あとあれですよ、花子さん。ロック一堂の紙風船。
あれがすごかったですね。
すごかったね。
あれも心に刺さる商品なんですよね。
子供の心をしずかみ。
でも、ロック一堂さんがすごいのは素材選びがすごい火入れてる紙。
ロック一堂さんの舞台って紙のトン屋さんなんですよ。
彼らが自分たちで作ったブランドなんですね。
なので、全国の紙についてよく知ってらっしゃる。
その中のエリスグリの和紙を使って、和紙と普通の紙を組みあふれて紙風船とか、はがきとか、いろいろなノートとか作ってらっしゃるんですけど。
実物を見るとそのすごさがわかるんですよ。
残念ながらシンプルなデザインなんで、オンラインの写真ではシュッとした感じなんですけど、
実際手にとってみられると、本当に手作りのぬくもりが伝わってくる。
そういう素敵な商品なんですね。
手作りだけど、やっぱり洗練されてますよね。
商品としての完成度がすごく高くて。
京都津さんにも同じようなデザインが素晴らしい。
あれもさじ加減が素晴らしい。
可愛すぎず、モダンすぎず、でも誇ってくるものが残っている。
デザインが素晴らしいんでしょうね。
本当にデザインと生産のポリティーの高さ。
紙風船は結構折り切れちゃったりとかすぐして、カエルとかいろんなツナとかいろんな種類があるんですよ。
それをアイキャッチのために天井から追い下げてたんですね。
フロリアでのファビリオンラインってお花が痛まないようにずっとクーラーかかってるんですよ。
それの風でそよそよと揺れるんですよ。
すごいいい感じにアイキャッチになってて。
印象的だったのが子供の一人がカエルに一目惚れして、飾ってるやつしかないから原品だけなんですよって。
だから他のものはってお母さんが勧めるんだけど、嫌だ嫌だとか言って、すごい怒りだして、あれあれとか言って。
これじゃよかった、これでよかったらお切りして売りますよって言って。
下達に登って切って畳んであげたら、子供が踊り出すぐらい喜んで、お母さんにその場で膨らませろ膨らませろって。
膨らんだカエルの紙風船をいろんな人に見せてもらうみたいな。
全部動画に撮って六匹堂さんに送りたいぐらいの素晴らしい反応でした。
素敵な経験ですね。
これもショップの大手組ですよね。
本当そうですよね。
やはり喜ばれる商品が多いってのは嬉しい幸せなことですよね。
やはり日本からの、もちろん私たちも少し選んでますけど、お互い歩み寄って決まって商品を置いてるから、もちろん自分たちの好きな商品ですし、
出展者さんというかメーカーさんも是非見てもらいたくて作ってる。
すごい心込めて作ってる商品ばっかりなんで、やっぱりそういう時お客さんもそれが伝わってすごい嬉しいですよね。
最初ショップをね、どんな商品を置くんですか?とかパビリオンの側からも結構聞かれて、
こういうの置きますって、金額は価格帯的にはどれぐらいですか?これぐらいです。
モノジャパンの出展者さんのブランドの価格帯もそうだけど、安いもの売りたくてこの仕事やってるわけじゃないので偉そうな言い方ですけど、
せっかくフラリーアートっていう場所をいただいて、すごいたくさん安いものをどんどん売るっていうことは、
私たちのやり方とかお付き合いとも反するので、見てここでしかないものが集まってるよねって言って、
うわーってなってワクワクするみたいな、そういうショップを作りたいよねっていうのは結構最初の目標設定でしたね。
でも難しいなと思ったのは、空っぽのスカスカのショップはショップとしてテンションが上がらないので、
お客さんにとってもせっかく見に来たショップがちょっとガランってしてるって購買力が削られちゃうんで、
ショップはとにかく商品いっぱい置かなきゃねっていうのも初期の頃から言ってて、それが一番大変だったんですけど、
痛くってことで解決して良かったですね。
そうですね。
本当に出展者さんのおかげでもありますよね。
本当に本当に。
プラスDっていうブランド、文房具とかライフスタイル周りの商材を作ってられるプラスDっていうブランドがあって、
そこの現地でのディストリビューターのカイコさんにも入っていただいて、
現地にあることで、わりとこまめに在庫を入れていただいたりとかっていうご協力をいただいて、
そこはミニ池花スタンドみたいなのがあって、これやっぱりすごく売れましたね。
そうですね。あれは特有に売れましたね。
道草っていう商品なんですけど、
手のひらサイズのガラスのぺったんぺたんとした柿に、
ちっちゃいミニけん山が。
はいはい。
プラスチックのミニけん山。
経験しました。かわいかった。
そうですね。
道草って名前の通り、散歩してるときに摘んだ草花とかをパッといけれるっていうコンセプトで、すごく素敵な商品で。
あれはもう本当によく売れましたね。
よく売れましたよね。
テーマにも合ってましたしね。
あとああいうけん山、新しいタイプのミニけん山で、ちょっと日本的じゃないですか。
そういうの。
間を作るような花の生き方とか、そういう小さい草花も生きちゃうみたいなのとか。
これが本当によかったですね。
素敵。
あれだったらちっちゃいからおトイレとか台所とかどこにでも置けるし、見た目にも涼しげで、単体で綺麗なもんなんでよかったですね。
そう。あれはよかったですよね。
他には何買ってました?
他には、
旅の靴下、旅の靴下も買ってましたね。
旅ソックスはね。
あれは和柄の旅ソックスも結構、あれも完売でしたよね。
そうですよね。
すごい、そうなんだ。
意外とすぐ売れちゃう感じ。
そうですね。
あと現地でね、着物をアップサイクルみたいにされてて、ヘアバンドとかを作られている京子着物というブランドがあるんですけど、
そちらのヘアバンドはやっぱりすごく人気でしたよね。
着物でお花モチーフのものだけ選んで入れさせていただいたんですけど、
皆さん人気で、私も松永さんもね、テントに立つときはヘアバンドをして。
そう、パシッと。
なるほど。
じゃあまあそうですね、まとめとしてお聞きしたいのが、例えばそういうどっかのメーカーさんなりブランドさんのものを取り扱うとき、それを選ぶときのポイントですよね。
こういうものならばヨーロッパの人々に即有力が強いんじゃないだろうかって思えるもの選びのポイントを是非チュウジョさんと花子さんからお聞きできたらなと思いますが、いかがでしょうか。
どうだろう。なんか私結構感覚的なんですけど、やっぱりなんかこっちでの生活者としての状況の変化があるじゃないですか。
例えば、去年とかはロシア戦争が始まって燃油量がどうのこうのって言ってて、みんなガス材のこと超心配しててみたいなときに、西口のことしたら売れるなとか。
それは極端な話ですけど、やっぱり人の関心がどういう流れにいってるのかとか、市場にどういうものが流れてて人がどういう勾配なのかっていうのを、やっぱりずっと趣味的にウォッチしてるので。
なるほど。だから、自治問題とも関連することでもあるよってことですよね。やっぱり人々が何を欲するかっていうのはね。
サステナブルとかそういうのが言われだした時代なんで、より自治問題と消費行動のつながりっていうのはより強くなってると思ってます。持論はね。
なるほど。面白いな。
花子さんどうですか。
そうですね。私は基本、こっちで生活してて長いので、やっぱり恋しくなるものとか、こういうものがないなとか、そういうものを中心に選びますね。
ただ、自分が日本に行って自分用に買うのとは違って商品として売るわけですから、送料もかかるし、輸入の手間もかかるんで、それなりに日本の価格では売れないわけじゃないですか、ヨーロッパだと。
そういうのを考慮してもお金を出す価値がある。
物力がこれだと、このユーロの値段にしても全然オッケーと、そのぐらい物力を発揮してるものを選んでますね。
なので、帰国したときはショップさん行って、見たことないとか知らない商材探しじゃないですけど、するっていうのが楽しみでもあり、仕事でもありというような感じになってますね。
一応自分でテストして、一応自分で使ってみてですね、本当に見た目とクオリティが合ってるのかっていうのは待ってます。
一致したらちょっとトライして、みたいな感じで。
やっぱり見た目オシャレでもちょっと違ったっていうのもあるし。
そうすると必然的に小さいメーカーさんの商材が偏ってしまうんですよ、私の場合は。
そうするとやはり安くはないし、そんなにバンバン大量に買って売るような感じではないんですけど、コツコツと感じですね。
ちょっとずつ染みるように浸透していけばいいなって感じです。
それから西口靴下さんはいい例ですよね。
確実にマーケットが育っていってる。
自分と同じような気持ちで買ってくれるお客さんがヨーロッパにもどんどんどんどん増えていってるっていうのは、すごくこの仕事をやってて幸せなことですよね。
そうですよね。
素敵。
本当そうですよね。
私、共闘党さんってものすごい前、2017か18のインテリアライフスタイル展っていう東京でやってるイベントで、共闘党さんのブースがあって、
うわー何これ超かわいいと思って、ブワー入って営業したんですよ。ヨーロッパ来ないですかって言って。
そういう癖がある奇妙な人間なんですけど、そういう松永さんがさっきおっしゃったような、自分の好きこういうものがあったらいいなとかっていうのですよね。
私も物を見て、うわー引きつけられて、これはいけるみたいなのがバーって広がる。
これこうなってこういう人が買うから絶対いけるみたいな。
それで割と営業をいきなり始めたりするんで、そういうもんかなと。
やっぱり自分も欲しいなあったらいいなと思ってるから自分たちも使用するし、
使用するとお客様にも勧めやすいし、こういう時にも使えますよっていう提案もできるし、みたいな。
そうですね。
基本私道具が好きなんで、昔から比較的道具の方に目が行くんですけど、やっぱり道具は重いんで輸送コストがかかりすぎて、そこが工夫するのが大変ですね。
あと道具も使い道がわからない道具だと、こちらの欧州の人に知らない道具だと、また説明もしなければいけない。
そうなるとカルチャーから作っていかなきゃいけないってことになるんで、ワークフロー的にはすごく悪いんですけど。
でもそういうのもちょっとずつ育てていきたいなと思ってて。
ライフワークだったり。
そうですね。なのでモノジャパンというイベント自体がそこで大きく役に立ってるというか、存在意義がある。
ワークショップとか組んでるんで、そこで触れてもらうとか。
そうですね。今大根おろし、東京の大根おろしって言いますけど、去年のモノジャパンのイベントで大根おろしを使って、玉ねぎをおろして玉ねぎ麹を作ってもらうとか。
そういう道具はワークショップ必要ですよね。
本当ですね。