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  2. S3 ep11 手作りの靴が国際デザ..
2023-11-07 1:01:53

S3 ep11 手作りの靴が国際デザイン賞を受賞することの意味 ConCra報告回 ゲスト:吉靴房・野島孝介(後編)

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ConCra成果報告回として、海のキューを受け取った野島さんが作り上げた靴「パンチョッパリ+Z」の制作背景に迫っていった前編に続き、韓国主催の国際的デザインアワード「K DESIGN AWARD」受賞に到るエピソードを聞いていく後編です。
今回も吉靴房の野島孝介さんをゲストにお迎えしてお届けします。
K DESIGN AWARD とはどんなアワードなのか?今回の受賞にはどんな意味があるか?ぜひアワードのサイトと合わせてお聞きください。(INDUSTRIAL部門の他の受賞プロダクトとの違和感がすごい!)
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【今回の話題の関連リンク】
K DESIGN AWARD | Plus Z Beyond PanChoppari
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吉靴房
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パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保

サマリー

クラ出しRADIOは、工芸技術で生まれ変わったパンチョッパリプラスZが韓国の国際デザインショーで受賞し、実際の受賞の場で審査の厳しさを実感しています。アワードの審査員コメントにはディレクターやプロフェッサーのコメントもあり、野島孝介さんは以前京都デザイン賞を受賞した経験もあります。デザインの賞を取ることの意味やデザインの効果的な表現方法にも考えがめぐります。日本には、西洋と逆の性質を持つものがあり、その靴作りにおいても力点や歩行の感覚を考慮することが分かります。靴の形状や歩行の癖によって、効果的な歩行や踏み込みを実現し、剣道などのスポーツにおいても足の裏の使い方を意識することが重要だと言われています。経営デザインアワードを受賞した手作りの靴の意味については、審査員のコメントは分かりませんが、社会課題を解決する話ではないですが、社会問題やコミュニケーション問題に光を当てることの意義があると考えられます。靴のデザインは機能と思いやりと見た目で成り立っており、思いやりは相手を想像する層で変えることができます。靴作りの楽しみと共に、現代の人と人の思いやりや歴史との繋がりを感じた若者たちは、クリエイティビティの成果を祝福して分かち合いたいという思いを野島さんが伝えています。

パンチョッパリプラスZの受賞
クラ出しRADIOは、使わなくなった大切なものを、様々な工芸技術で生まれ変わらせるコレクティブ。
コンクラのメンバーが、工芸を軸に、物と人との関係、物を作ることについて、皆さんと一緒に考えていく番組です。
コンクラの海です。
志穂です。
岩田です。
そして、今回もこの方をお呼びしております。
一家坊の野島です。
よろしくお願いします。
お会いできて嬉しいです。
ありがとうございます。
さて、海さんのアイデンティティと、それを受け取った野島さんとの協作と言っていいのかな?
から生まれたパンチョッパリプラスZが、韓国の
韓国の人たちが主催している国際デザインショーを受賞されたと。
プロダクト部門ですね。
経緯の話からすると、いよいよ、できましたというご連絡を野島さんからいただいて、
ちょっと細かいことを覚えていないんですけど、できましたの一言、結構いいですよ的なことがあった気がしてて、
めちゃめちゃワクワクして、京都の西陣の公募に伺って、
いつも、野島さんビシッとした顔つきなんですけど、結構ほぐれた顔。
そうだった。届いたんじゃなくて、取りに行ったんだ。
先にうみくんが言ってて、顔二人ともほころんでたよ。
やったりましたじゃないですけど、そういう気持ちも受け取って、
物がどんだけ良かったかっていうのが前回お話しした通りなんですけど、
そういうことがあって、これはもしかしたら省にも応募できるかもしれないですねっていうことを
ちょっと野島さんがおっしゃってたんで、
応募のカロリーと時間との戦い
省の応募ってやっぱりすごい、それ自体に結構カロリーかかるし、
攻撃家は常に時間との戦いだっていうのは、倉田氏ラジオでは散々言ってることなんで、
日々の仕事と応募のカロリーっていうのは、なかなか両立しにくいんですけど、
これはもう、ここまで思いを形にしていただいたんだったら、
応募の情報をまとめたりとか、そういうのは僕が頑張ったらちょっといかんなみたいな、
勝手な、野島さんの靴のあれを伝えたいみたいな、そういうので、
結構応募できそうな省をちょっと探したりとかして、
いくつかあって、ちょっとこの省はやめときましょうかみたいなやりとりがあって、
僕もなんとなく、物が物だけに、
韓国の省に日本から出品できたらいいなって思ってたんですよね。
前回のエピソードで十分説明してもらってた通りの内容だからね。
そういうとこで、県デザインアワードっていうのがあったので、
ちょうどそのエントリー期間でちょっとチャレンジできそうだったので、
応募書類とコンセプトをまとめて、
野島さんにこういう感じだと思うんですけど、というご確認をいただいて提出したところ、
私、写真撮ったよ。また乗っかってくるから。
やっぱり、野島さんすでにいい物撮りの写真を持ってらしたんですけど、
せっかくなんで、アイデンティティ的なところではそうなんですけど、機能面で和装にも韓服にも、
韓服ってのは韓国の服ですね。韓国にいますけど、
似合うっていうのをビジュアル的に実証したかったので、
どっちものを合わせたコーディネートを僕でしてみて、
詳細をちょっと撮ってもらったっていうのがあります。
実際いけてたんですか?
実際に撮ってみてもわかるし、それも何かどっかに見せ、いつか。
K-デザインアワードのところに上がってると思います。
実際、自分で私は和風のバックグラウンドで撮ってはいるんだけど、
全くわかんないね。と思って撮ってて思いました。
どっちでも。
だからそういう言語を越えた感じの説得力のある、できたんだなっていうのは改めて。
だってこれ着て、これ履いて、和服着て、韓国の建物前で撮ったとしても、
しっくり着そうだし、韓服着ても。
だから今度はバックグラウンド、韓国のバックグラウンドがいいなと思って撮っているときは思った。
そのぐらい。
これでも、もしかしたらね、洋風の服にも合っちゃうから、かなりオールマイティだと思う。
大勢メディアであれですよね。多分。
あ、そっか。アワードの受賞のページに動画があって、そこに写真があるかなって。
みたいなところで、どっちにもハマる。
竹が実妙にいいんだよ。
韓国のこのズボンのさ、こういう膨らんだところにシュッとなっているパターニング、パジっていうズボンが、
ちょっとボンタンにまではいかないか。
いかないけど、膨らんでシュッとなってるから、
そう、だからちょうどね、この度の高さとそれがいい具合に繋がってきれいに見えて。
引っかかったらいいなっていうね、
アイドルって誰でもそう。
アワードのことね。
あんまり期待してへこむ自分が嫌じゃないですか。
落ちるとへこむタイプ?
落ちるとへこむタイプだね、それなりには。
ちょっとやっぱり審査期間あったんで、
というのも後で知ったんだけど、ものすごいシビアな審査員がそれぞれ、
審査にエネルギーかけているので結構長さの審査期間だったんですけど、1、2ヶ月とか。
それで、そういえばそろそろ発表だっけと思ってみたら、
ファイナリストっていうのは残っていたので、
ちょっと期待が高まるんじゃないですか。
一応そういう段階があったんで、いきなり早い受賞ですじゃなくて、
ファイナリストに残ってますっていうのが最初に発表されててっていうところの段階だった。
それだけでも、ファイナリストに残ったって言えるだけでも、
誰かしらが多少は良いと思ったので、
良い成果かなと思ったんですが、実際にはウィナーっていうところまでね。
受賞。
あまりにも、僕の感覚から言ったら、
あっさりウィナーになってしまったので、最初実感がわからなかった。
そんな簡単なことあるわけないだろう。
これね、簡単じゃないよ。
ゲイデザインアワードは簡単じゃないですよ。
受賞式行ってわかったことなんですよね。
私も関係ないんじゃないんだけど、
自分がオーダーしたわけでもないし、
応募のテキスト書いたわけでもないし、
写真撮っただけだけど、見たいなと思って、
受賞式にくっついて行かせてもらったんだけど、
英語と韓国語でやってるからね、
ちょっと通訳しようと思って、
すごい真剣に通訳するときはかなり真剣に聞くわけですよ。
私、珍しく。
その時に、一問一句ちゃんと聞いてると、
メモってないか、数字間違えるとあれなんですけど、
かなりのシビアさがまず出ているのが、
審査員自体がまずは評価されちゃうんですよ。
審査のレベルっていうの。
審査員自体が評価されるの。
ちゃんとそれが評価軸があって、
審査員のこのなんか、
説明はそこまで詳しくしてなかったけど、
それがポイント性になってて、
ポイントで、ある一定の平均値まで行かない人も、
来年は審査員として残れませんっていうことを言ってた。最初に。
で、その中でのプレッシャーというのを我々も持っていて、
その中で選ばせてもらった、何十カ国だったっけ?
あ、忘れた。何十カ国の何千ものを。
何百だったかな。
あ、そっか、2000円くらいだけど、各賞は何百だったんだよね。
各プロダクトだったり、
ロゴ、タイプグラフィック、コミュニケーション。
で、合計2000円くらいあったの。
の中に、数百くらいの応募があるのを、
そのシビアさを持ってやらなきゃいけないってことを、
まずご理解くださいっていうのが、
最初のアワードの表彰式に至る前に説明があって、
そんなアワードって私は聞いたことがないですよ。
審査員が評価されるっていうのはビジブルに。
なんかこう、K-POPもそうだけど、
とにかく質を上げたい、なんかよくも悪くも韓国の変質的な、
質を上げるためのここまでの執着みたいな、
しおにを感じました。
インダストリアルデザインの受賞
で、そのプロダクト部門。
ごめんなさい、スペース、インダストリアル、コミュニケーションで、
グラフィックとか多分コミュニケーション。
インダストリアル部門の、
ウィナーっていうのが一番。
一番上ではないんですけど、
一番上はゴールドとか、
さらにグランプリみたいな。
ゴールド、グランプリ、ウィナー。
だからその、もちろんファッションとか、
でもなければ靴とかでもなければ、
そうそうそうなんです。
もうめちゃくちゃ広く、
インダストリアルデザインなんですよ。
そうなんですよ。
音声ピアで伝えわりにくいんですけど、
岩田さん見てください。
このインダストリアルの受賞の、
ザ・インダストリアル。
ザ・インダストリアルですね。
だからその受賞のレストを見てて、
ちょっとすごいな。
そうなんですよ。
違和感でしかないですよ。
浮いてるでしょ、完全に。
野島さん、
ずっと靴の世界で、
ものづくりをされている身として、
この状況って、
どんな、
この並びをなおかなくなって、
インダストリアルプロダクト、
マスプロダクション。
自転車とかイヤホンとか歯ブラシとかある中で、
すごいこれが。
そうですね、範囲がすごく広い、
プロダクトというかね、
工業製品というか、
そういったものの中で、
これを選んでいただいたっていうのは、
まず、誰が選んだの?
どこの国の審査員が、
どう思ったんだろうって。
普通だとあんまり例がないですよね。
ないし、
デザイン賞でっていうのは。
普通って言ったとしても、
例えばだけど、
もっとマスに、
なんかこう、
ソールが、
何かこう、
走りを早くさせましたみたいな。
機能的な。
機能的さとかだったら、
インダストリアルデザインで賞を取るとか、
あとは例えば、
足に障害がある方の、
特別な機能なんですよ。
とか、
新品も入るかもしれないけど、
でも、工芸品が、
ウィンナーニングするっていうのは、
私も聞いたことないぞって思って。
ディスコークの工芸品が、
インダストリアルってすごい皮肉じゃないですか。
そう思って、
よく選んだなって思ったし、
実際誰が審査したかっていうのも、
分かってるんですね。
賞を取ったところを見ると、
ウェブサイト見ると、
アワードの審査員コメントと受賞経験
ちゃんと審査員コメントっていうのが書いてあって、
それね、やらないアワードもあるんですけど、
ちゃんとこれはやっているアワードで、
なんとその、
Kデザインアワードの、
後で聞いたんだけど、
なんて言うんだろう、
ディレクター?
総合ディレクター。
総合ディレクターがね、
書いてくれてるんですよね、コメント。
キム・ドヨンさん。
はい。
この人、
他の審査員の方にちょっとお話しする機会があったんで、
この受賞してすごい面白いなと、
私は思って、
この方はどんな人ですかって聞いたら、
このアワードのディレクターです。
ってことは余計、
え?って言う。
そうなんですよ。
多いですね。
え?っていうのは、
Kデザインアワードをよく知り尽くしていて、
しかも責任をすごい背負っている方が、
この作品を、
インダスティデザインに、
押したっていうのは、
すごいことだと思うんですね。
あとは、
国だけで言えば中国も、
プロフェッサー、ドクター、
ちょっと読めないですけど、
あとは、
アメリカの、
レズリーの、
先生だよね。
プロフェッサー、アンディ・ローさん。
ガチデザインですね。
ガチデザインの人。
なんか肩書き変わってる。
レズリーだったのが、
イングランド、セントラルセントマッチで変わった。
多分変わったんだね。
卒業しました、私そこ。
関係ないけど。
ちなみに野島さんは、
こういうアワードみたいなものって、
今まで何か。
もうずいぶん前ですけど、
2010年ぐらいだったかな。
2011年ぐらいに、
京都デザイン賞っていうのが、
今もあると思うんですけど、
曹操さんとやり始めたデザインを、
それこそ曹操さんの社長に、
こういうの出してみたらって言われて、
全くその時そういうものを知らなかったので、
とりあえず出してみようって言って、
出したら、2年連続で入賞しちゃったんですよ。
だから、僕の中で、
こういうのって出したら何かもらえるもんかなって。
いやいやいや。
関西が言うな。
これはですね。
知らずに。
そうだよね。
前回のポッドキャストの、
剣道の試合で言ったら勝っちゃいました。
優勝しましたね。
100点取っちゃいましたっていう感じを。
学年1位とか、
なんか別に勉強しなきゃいけない。
取れたみたいな感じだよね。
我が再び来た。
再び来た。
今、阿波鳥って、
過去の京都の阿波鳥とかだと、
そんなイメージであった中で、
今回のお話って、
多分、
ファイナリストに残りましたとかで、
順々に情報が来てたと思うんですけど、
野島さんの実感としては、
その時とは違う感じっていうのはあったんですか?
シンプルに驚きましたよね。
規模がすごいデザイン賞なので、
京都のだと、
ある種、
自分の土俵というか、
京都らしさみたいなものが入っていれば、
いけるのかなぐらいの軽い気持ちで、
何も知らずに出してたという状況です。
おそらくですけど、
母数もだいぶ違いますね。
母数も全然違いますね。
経営デザインアワードのお話を海さんに伺って、
そのサイトとか拝見して、
ものすごい作り込まれてる。
で、出てるデザインが、
添加製品の新しい生活の仕組みとか、
スタイル自体を変えるようなデザインというか、
そういうのがずらっと並んでいる、
工業製品、作品だらけのところだったので、
これ、さっき言っておじゃってましたけどね、
清さんも。
すごい浮くんじゃないかなって。
これ引っかかるのかな、そもそも。
そういう気持ちだったと言えばいいですかね。
完全に浮いてた。
実感としてなかなか入ってこないというか。
じゃあ私はなんかよっしゃーって思った。
逆に2人がえ?って言うのが、
私は勝手にやったった、やったったって。
よくアワードの審査員やるんですけど、
結構喧嘩するんですよ。
アワードの審査の中で。
大人同士だから、
そんな怒鳴り合ったりとかなんかじゃないけど、
譲らないです絶対に、意見は。
これはここがこうで、自分の視点はこうだし、
社会的に見てもこうだしとか、
論破論破っていうのをやんやんやんやんやんやんやんやるんですよ。
ファイナリストを選ぶの2ヶ月っていうのは長いです、比較的に考えて。
だって最初は、一時はそこまで欠けてたら、
二次がもっとかかっちゃうから。
だからね、丁寧だよね、何かと。
ちなみにさっき審査員の方のお名前とか経歴みたいな話はありましたけど、
実際のコメントとかってどういうの?
デザインの効果的な表現方法
コメントっていうことではサイトには載ってないんですけど、
ちょっと実際に行って、
書いてあった?
ポジティブコメントっていうところであって、
ポジティブコメントをしたっていうだけでコメント自体が載ってるというよりは。
なんかソウルに実際って何か言われたこととかあったりしますか?
なんかね、結構わちゃわちゃしてたんで、
あんまりこれについての公表っていうのはないんですけど。
日本人の審査員の方が来て、声かけて来てくれて、
こういうものが賞を取れて嬉しいですっていう。
でもあれだよね、僕らが壇上に上がるときにチョッパリだみたいな。
そうそう、言ってた。
周りからチラホラ。
言ってた、チョッパリって言ってた。
ちょっと話題になったかもわからんっていう。
僕らのテーブルの横が審査員軍団のテーブルだったんですけど、
なんかちょっとそういうのを見に来て。
チョッパリだっていうのは、あの靴みたいな感じ?
そう、ちょうど野島さんも履かれてたんですよ、靴を。
そうですね、食べ方の。
食べ方の。なのでそれを見てチョッパリって言ってた。
なるほど。
パンチョッパリとは言ってない。
チョッパリだって、チョッパリを履いているっていう風に言ってた。
私、写真撮るためにすぐ横のステージの前にすぐ横にいたから、結構聞こえてきて。
それはどっちかっていうと複雑な思いが。
そうだね、ある意味。
向こうは悪気なく言ってるんだよね。
多分だけど、これをチョッパリっていう風に普段言ってないんだろうけど、
タイトルでなるほどチョッパリねっていうのを、彼らの頭でチョッパリって言ったんだと思う。
普段言わない。
週の前の前の日ぐらいに、サムソンアート&デザイン学校のサディっていうところで、
ちょっと韓国の学生にこの話をしたんですけど。
サムソンのデザイン学校です。
26年くらいかな。結構長い。会社がやってる割には長い学校。
サディ、アート&デザインインスチュート。
チョッパリとパンチョッパリの話したら、今の若い子たちは結構キョトンって感じ。
キョトンとしてた。
そういう言い方とかは旧世代感はすごい感じだったんですけど。
そうそう。
っていうのがあって、今お話のついでじゃあれなんですけど、
前回の倉田氏ラジオに出ていただいた時の野島さんとこの賞を受けたことで、
僕もちょっといろいろ思うところがあって。
やっぱりその、一、京都の、生駆使って名乗られてるんですが、
工芸家の一人っていう、僕は理解してたりとかするんですけど、
そういう方がやっぱり、クラフトアワードとか、
アートによったりとかする工芸もあると思うんですけど、
アートの賞でもなくて、デザインの賞を取るっていうことは、
どういう意味だろうっていう風に考えたりとか、僕個人的にしてて。
それで、野島さんが職人っていう言葉をすごく嫌ってたお話を思い出したんですよね。
で、いろいろ、どっちかというと野島さんにお伺いしたいところなんですけど、
生駆使っていう風に名乗られてる部分と、デザインの賞を取ったっていうところの、
何か、無理くり関連付けることもないんですけど、
何か思うとこあったら聞いてみたいなと、ちょっと思ってました。
そうですね。
デザインの学校というかね、そういう体系的勉強をしたことがあるわけではないし、
物作りの作り手としての学校みたいなところにも行っていないので、
始めたのも24ぐらいなので、スタートも遅いし、そういう学校にも出てない、学校にも行ってないから、
どういう風に、最短距離じゃないですけど、物作りのコツもそうだし、デザインというものを考えるときに、
どういう風にするのが、よく見えるのかっていうのがいいですかね。
それはすごい考えて、スタートはしましたよね。
知らないからこそ、そういうの知りませんでしたって言えてしまう軽さはあると思うんですが、
知らないからこそ無茶なこともできるし、知らないからこそ、
効果的にエッセンスを抜き出すというか、そういったことをしないと、体系的にずっと勉強していた人にかなりっこないと思っていたんだよね。
だからより効率的に、効果的に、具体的なものとして表現するにはどうするかっていうのは、常に考えてやっているので、
そういう意味でデザインの方でこういう風にショーをいただけるっていうのは、素直に嬉しいですよね。
さっき、さっきっていうじゃなくて前エピソードだったかな。
大学でもしも自分がもう一回、もう一回じゃないか、大学行って何か研究をするっていう。
間の雑談でした。
ごめんなさい、てことはさっきでいいんだ。
するんだったらっていう話がまさにそれを表しているなって思うのが、
多分なんですけど、これデザインでもあるけれど、文化史というかアーケーオロジーって何て言うんだ。
文化人類学なんですよ。
人の足っていうのはそんなにそろそろコロコロコロコロ変わらないけど、ちょっとずつ多分サイズとかね、形は変わっていても、
やっぱりどういうシーンでどういう人が何のために吐くのかっていう、
靴作りにおける力点と歩行の感覚
例えば戦いのためなのか、走り速く走るためなのかとかいう形ってどんどん変わっていったし、
あとそれとともに歩いてて、日本って面白い国で、車とか車輪が発明されても馬がまだずっと続いていて、
人が異常な速さで走って手紙を送るとか、そういう時代がだいぶ長く、歩く民族じゃん。
それを考えると過去の靴っていうのを、いろんな文化の靴を学んで作りたいっておっしゃっていたのも、
完全にそれ聞いている時に文化人類学研究団になるなって思って、
全然論文もいけるだろうし、テーマとしても全然いけるけど、そうすると作る時間が減っちゃうよなってちょっと少し心配したというか、
私が靴をオーダーしたいのに、
その失敗かよ。
そっちです。それを始める前にオーダーしないといけない。入学前にちょっと心ながら。
まだまだ先の話です。
言ってくださいね、本当に。その時は焦ってオーダーしますもん。
文化人類学ってまさに僕が研究したいテーマのところがいくつかあるんですけど、
きっかけとしては、日本にあるものって割と西洋と逆なもの、真逆なものがあったりするよねっていうことに気づいて、
例えば和傘って、洋傘って中に骨がありますよね。
そうですよね。
和傘って外にあるっていうことであったりとか、
それこそ今ここに根出しいただいた紅茶って発酵させてるけど、
日本のお茶って発酵させないんですね、緑茶って。
させないそのまんま。
そうです。
っていうことであったりとか、
探してるとね、左右がある旅ってのは本来内履き、家の中で履くものなんだけど、
靴下は左右がない、どっちでも履けちゃいますよね。
だけど外で履く靴って左右があるんだけど、
造りとか下駄って左右がない。
左右がない。
これも逆じゃないですか。
確かに。
というのがね、結構いろいろあって、
これ何でなんだろうなというのを、歴史的な部分と、
あとはその文化の伝達の方向とか向きとか、
そういったものから読み解けるものがあるんじゃないかなというところに関心があるということですね。
足の裏や小指の使い方を意識する剣道の影響
なのでスタッフとかが、会社として規模が大きくなるとか、人が増えるとかになって、
多少手が空いたらそういったこともやりたいなぁと思ってるという感じですね。
あとは、そもそもものづくりって、スポーツとかと一緒で物理現象なんですね。
身体を使った物理現象をどううまく使って結果として形にするかということなので、
科学的な物理のいろんな新しい発見と、
量子力学的な感覚としてわからないんだけど、なぜか起こっているということがあるじゃないですか。
そこら辺は自分では調べないというか、自分で研究をしないけど、
早く研究している方はどんどん新しいものを発見してくださいって思っていて、
完全に大基本なんで、新しいものが出ると、えーってなりながらそれを読み合わせるみたいな。
それ私やりたくて、自然化工芸の中で、物理っていうのはまさに靴をやってらっしゃるから物理って思われるんだなって思ったんですよ。
私、最近陶芸をかじってたりとかしてて、
うみくんの金属の加工を横目で見てて、
完全に物質っていうものの物理とか化学的なものだったり、自然化学だったりとかがミックスされている。
完全にサイエンスを物質化して、それを日常に使える形にして人の手に渡っているっていうのが工芸。
私が思っている工芸なんです、最近の。
だから本当にそこにまさに物理っていうものは、人間の靴を作ってもらった時に思ったんです。
測り方で、回転する場所とかを基点にして測っているなと思って。
回転って足のどこ?
足のなんだろう、こういう、なんていうのかな。
関節。
腹腸するところですよね。
腹腸するところですよね。
これなんていうんですか、ごめんなさい、音声メディアなのに。
ここの内側は?
内側もくるぶしです。
内くるぶし、外くるぶしとか、甲からここ、つま先の部分とかが掛かっていて、
それって力点的な、三次元的に計測をするんだなと思って。
普通、靴買う時って、簡単に買う時は、足の縦の長さと、よくて横?
Eとか幅とか、よくて甲の高さなんだけど、野島さんそういう力点を見ているから、物理的だなと思って。
だから、さっきおっしゃっていたのは、私は納得しました。
野島さん、造理を履いた時の感覚を詳細に言っていましたよね。
剣道をやっている方の、ちょっと。
あるよ、ここに。持ってきているけど。
せり上がっていて、それがちょうど踏み込んだ時の反発を感じるみたいなところが、剣道をやっていた人なのかな、みたいな。
擦り足をやるじゃないですか。まず剣道って言ったら、最初擦り足から、私たったの1年半しかやっていないんですけど、中学校の時に。
まず擦り足ばっかりやらされたんですけど、できないです、すぐに。引っかかっちゃう。転びやすくなる。
ちょっとなんか、なんだろうな、親指のこの、なんて言うんですか、こことか言っている。
親指の付け根のここ。
膨らんでいるところだよね。
付け根の部分が、やっぱり力が入らないと踏み込めないし、
まず擦り足から踏み込むときに、こう、なんか、なんて言ったらいいんだろう。
こういう風に、こう来て、こう立ち上がってやっています。
技法的に。
そうそう、こうだ。
技法が増えちゃってますね。
立ち上がって。
立ち上がって、忘れちゃって、中学の時。
擦り足をこうやるんだけど、
あんま曲げたりとかしたりしない。
そうですね、擦り足。
足の角度は決まっていて、
必ず右が前、左が後ろ。
前後でここに拳一つ分ぐらいの間に空間があると。
左足はちょっとかかとが浮いていて、
右足はかかとに紙一枚分入っているぐらいの浮き方。
力をかかっていないけどっていうような感覚です。
そうしないと摩擦係数が高くなっちゃって、
革ベロベロになっちゃうし、スピードも出せないし、
かといって全部浮かしちゃっていると、
踏み込みができない。
踏み込んだ後もすぐに戻れないっていうスタートで。
だからなんかね、こう、足が。
マイクからだんだん遠くなってきた。
そうなります。
つま先がちょっと上がっているって感じが、
なんか、剣道しててトントントントンって前後に動いているときの、
足は平坦に置くもんじゃないんだよっていうのをなんとなく思い出して、
すごいこの通り、つま先が上がっているだけじゃなくて、
なんかこう、船に乗っている感じ。
なんていうんだろう。
ペタンとしているんじゃなくて、
少しスイングする感じを歩いてて思うんですよ。
普通の靴だと多分クッションがかかとに多めになってて、
そのかかとから踏んで、なんかこう蹴るみたいなのが、
なんか履きやすい靴っていう条件だってなんかみんな思っているだろうし、
スニーカーなんかかかとの方が断然厚底でかかとが上がっているんだけど、
キクワさんの場合はつま先の方が上がってて、
歩いたときに後ろにこう蹴る、蹴りやすい。
だから本来歩き方は多分だけど、
二通りあっていく人のくせで、
ももを上げて歩いて着地して蹴るって人と、
えっと、また立ち上がっていいですか。
でもせめです。
こう来て、ごめんなさい、こうやめる。
ももを上げて着地してこうやる人と、
えっとね、ももをあんまり上げないで、
後ろのこの右足が着地します。
左足だけで蹴るっていう歩き方。
こういうと、分かります?
ちょっとうまく説明できない。
お願いします。
二種類あると思うんですよ。
いろんな方の足を見てきた。
歩き方の癖が二種類ぐらいあるんじゃないかと思ってる。
どうでしょうか。
スポーツにおける足の使い方の重要性
人間の歩行自体が足が二本という前提でできているので、
そうするとどうしてもローリング作用が必要なんですよね。
ローリング作用。
一本の棒がこうなっている状態。
こうがわからない。
振り子の状態。
このこうを描くラインがあるので、
こう描いたものを片方の足で押して進んでいくわけですね。
その時に足首が下のところが蹴る動作をする。
着地する時にかかとから着地して、
外側の方を突きながら親指の方に力がかかって、
また親指の方で蹴る。
これを繰り返す時に、
靴が完全に平らになっていると、
つま先が必ず引っかかっちゃうんです。
私がつま先が引っかかった靴がぺったんこですね。
なので革靴は必ずこういう風につま先のところに。
パンチョパリもちょっと上がっている。
今回作った靴もそうなんですけど、
帰りとか言いますけど、日本語だと。
確かに足の裏を意識、
歩き方をわざわざ意識しながら歩く人ってあまりいないと思うんですけど、
剣道をやるとなると、
最初にやっぱり足の裏のすごい言われたし、
あと剣を持っている時に、
左手の小指、
これ何指?
薬指。
日本語大丈夫?私。
と中指。
これ一番大事なのは小指と薬指でガシッとやりながら、
これは残りは添えるって教えてもらった気がする。
右手は右左に振るとか添える。
あえて利き手普通右手だって、
右手持って振りたいじゃないですか。西洋とか。
でも剣道は左手が結構軸。
利き手じゃない方が軸だっていうのがやっぱり逆だって言ったら面白いんですけど、
そういう身体の使い方の細かいところ、
普段気をつけない足の裏だったり、
小指とかだったりとかを意識するのって剣道だなと思って。
他のスポーツだったら、
アイススケートとかだったらもしかしたら足の裏とか、
めちゃくちゃキックしてジャンプしてって言うんだったら、
アイススケートぐらいじゃないかな。
そんなに足の裏考えるスポーツあります?
必ず重力との関係性は考えると思うので、
それぞれのスポーツに合った使い方っていうのがありますよね。
特に剣道は明治以降にいろんなものを統一して作ったものなので、
共通概念として日本剣奴隷名がこれが基本だよっていうのを作って、
今の形になっているので、
それこそエッセンスを全国にある剣術の中で、
経営デザインアワードの受賞
より良い動き、より良い効果的な何かっていうのを
共通認識としてこうしましょうというふうにできているものだとは思います。
これでも本当は是非審査員の方にも、
サイズ合わないけど履いてみて欲しいかなと。
今の靴の構造の話とかになっていってましたけど、
経営デザインアワードっていう工業製品とか、
いわゆるイノベーティブって言われるようなものが
ずらっと並んでいる中にこれがあることの意味が、
審査員の具体的なコメントが読めないと何とも言えないんですけど、
社会課題を解決するっていう話でもないし、
なかったとしたら、
今2023年にこの靴に賞を与えるっていうことに、
どういう意味を持たせたんだろうなっていうのはすごい、
審査員視点で見ると、
これは社会問題を解決はしないけど定義してるんですよ。
こういう文化があって、
会話がやっぱりされてこなかったものに対して光を当てているっていう意味では、
問題までは言わないけど、
ただコミュニケーション問題ではありますよね。
やっぱり話しづらいこととか、
越えづらかったこと、歴史っていうのは問題だから、
それに問題定義をしているっていうのは、
審査員の中でもすごく重要、評価軸としてはすごく重要だから、
やっぱり見えなかったものを可視化しているっていうところが、
それが具現化して形になっているっていうところ。
今回はたまたまというか、
ウミさんの個人のルーツみたいなことが、
それが国際的な問題みたいなものも、
個人的なことは政治的なことみたいなところが、
割と前傾化しやすい。
国際称であることは意味があったかもしれないですよね。
もう一点あるんですよ。
問題定義だけじゃなくて、
ただ見て本当に美しいっていうのは、
それはまずそうですよね。
2つって結構難しいんですよ。
だからまず個人的なストーリー、
かつ社会歴史的な問題、難しい問題に焦点を当てて、
これも既に難しい話ですよね。
個人的なやつと社会的な話を同時にできるっていうのは、
なかなかないお題だし、無理矢理できないから。
そこに対してまたデザインっていうのは、
デザインってみんな問題解決するって言うけど、
私は問題クリアにするっていうのが、
デザインのプロセスの中で重要だなと思っていて、
これはそういった社会的個人的な物語と課題をクリアにして、
かつそれを美っていう美しさで消化させてるっていう点では、
デザイン性がすごく高いっていう風に見たんじゃないかと。
応募書類書くのもすごい迷ったんだけど、
今本当に塩さんが言ったような、
個人の話から社会的な意味とかまでブリッジさせるのは、
ある種飛躍しないといけない。
個人的な話はある程度一般化した話にしないといけないんで、
その辺は書きすぎても嫌らしいし、
ある程度考えていただく余白をどうやって…
でもやっぱり慶和像に載ってるコンセプト文とかも読んでも、
個人的なところからスタートしてるっていうところは、
そこのコンセプトを残してるわけじゃないですか。
やっぱりすごいコンクラで言ってきてることだよなって思って、
個人の背景にあるものからものに向き合うみたいなことって。
リアリティですからね。
ここまでの2エピソードを聞くと、
例えばこのパンチョッパリを、
とにかくデザイン的にめちゃくちゃかっこいい。
めっちゃ欲しいです。
海さんの話を聞いた上で、
僕が入っていいのかな?みたいなことを思ってしまわなくもない。
そういう複雑なルーツみたいなものを持ってない。
ですけど、さっきエピソードで複雑な話をしてるときに、
野島さんは早速オーダーを受けて、
納品されてるものがあるんじゃないかって。
だからツイートとかインスタに写真をアップした時点で、
これは欲しいっていう方がすぐにいらっしゃる。
見た目でってことでしょ。
でもそれでいいんですよね。
それがポジティブ。
そういうところに、ただ問題で重いものを変えてとかではなくて、
転換させて消化させたっていうところが、
やっぱりうまいなって思う。
これミュウチンだから恥ずかしいんだけど言ってて、
審査員頭スイッチ入れるとそういうふうに思えるし、
オーダーされたやつとかの色とかも見てたら、
全然違うものになってる。
やっぱりその方がね。
タビーは白で、この靴は白で、
チプシンは藁だからやっぱり茶色っていうのは、
今我々の目の前に置いてあるウミ君がオーダーした靴だけど、
中が他の色になったりすると全然違うものに見えるし、
意味も全然変わるんだよね。
そうですね、変わりますよね。
やっぱり色って意味があるもんだから、
すごくイメージが受け取るイメージ?
雰囲気とか意味性すらも変わっちゃうなと思って、
それで逆にある意味、
これが当たり前になればいいなと思ってる。
わざわざパンチョッパリって言うんじゃなくて、
普通にかっこいい靴みたいに当たり前になるっていう未来が、
本来はこの在日コリアン的な視点からしたらさ、
当たり前になってほしいわけじゃない?
そうですよね。
要は同じテーマでも、
例えばアートワークにする人とかもいると思うんですよね。
それはそれで、僕もどっちかというと、
アートもかたしつこんでる自覚があるとして、
アートワークにした場合に、
ちょっと語弊があるかもしれないけど、
美しくある必要はないんですよね。
デザインの意義と思いやり
アートワークは。
もっとドロドロしててもいいし、
逆にさっぱりしててもいいし。
大きいのは今回の野島さんの靴って、
身につけられるかっこいいものっていうのが、
最高に素晴らしいことなんですよね。
それが非言語的なところで共感した人が、
また違うデザインを発注するって最高だなって思います。
私これは赤。中は赤で、
外何しようかな。
そろそろ野島さんのオーダーもすでに入られてというところですが、
雑に野島さんにコメントを。
受け取った、我々が寄っているこのクラのQっていうのは、
依頼って意味なんですけど、
その依頼を受け取って、
アウトプットしている過程で、
前回もお話いっぱいされたけれど、
どんな感想でいいのかしら。
どんな考えを。
今回の一連のアノミさんの旧出しから始まって、
国際的なアワードを受賞されてというところから、
それを受けての今後の話というか、
最後お聞きできればなと思うんですけど。
そうですね。さっきデザインの話、
デザインとはみたいな話をされていましたけど、
僕はよく言うのは、
僕が考えるデザインとは、
機能と思いやり、あと見た目。
その3つで構成されているもので、
思いやりと機能というのは、
多分東京のどこかの芸大の先生が昔言ってたのを聞いて、
それそうだな、それはそうだろうなと思ったのと、
あとは僕は接客するときに心がけているもので、
あんまり機能の説明をしないんですよ。
だから見た目で選んでくださいと。
あとは届いた後に履き心地で、
今後また2足目、3足目っていくのかどうかは、
選んでくださいという風にしか言わないので、
思いやりと機能と見た目でデザインって構成されているだろうな、
という風に僕は思っています。
思いやりってのは、
心配するとか優しくするとかそういうのではなく、
ちゃんと使い勝手がいいかとか、
依頼者の期待しているところっていうのは、
1つとか2つのテーマではないでしょうから、
それに応えられているかとかっていう、
あらゆる方向からの視点だと思うので、
僕が普段から思いやりと機能と、
機能は靴としては機能ですよね、当然。
見た目もそうですけど、
見た目も良くて機能もあって、
海さんの考えに寄り添うことができたという意味では、
僕が普段から言っていることを形にできたなという、
これはもうすごく大きなヒントで、
今までは革靴と、革靴というか日本の履物と、
革靴の例えば外バネとか内バネとか、
モカシンとかチャッカーブーツとか、
いろいろ定番となっている靴の名前、
いろいろあるんですよね、ローファーとかもそうですけど、
そういう定番となっているものは、
あらゆるデザインが世の中に出た上で生き残っている、
もとを足された中で生き残っているものが、
今の当たり前になっているものなので、
それと日本の履物を掛け合わせたいというのが、
もともとのスタートでしたけど、
いろんな国のもともとの履物を掛け合わせるということも、
僕の中で成立するというか、
すごい良い試みになるなと思ったので、
今回は日本と女性の履物を掛け合わせたらこうなりました。
例えば日本の履物とローマ人が履いていたようなサンダルを掛け合わせるとか、
日本の履物とエジプト人が履いていたサンダルを掛け合わせるとか、
そういった2つの全く違うものを合わせるということも、
ライフワークにできそうな。
靴を通じたコミュニケーション
めっちゃ楽しみですね。
そういうテーマまでいただいちゃったなという。
そういうふうに思っています。
思いやりが、想像するってことじゃないですか。
相手を、マサイがおっしゃっていたのを。
思いやりがその想像の層で変えての思いやりなのかなと思って、今聞いていて。
靴っていうものをメディアとしてコミュニケーションを作り手と依頼者というか、
それを依頼した人たちが、ちゃんと靴が真ん中にあってっていうのができた、
すごい良い例だなって。
本当に身内のことを褒めるのはなんかゾワゾワするけど、
そのぐらい素晴らしい靴ができたと思います。
でも今の野次郎さんのコメントを聞くと、これからのキッカボーさんも楽しみですね。
楽しみですね。本当に。
また納期が、今殺到している。
若い私はきっと頑張ってくれます。
それも楽しみですね。
それもやっぱり課題の一つじゃないですか。
野島さんの思いやりとクリエイティビティの祝福
オーダーは来ても作れる一人の量の問題がやっぱりあるから、
それを超えるにはこれから靴を作る楽しみとか、
ただ靴作ってじゃなくてさっきのコミュニケーションを取っていく思いやりを持っていくっていう、
今現代の消えていきそうな人と人の思いやりと、
歴史と時間の思いやり、つながりとか、
そういうのにピピッと来た若者たちはぜひね、
キッカボーさんの門を叩いて、若者じゃなくていいんですけど。
あとやっぱりね、褒められるのが苦手な人もいるんですよ。
僕もそうですけど。
今回賞をいただいて、クリエイティビティとかは褒められた方がいいなと思いました。
そうだよね。
クドスっていうキーデザイナーのキーワードがあるんですけど、
祝福するっていう意味ですから。
クリエイティビティの成果を祝福して分かち合うっていうのを、
野島さんとも言ってたんですけど、賞をもらった実感がないから、
実感をまかせに行くためにソウルまで行ったようなところがあったんですけど、
やっぱり祝福された方が良かったなと思いました。
っていうのを伝えたいからやっぱり、
更新の育成とかそういうのをつなげていけるといいなと思いました。
そうですね。
そんな感じで。
せっかくなんで改めておめでとうございます。
おめでとうございます。
というわけで、
今後の展開や報告への期待
一緒に渡ってお話を伺って。
今回はいつもゲスト回3回シリーズでやってますが、
ミニーって言っても結構長く話しちゃいました。
報告回ということでした。
またこういう話題をどんどん増やしていきたいなと。
そうですね。
報告できるといいですね。
野島さんまたお越しいただければと思いますし、
きっかぼうさんの今後も皆さんチェックしていただければと思います。
チェックしてます。
私もいつもウェブサイト見て、新しいの出たと思ったので見てます。
というわけで、倉田紫羅事は来週も。
来週もゲスト回なんですよね。
またちょっと違ったところに行く予定です。
でもね、つながりあるね。
さっきのキーワードにつながりがありますね。
それはお楽しみということで。
来週も火曜日に配信しますのでフォローしておきください。
ハッシュタグCONCRAで話しかけてもらえると嬉しいです。
褒めてください。
祝福していただいて。
クドスをください。
フォームではどうしてこういう思いに至ったのかって
もうちょっと深掘りして聞きたいよっていう人がいらっしゃったら
フォームでもハッシュタグでもOKしてます。
今回初めてきっかぼうさんのことを知った人はぜひチェックしてください。
オーダーはサッとすると私が焦ります。
では野島さんありがとうございました。
01:01:53

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