1. シンの木工家ラジオ
  2. #136 最初の南京鉋、どんなも..
2025-07-26 47:43

#136 最初の南京鉋、どんなものを選べばいい?【杉田創作さんゲスト回】

:::::::::::::::::: 今週の内容 ::::::::::::::::::

木工作家マニア度★★★★★

南京鉋でお馴染み、杉田創作の杉田悠羽さんをゲストにお招きしました!

・初めての南京鉋、1本目はどんなものを選べばいい?

・「安心安全」を追求した哲学

・古い小鉋を再利用した南京鉋はよくない!?

・南京鉋のその先にある目標

▪️ゲストプロフィール

杉田悠羽(すぎた ゆう)さん

@_sugiso_

茨城県出身。元自動車整備士から木工業界に転身。2014年、岐阜県にある森林たくみ塾で修業後、川合 優氏に師事。2019年独立。現在は茨城県つくば市で工房を構える。​

:::::::::::::::::: スポンサーシップ ::::::::::::::::::

▪️番組スポンサード・広告に関するご相談

InstagramのDMか下記メールアドレスからお問い合わせください。スポンサーシップの詳しい説明は「#124 スポンサードプランはじめます」をお聞きいただけますと幸いです。

https://open.spotify.com/episode/7lE745kpkP5PqPmXJSMf4R?si=w9E4DumtQu2xjXTKvr7yLA

▪️ぜひ、シンの木工家ラジオを応援していただけるとうれしいです。
こちらのURLからご支援を受け付けております。
https://x.gd/c0f46
よろしくお願いいたします。

:::::::::::::::::: 出演::::::::::::::::::

■花太郎/SCALEWORKS (スケールワークス) https://x.gd/aj3iR

■こーぐち/PLYLIST (プライリスト) https://x.gd/Q8vpQ

:::::::::::::::::: 再生リスト ::::::::::::::::::

■木工ビギナー向けプレイリストhttps://x.gd/7jtD4

■本職向けプレイリスト
https://x.gd/VZy0w

:::::::::::::::::: 番組への感想・お問い合わせ::::::::::::::::::

■番組関連リンクまとめhttps://lit.link/shinnomokkouka

■番組instagram
https://x.gd/vWEcA

■番組へのお便りはこちらから https://forms.gle/MLaEKdaYFNhnAeha9

■Discord
https://discord.gg/stQ9b4aCAx

■LINEオープンチャット
https://x.gd/Ivm2l

■お問い合わせ
shinnomokkouka@gmail.com

■BGM
https://otologic.jp/


サマリー

このエピソードでは、杉田創作さんが南京鉋の選び方や重要な特性について話しています。初めて南京鉋を購入する際に考慮すべき勾配の角度や鋼の種類、さらにはおすすめの刃の形状について詳しく説明し、初心者に最適な選択肢が提案されています。このエピソードでは、杉田創作さんが軟禁鉋の選び方やデザインの背景について述べています。軟禁刃物の進化や制作プロセス、展示会における企画力の重要性についても触れています。このエピソードでは、杉田創作さんをゲストに迎え、初めての南京鉋の選び方や独自の製品開発について語っています。さらに、道具作りの背後にある哲学や業界の現状についても言及し、若手職人の育成や道具の価格設定の重要性を探ります。このエピソードでは、杉田創作さんが南京鉋の選び方や自分の作風について話しています。彼の独自のアプローチや情熱が道を切り開くこと、そして未来の作品への期待も話題となっています。このエピソードでは、杉田創作さんをゲストに迎え、初めての南京鉋の選び方や木工における意義について深く掘り下げて討論しています。

南京鉋の基本
杉田さんゲストで呼ぶにあたって、南京鉋の話聞かないわけにはいかないということで、ここからは南京鉋の話、もう専門用語をバンバン出していこうと思います。
もう南京鉋中高の祖ですから、もうほんとに。何でしょう、結構大久保さん、杉田さんでこう時代の南京の仕様目が変わった気がするんですけど。
そうですね、いやもう絶対そうだと思いますよ。
外から見てみたすれば。
後世に語り継がれるやつなんじゃないですか。
そうそうそう、っていう感じがするんですけど、ちょっとそこのディープというか細かい部分。
そうですね、多分誰しもが悩むんじゃないかというところで、まず最初の1本目、何買ったらいいのかっていうところをお聞かせいただけますか。
南京鉋で結構大切な数字がありまして、仕込み勾配の角度っていう、その角度がとても大事で、だいたい40度から45度あたりを最初の1本として持っておけば、そこから仕込み勾配を寝かせたり立たせたりする選択の基準となります。
寝かせると木材に対して艶が上がるけど、逆目は起きやすいです。立たせるとスクレーパーのように逆目が止まりやすく、でも反面艶が分かりにくい。仕事によりますね、仕上げの仕事をサンドペーパーで磨くか、鉋仕上げでいくかの選択にもよりますし、その基準として45度か40度ぐらいのものを選んでください。
なるほど。それがスタンダードというか標準の1本。
標準な、僕のスウィータ創作の標準のモデルとなっています。
で、それを使ってみてどっちに転ぶかというか。
そうです。
ということですね。
初心者におすすめの鋼
はい。
ちなみに下刃の形状っていうのはどういうのを選んだらいいんですか。
下刃の形状は最初使い慣れてないうちは緩いアウルのものが使いやすいと思うので、最初は緩いアウルから削り始めて、タイトなアウルっていうのがすごくビビリ、バイブレーション起きやすいので、慣れてきたらそっちに行ってもらうっていうのがいいかと思います。
なるほど。
はい。
で、じゃあそれまでにだんだんと作るものも決まってきていれば、その辺のアウルも強くしてもいいしみたいな感じなんですかね。
そうですね。
なるほど。
ちなみになんですけど、これって鋼の種類というかも最初の一本におすすめの鋼っていうのもあるんですか。
そうですね。やっぱり価格と見合ったものがいいと思うので、一番知れ価格安くしていただいてるのが小森小刃製作所さんの小森さんの刃。
だいたいみなさん最初に触る鉋っていうのが小森さんの刃なんですけれども。
こちらが金額的にもおすすめしやすくなってますね。
そうなんですね。
はい。
スイタさんって現代の全部鋼のやつも売ってたような気がするんですけど、あっちと比べるとどうなんですか小森さんの刃、初心者の人には。
すごく研ぎやすいし、裏も裏刺しっていう特殊な作業しなくてもちょっとベタ裏にはなっちゃうんですけど、必要ないし、素晴らしい刃だと思って。
じゃあ初心者の人ほど小森さんの刃の方が研ぎやすいし使いやすいと。
そうですね。
なるほど。
大事ですね。値段的に入門しやすいのとメンテナンスも容易。
ちなみにあと気になったのが刃口が変わるじゃないですか。
はい。
大久保式と呼ばれるやつ。
はい。
あれは初学者とかエントリーモデルであれを買うべきなのか、もう動かないタイプも売られてたじゃないですか刃口が。
はい。
どっちがいいんですかねそれは。
そうですね、お金がある方。
お金がある方は大久保式の方が融通は利くみたいな。
アマチュアで趣味でやられてる方で荒削りから仕上げまで一本でやりたいっていう方。
ちょっと余裕がある方は大久保式選んでも良いのではないかなと。
学生さんほどでもやっぱり小森さんの刃使いつぶして次に進んでほしいなと。
なるほど。
思ってますね。
そっちの方が絶対に技術は上がります。
小森さんの刃のやつも大久保式ってあるんですか。
ないですね。
だから刃口が動かない。
固定のタイプ。
固定のタイプで刃口は広めに設定してるので逆面を置きやすいんですけど、
研ぎと削り方である程度逆面を抑えられるので。
あくまでも刃口っていうのはアシストしてくれる一つの機能でしかないので。
あれで完全に逆面は止まらないので。
そうなんですね。
そういう意味でもアマチュアの方とこれから木工の道で進んでいく方とで
ちょっと分かれるという。
そうですね。
最初からいいのを持ってしまう可能性が大きいので。
はなたらさんが軟筋がなを頼んでそれの情報とかスペックっていうんですか。
クラフトフェアと流通
仕込みの勾配とかでどうしたんですか。
僕先ほど型切り用で一応仕上げに削る用でということで杉田さんにお願いしたんですけども。
そうなると仕込みってどうなるんですか。
最終的な仕上げ刃物ですかそれともサンドペーパー。
サンドペーパーですね。
仕上げてなるとやっぱり勾配立てて逆面を置きないようにした方がいいかなとは思うんですけど。
だからそれは40度45度よりもうちょっと50度に近いような。
そうですね。
ラインナップとしては50度45度40度35度30度まで。
30度まで寝かせて。
30度はあまり作ってはないんですけども。
使うのは大久保さんぐらいですかやっぱ。
そうですねですね。
なんか30度まで行くとなんかもう使い手の技量がないとなんか逆目しか立たないみたいになりそうな気がするんですけどどうなんですか。
そんなこともないんですけど使いどころ刃を寝かせてしまうと台の幅を広く取らないといけないので。
使い勝手がちょっと悪くなってしまう。
そうで今結構対応できているので35度をお勧めしています。
そういうことですね。
だからこういう相談にも乗っていただけるということですよね。
でもクラフトフェアでちょっとお話聞いたんですけどDMで個別で相談してもなかなかもう受けられなくなってきたという話をちょっと聞いて。
そう難しいのでオンラインストアでラインナップ豊富に揃えてそこから選択してもらうっていうのがいい方なと。
直接なやり取りお互いなくて選びやすいし注文もしやすいかなと思っています。
なるほど。じゃあこれから杉田さんのランキンガナ欲しいなって思う人は杉田さんのオンラインストア売られるのを待つかもしくはクラフトフェアとかで購入するみたいな感じですかね。
そうですね。そっちの方が。
その二択ですかね。
その二択にさせていただきたい。
クラフトフェアでお会いした方は直接やり取りも。
受注で。
せっかく来ていただいたのにないっていうのはすごく残念なのでその方はちょっと差別するんじゃないんですけど特別にやり取りさせてもらってます。
なるほど。ちなみにオンラインストアも常に在庫あるわけじゃないじゃないですか。
そうですね。
何かいつ頃毎年在庫を補充して売るよみたいなのって決めてるんですか。
やっぱり夏と冬ですかね。クラフトフェア落ち着いたあたりと冬かな。鍛冶屋さんの状況にもよるので。
刃物の仕入れの状況にもね。
そうなんですね。
オンラインストア用に一応残してあるんですけど今回みたいに結構売れてしまうとかなり少なくなってしまう。
なるほど。
ご了承いただきたいです。
わかりました。じゃあ杉田さんのランキングが欲しい方はその2つで買うということですね。
インスタをずっとチェックして杉田ウォッチャーになっていただいて。
それかクラフトフェアここ出てるなっていう時に行くと。
追いかけていくっていうのがいいですよね。
でもなんかだいたい杉田さん出てるのってすごいデカい有名なイベントなので杉田さんの以外でも木工作家さん売れっ子の作家さんとか他にも陶芸とかガラスとか皆さんほとんど売れてる作家さんのイベントみたいなのが多いので勉強になるんじゃないかなっていう気がしますね。
そうですね。
なるほどこういう人たちが売れっ子なのかみたいな勉強になるんじゃないかと思います。
香口君も松本行ったじゃないですか。今回は何を勉強して帰ってきた?
今回はね僕ここでやっぱ戦わない方がいいかもしれないっていうことを学んだかもしれない。
ここを戦場としない方がいい。
ここを戦場としない方がいいかもしれないっていう感じかな。
クラフトフェアを今年はもう僕は出さないと決めたんですけど、もう一回ここに戻ってこようかなって思ってたんですけど、まあいいかなってなんかちょっと踏ん切りがついた感じがする。
そうなんですね。さっぱりしましたね。
さっぱりした。なんかあんまり未練を感じなかった。正直。
ていう感じ。
ていう感じ。なんか役落としみたいなあれですかね。
なるほど。別に役落としでもないですけどね。
浄化されたんですね。
浄化されたかな。
でもまあ絞っていくのはいいことですよね。
絞っていくのも一個作戦としてはアリなのかなって気がしますね。で僕はほらなんか下ろせないなって僕は思ってるので、そのギャラリーさんとかで下ろすの大変だなって思ってるタイプの人間なので、
別にそういう下ろす方が多いと思いますよね。売れっ子の作家さんとか見てると多分クラフトフェア大きいとこ出てギャラリーとかとつながりできて下ろしてっていう方がなんか見てて多いですけど、なんか僕はそっちじゃないのかもしれないって思った気がする。
人のタイプにもよりますけど、小口くんみたいなタイプもいるじゃないですか。で販売、製作、道具と木工用品やってるすぎ手さんって若干バケモノというか。
バケモノですね。完全にバケモノですよ。
パワー系というか。
パワー系ではないけど、でもまあ確かにそうですね。見てる感じはかなりなんか六角形のトータルバランスが全部いい感じですよね。
優れている。
そうなんですかね。
ちなみに言っときますけど、僕のやり方は全くお勧めしない。あのね、2019年に独立したの一緒なんですよ。僕も杉田さんも。
そうなんですね。
もうこの差ですよ、この差。この差を見てください、皆さん。
いやいやいや、でも小口くんは小口くんでね、ほらオリジナルの道を進んで。
そう、オリジナル。
オリジナルの道を進んで。
オリジナル、まあね、木工芸人としてね、オリジナルの道を進んでるという。
そう、そうしたおかげで杉田さんとかもいろんな話をしてるという。
そうですね。
嬉しい状況ですけど。
なんか一言というか、なんか軟禁に関わろうと思ってる若者とか。
できたら中古の小刃を軟禁化するのはちょっとやめてほしくて。
そうなんですね。
テーパーとか形状が全然違うので、逆に仕込みが下手にな、ビビりやすくなったりするので、そのね、金属加工できる方は別だと思うんですけど、
もしよかったら初めて道具店さんとか機編さんとか僕とか、他の大工道具屋さんとかとして現役鍛冶屋の刃物を作ってほしい。
なるほど。
これは今ちょっといい情報ですね。
軟禁鉋の進化
だから結構今杉田さんとか大久保さんとかいろいろ関わってこられた中で、軟禁用の小刃で最適化されているので。
そうですね。全くおっしゃる通りで。大久保さんがやっぱりオーダーをし続けて大量にオーダーしてくれたおかげで、その軟禁の形状が大久保さんに伝わったという。
すごい。
それはすごいですね。やっぱりそういう話を聞くとやっぱすごいなと。
すごいですね。定まってきた。
定まってきましたね。
今まではだから中古とか小刃の一般的に流通しているものを流用してというのが。
そうですね。軟禁用の刃物ももちろんあったんですけど、あそこまでブラッシュアップはされてなくて、やっぱりビビりやすいとかいろんな不具合があったので、今すごくいい時代だなって。
いい時代です。
確かに。
いい時代だ。
いい時代だ。
そっか。
羨ましいですもん僕。
いやでも作ってきたのはね、大久保さんとか杉田さんのご尽力のおかげなんじゃないかと思うんですけど。
でも先人たちがね、土台踏み固めてくれたっていうのが大きいですね。
だからぜひ現役鍛冶屋さんの小刃を、新品を買って。
小刃じゃなくて軟禁刃ですね。
買って仕込んでみてくださいと。
企画力の重要性
はい、ですね。
仕込めない人は花太郎みたいに杉田さんに注文するのがいいかなということですね。
ですね。
杉田さんって多分皆さん知らない方も多いかもしれないんですけど、実は展示会みたいな企画されることもあったんですよ。
なんかキュレーターみたいなことされてて、いろんな作家さんを、違う業種の作家さんとかを集めて、
だから僕らがイス展やるみたいな感じで、キュレーター的なこともされてたことが実はあって。
杉田さんだから道具も作るし、作家として作品も作るし、なんかも企画するしみたいな。
結構ね、いろいろやられてるんですよ実は。
知らなかった。
その辺のなんていうんですか、手の広げ方が僕も結構近いもの感じてて、勝手に。
その辺の広げたくなる気持ちは僕もすごくよくわかるんですけど、逆に僕も今は結構それ抑えてるんですよ、広げすぎないように。
広げすぎると逆に全部がおろそかになってしまうし、なんかその怖さみたいなのがあるので、その辺のバランスを杉田さんどうされてるのかなと思いまして。
まず広げてるっていう感覚はなくて。
そうなんですね。
必要なものを取りに行ってるっていう感じ。
ちょっとRPGだと思ってて。
なるほど。
魔王を倒して平和を取り戻そうっていう目的があったら、仲間を集めて装備を整えてスキルをアップしてっていうことをリアルでやってるっていうだけなんですけど。
広げてるっていう感覚はないです。
そうなんですね。
今まで全然なかったです。
そっか。
ちょっと書かれて、これは広げてるのかとなかなか見返したらそう思ったんですけど。
ちなみに杉田さんにとっての魔王を倒すというのは、軟禁ガンナを広めるっていうところなんですか。
軟禁ガンナも手段の一つなので、僕のコンセプトとしてはものづくりの時間を楽しんでそれを提供したいっていうのが目的なので、それに対しての武器が軟禁だと考えてます。
そうなんですね。
で、キュレーションとかディレクションしてたのは、販売店さんの気持ちを知りたくて、企画力を高めたくて。
なるほど。
2023年、ちょうどクラフトフェアをお休みした年ですね。
はいはい。
ここにさっき目的があって、出店お休みって言ったと思うんですけど、これは企画力を高めたくてお休みしました。
なるほど。そうなんですね。
それはその年の前とかに、なんかそう思う企画みたいな。
企画がそうですね、ありまして。ある販売店さんで展示会やらせてもらったんですけど、本当にとてもお客さんたちがいい人たちで、もっと届けるには、そこのオーナーさん一人でやられてるんですけど、やっぱり一人のオーナーさんの企画って毎月毎月企画してたら似てっちゃうんですよね。
企画展マラソン状態になって息切れしちゃうような感じを見受けられて、それ何か力になれないかなと思う。
なるほど。
しかもあれなんですよね。よくあるパターンは、結構その、個展やられる作家さんとかもまんねり化してきて、毎年この時期にこの作家さんがここで個展するみたいなのがもう決まってきちゃうんですよね、パターンとしては。
だから、それを良しとするか、いや何かもうちょっと新しい風を吹かせたいというふうに思うのかっていうのが結構あるんじゃないかな、その悩むポイントなんじゃないかなっていうところだと思います。
で、杉田さんはそれで、自分ももうちょっとその企画力というか、そういう展示の見せ方とか、多分そういうのを勉強したいというか、力を伸ばしたいと思ってご自身で企画されたということなんですね。
ちなみにそれどうでした?やってみて。
やってみてすごいあの、開催する側の苦しみがわかりました。多分お二人もね、集まって体感したと思うんですけど、いや大変だなと。
大変ですよね。
参加作家が増えれば増えるほど大変だなって。
ですよね。
もう痛感しましたよね。
すごい勉強になりました。
その一年、その修行というかその目的のためにやって、そういう思いというか。大変なんだなっていう。
でも一応成功したかなって感じはしましたか?その展示自体は。
そうですね。成功したかなっていう感触はありましたね。
そうなんですね。
だから今はそのキュレーション活動というか、そういったことはお休み。
お休みしてまたちょっと制作とかに注力をしてきましたね。
なるほど。ありがとうございます。
ワークショップの意義
あとちなみに杉田さんって参考にしてる人みたいな、ロールモデルにしてる人とかっていらっしゃるんですか?
いますね。二人ほどいますね。
ちょっと僕も小樽さんは別格なんですけども、一人軟禁カンナの販売とクラフト品というか工芸品の販売をしてた方が過去にいまして。
そうなんですか。
ちょうど近くにいまして、その人が一時期木工から離れてたり、軟禁を売らない時期があったんです。
その時期に僕が木工修行を始めたみたいで、軟禁が手に入らないっていう。
そうだったんですね。
その人は結構尊敬していて、ロールモデルに参考にさせてもらってますね。
もう一人が作家さんなんですけど、結構有名な東京の販売店や京都の販売店でお店をやって、その際にワークショップを開催されてる方なんですけど。
なんとなくわかってきた。
たぶんお弟子さんが出演した。
そうですね。
たぶんお弟子さんが1回番組に出てるはずですね。
ピンと来た人はなんとなくピンと来てるんじゃないかと思いますけど。
なるほど、そうなんですね。確かにわかるかも。
軟禁の注文いただいたんですよ。
お話ししていったら、展示会当初からワークショップは開催するようにしてますって。
なんでですかって聞いたら、やっぱりファンの人と距離が近くなるからよりコミュニケーションを取りやすいのがワークショップ。
今も続けてやっているって言っていて、こういう作家さんが増えれば軟禁も知り渡るし、その作家さんもワークショップに代用に買ってくれるし、すごくありがたいなと思って。
もう一人理想の人が。
そうなんですね、そっか。ワークショップでそのものづくりの楽しさを体験するっていうことに関しては杉田さん結構一貫して考えてらっしゃるから、そのあたりの古典のやられ方とかが。
本当に憧れですね。
でもなんかぶっちゃけその会場によってはあんまりこう汚してくれるなみたいなところも多分あるような気もするんですけど、そういうところが全部のギャラリーさんとかでできないのは多分あるんじゃないかなって想像はするんですけど。
なるべく開催できるような販売店さんと取引したいなと思って。
なるほど、そうですよね。
でも都内の販売店さんは狭かったね。
狭かったでね、しますもんね。
だから難しいところだと思うですね。
なるほど。そこも工夫中というか。
なのでカフェギャラリーさんとかちょっと郊外のカフェギャラリーさんとかと関係性築いてやるのが僕には合ってるんじゃないかなって今。
ちょっと郊外の方。
なるほど。
集客にもつながるのでワークショップがあれば、販売店さんとかにも利益というか得することがあるので、それが今一番合ってます。
そうなんですね。この間はなんかあれですよね、社文字のワークショップとかされてましたよね確か。
しました。一番今お世話になっている、ちょっと地元から近いところで同い年のご夫婦がやってるものすごくセンスがいいカフェギャラリーがありましてかなりお世話になってます。
そうなんですね。
なんかワークショップの内容としてはそのオーナーさんとちょっとお話ししながら聞いていったりするんですか。
そこのその会の社文字っていうのはお米作りをそこのカフェギャラリーでやられていて。
お米作りカフェでやるんですね。
そうですね。すごいあのお米の作りの大変さっていう。僕もあの米作り稲刈りに参加させてもらったんですけど、むちゃくちゃ大変だなと思って。
一粒食べるのめちゃくちゃ大変だなと思って。そこで感銘を受けまして社文字どうですかって。
お米も販売してるんで社文字とお米と変わってもらってお米のありがたみをっていう。
なるほど。
ワークショップにも意味付けはしているようにしてます。
そうなんですね。でもちょっとやっぱり思ったのがまたさっきの広げるフェーズの話じゃないですけどギャラリーさんとかでワークショップします。
そのたんびに例えば新しいこういうのを今回作ってみませんかみたいなコンセプトとして。
例えばさっきの社文字じゃないですけどお米作りのカフェだから社文字です。
例えば他のギャラリーさんとここはこういうの作ってくれませんかとかそういうお話もあるんじゃないかと想像するんですけど。
そういうのってどう折り合いをつけるのかというか。毎回やるのは正直しんどいじゃないですか。
しんどいですね。
どこまで拾えるか。
どこまで拾えるか。ボールは投げる人はいっぱいいると思うんですけどそれ拾えきれないんじゃないかなと思うんですよ。
やっぱり厳選するしかないので定調にお断りするパターンありますね。
やっぱりそうですよね。
ありますあります。全部やってたらクオリティー落ちちゃう。絶対落ちちゃうのでちょっと難しいですってお断りしますね。
ちなみになんですけどあともう一個またこれまた別の話なんですけど生活の道具クラフトフェアで売るようなお皿とかスプーンとかあるじゃないですか。
ああいうのを我々作るわけなんですけど偉大な先人方がいっぱいいらっしゃいますし売れっこな有名な作家さんとかねいらっしゃるわけですよ。
南京鉋の選び方
どうしてもインスタとか見てるとそういう人たちのものばっか出てくる。で気づいたら自分が作ってるものもなんかねそういう人たちっぽいのができちゃったりするんですよ。
その辺は杉田さんどのようにしてバランス取られてるのかなって思ったりしてるんです。
そうですね。やっぱりあのSNSはあんまり良くない面もありましてあんまり見すぎちゃうと寄ってっちゃう傾向にあるので。
でも先人たち先輩たちも上の先輩の方から入っている方も多いので最近はあまり気にしなくなったんですけどどうしても気になる方は他の業界に飛び込むっていうのをお勧めしてます。
器が好きだったら料理人のもとで修行しなさいみたいなそんな感じですね。それで見えてくるものっていうのが絶対あると思うので別の世界に飛び込むそれは絶対回り道じゃないよっていうことを結構若い方からそういう相談も受けるので。
そうなんですね。 言うようにはして。 そうなんですね。ちょっと断るじゃないですけどなんか他にもあと僕ちょっと気になってたのが杉田さんって前まで作ってたのをスパッとやめたりすることもあるんですよ。なんかそれがコーヒーのメジャースクープでしたっけ。
そうですねスクープって呼んでます。 なんですけどコーヒー豆はスプーンですね。最初の頃ってチュッパチャップスみたいなコーヒースクープ作ってらっしゃったんですよ杉田さん。
でも今は違くて全然違うタイプのものを作ってらっしゃるんですけど最初のスクープ僕すごい好きでチュッパチャップスみたいなすごいキャッチーなアイコンというか見た目をしててでもちゃんと南京ガンナとかで削られててすごいおしゃれな感じでしかも確かに高岡クラフトで入選とかされてましたよね。
そうですね入選ですねしてましたね。
なのでなんかめっちゃ売れてるんじゃないって思ったんですけどある時からコーヒースクープ変わっちゃいましてそれ何かきっかけとかあったんですか。
ありました一度コーヒースクープ落としちゃったことがあって割っちゃったんですよね。
その理由を突き詰めていったらコーヒースクープ落ちて小口が地面に当たってパッと割れちゃったのでこれどうにかならないかなと思って全然違う形に。
そうだったんですね。
ありました。
売れてはいたんですか。
販売はちょこちょこできてましたね動いてはいました。
あとシンプルな構造なので何かやっぱりマネじゃないんですけど同じような形が出てきちゃったのを見たっていうのもあります。
なるほどそうだったんですね確かにシンプルですもんね。
理由が主な理由ですかね。
そうなんですね。
じゃあ数字とか実績だけとかじゃなくてものづくりの趣旨。
趣旨としてちょっと不安定なものを提供したくないなと思って。
なるほどそうなんですね。
なんかあと食材?ろうそくの台とかも作られてたと思うんですけどある時はあれなんだっけ名前忘れちゃったコンクリートみたいなやつ盛んで最近使ってるやつ。
モールテックス。
モールテックスとかも使って。
モールテックスも使うんですか。
僕講習受けに行きましたね。
すごいですよね。
モールテックスって講習受けないとダメなんですね。
使えないんですよねあれ。
高い講習代が。
本当に僕からしたらそこまでやるのみたいなことを結構やってでもやった後にスパッとやらなかったりする時もあったりしてその辺の決めるところ?
広げるけどもうやめるぞって決めるところの決断するポイントみたいなのってどういう風に決めてらっしゃるんですか。
まずものづくりは安心安全が第一だと思ってて。
アートもものづくりもそれが一番だと思ってます。
食材にモールテックス使ったのは木の無垢の食材使ってた時に燃え移っちゃったっていうことが一発で。
そうなんですか。
これちょっと考えようと思って。
いろいろねモルタル系の塗料とかも探したんですけどモールテックスが伸縮にも対応して良さそうだと。
で火にも強かったのである程度。
でそこで使ってみていけたんですがちょっとコストがかかりすぎちゃって今の銅板をお皿にして敷いて食材作っております。
そうなんですね。
だからやめるポイントは安心安全でなかったらもうすっぱりとやめるっていうのを大事にしてます。
それでもまあ良さそうなその素材とか手法があればそこまで潜って取りに行くっていう。
いやすごいですよねそれがすごいなと思ってなかなかだって木工やっててモールテックス落として行こうと思わないじゃないですか。
盛ん屋さんが行くやつでしょみたいな。
そうなんですよ。で盛ん屋さんもやっぱりあの講習代高いからっていうぐらい。
そう盛ん屋さんもねなんか息しぶるぐらいのねやつですからね。
だからそれも一応突き詰め癖の一つ。
だから家具はできないなと。
なるほどそういうことなんですね。
もういろんなことになっちゃいますもんね。
もうわちゃわちゃになっちゃうので。
いや面白いな。
なんか今こう突き詰めていく癖があるじゃないですか。販売もやられて制作もやられてみたいな。
精神的なバランスというか得意不得意のバランスというかあとデータにまとめたりとかっていうのは一応全部得意なことで形成されてるんですか。
得意なのかな。よくわかんないんですよ。
でも苦にはならない?
苦にはならないです。やっぱり目的がはっきりしてるのでこれも必要なスキルだと思ってるんで全然苦にならないな。
そうなんですね。
道具業界の現状
苦手なこととかないんですか?
苦手なことはやっぱりこうやって喋ること。
すいませんそれ。
今日はちょっと苦手なこと無理をさせて。
すいません。
そうですねやっぱり喋るの苦手ですね。
でもワークショップとか接客とかはいけるってことですよねきっと。
ほったらかしにできるんですよ。
そうなんですか。
最初軽く説明してあと皆さん夢中で削るので割と喋らなくても。
そうなんですね。
始まりと終めをしっかりすれば。
販売の方も一応要点だけ伝えるとか相手職人さんだったりとかするときはやっぱり要点だけ伝えてっていう感じなんですか?南京ガンナの時とかは。
南京の販売はやっぱり職人さんは会話しやすいと思うんですけど木工品の販売はポップキャプションに任せて。
そうなんだ。そこにも下準備というか。
松本の時には準備できなくてそれが木工品の販売につながったのかなと思います。
今回の松本のことですか。
そうです今回の松本は木工品はあまり出なかったんですよ。
ポップ次第でもうちょっと売り上げいった可能性は。
いった可能性は大きいと思いますね。
ここからはまた話を切り替えていこうかなと思うんですけど。
杉田さんって道具を作るお仕事もちろんされていたり使い手の立場を考えて売ることとかもやってらっしゃるんですけど。
実はこの前僕らがゲスト会で呼んだニタドリさんいらっしゃるじゃないですか。
います。
鍛冶屋さん。
鍛冶屋さんの調査とかも実はされてたんですよ杉田さん。
学校から職名を受けて。
職名ミッション。
ミッションを受けて。
そうですミッションを受けて。
山本さんとかと一緒に鍛冶屋さんを回って現在の鍛冶屋さんの状況を調査するみたいなこともやられたことがあるんですよ実は。
ちょっと見た俺。
見ました?
鍛冶屋さんの現状とかその後継者の問題とか。
そのあたりですね。
ちょうど調査させていただきました。
杉田さんって本当にこうまんべんなく業界とその業界のもうちょっと端っこの方というか近隣のその部分接してる部分までなんか結構ちゃんと現場見て学びを得てらっしゃるんじゃないかって思うんですけど。
その辺から全部を見てみてなんか学んだこととか。
はい。
なんか発見があったこととかってあったりするんですか。
やっぱり手道具業界は人材不足なので。
やっぱり似たどりさんが若手のヒットに今なっているんで。
今後軟禁の販売っていうのは若手に集中してしまうので。
もしなんか病気でダメになってしまうと僕が軟禁も売れなくなってしまうっていうイメージもあって。
なのでそういう現状がすごく見えてきたかなと。
なるほど。
それもあってその軟禁の売る部分ではちょっと余裕みたいなのを持たせて価格設定してるみたいなのもそこにつながってくるってことなんですかね。
そうですそうです。
特殊技能であるところのね。
そうですね。
やっぱりそれはちょっと道具業界の現状と合わせてっていう感じなんですかね。
そうですね。価値を高めようっていう意味もありますね。
それでも当初よりは杉田さんやいろんな方が道具の値段の印象というか。
加工上げというか。
分かる分かる。
その意識改革みたいな啓蒙も一緒にしてくれて徐々にちょっと高単価になってきてるような気がするんですけども。
分かります分かります。
そこら辺も意識されてっていう感じなんですかね。
そうですね。もう第一に考えるのがやはりカチュアさんにお金を回せるような価格にした方が絶対いいのかなとは思って価格設定はしてますね。
杉田哲学の共有
そういうことなんですね。
こっからはちょっとより一般の人、一般のリスナーさんもちょっと意識して杉田さんから学べることをいっぱい引き出してやりたいなと思って。
杉田哲学の一端を。
そうそうそう、思っておりまして。
例えばですけど、杉田さんって軟禁ガンナに絞ったから結構ここまで売れてこれたのかなというふうに思ってるんですけど、
狭いニッチな世界でその業界の中では一番取るみたいな戦略っていうのは結構有効だと思ってますか。
軟禁ガンナを選ぶ段階でここの業界だったら1位取れるなみたいな感じで思って入られたわけではない。
ではないんですか。もう削った瞬間、ひと削りした瞬間にこれだって思っただけなので、そういうのは考えてなかったです。
じゃあたまたまそこにスペースが空いてたから。
なんかハマった。あの皆さんに実は軟禁の販売もしますって言ったら結構渋い顔されて、一人だけ大久保さんだけブルーウォッシャンだねって言ってくれた人が。
本当に大久保さんだけだったんです。後からちょっと心配してたんだよって謝ってきてくれた方もいて。
だから全然1位を取るとか全然抱えてなかった。
そうなんですね。でもなんか杉田さん今多分結構もう売れてらっしゃるので、後輩の方とか学生さんからもなんか多分相談とか来るんじゃないかなって思うんですけど。
ぼちぼち相談とかは来ますね。
そういう方たちにはなんてこう答えてるんですか杉田さん。
どうやったら売れるかとか。
そうそうそうそう。どういう風にこれからもこうやってこうかな悩んでるんですみたいな。作風とかまだ決まってないですみたいな。
杉田創作の情熱と戦略
ふわっと。学生さんたち大体ふわっとしてるから。そういう時にどうやってこうアドバイスされてるのかなと思って。
おーですね。
なんかやっぱ杉田戦略みたいな。ニッチなところを狙っていくっていうのは1個戦略としてありなんじゃないかと個人的には思ってるんですけど。
やっぱりあの情熱を絶やさなければという話はありきたりでも、でもそこなのかなっていう感じですね。
そうですよね。南京ガンナで行こうって思っても杉田さんほどねこう情熱を注げなければ多分ここまで。
そうなんです。僕ね杉田さんと同世代っていうことが先ほど分かったんですけど。
僕が学校で勉強してた時は別に南京ガンナってそれほど地位が高くないっていう言い方はすごくいけないんですけど。
僕も触れてるはずなんですけど別にそういう杉田さんみたいな感覚にならなかったわけじゃないですか。
でもそのピンときたというかそれで自分の感覚というか来たものを信じられたわけじゃないですか。
それってなんかこうこれってやっぱり思ったっていうことですよね。
根拠になることとかあったんですか。
やっぱり家具職人ダメだ、旋盤作家ダメだってなってもうどうしようって思った時になんとなく削ったあのどん底の中の。
一筋の光みたいな。
そんな感じだったんですかね。当時の心境あまり覚えてないですけど。
まあでもときめくものがありました。
そうなんですね。
やっぱそれを情熱として手放さなければ見えてくる道もあるっていう。
絶対多分見えてくると思っております。
木工と飲食の経験
さっきの作風の話に近いんですけど杉田さんが茶文字であったりとか木べらであったりとかミルであったりとかドリッパーであったりっていうのはもう世の中にいっぱいあると思うんですけど
そこから自分の作風を作るにあたってどういうアプローチされてるのかなって思って。
木工を修行するためにダブルワークしたっていう話をしたじゃない。
その時に飲食のキッチンに入ったのがすごく大きいなって。
そうなんですね。
僕木工費は食に関係するものをメインというか絞っております。
食代だけはちょっと違うんですけど、ロウソクを灯す中で食事をする機会があって、それですごくもう癒された時があって。
だからそれも食代も一応食に。
なるほど、食卓に並ぶものとして、なるほど。
っていうちょっと無理矢理なんだけど。
まあそれは置いておいて、そのキッチンで働いてた時の経験値が大きいですね。
それは使い勝手っていう意味ですか?
使い勝手とかファスト担当だったんですよ。
なので、ミルに関しては汎用のペパミル使ってたんですけど、使っていくうちにペパミルって上にポッチがあって、あれ外して補充しないといけないんですよ。
めちゃくちゃキッチンって線状なので、補充してる時にあのポッチがどっかに転がっていくんですよ。
知らず知らずのうちに、なんでって今あのタイミングで。
で、ホームセンターに売ってる納豆。
普通の納豆に変わるみたいな。
痛い納豆。
痛い納豆に。で、補充の手間とかいいのないかなと思って。
それこそ木工、旋盤修行をしてた時期もあって。
そこにて中島トターニングスタジオの中島慎太郎さんと出会って。
当時中島さん、ペパミル、スパイスミルの講座をやってたんですよね。
そうだったんですか。知らなかったです。
これ短期間で終わっちゃったのかな。その時にクラッシュグラインドっていうメカニズムを使わせてもらって、すっごいよくて。
で、数年後中島さんにもちょっと筋を通して、ちょっと販売したいんですって言って。
へー。
コーヒードリッパーに関してもコーヒーロースターさんに相談しに行って。で、カフィクトさんにも相談して。
カフィクトさん以外に2人、実はコーヒードリッパー勝手に送りつけたんですよ。
そうだったんですか。
コーヒードリッパーのちょっと性能知りたいんで試しつけてくれませんかって相談したり。周りに相談する。
なるほど。
僕分かんないからって。プロにお願いするとか。そういう感じで物作りをしてます。
未来の作品と野望
何の話でしたっけ。
いやいやいや、でもなんかそうやって実際に使い心地を結構一番に考えていらっしゃるってことですね。
なるほど。
で、結構実体験が元になっていることも。
多いですね。
これちょっと話しておかなきゃいけないんですけど、僕も独立前に飲食店で働いてて。
へー。
僕はピザ担当だったんですよ。
そうなの。某チェーン店のね。
あ、違う。それはね、個人の。
そうなんですか。足はなかった。
高校時代は某チェーン店だった。
某チェーン店のね。全国大会まで行ってるんですか。
同じ経歴をたどっても、一方は杉田さんになるし、一方は花太郎になるので、やっぱ日々細かいことをちゃんと捉えていくセンサーを磨いていくことが大事だと思うんですよ。
なるほど。確かにね。
でもパスタ場はあのあれですよね。戦場ですよね。
戦場ですね。ピザもやってましたよ。
ピザもやってました。
ピザ釜でやって、こう伸ばして、フィールに乗せて。
そうそうそうそう。
巻き釜で。
そうそう、こうやって。
へー。すごい。
落としちゃうんですよ、たまに。
で、片っぽだけ微妙になったりとかしちゃうんですけど、だからそういう細かいことをたぶん皆さんこう拾う訓練。
拾わないとこっちです。拾わないとこっちですというか。ぼーっと生きてるとダメです。
なるほど。
細かいこと拾っていきましょうという。
皆さん、じゃあ細かいこと拾っていきましょうという感じですね。
僕がすごい印象に残ってるのは、杉田さんカトラリーも作られてて、今回松本のクラフトフェアでまた新作のカトラリー出されてたと思うんですけど、
何年か前か忘れましたけど、カトラリーの写真をあげてらっしゃる時があって、その時にディチェコの、ディチェコという麺があるんですよ。
パスタの麺の。
マニアックすぎ。
ディチェコを救うためのポークを作りましたみたいなの。書いてあった時があって、ちょっとそれ、僕絶対そこまで尖れないなと思って、やっぱそういうところなのかなっていう気が何となくこれまで話をしてて思いましたね。
今回もディチェコを食べやすいポークを作ったんですけど、全くごめんなさい、販売動かなかった。
そうなんですね。
そっか、やっぱディチェコなんですね。
やっぱりディチェコ美味しい。
昨日働いてたとこもディチェコでした。
そうなんですよね。
のナンバーイレブンっていう。
そうなんですね。
スパゲッティにっていうサイズおすすめです。
やっぱディテールにこだわっていくというか、そういうところも大事っていうことですかね。
そうですね、突き詰めちゃいますね。
あとやっぱ最後に気になるのは、ロマンとソロマンを往復している感じがすごく杉田さんからは感じられて、それがすごく美味いなって。
他の作家さん見てるとやっぱソロ版のところがうまくいってない作家さんもすごく多い気がするんですけど、杉田さんはその辺はやっぱかなり意識してらっしゃるんですかね。
ソロ版。
お金の面の話。
お金の面意識はしてますね。やっぱり一度コロナ前にショートしそうになったんですよ。
資金が。
資金が。そっからやっぱり勉強意識はしてます。
そうなんですね。え、なんかどうやって勉強されたんですか、それはちなみに。
YouTubeとかポッドキャストとか聞いたり見たりとか。
特別、専門的な勉強をしてるっていうわけではないです。
意識は高めるようにはしてます。
なるほど、そうなんですね。
意識して手に入る情報の中で勉強してった。
そんな感じですね。時間も限られてますし。
確かに確かに。でもなんか杉田さんはその辺が上手いなってなんとなく感じてますね。
じゃあここからはちょっと未来の話を聞いてみたいなと。
未来の話、はい。
思うんですけど、なんか次に作りたい一点になる作品みたいなのあったりするんですか。
考えてます。実は軟禁ガンダってあるものを作る負責にしか過ぎなくて。
え、実は。
そうなんですか。
ものづくりの楽しさを伝える武器でもあるんですけど、あるものを作るために軟禁をやってきたって言っても過言ではない。
それあるものっていうのはもう別に決まってるわけですよね。
もう決まってます決まってます。
それは今までのワードに出てきたりしました?
してないですね。
してない。
してない。話してない。
インスタとかにもなんか。
あげてない。
あげてない。
全くあげてないです。
今日初公開かもしれないみたいな。公開はしない?
公開はね、まだ試作もできてないので。
重いというか重いの部分はずっとある?
ある。部品はできてるんですけど今、今年の冬ぐらいにはお披露目できるかな。検証をやっぱりしたいので。
プロに使ってもらって。
分かったかも。
はい。
いいですか僕いっちゃって。
どうぞ。
コーヒー見る?
あれ?
違った。
違った。
すごい分かったみたいな顔をしたのに。
違ったな。
不信満々。
じゃあやっぱ倒したい魔王はいるわけですね。ずっと。
そう、中ボスというか。
中ボスなんですか?
大ボス文字はいるんですか?まだ。
大ボス。それラスボスかな分かんないですけど。
そうですね。
でもそれを倒したからといって目的達成ではないんですけど、ちょっと平和になるかなっていうぐらいの。
気になりますけど。
じゃあ今年中には分かるかなぐらいな。
かもしれないよっていう。
なるほど。
じゃあ謎として。
謎として。
でもちょっと楽しみですね。何なのか。
今までのやってきたことも結構それにつながってる。
そうですね。
一発ではたどり着けない道みたいな。
後回しにしちゃった感はあります。それに注力すれば先に作れたんですけど。
でも関連する美食のアイテムを。
そうなんですね。
めっちゃ気になる。
気になりますね。何なんだろう。
ゆくゆくはそのアイテムの完成品を販売して皆さんに逆さに広めていってもらおうっていうのが最終的な野望で。
そうなんですね。
そうすれば僕は作らなくてもいい。
そうなんですね。
ペッパーミルと同じですね。
実はこれ杉田さんスパイスミル作ってらっしゃいます。僕も実は作ってるんですよね。
杉田さんから中身を買って仕入れて僕も作ってるわけなんですけど。
杉田創作さんとの対談
杉田さんもスパイスミルいっぱい作って売りたいのかなと思ってたんですけど。
どうやらそうじゃないらしいっていう話を会場で聞いて。
どっちかというとミルは他の人に作ってほしいみたいな。
軟禁があんまり使うシーンがない。無理くり今使ってるような状況なので。
いまいちなんですけどあればすごく便利な生活のトークなので。
なるほど。
引き込みたいとは思うんですけど。
そうなんですね。
じゃあどちらかというと作るならもっと軟禁使いてえなみたいな。
そうですね。
なるほど。
そういうことなんですね。
結構最初の方から真の木工科ラジオ聞いてましたね。
はい。ヘビーリスナーでございます。
まじですか。ありがとうございます。
ありがとうございます。
いまも変わらず聞いてくださってる。
毎週ほぼ聞けるときは聞いてます。
スピーカー設置して真の木工科ラジオ聞きたいがためにスピーカーを設置して。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
これちょっと嬉しかったね。
嬉しいですね。いいお話を聞けました。
やっぱり聞くのにも突き詰めるということですね。
突き詰めるということですね。
そのためにわざとスピーカーを設置しました感じでしょうか。
嬉しいです。
じゃあこんなところですかね。
今日はいろんなこともめちゃくちゃお金の話までかなり売り上げのセキュララな話をしてもらってしまいましたけど。
ありがとうございます。
じゃあ本日は杉田創作さんの杉田さんをお招きいたしました。
貴重なお話をいろいろありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
インスタグラムのDMまでご連絡ください。
それでは次回の真の木工科ラジオでお会いしましょう。
47:43

コメント

スクロール