリコロナ前ぐらいだった気がするけど、
2020年に開始から6ヶ月でサービス終了って書いてあるけど、この創業自体はもうちょっと前からやってる。
多分1年半ぐらい前から話題自体は世の中に出ていたんですけど、こういうサービスが準備されてるよって。
簡単に言うと縦型ショート動画っていう、普通のいわゆるテレビ的な横型長編動画とTikTok的な縦型ショート動画っていう軸と、後は広告ベースのYouTubeみたいなやつと、
Netflixとかディズニープラスみたいなサブスクリプションベースなやつっていう、こういう4証言のマトリックスがあるとすると、縦型ショート動画のサブスクリプションってまだ空いてるじゃんって思ったメグホイットマンが、このウォルトディズニースタジオの重鎮、クリエイターとしてすごい有名な方なんですけれども、いわゆるスティーブン・スピルバーグじゃないけど、そういう感じのことですね。
そういう巨匠の映画スタジオの人と組んで、ある種のNetflix対抗みたいなニュアンスもあったのかな。いろんなスタジオ、ユニバーサルとかそういうとこから出資を募って、あとはリバウンドも連れてきて、20億ドル、2ビリオンをローンチ前に集めて、
それでめちゃくちゃハイクオリティーなスタジオが作ったってことですね。NetflixクオリティーとかHBOクオリティーのショート動画を作って、月額何ドルか忘れたけど、多分6ドルとか9ドルとかで見せるみたいな。
話だけ聞いたら、いかにも良さそうな感じがしますけどね。
そうですよね。MBA教材みたいな感じのMBAの新規事業クラスで出てきそうなアイデアですよね。
なるほど、確かに。
結局これはですね、簡単に言うとすごい派手に失敗して、つまり全くユーザー獲得数が伸びず、早々に見切りをつけてサービスを辞めたっていうオチでしたというのが悔い日ですね。
これ、いろいろツッコミどころというかあるんですけど、何でダメだったんですかね。
いまだにこのジャンルないので、マーケットがないんじゃないですかねっていうのが僕の、少しでも今のところはマーケットがないんじゃないですかねっていうのが僕の感覚です。今でも別にないじゃないですか、ショートの有料って。
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ありそうでないですよね。日本でもそういうのをやろうとしているスタートアップはチラッと見たことはあるんですけど。
ネットフリックスとかディズニープラスのちょこっと短編っていうか縦型もあるのかな。
トライはしてるっぽい感じはしますけど、ネットフリックスとかもそういう、あと切り抜きみたいなやつ、ダイジェストみたいなやつとかも縦で作って、
場合と目立つところにアイコン置いてエビテストをいかにもしてるなっていう感じの時があるので、いろんな人がたぶん掘っているんだと思いますがこのオポチュニティを。
でも今のところたぶんどこも立ち上がったって話聞いて、僕は聞いてないので、ないんじゃないですかね需要が消費者に求められていないので。
そもそもの需要がないのか、確かに意外とすごい感動的な短いやつが別に欲しいのかって言われたら、意外に一瞬で見れる動画って猫が喋ってるように聞こえるとか、そういうちょっとしょうもないやつで良かったりっていう可能性はあるかななんてことは素人ながらちょっと思ったんですけど。
とはいえ何でしょうね、これお金20億ドルっていうのは約2700億円ですけれども、こんなに使って一体何に使ったのかなっていうことで、一つはコンテンツに投資したんだと思いますけど、ユーザー獲得戦略とかも結構めちゃめちゃ頑張ったんじゃないかなと思うんですけど、何やってたんですかね。
広告と多分制作だと思います。ネットフリックスの動画制作予算とかは超円クラスなので、数千億円っていうのはそういうめちゃくちゃハリウッド映画を何本も作りますみたいな感じのスタジオビジネスからすると本当はそんなに大きいわけでもないのかもしれないですけど、あとは広告ですよね当然ながら。
これ結局のところマーケティング勝負になるので、ディズニープラスもディズニープラスをローンチするときにすごい広告してましたし、アップルの動画サブスクリプションサービスも一時期アップルがものすごい広告してたと思うんですけど、広告はやっぱり大事というか、テレビCMとかもよくたくさんユーネクストの広告とかみんな見てると思うんですけど。
やっぱりサブスクなので、ワークディジョンコストすごい高いと思いますので、それに使ったのだとは思うんですけど。
まあなんというか、論理的にはこのマーケットあるはずだってない理由は、今まだない理由は、例えばこういう高品質なコンテンツがないせいだっていう分析をしてしまうと、それを証明するためには、
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じゃあすごいド派手なハイクオリティショート動画を作んなきゃいけないっていうのが裏表的には答えになっちゃうので、そうするとこういうプレイをして検証しないといけなくなっちゃうのかなと。
そっか確かに検証コストがめちゃくちゃ高いっていう話になってしまうってことですね。
はい、なので典型的に本当はスタートアップをやっちゃいけないやつ。
まあ多分このメグホイットマンとかは、だからこそ自分がやればうまくいく。つまりそれはそこらへんのポットでのスタートアップファウンダーにはできないけど、私だったらできるって思ったんだと思うんですけど。
はい。
まあそれは残念ながらうまくいかなかったっていうオチかなと。
これあのめっちゃ、何でしょうたったリリースして半年で終わってしまったということですけど、終わった後って会社自体はどうなったんでしょうか。
えっとこれたぶん会社はないんじゃないかと思います。コンテンツは6が多分。買ったっていうか多分ほぼただみたいなもんだと思いますけど。
6に売却。
これ早く6ヶ月っていうのがなんかもっとやれたんじゃないか説みたいのは当然ねパッと思うところではあるんですけど。
そうですよね。
どういう判断があったのかちょっとわかんない。
そうですね、なかなかハリウッドはそういう勝ち馬に乗るみたいなのをすごい気にしそうなので、なかなかそうこのコミットメントみたいなのが得られなかったのかなっていう感じもしますね。
あのサービスはダメだねっていうのがバッと広がっちゃってっていうのはなんか想像をつきますけどね。
なんかねこう日本からするとね、6ヶ月でしかもこんなにお金を調達したのに6ヶ月で終わりましたとかって結構ちょっとこうねあんまり共感できないというか、もっと6年ならわかるけどみたいな思っちゃうんですけどね。
どっちが言い悪いっていうのはそれぞれメリットデメリットあるとは思うんですけどね。
次の例に行きましょうか。
次の例も紹介します。
ジャスティン・カーンというね、スイッチの創業者が設立したアトリウムという会社です。
こちらですね、75ミリオンドルで約101億円をアンドリー・センホロイッツなどから調達しましたが、法律サービスとテクノロジーを組み合わせたビジネスモデルが市場に受け入れられず、2020年にサービスを終了しましたという事例です。
これはさっきのメグ・ホイットマンっていうヒューレッタ・パッカードとかeBayのCEOをやった人で、いかにも創業者というよりは社長、オペレーターってアメリカだと呼ばれますけれども、日本で言うとプロ経営者みたいなニュアンスですかね。
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プロ経営者としてすごく有名な、日本で言ったらニーナミさんとかそういう感じの有名なプロ経営者っていう感じの属性の人なんですけど。
今度このジャスティン・カーンさんは、いわゆるインターネットの申し子みたいな感じで、Twitchっていうゲームの実況サービスのファウンディングメンバーの一人で、正確に言うとTwitchの前身であるjustin.tvっていう、めちゃくちゃ初期の2008年とかかな。
ぐらいにいわゆるストリーミング、いわゆるYouTubeですね。インターネット史上初のYouTuberみたいな感じの人です、ジャスティン・カーンさんは。
自分の日常をストリーミング配信するっていう特芸で、すごい一世を風靡したのがTwitchなんですけど。
それのファウンダーが何人かいて、一人はマイケル・セイブルで今YCの前社長ですね。最近またパートナーに戻ったんですけど。
いわゆる日本で言うと、ちょっと分かんないけど広行みたいな、すごい昔からインターネット界隈にいてサービスが作ったことがあって、サービスのセンスは毎回結構独自のアングルっていうか、すごいインターネット受けするような感じのインターネット名物男スラッシュスタートアップファウンダーみたいなキャラクターの人ですね。
だから今度はメグホイットマンとは全然違って、喫水のファウンダー属性の人。かつ、アンドリュー・セフォロイスがバックについていると。
大平 めっちゃ出資したい気持ち分かります?101億円。いいですね。このアトリウムは何やったんですかね。
AI法律事務所みたいな感じですね。今で言うLLM的なAIにはまだちょっと早いんですけど、とはいえ、今もよくあるじゃないですか、そのAIのビジネスアイディアで、弁護士がやってることなんてAIがやれるんだから、人間2割、機械8割みたいな感じで弁護士事務所なんて置き換えられるんじゃないのみたいな。
アイディアですね。すげえざっくり言った。
大平 なんかあれですね、ジャスティン・カーンさんのことをよく知らないのに言うのもなんですけど、今の話を聞いただけで、なんか意外な感じのことをするんだなみたいな、なんかそんなジャスティンTVでしたっけ。
そうですね。でもジャスティン・カーンが自分で、僕この立ち上げの時のインタビューを覚えてるんですけど、
シリアルアントレプレーナー、自分のことですね、はマーケットリスクとエグゼキューションリスクって言ったら、エグゼキューションリスクを取るべきなんだっていう、そういうもっともらしい話をしていて、どういうことかっていうと、さっきのクイビーみたいな話って、需要があるかどうかわからないっていうリスクじゃないですか。
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いわゆる日本で言うと、日本で言うと世界中でもそうですけど、C向けのSNSアプリみたいなのを新しく立ち上げようって思った時の取ってるリスクってまさにこのマーケットリスクで、そもそもそんな需要があるのかどうかを検証すると、もしあればものすごい跳ねるし、なければ本当にユーザー数100人で終わるみたいな世界観。
こっちはやっぱりなかなか企業経験があるからとかってあんまり関係ないよねっていうのが、その時ジャスティンが言ってた主張で。
そうじゃなくて、せっかく何社もやって経験あるんだから、需要があることはわかってて、どっちかっていうと供給側にいろいろオペレーションが複雑とか、いろんなアライアンス組まなきゃいけないとか、
そういう大人力が生きるやつをやるべきだみたいなことを言ってて、確かにそれがそうだよねって聞こえる。
確かに。
毎回失敗するやつ、有名な創業者が多額の資金を集めて失敗するパターンって、当社はめちゃくちゃもっともらしく聞こえるんですよね。
そうですよね。
だから集まってる。
だから調達。やっぱそのね、もっともらしいことを話すのもね、皆さんね、得意っていうのもあるでしょうし。
これもめちゃくちゃ早く終了してましたね。
そうなんですか。
お金も返したって聞きましたね。半分くらいお金返したんじゃないかな。
じゃあ使い切らずに?
使い切らずに。
それはなんかね、良かったっていうかね。
良かったのかな。
使い切っちゃった方がいいですかね。でもなんかね、ダメだったなら返せた方がお互いハッピーかなとか思ったりしたんですが、これはなんでダメだったんでしょうか。
いやーわかんないですけど、ジャスティン・カーンはPMFがなかった。で、それはお金があるからといってPMFを解決できるわけじゃなかったみたいな感じで。
簡単に言うと思ったより難しかったっていう言い訳を確か言ってた気がします。
なるほど。なんかね、ちょっと今調べてみたんですけど、カーンは結構その失敗した後もめっちゃそれについて語ったりしてるらしくて、サービス会社を設立してはいけないみたいなふうにおっしゃってるらしくて。
サービス会社っていうのはコンサルティングファーム。
プロダクト会社じゃなくて。
そうですね。プロダクトとかその技術とかじゃなくて、なんかそういう人的サービスみたいなことになっちゃうとスケールの可能性が限られてたりするからスタートアップ向けじゃない的なことを言ってたっぽいんですけど、
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なんかそれってね事前になんかある程度見通せたりしないものなのかなみたいなやってみたら思ったよりもやっぱ大変だったっていう。
多分そうだと思いますね。まさにだってそのエグゼキューションリスクを取るべきだっていうインタビュー。これなんのYouTubeかな。の時は失敗してる前ですね。
それこそそのなんかベビーシッターサービスみたいなが一番いいんだみたいな話をしてて、シリアルアントレプレイナーがやるべきエグゼキューションリスクの典型例として挙げてたんですけど。
まあまあ確かに。
そうだからまさにサービス事業じゃんって話で。
確かに。
どっちにしてもそう。
何言ってんだお前っていう話なんですけど。
いや本当ですよ。
まあまあこの辺のね変わり身の早さもアメリカ人ぽいっていうかね。
結果論。
そんなこと言ったっけみたいな。その時の俺は間違ってたよみたいな。
でもこのジャスティンカーンさんってなんかすごい面白い方だなって今話聞いてて思ったんですけど、そっから今何してるんですかね。
たまに、たまにっていうかよく暇なんでしょうね。Yコンビネーターのイベントに来てなんかいろいろ喋るのが好きなんでしょうね。そのジャスティンっていうのやってたぐらいなんで。
名前からわかるかな。ちょっとアジア的な風貌をしてる人なんですけど。
今はロン毛で上下革ジャンみたいな着てて。
で、バーニングマンに凝ってますね。僕に観察するとき。
バーニングマンって砂漠でめっちゃ野宿する的なイベントですよね。
フェスですね。
なんかめっちゃ過酷だけど人生感が変わる的な。
なんかまあよくそういうふうに、フジロックのさらにエクストリームのやつみたいな。砂漠の中でやるフジロックみたいな感じ。
なんか楽しそうですね。
インスタはもうバーニングマンのやつしかないってことでフォローしちゃった。
私もフォローしよう。気になるからフォローしよう。
なんかアーティスティックな感じの方なんですね。
特に多分このアトリウム以降はそっちに振り切った感じがしますね。
なんかこの何にも知らない素人が超勝手なことを言わせてもらうと、なんかそういうアーティスティックな方でね、ジャスティンTVみたいなことをやってた人なんだったら、もしかしてこのアトリウムの事業はハウンダーマーケットフィットしてなかったんじゃないかみたいなことをその超素人的には。
そうでしょうね。そうでしょうね。そういうその分析は正しい気がしますね。
なんかね、こんな法律がどうちゃらみたいなお堅い丁寧にやらなきゃいけないことじゃなくて、もっとぶっ飛んだ、いかれたことをやっていただいた方が良かったんじゃないかなんて、こうね、第三者からはね、やっぱり思っちゃったりしますけどね。
ここからもう一回成功したらね、結構かっこいいんですけどね。
かっこいい。確かに。いやー、そんなわけでね、2つの事例を紹介したわけですけど、何かここから何でしょうね、なんか考察っていうか、当然ね、うまくいきそうに見えてもうまくいかないよねっていう当たり前の一般論はあれど、なんかこう日本の場合、日本でこれなんか参考にできたり、もっと日本も見習うべき点とかなんかそういうのってありますかね。
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まあなんか一番その冒頭の、なんだ、その人の失敗を見て安心するみたいな文脈じゃないですけど、よくね、まゆさんが愚痴ってますけど、有名、知名度とあと調達による資金力みたいな、いいなーってよく言ってると思うんですけど。
あれ、私そんなことよく言ってるかな。
これからわかる通り、プロダクトマーケットフィットはお金でも知名度でも買えないっていう、至極当たり前の結論もある一応ありますよね。
いや本当ですよね、これ。逆にお金で何が、何だったら買えるんだっていう気持ちになってくる感じ。
ここが今度ね、次の質問というか、例えばウーバーとかがわかりやすいですけど、うまく資金力でリフトとかその他諸々の細かいライドシェア、うごのたけのこのごとく出てくるやつを全員叩き潰して、ちゃんとそれで今すごくいい会社、大きい会社になっているので、
お金、資金力が関係ないっていうことにはなんないと思うんですよね。関係なかったらそもそもVCとかいないと思うし。
だから何かしら関係はあるけれども、このPMFには使えないっていう。
それを思ったより、それが解決できることって少ないのかな、どうなんだろう。
どうなんでしょうね。
UWACとかも明らかにお金で何かを解決しようとしてたけど、結局解決できなかったケースじゃないですか。
そうですよね。
むしろ、あんなに急成長しなかったらもしかしたらそこそこうまくいってたかもしれないという説もあるぐらいなので。
とはいえね、今のウーバーの話とかはお金で解決してる気がするし。
ヘッドトゥーヘッドで競争が起きてる時とかって比較的、値段をダンピングするとか、マーケティングでいわゆるシェアオブボイスっていうんですかね。
どこを検索しても全部サービスが出てくるみたいな状況にして、シェアをガガガッと伸ばすみたいなとか。
当然ながらお金が明らかにレバレッジになっているという局面はありそうだけど、ふわっと考えるよりは狭そうっていうのが第一印象、いわゆるんですけど。
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確かにな。逆にお金がいっぱいあったら、いっぱい使って検証しちゃえて、でも全然ダメってなっちゃうこともあるんですもんね。
一番典型的には、いわゆるスタートアップ対既存の大手の新規事業部というか、の構図よくあると思うんですけど、つまり大手が参入してきたっていうパターンですね。
それの勝率は比較的スタートアップの部が、少なくとも資金量あたりの勝率はかなりスタートアップの方が高いと思うので、そんなにパッと思うほど効かないんじゃないかなって感じは、という第一印象はありますけど。
だから逆に言えば、自分らがやろうと思ってるところにどっか大きい会社が入ってきたとか、もしくは似たような領域にめちゃめちゃ強々の創業者たちが多額の資金調達をして入ってきたからといって、絶対負けるわけでは全然ないっていうのは一個の励みになる。
お金があったらなって思うと思うんですけど、お金で解決できることは実はそんなに多くないっていう、特に初期のフェーズは多分ほとんどないっていうのが、一応歴史的に見るとそうなんじゃないかと。
とはいえ、お金でPMFがこれまで買えなかったからといって、永遠に買えないのかとか、全ての市場で買えないのかっていうのはまだ検証されてないので、ネバーセイネバーという感じもするんですけど、あんまり見たことはないよねっていう感じがしますね。
そうなんですよ。私はこのめっちゃ強そうな人たちがいい感じにやってもうまくいかないこともある。つまり逆を言えば、一見そんな強くなさそうなチームで、そんなにお金がなくても大成功することあるということで、心を温めようという意図であって、別にさっき洋さんが言ってた他人の失敗を見て喜ぶみたいな、そういう意図では申し上げておりませんので、そこはぜひご理解いただければと。
思います。ということで、こういう面白い海外事例って、やっぱり海外での話題に比べて日本ではそこまで話題になってないことも多いので、こういったことがあればまた取り上げていけたらと思います。ありがとうございます。
スタートFMではあなたからの質問やメッセージを募集しています。ポッドキャストの概要欄から送ってください。そして最後まで聞いてくださったそこのあなた、チャンネル登録高評価よろしくお願いします。今回も聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは素敵な1日をお過ごしください。
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