自己紹介をお願いします。
よろしくお願いします。
バイメル・スティーブンと申します。バイメルと申します。
バイメルさん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ごめんなさい、最初から。バイメル・スティーブンっていうのは、どっちが苗字?
いつも困ってますよ。どういう風に言っても、みんな下の名前で呼ばれてるから、名前はバイメル、それは苗字です。
だからバイメルで結構です。
わかりました。ありがとうございます。
日本的には苗字で呼ぶことが多いからね。
そんなバイメルさんのお話を伺うということで、簡単にご紹介をさせていただきます。
1990年代に日本の文化を紹介するガイドツアーの会社を経営していた頃、日本の工芸に出会うとともにその文化的価値に気づき、
さらには重要な美意識や技術が失われかけていることに危機感を抱かれました。
それをきっかけにしてジャパンクラフト21を設立。
その財団では次の時代の担い手をサポートするためのクラフトアワードの運営だったり、
作り手同士のコミュニティづくり、またその傍ら一方で現役の職人さんが町屋づくりを学べる新町屋塾を運営されています。
はい。ちょっと今のお話で結構情報がてんこ盛りだと思うんですけど。
もうだいぶ90年代っていうともうその頃でクラフトとか注目ってあんまりされてなかったんじゃないかな。時代的に。
そうですね。ちょっとわからないですけど、90年代って結構バブルがちょっとはじけて、
新しいものがいいみたいな、どんどん服が派手になったり、ちょっとバブルがはじけてちょっと落ち着いたり。
むしろテクノロジーとかウォークマンとかCDとかそういう技術で新しいものが日本から作られてるってイメージが80年代からあって、
90年代はそういう小っちゃいけど性能がいいっていうものを作るのが日本ってイメージが世界であったんじゃないかな。
バックトゥーザフューチャー1,2,3の頃が90年代最初ぐらい。
ちょっと急に言われて今思い出そうとしてる。
いやなんかテクノロジーのイメージ。当時の。
その時クラフトに注目を日本人もそんなにしてなかった。価値に対してわかってる人しかわからないっていう世界ですね。
言ったらあれだけどちょっと古臭いとかなんかなんならちょっとダサいかもっていう風に思われてたかも知れない僕たちが生きてた肌感だったんですけど、
バンミョルさんってどういう印象だったんですか。
その頃はもちろん90年代から活躍してるんですがツアーの世界で。
日本に実際来たのは71年に。
だからそれも全ての50年間のことを見ると90年代になって注目されてたっていうよりも
毎日の生活に入り込んでたから当たり前に素晴らしいものが周りにあると。
茶碗どっか行ってどんぶりを使ってどっかの店に行ってちょっと変なものだったらやっぱりわかった人が多かったんですよ。
そんなに一般の日本人は多分その釜毒で作られた方はわからないけれども、変なものだったらすぐわかるんですよ。
その意識がミソ汁の良いものは大体一般の人はわかってたんです。
そういうことはもうそんなに工芸が注目されてるっていうことではなかったけど一般に見合わせがあった。
そして買うのは当たり前。
日常の中に溶け込んでたもんね。
ちなみになんですけどちょっと今のバイメルさんのお話で1970年代までさらに遡ったので
そのあたりのこのバイメルさんが日本にどうなぜ訪れてみたいなところもお聞きしていきたいんですが
そもそもなんで倉田市ラジオがバイメルさんのお宅にお邪魔してるかなんですけど
どういうご縁があって今バイメルさんがされてる活動のことを一番はまずはお聞きしたいなっていうのがあったかなと思うんですけど
倉田市ラジオというか本ちゃんって言ったらいいですけど
コンクラっていう集まりを僕たちがちょっと企画していて
工芸に関するアイディアのショーっていうことで
僕たちが知り合ったクラフトソンっていう京都のファブカフェマテリアルが主催してるところがあったんですけど
そこで出してみたらっていうところでジャパンクラフト21っていうことを初めて僕たちは知りました
あんまり僕たちの力不足で当選はしなかったんですけど
そのことでバイメルさんの取り組みを初めて知った経緯があったので
それでこんな人がいるんだっていうところからのお話で
もう少しジャパンクラフト21についてお伺いしたいなと思っていたんですが
理事の方でやっぱり海外の方が多いなと思うんですけど
同じような思いを持ってる方が他にもおられたっていうことですか
その理事が6人 7人です
2人は外国に住んでる 1人はその外国人がドイツに住まれた
ですからやっぱり同じように
日本の素晴らしい文化をすごく大事にしたいと思われて
すごく感動してるんだけど
自分の人生が日本の工芸によって高まってる
充実できてるからコレクターになったり
だから一緒にジャパンクラフト21を立ち上げたっていう人たち
思ったのがもっと日本より広い海外の目線で見ると
伝統的な文化を大事にしてるっていうのは
ヨーロッパでもそういう地域ももちろんあるし
その海外の方々は日本に特異性というか
ちょっと特別なものを感じたものってあるんですか
やっぱりめちゃくちゃあるんです
めちゃくちゃあるんです
どこの国行っても我々はマスター工芸という言葉を使うんです
日本人はあまり使ってないですけど
一流の工芸ということですけど
どこの国にもあるんですけど
ストラトガリアスとかピアノのスタイムウェイとか
あるんですけどやっぱり日本は数としてもすごいでしょ
多分全世界のマスター工芸を合わせたら
マスター工芸は何百年前から継承された