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2025-07-01 42:03

S5 ep6 「これは文化的犯罪」工芸再興へ向かわせる強い危機感 ゲスト:Japan Craft 21創設理事 バイメル・スティーブエン(前編)

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日本の伝統工芸に関わる人々が直面している問題を見つけ出し解決することによって、工芸を21世紀に再生することを目的に2018年に創設されたNPO法人 Japan Craft 21。その創設者でディレクター、バイメル・スティーブエンさん。

京都市内にあるバイメルさんのご自宅にお邪魔して、クラフトアワード、心町屋塾といったJapan Craft 21の主要な活動のこと、団体の立ち上げに至った経緯、バイメルさんが抱えている課題意識などについてお話を伺っていきます。

Japan Craft 21 の様々な活動について、お問合せは下記メールアドレスに直接お寄せください。

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⁠パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保

サマリー

ポッドキャストでは、日本の工芸文化の重要性とその存続への危機感が語られています。ゲストのバイメル・スティーブン氏が、ジャパンクラフト21の活動を通じて、工芸の伝承やコミュニティづくりの重要性を強調しています。ジャパンクラフト21の設立経緯や目的が語られ、伝統工芸を守るための情熱やコミュニティの重要性についても議論があります。バイメル氏は工芸の文化的価値や教育の必要性についても考察しています。このエピソードでは、日本の伝統工芸の危機とその再興に向けた強い危機感が示されています。バイメル氏が、マスターアーティストとアーティザンの違いや工芸教育の重要性について掘り下げ、現在の工芸界の問題点についても深く考察しています。

工芸文化の重要性
CRA出しRADIOは、様々な手法で物を生まれ変わらせるコレクティブ、ConCRAのメンバーが、工芸を軸に物と人との関係、物を作ることについて、皆さんと一緒に考えていく番組です。
ConCRAの岩田です。
海です。
四方です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回、万博の話を2回にわたってお送りしましたが、予告をしていた通り、予告が微妙に、ゲスト会かな?みたいな感じの言い方をしていましたけど、ちゃんと予告通り、今回ゲスト会ということで、
ちょっと皆さんにどう聞こえているかわからないんですけど、川のせせらぎの音が聞こえる部屋で、ちょっとここでBGM下げて、排気量が聞こえるようにしますけど、そんな環境でお送りしております。
ここはどこなんでしょうかね?
京都市内佐教区のお宅にお邪魔しております。
お宅ですかね。
なので早速、このお宅のご主人にご挨拶いただきましょう。
バイメル・スティーブンの視点
自己紹介をお願いします。
よろしくお願いします。
バイメル・スティーブンと申します。バイメルと申します。
バイメルさん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ごめんなさい、最初から。バイメル・スティーブンっていうのは、どっちが苗字?
いつも困ってますよ。どういう風に言っても、みんな下の名前で呼ばれてるから、名前はバイメル、それは苗字です。
だからバイメルで結構です。
わかりました。ありがとうございます。
日本的には苗字で呼ぶことが多いからね。
そんなバイメルさんのお話を伺うということで、簡単にご紹介をさせていただきます。
1990年代に日本の文化を紹介するガイドツアーの会社を経営していた頃、日本の工芸に出会うとともにその文化的価値に気づき、
さらには重要な美意識や技術が失われかけていることに危機感を抱かれました。
それをきっかけにしてジャパンクラフト21を設立。
その財団では次の時代の担い手をサポートするためのクラフトアワードの運営だったり、
作り手同士のコミュニティづくり、またその傍ら一方で現役の職人さんが町屋づくりを学べる新町屋塾を運営されています。
はい。ちょっと今のお話で結構情報がてんこ盛りだと思うんですけど。
もうだいぶ90年代っていうともうその頃でクラフトとか注目ってあんまりされてなかったんじゃないかな。時代的に。
そうですね。ちょっとわからないですけど、90年代って結構バブルがちょっとはじけて、
新しいものがいいみたいな、どんどん服が派手になったり、ちょっとバブルがはじけてちょっと落ち着いたり。
むしろテクノロジーとかウォークマンとかCDとかそういう技術で新しいものが日本から作られてるってイメージが80年代からあって、
90年代はそういう小っちゃいけど性能がいいっていうものを作るのが日本ってイメージが世界であったんじゃないかな。
バックトゥーザフューチャー1,2,3の頃が90年代最初ぐらい。
ちょっと急に言われて今思い出そうとしてる。
いやなんかテクノロジーのイメージ。当時の。
その時クラフトに注目を日本人もそんなにしてなかった。価値に対してわかってる人しかわからないっていう世界ですね。
言ったらあれだけどちょっと古臭いとかなんかなんならちょっとダサいかもっていう風に思われてたかも知れない僕たちが生きてた肌感だったんですけど、
バンミョルさんってどういう印象だったんですか。
その頃はもちろん90年代から活躍してるんですがツアーの世界で。
日本に実際来たのは71年に。
だからそれも全ての50年間のことを見ると90年代になって注目されてたっていうよりも
毎日の生活に入り込んでたから当たり前に素晴らしいものが周りにあると。
茶碗どっか行ってどんぶりを使ってどっかの店に行ってちょっと変なものだったらやっぱりわかった人が多かったんですよ。
そんなに一般の日本人は多分その釜毒で作られた方はわからないけれども、変なものだったらすぐわかるんですよ。
その意識がミソ汁の良いものは大体一般の人はわかってたんです。
そういうことはもうそんなに工芸が注目されてるっていうことではなかったけど一般に見合わせがあった。
そして買うのは当たり前。
日常の中に溶け込んでたもんね。
ちなみになんですけどちょっと今のバイメルさんのお話で1970年代までさらに遡ったので
そのあたりのこのバイメルさんが日本にどうなぜ訪れてみたいなところもお聞きしていきたいんですが
そもそもなんで倉田市ラジオがバイメルさんのお宅にお邪魔してるかなんですけど
どういうご縁があって今バイメルさんがされてる活動のことを一番はまずはお聞きしたいなっていうのがあったかなと思うんですけど
倉田市ラジオというか本ちゃんって言ったらいいですけど
コンクラっていう集まりを僕たちがちょっと企画していて
工芸に関するアイディアのショーっていうことで
僕たちが知り合ったクラフトソンっていう京都のファブカフェマテリアルが主催してるところがあったんですけど
そこで出してみたらっていうところでジャパンクラフト21っていうことを初めて僕たちは知りました
あんまり僕たちの力不足で当選はしなかったんですけど
そのことでバイメルさんの取り組みを初めて知った経緯があったので
それでこんな人がいるんだっていうところからのお話で
もう少しジャパンクラフト21についてお伺いしたいなと思っていたんですが
理事の方でやっぱり海外の方が多いなと思うんですけど
同じような思いを持ってる方が他にもおられたっていうことですか
その理事が6人 7人です
2人は外国に住んでる 1人はその外国人がドイツに住まれた
ですからやっぱり同じように
日本の素晴らしい文化をすごく大事にしたいと思われて
すごく感動してるんだけど
自分の人生が日本の工芸によって高まってる
充実できてるからコレクターになったり
だから一緒にジャパンクラフト21を立ち上げたっていう人たち
思ったのがもっと日本より広い海外の目線で見ると
伝統的な文化を大事にしてるっていうのは
ヨーロッパでもそういう地域ももちろんあるし
その海外の方々は日本に特異性というか
ちょっと特別なものを感じたものってあるんですか
やっぱりめちゃくちゃあるんです
めちゃくちゃあるんです
どこの国行っても我々はマスター工芸という言葉を使うんです
日本人はあまり使ってないですけど
一流の工芸ということですけど
どこの国にもあるんですけど
ストラトガリアスとかピアノのスタイムウェイとか
あるんですけどやっぱり日本は数としてもすごいでしょ
多分全世界のマスター工芸を合わせたら
マスター工芸は何百年前から継承された
工芸の未来へ向けて
時代によっても工夫したり良くしたり
どんどん技法を高めたりしてきたものは
やっぱり全世界のものを合わせたら
日本の方はもしかしたら多いんじゃないかと
ちょっと言えないけどもうそこ多いです
人間のものを簡単に作ってるものはどこでもあるんですけど
ただ日本のマスター工芸は
だいたい7年から10年くらいかかるでしょ
マスターするの
だからその目で見るとやっぱり
日本の規模はすごい
そんなにたくさんあると
ちょっと底がないという感じで
そんな感じなんですね印象
でも日本人もたぶん毎日の生活にあるから
毎日見てるから気がつかないです
ですから当たり前だと思われているから
だからこんな日本だけではなく
全世界の文明の中のパワーハウスが
だんだん無くなるっていうことは
全ての世界中の人の責任になって
何かしなくなって
日本だけで無くなっていくか
日本人だけでどうにかすることではない
たぶんあれですね今の話でいうと
特に日本があれっていうか
日本ですごいものがあり
それが失われるのは変な話
人類の損失だみたいな
そんな印象だということですね
何百年前のミクランジェルとか
その時代の美術を
元に戻したいと思っている人がいるんですけど
今目の前にまだ生きているものは
だんだん無くなりそうで
今何かしないと
永遠に無くなってしまうことは
全世界の損です
私はいつも文化的な犯罪と
なかなか強い言葉ですね
でもちょっと軽く考えてはいけない
大事なことです
何て言ったらいいんですかね
今僕もバイメルさんの言葉を聞きながら
ある意味すごいショックを受けているんですけど
たぶん日本で育って
普通に過ごしている人が
意識する工芸の範囲と
バイメルさんが見られている工芸の範囲が
何か全然違うなって今思いました
そうだね
私マスター工芸って言葉すら知らなかった
マエストロとか
何だろう
メイスター?
ドイツのマイスター制とか
制度は知ってたけど
工芸って言葉に英語がマスターがついて
ガチャって一つになって
それが使われてるってことを初めて知った
もう一つバイメルさんに聞きたかったのは
もちろん日本も文化庁とかがあって
日本の文化を守ろうってする日本人は
動きとしては当然あるわけなんですけど
例えばオフィシャルな国の工芸の保護とか
文化財の保全とか
そういったこととバイメルさんのやってる活動が
ちょっとやっぱり毛色が違うっていうか
ちょっと特色の違いをすごく僕は感じていて
ジャパンクラフト21の一つのポイントは
アイディアのショーなんですよね
それが一つ大きなポイントだと思っていて
アイディアのショーなんだけど
工芸に関する知識とか技術とか文化に対する親しみは
当然高い水準で持っている人の中で
さらにアイディアを持ってる人を選ばれてるっていう
そんな印象なので
そこで集まってくる方々とかも
いわゆる日本の伝統工芸展とか
そういったところの会員とか
そういう方々と
かぶるところもあるんですけど
ちょっと毛色の違う方も混ざってて
そういう人たちがコミュニティを作ってるっていう印象があります
アイディアのショーにしたいっていう風に思った経緯って何かありますか?
やっぱり
さっき言われたように
マッチュ塾作ったり
そして弟子プログラムを作ったり
小さいこともちょこちょこやってたけど
ただ
例えば文化庁は
沖縄の素晴らしいライオンと思ったら
我々の規模はぐるぐる回ってる
ネズミのような感じで小さくて
ただ動きやすい
そして我々の目的は問題を見つけて
戦略作ってアクションを取る
だからすごく単純ですけども
そして
ただ日本の勉強すれば調べれば
調べれば調べるほど
課題がもうすごいでしょ
日本の工芸の世界
だからどこでスタートすればいいかっていうことをちょっと分からなかったから
大企業みたいなね
大企業業みたいな
ですか
ご存知だと思いますけど
堀木恵梨子さん
紙?
紙、そう
和紙の作家さんで
いろんな建築にインストレーションしたり
世界中で活躍してる人の
すごくいろいろアドバイスしていただいて
ずっと前からサポートしていただいて
その人は
こういう悩みをちょっと話して
彼女はすごく目が素晴らしい
フォークしてる目がして
アイナさん
コンテストやったらどうですか
素晴らしいアイデア
コンテストやれば
どの課題があるかすぐ分かるし
解決の仕方を教えてくれるんですよ
だから自分の分野を再生するためのプロジェクトを
みんな応募してくれる
それで応募してくれるから
一番いいのを選ぶことで
何も考えなくても
みなさんが一番よく知っている
工芸師が教えてくれる
そこから始まった
ジャパンクラフト21の設立と活動
じゃあ元々別にコンテストをしようっていうところから
ジャパンクラウド21が始まった
というわけではないんですね
最初からの
ただ10人の友達から
私も入れてみんな1000ドルぐらい
外国人1000ドル入れて
ちょっと資本金で
いろんなこと
いろんなミーティングに行ったり
東京に行ったり
いろんなことをトライしてみたら
試行錯誤で
やっと初めてのアイデアが塾
塾で
だから塾でうまくいけば
一つの発信点として
塾は一年目うまくできて
じゃあ次はどうしようと
コンテストにやることにしました
ちょっと胸厚ですね
1000ドルずつ出しで立ち上げようぜ
っていう仲間たちの思いみたいな
みんな同じ規模あって
その10人は今
10人ともずっと続けている
200人ぐらいのスポーツはいるんですけど
200人
バイメルさんがいろんなところに飛んでって
こんなすごいものが失われかけてるんですよ
みたいなことをおっしゃってて
仲間を集めてるわけですよね
最初の10人は
バイメルさんがまず近隣になって
もともとお知り合いだった方々に
お声掛けしてっていうところか
その10人ともは
以前のツアー会社のお客さんだった
お客さんだった
お客さん
1回目はお客さんで
伝統工芸への情熱とサポート
ツアーに何回も何回もリピーターとして
すごく仲良しになった
だから業者とお客さんじゃなくて
本当に友達になって
だから私のパッションみんな知ってたし
みんなさんが同じパッションを養ってきたから
コレクターになったり
こんなものどこも買えない
ただ
知識がなければ関心しないです
だからツアーによって
情報がだんだん重なってきて
どうしてもコレクターになりたい
こういうものは
本当に欲しがってしまう
ジャパンクラフト21の
レセプションですか
コンテストの
ご縁で何回か
僕も伺ったことあるんですけど
伝統工芸に関するところで
バイメルさんの貴重講演とか
熱がみんなこもってますよね
すごいもう唾が吹き飛べる
みんな思いがすごいあって
お話しされてるっていうのが
すごい印象的で
伝統工芸の世界でそんな熱量の
ファンデーションっていうか
アソシエーションって
僕が知らないだけかもしれないけど
ちょっとすごいショックを受けた
思い出というか
今も引き続いてますけど
そういう思いがあって
お伺いしたかったのが
いろんなバイメルさんの
変な不況活動じゃないですけど
ちょっと言葉が変ですよね
僕下手なんで
問題の呼びかけで
人とお金を集めたりとかして
コンテストとして
成長過程にあると思ってるんですけど
その中で
一応ロニー賞で
500万っていうことがあって
グランプリみたいな扱いですけど
お金と人的支援をサポートします
他の方は
人的支援というか
引き続き
コミュニティの一員として
サポートするっていう感じだと思うんですけど
お金でどうにかなる部分ばっかりじゃないと思ってて
その辺りもちょっと
お伺いしたいなと思ってました
例えばクラフトリーダーのグループは
ファイナリストは
毎年
我々のクラフトリーダーになるので
今は36人くらいいます
ちなみにごめんなさい
コンテストの一番スタートは何年?
2021年
4年目ですね
6人から10人のファイナリストがいるんです
先ほど言ったように
一等賞の五人賞の人には
500万円
資本金
賞じゃないです
プロジェクトのための
いろんな支援です
ですから
完全に本人の
プロジェクトにあてない
費用だったら出しません
ただお金どうぞということじゃない
かなり厳しい
資本金もらわない人は
クラフトリーダーのグループに入るんですけど
クラフトリーダーのグループは
だいたい
500万から
1000万円くらい
毎年出しているんです
いろんなプロモーションとか
いろんなことをやったりしているんです
現金じゃないけど
必要な予算が
そのくらいかかっているサポートである
1年目で
展示会があるんですから
その展示会に出す
作品の
ちょっと20万円ずつ
払っていくけど
そしてやっぱり
送料とか
あと
クラフトリーダーの
宿泊とか
イベントの時とか
いろいろやってるんです
そうですよね
みんな東京とかにいるわけじゃないからね
それが全部寄付でもかな
そうですよね
ゾッとするんです
だからコンテストで
1年分のコンテスト費用は
1500万円
ロリショーの500万円も
入れて
そのコードセレモニーも
全て
だから
あと1年間の活動期間があって
銀座の一歩堂さんに
みなさんが展示されるわけですよね
いい場所だよね
銀座の一頭地というか
一頭地でしょう
何通りだっけ
中央通り
すごいでしょ
中央通り面してる
なかなかないですね
日本一
多分そうなんですね
周りはラグエジアリーブランドとか
があるような
路面展があるようなところですね
だから
世界の
一番一流の
場所としての
工芸の価値と技術継承
一つだと
しかもニューヨークにも
堂堂さんが
東京とニューヨークで
展示ができるきっかけが
ある
将来そういうことがあれば
行っていいですよね
すごい
堂堂さんもすごい
素晴らしい人です
堂堂さん
やっぱり一週間
中央通りで
展示するスペースだけも
すごい値打ちあるでしょう
全部無料です
無料で
宣伝してくれるし
プロモーションしたりしてるし
全部無料です
作家自体は
大体
展示するのに
ギャラリーを借りたりとか
ポスター作ったり
ハガキ作ったり
発送したり
声かけして
そんなにネットワークもないしね
展示してる間に一人でずっとやれないから
誰か手伝って
そこに行って休憩したり
とか
全部かかったら結構
展示するのって金額前からかかるから
我々の
ネットワークもあるし
川野さんのネットワークもすごいです
1週間ぴっちりやってるんですけど
ほとんど
今年から
いました
人は
ほとんど休む時間なかった
すごく良かった
いろんな人が来て
私たちも行ったことあるけど
実際ほんとにずっと人が
次から次に来てるのを
全部お茶出して
くれて
お堂さんの
スタッフさんも結構
熱っぽく説明していただく
方なので
お客さんも
その期待に
応えていただいてるような
雰囲気で
作品見るだけじゃなくて好きな
お椀でお茶を飲んで
立ててくれるんですけど
こんなすごい作品で
お茶飲んで
いいんですかみたいな
そんな感じですね
そうするとただ見てるだけじゃなくて
持ったりとか触ったり
飲んだりっていう体験で
またちょっと作品が
少し違って
体験ができるのが
美術館とか博物館とか
全く違う
すごい良い体験だから
皆さんも
ぜひお堂さんの
予約制ですけどね
そうですね
だからそういう風に工芸を
保護
持続させていくっていうところの
なんていうんですかね
大枠の考え方としては
価値を
日本人とかもっとそれ以外の人に
知ってもらうことと
あとは
新しい販路を見つける
買ってもらう人を見つけるということ
あとは
そうですね
その
なんていうんですかね
継いでいく
技術を継いでいく人に
夢を持ってもらうようなことが
多分必要なんじゃないかなと
どの人も思ってると思うんですけど
どの分野も
やっぱその
僕が
ちょっとよく聞くのは
一舗道さんとか
そういう本当にラグジュアルなところに
置かれている
作品だったりとかっていうのは
実用期である以上に
作品という
作品のような
本当に
高級なものも工芸なんですけど
バイメルさんが
おっしゃっているように
日用品として使われている
ものも
広く工芸という風に扱った時に
なんかその
美術工芸みたいなところと
いわゆる
生活に密着した
クラフティックなもの
保護しなきゃいけない課題が
違うような気もしていて
それがちょっと
いろんな人が苦労されているんじゃないかなと
思っています
いわゆる美術工芸
みたいなところって
技術の取得のハードルが
めちゃめちゃ高いというか
バイメルさんも
やられている中で
その弟子入りするための
間口を広げるということは
もちろんやられていると思うんですけど
例えば
職人として
一人前になるという
プロセスと
野球選手を目指して
メジャーリーグになるみたいなところの
間違いみたいなもの
そういうことの
どっちも大事なんですけど
そのギャップの難しさを
よく考えたりするんですけど
何かバイメルさんが
弟子プロジェクトみたいなところで
感じているところって
あったりしますか
我々は
まず
英語でクラフトという
言葉を
定義しないとダメだと
一方の
作家さんが
一手一手
作っているものと
孫さんが
サマーキャンプで作った
何か
両方とも英語でクラフトと言うでしょ
でもあれも
大間違いと思うんですよ
だから4つのカテゴリー作りました
1つは
マスターアーティストクラフト
それが一方の
クラフト
あと1点1点
数少なく
作って
アートの上で
ちょっと値段が
普通より
ちょっと高いけど
次のレベルは
マスターアーティストクラフト
アーティストみたいな
マスター工芸家
そういう人たちは
やっぱり数多く
作ったり
生産はそんなに
すごい
工場のように
生産するわけではないけど
何十も
作ったりして
値段はすごく
安くなるし
そして一般の人も
手が届きやすい
そして
それはマスターアーティストクラフト
そして次のレベルは
クラフトという言葉は
例えばこのデスクは
すごく
よく作られている
綺麗に作られているけど
どこの国でも作られる
専門学校に行けば
工芸とマスターアーティスト
1年2年くらいで作れるんです
ただマスターじゃないけど
だからそれは
クラフトです
悪くないけど
マスターアーティストとは違う
それをちゃんとして
ホビークラフト
地方の
文化センターで
作ったりするのはホビークラフト
それも悪くないでしょ
すごく良いですけど
ちゃんと分けないと
我々は
2番目の
マスターアーティストクラフトを
一番力を入れている
ですから一方堂で
展示しているけども
実は多分
一般のメンバーは
一方堂は普通に
公展しないと思う
一般の普通の展示会で
一方堂の
その特別な部屋で
我々の
マスターアーティストのものを
展示している
だからちょっと違う
マスターアーティストは
やっぱり
ギャラリーもあるし
システムもすごくできているけど
あと美学で
みんな勉強したりして
そういうシステムもあるけど
工芸のほうもどんどんなくなっている
マスターアーティストのほう
だからマスターアーティストのほうに力
文化庁が
サポート
伝統工芸って言われる
名前でサポートしてますけど
伝統工芸って
バレるものは
マスターアーティストクラフト
に入る?
例えば伝統工芸展に行けば
多分ほとんど
間違っているかもしれませんけど
ほとんどの作家さんは
一般に
アーティストのものを作っている
そして1年1回のために
その特別なものを作る
だから
アーティストのもので生活している
ただショーのために
展示のために
特別なものを
作っているんじゃないかと
だから
でも
伝統工芸展の中にも
教育と業界のギャップ
作家さんももちろんいるんですけど
ほとんど
アーティストの
工芸で生活している
だからあれですよね
やっぱり
裾野を広げれば広げるほど
すごい人の高みが
高くなっていくという
考え方もあるかなと
思っているんですよね
だから
アーティストの伝統工芸の中に
1年1回しか
特別なものを作らない
ということによって
すごい技術が伸びるんです
それが他の
工芸師にすごくいい
刺激になります
だから
両方とも大事です
アーティストとアーティスト
アーティストに引っ張られる
京都でいうと
細見美術館とか
清水三年坂美術館とかも
仲がいいと思うんですけど
そこで置かれているようなものって
本当にそれこそ
美術工芸というか
びっくりするようなものたちですよね
そういうものを作る人が
この時代から
生まれるかどうかって
すごい
なんとも言えない
危うさがあったりしませんかね
そういう人たちって
本当に
どうやって
こう
良くていい
みたいなことも言ってらんないです
どんどん減っている中で
すごい腕のプレイヤーみたいなものが
ほぼもう
絶滅しちゃうみたいなところって
どういう風に考えたら
いいんだろうと思うんですよね
バイメルさんがおっしゃっている
その上の
マスター
工芸
マスターアーティストと
アーティザンの
アーティザンの
その方をすごく
広げるっていうのは
今この時代に
移る手としては
すごく
共感をするというか
それが
広くなった時に
マスターアーティストが
生まれるという
希望を持ちたいんですけど
それが間に合うかどうか
みたいなところを
持ってしまう
マスターアーティザンから
そういうマスターアーティストになることが
できれば
先ほどの
メジャーリーグに入ると同じ
もう一つ思っているのが
僕はどちらかというと
大学とかで
工芸とかを勉強した
人なんですよね
いつも思っているのが
日本の大学でも工芸科っていう
ところがあって
多くの場合は
美術大学とか
芸術大学の工芸
学科みたいな
カテゴリーがあるんですけど
そういう人たちと
職人に弟子入りして
それを成り場としている人たちの
溝っていうか
それをすごく感じていて
学校で教える
技術とか
そういうものって
本来日本の目論みとしては
前村さんがおっしゃっている
マスターアーティストみたいなところを
養成するような
プランが当初あったんじゃないかと
思うんですけど
最近やっぱり思うのは
その人たちが
業界の
持続家というか
そういう人たちに
危機感を持っていて
持続可能なものに
しようとしているかどうかっていう
ところの温度感の
ギャップをすごく僕は感じていて
どうしても大学とかの
工芸家を出た人とかは
それこそ
アーティストって思っている部分があって
自分のことに興味があるというか
自分がアーティストとして
工芸というカテゴリーで
成功すればいいみたいな
自分を表現したい
そこに
すごい大きな
溝を感じていて
それが
工芸の未来と希望
僕の仮説なんですけど
バイメルさんがおっしゃっている
マスターアーティストと
アーティザンの
溝の
何かの
そこにヒントがあるんじゃないか
って僕
なんとなく今
思ったところがあります
すみません感想だけ言っちゃいました
リスナーの人も
不思議に思ってると思うんだけど
アーティザンとアーティストの
違いを私たちが
そんなに
確信を持って
分けているのか
っていうのがまず一つ
そこらへんの
あんま考えたことないからね
ニュアンスをね
言葉の
多分なんか
今バイメルさんが分類した
クラフトっていう言葉の定義の
4つの分類
この解像度を
僕らが持っていない
っていうところがやっぱり
バイメルさんが1971年に
日本に初めて
来られてそこで
見たものとか
アメリカから日本に渡って
見た
視点と
日本で生まれ育って
バイメルさんが驚いたものとかを
たぶん子供の時から使ってたり
身の回りにあった
僕らっていうのの
視点の差によって解像度が違ってくるのかな
なんとなく
聞いてて思ったんですけど
なんでちょっと
グイーンと時間を遡って
その1971年
バイメルさんが初めて日本にやってきて
そこから
どういう風に
いきなり工芸っていうことでもないのかな
と思ってはいたんですけど
ちょっとその辺の話を
聞いていきたいな
というところで
1エピソード目は
いいお時間になってきましたので
まだ
これからって感じが
するんだけど
助走し始めた感じがする
なのでちょっと
2回目はバイメルさんの
今に至るまでの
日本との関わり
っていうところを聞いていきたいな
引き続きよろしくお願いします
ありがとうございます
倉田氏ラジオは
毎週火曜日に配信しておりますので
来週も
お聞きいただければと思います
はい
SNSで
ハッシュ
CON
CRAで
感想や質問など
お寄せいただくなり
フォームもありますので
バイメルさんに
こういう話聞いてみたいという
方があれば
ご意見もお寄せいただきつつ
つつって全部言っちゃった
そんな感じです
あと
こんな
ゲストのバイメルさんみたいな
話が聞ける
メディアもそうないので
倉田氏ラジオ
フォローしていただきたい
はい
言われたので
以上です
じゃあまた来週もバイメルさんよろしく
よろしくお願いします
42:03

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