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はじめるを応援するポッドキャスト、START FM。おはようございます。起業家で東京FMパーソナリティの関口舞です。
連続起業家でエンジェル投資家の柴田陽さんと、起業や独立を考えている方に役に立つ情報を楽しく語っていきます。
今日は、M&Aにおける根付けの高い安いについて語ります。それではお楽しみください。
陽さん、おはようございます。おはようございます。
舞さん。はい。How I Built Thisの日本語版聞きましたか?
聞きましたよ。もう陽さんのね、一押しのポッドキャストの日本語版が。
なんかめっちゃ日経新聞電子版アプリの下にバナーが出てくるので気づいたんですけど、
はい。あの、アメリカのビジネスポッドキャストなのかな?それとも全ジャンルかな?
それともほんと1位みたいな。ビジネスかな?ビジネスでずっと1位の人気ポッドキャスト番組How I Built Thisが、
えーと、なんか日本語訳されて、日本放送と日経新聞が翻訳権を手に入れて日本でやっていて、
で、これめっちゃ僕好きな番組で、まあポッドキャストにのめり込んだきっかけを提供してくれたやつで、
そのこのGuy Razっていう人が、あのアメリカ版は司会者をやってるんですけど、MC、まあその人がホストなんですけど、
そいつのサイン入り本持ってるぐらい。そうなんですか?ヨウさんってそういう側面があるんですか?意外。
どうやって手に入れたんですか?それ。いや、なんかこのHow I Built Thisの本を出したんですよ。Guy Razが。はい。
で、なんかそれで、えーと、ここで申し込んでくれたらサイン本になるよってあったんで、フォームに申し込んだだけですよ。
あ、そうなんですか。なんか並んだのかと思っちゃった。いやいや、そんなことはしてないんですけど。え、これどうでした?聞いてみて。
いや、すごい面白くて、あの今現在、あのダイソン編とwikipedia編とインスタグラム編が出てるわけですけど。
あ、そうそう。タイトルからわかる通り、そのアントレプレナーに、なんで、えーと、まあそれを作った立ち上げの経緯みたいな感じのバックストーリーを聞くっていう、まあすごいシンプルな
構成のあれなんですけど。はい。これでもちなみにさ、翻訳されてるってことは、その本人じゃないじゃないですか。そうなんですよ。
そう、その答えてるのがね。そう、そこがね。どう、どうですかそれ。あ、まあでも、なんて言うんでしょう、ある意味そのドラマとかを見るような感覚で、ラジオドラマ。再現ドラマ風になってるのね。
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みたいな感じで、あの聞きながら、これ英語版だったら本人が喋ってるんだよなーって、こう英語のエーシスだったらなーとかは思っちゃいましたけど、でもなんかすごいストーリーは面白くて、はい。
えっと一人称になるんですか、それとも三人称。あ、一人称です。えー、じゃあ僕はその時みたいな。そうそう。
そうなんだよ、僕はその時とても辛かったね、みたいな感じで。そうなんだよ、字幕映画みたいな。吹き替え映画みたいな。そうそうそう。はいはいはい。
そんな感じで、あの、でそれに対してね、あの日本語の方が、えー、でもそれは本当にこうなんですか、とかって。
なるほど、そうなんだよ、一人二役みたいな。あの、いや、えっと一応違う人が言ってるっぽい感じなんですけど、
なんかね、ちょっとこう入り込むまではね、あの少しこう、あー、なんかね、ドラマ感あるなーと思ってたけど、だんだん聞いてるうちに、なんか慣れてきて。
面白いですよね、その、あの、吹き替えかつ音声だけっていう、結局その、もうほぼオリジナルゼロ、オリジナル要素ゼロみたいな。
吹き替え映画だったらね、なんかあれ、この、この俳優さんのなんか見た目と声あってないな、みたいなあると思うけど。いや、そうそうそう、そうなんですよ。映像なしだから。
だからもう本人どこもいない。オリジナルがわかんないみたいな。そうそうそう。ウケる。まではね、それでも多少。本当に中身を楽しむっていう。でも中身が良かったら良かったですね。
なんかさ、それでね、その、ハワイヴィオティスの最新版、英語版の最新版が、
あの、ディスコードのファウンダーの、ディスコードってあの、まあ音声チャットで、すごいあのゲーム配信なんかに使われていて、ものすごい人気のやつがあって、まあそういうゲームしてる人とかみんなしてると思うんですけど。
そのファウンダーが、まあハワイヴィオティスに出てて、インタビューされてて、ジェイソンっていう、なんか僕と同じぐらいの年の人でも、なんかあんまりディスコードの創業者聞いたことなかったから、
うん、確かに。そういう人なんだと思って話聞いてたら、まあそういう人なんか2回目の企業だって言ってて、で1社目は、そのソーシャルゲームの共通ログイン機能を提供していた、
えっと、まあソーシャルゲームのちょっと1個下のレイヤーみたいなのを提供してた、オープンフェイントっていう会社です。っていう話をしてて、オープンフェイントってなんか聞いたことある?って思って。
聞いたことありますよね?何の会社か覚えてます?
全然覚えてないですね。
えっとですね、なんかグリーが、まあソーシャルゲーム前世紀で、まあいろんな企業を買収してた時に買ったアメリカの会社なんですよ。
グリー?
そう、100億円くらいだったかな、気がするんですけど。
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すごい。
で、なんか、今メルペインにいらっしゃる青柳さんがグリーの経営人で、中尾幸さんがサンフランシスコに一時期赴任してオープンフェイントの社長をやってたなっていうふうに思ったんですけど、思い出したんですけど。
そうなんですね。
それだったんですよ、そのジェイソンがやってる会社が。
あ、そうだったんですか。
その後、まあなんかグリーとあんまり折り合いが悪くて、これはちょっと双方のいろんな話があるので何が真実かわかんないんですけど、まあ3ヶ月くらいでいなくなっちゃったんですけど。
早いですね。
で、その後、まあアメリカ人だよね、いかにもね。
で、なんかその後、また次の会社やるって言って、最初ゲームの会社やろうとしたんだけど、いろいろピボットして、ゲームの中のチャットとか、ボイスチャット機能を提供するサービスみたいなの作ったらそっちのほうがうまくいったから、それに専念することにしたみたいな、よくある。
ゲームやってたけどピボットしました的なスラック的なストーリーなんですけど。
そう、だから私の周りのグリーの人、誰かディスコードに投資してないのかなってすごい思ったんですよ、その時に。
本当ですよね、投資してたらすごいですよね、今。
1.5兆円くらいのバリエーションなんですね、今。
だから。
すごい。
1%でも持ってたらすごいと思って。
確かに。
誰も周りにどうやってる人がいないから、きっと誰も投資してないんだろうなと思ったんですけど。
私投資してたらどこかのタイミングで言いそうなもんなので、言ってないだけでいるので。
そうでもったいないと思って。
いや本当ですよ、なんかちょっと身近な感じしますもんね、そういう過去のことを聞くと。
いや正直もうね、日本のゲーム産業全部足し合わせたぐらいの、やっぱりそんなことはないか。
でもまあグリーよりは全然大きくなってるわけで。
うわー。
孫さんだったら投資してたよな、きっと。やめんのかもしれない。
なるほどなー。
投資させろっつって。
いや、まあ、そう。
うーん。
いやそれこそね、そのなんかユーリー・ミルナーっていうロシアの投資家で、フェイスブックの初期の投資家ですごい名を馳せた人はいるんですけど、
それみたいな感じで、日本人が何かの気まぐれでそのジェンソンに、いいからこれ持ってけっつって。
10%ぐらいSコードの株持ってたら、それだけで1500億円の価値があるので、日本のスタートアップ界にも何かいいことがあったんじゃないかっていう。
そうですよね、そこからまたね出資していただいて、みたいなことがあったかもしれない。
だからわからんもんだなっていう。
本当ですね、なんかそういうドラマーをねすごい感じられるのがこのHow I Built Thisはすごくいいなと思って。
私結構ウィキペディア編が好きだったんですけど、
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ウィキペディアの創始者の方が小さい頃から百貨辞典が好きで、お家に百貨辞典があって、
百貨辞典ってネットみたいに紙の本だから更新できないので、項目に更新があるたびにお家にシールが届いて、そのシールをお母さんと一緒に貼ってましたみたいな。
なるほどね、確かにそのエピソードがあったね。
うん、すごいほっこりするなと思って。
洋さんは昔プラネタリウムの脚本を書いて応募して賞をもらったりしてたから。
よく覚えてますね。
なのでそのうち何か天体とかのことがあるのかを。
人工知能付きプラネタリウムでも作るか。
作ってほしいですね、ぜひ。
どうやってやっていくのか全然わかんないけど。
でも本当にね、M&Aとかも面白い。
M&Aわかんないものだなっていうシリーズで、
ディスコード自体も去年マイクロソフトから10ビリオン、1兆円で買収オファーを受けていたっていう噂がそれなりに確からしい噂があるんですけど。
一応それ断ったわけですよね。
それが良かったか悪かったかっていうことって、現時点で断って良かったねって見えてると思うんですけど。
よく考えるとそういうスタートアップの世界にもM&Aして、したものとしてないものもあるし、して良かったねもあるし良くなかったねもあると思うんですよね。
例えばですけど有名なやつで言うとフェイスブック、ソーシャルネットワークの映画にも出てきますけど、
マイクロソフトが2007年に1.5兆円ぐらいで買おうとするんですよね、オファーを出すんですよ。
当然断ったから今のフェイスブックになってるわけで断るって言って、
それは断ってフェイスブックに撮ってみると良かったねっていうことになるし、
逆に同じフェイスブックで思うのはインスタグラムとかって1000億円ぐらいで買ったんですよね、フェイスブックが。
そうですね、なんか2012年でしたね、創業2年で社員も13名で、当時売上ゼロでっていうことだったのでね、結構話題になりましたね。
そうですね、話題になりましたね。1000億円というか、11ビリオンで買収して、当時の通貨レートだと800億円って書いてありますけど、
ちなみにこの時にほぼ同じ日に朝日飲料がカルピスをほぼ同じ金額で売収してて、
カルピスって社員13人のインスタグラムと同じ値段なんだと思って、カルピス安って思った記憶があるんですけど。
確かに、俺たちのカルピスが。
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でもその時はさ、逆に言うとインスタ高かって思ったわけですよ。カルピスと同じなの?みたいな。
当時はね、めっちゃすげえと思いましたね。
写真アプリでしょ。でも今考えてみるとさ、フェイスブックの多分時価総額の半分以上インスタグラムじゃないですか。
本当にね、今思うとめちゃめちゃこのMAはフェイスブック良かったねって感じに思いますね。
逆に言うとだからインスタ売らなきゃ良かったのにみたいな、今のディスコード的な感覚というのもあるし、逆に売ったら良かったんじゃないのみたいなのもたくさんあるかなって思って。
パッと思いつくのは、クラブハウスって。これからどうなるか分からないけど、すごい人気の再生期にツイッターが4ビリオンで買いたい。4ビリオンって4千億円ぐらいで買いたいって言っていて、もちろん断るってなって。
ツイッターはそれで怒ってっていうかしょうがないやつでツイッタースペース出したわけですけど、今となればツイッタースペースの方がみんな使っているので、後の祭りですけど別に売れば良かったんじゃないのっていう気がしてならない。
でもなんかね、当時の勢いだとね、なんかすごいイケイケドンドンな雰囲気がありましたもんね。
うわ、それで思い出した。僕、スマホをやるかやらないかの瀬戸際の2011年3月4月魔女団地震が起きた頃、グルーポンに、グルーポンジャパンにちょっと誘われて、紹介会社みたいなところに2週間だけ働いてたことあるんですよ。
そう、お試しいみたいな。
誘われてっていうのは、うちで働かないか的な。
山ほど取ってたんで、何でしょう、本当に。
そんなことがあったんですか。
毎日30人ぐらい取ってたんで、あの頃。
やば。
本当に机がね、30客ずつ毎日増えていくんですよ。
やば、業務委託で何の。
まーけ、まーけ、まーけ、まーけ。
で、それはいいんだけど、その時にどや顔で、グルーポンの、グルーポンって正確に言うと、日本のグルーポン、つまりアメリカ以外のグルーポンって、ロケットインターネッツっていうドイツのファンドみたいな会社が有名な、コピーキャットばっかりしてる会社があるんですけど、そこが経営してたんで。
人が、ロケットインターネッツから出てきた外国人が、いや俺らGoogleからのオファー断ったんだね、クールでしょみたいなこと言ってたって思い出して。
いくらのオファーだったんだろう。
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いやなんかね、忘れたけど、なんかその、まあそれなりにすごい金額で、でもGoogleからオファーを、YCオファーを受けるのはクールだけど、それを断るのはもっとクールでしょみたいなことをどうやってたなっていうのを今ふと、いきなり思い出したんですけど。
それはね、ちょっとね、お売りになってもよかったのではないか。
みたいな、例えばあとパスとかね、パスってわかりますかね。
あー、パス。なんか終わっちゃいましたよね。
そうそう、2018年にサービス終了してるんですけど、その前にカカオが買収してるんですよね、2015年くらい。
でもその時は後の祭りで、それより前に最盛期とか2011年の時にGoogleが100ミリオンくらい、100億円くらいで買いたいっていう。
結局それはうまくいかなかったっていう話があって。
へー。
なのでちょっとその、あまりワットイフな話はしてもしょうがないんですけど。
いやー、でもこれほんと難しいですよね。で、私個人的にめっちゃすごいと思ったのが、Facebookが2004年に創業して4ヶ月後の段階で、ニューヨークのある投資家から10ミリオンドル、約10億円でオファーがあったそうなんですよ。
当時ザッカーバーグ20歳で断ったんですけど、このニューヨークのある投資家っていうのが誰なのかは本にも書かれていないってことなんですけど、この人すごくね?と思って。
確かにね。
断られてるけど。
目の付けどころがね。
しかもこれ、20歳で自分が作ったサービス4ヶ月やって、10億で買いたいんですけどって言われたら結構売っちゃう人もいるんじゃないかと思いまして。
そうですね。どうなんだろう。まだ4ヶ月だったらまだあれなんじゃないですか。
4ヶ月だったらね、こんなに来るってことはこれからもっといけるぜとか。
あと2006年にバイアコム社が1500億円、1.5ビリオンドルで提案したらしいんですけど、この時は前払金をどうするかってことで揉めて取引がまとまらなかったらしいんですけど、カークパトリックさんという方の本によると、フェイスブック側はあとちょっとでこの話に乗るところだったらしいんですよね。
そういうのはたくさんあるでしょうね。
でもね、これ1500億円で売ってなくてよかったっていう話に後から見るとね、これは取引まとまらなくてむしろよかったですよねみたいに思ったりして面白いな。
いや本当そうですよね。だからまとまらなくてよかったですねのノリで言うと、一時期トランプ政権の最盛期というか、中国と一番纏ってた時にTikTokを分割してアメリカ、チャイナ以外のTikTokを買収するぜみたいな話があったじゃないですか。
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オラクルとかがビットに乗り出してて、あれも結局TikTok、あの頃は結局スナップとかフェイスブックに逆襲される可能性が最後ちょっと残ってたと思うんですけど、今は絶対それもありえないんで一人勝ちになっちゃったので。
あれもね、ラリー・エルソンが2倍出してでも勝ってたらすごいことになってたんだろうなって。
確かにな。いやこういうのめっちゃ難しいけど面白いですよね。
そうですね。
スタートアップ側から言うと、もちろん自分ではうまくいかないっていう風の薄々思ってて、こんないい話ないなと思って乗って、結果サービスがうまくいかなかったら後味も悪いし、買った方も損してるじゃないですか。
確かに。
逆にうまくいったら、自分が他に別のことやりたいことがあるってわけじゃない場合、売らなきゃよかったなって気分になるじゃん。インスタグラムのファウンダーみたいな感じだよね。
そっか、だから結局どっちにしろあれですね。
どっちにしろ売らない方がみんなハッピーなんじゃないか説ってのはある。
あるのかな、どうだろう。
確かに。
本当にね、M&Aしてうまくいかなかったとか、それで高値掴みさせられたとか、高値掴みしたって言って後ろ指さされるとかっていうのはよくあると思うんですけど、パッと反射的に思うと思うんですけど、
株価が上がるか下がるかって誰にもわかんないじゃないですか、上場している株にせよ。
そうですよね。
ほぼコイントスと変わんないじゃないですか。
もうなんか運の感じがしますよね、ちょっと。
で、ましてやM&Aをやっていうことだと思うんですよね。
上場しててそのいろんな資料も出ていて、トラックレコードもある会社ですら、今の株価からすると、明日上がるか下がるかって50-50であるのだから、理論的にそうであるのだから、
ましてやそのM&Aして、ある時点でえいって付けた値段が後々で見て高かったのか低かったのかって、5-5でしかないじゃないですか。
いやもうわかんないですよね本当に。
そうだからわかんないんだよね。だからあんま考えてもしょうがないんですけど、逆にでもそういう感覚ってなんかあんまり少ない人の日本のビジネス界隈じゃなくて、
つまり買って失敗したらなんかうわー失敗したみたいな感じが結構あるなっていうふうに僕は思ってて。
でもだから半々なんだってばって話じゃないですか。
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だからまあそのうまくいったらいいし、うまくいかなくてもまあ同じぐらいの確率でうまくいかないから、まあそのぐらいの感覚でこういうのを取り扱えるようにならないと。
まあソフトバンクとかねそれできちゃってると思うんですけど楽天とかも。
でもやっぱなかなか日本の会社とかと買収して損するとなんかみんな判断ミスだみたいな感じになるんで。
判断ミスじゃねえからっていうのをちょっと主張したいっていう。
いや本当にねあのこれだけの人々がこんだけいろいろ検証してやったってうまくいったりうまくいかなかったりするわけですからね。
そうまさに。
ということでまあ占い方がみんなハッピーなんだが勝手失敗しても非難しないようにしようねっていう結論ですかね。
そういう結論ですね。
ちょっとまたね何か大きななんかMAとか面白い動きがあったらこうやって取り上げてああだこうだ言っていけたらと思います。
あとディスコードの株持ってるXグリの方がいらっしゃったらぜひ名乗り出てください。
本当ぜひ名乗り出ていただいてよかったら。
名乗り出る必要って感じですけど。
協賛してください。
お待ちしております。
スタートFMではあなたからの質問やメッセージを募集しています。
ポッドキャストの概要欄から送ってください。
そして最後まで聞いてくださったそこのあなたチャンネル登録高評価よろしくお願いします。
今回も聞いてくださりありがとうございました。
ありがとうございました。
それでは素敵な1日をお過ごしください。