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2022-03-15 37:01

S1 ep3 暴走族のバイク×金属工芸? ConCraでやってみたこと その2

工芸×アップサイクルを標榜するConCraで実際にやったことを紹介するエピソード第2弾。今回は大学で工芸を学んで以来ずっと工芸について考えてきた海が、暴走族カルチャーとの出会いからスタートさせたプロジェクト「工藝族車」を紹介。

今回の話題:
現場をオープンにするようになってきた工芸の世界 暴走族の歴史 大学の工芸科の加工場でバイクを直していた経験 金属工芸の技術が暴走族のバイクの改造にもそのまま使えそう 旧車會との出会い 何十年も同じデザインなのはなぜ?文化を引き継ぐってどういうことだろう? 良し悪しは文化が決めている暴走族/旧車會の世界 アカデミックな工芸の世界は文化よりも技術の話ばかりになってない? 暴走族のカルチャー=ヒップホップカルチャー=茶道? アカデミックな工芸と産業としての工芸 主にプラスチック製の改造パーツを銅板を叩いて成形する 当たり前にDIYでものを作る暴走族 日用品としての銅製品は現代社会の中で使いどころが難しい? 旧車會の中でも特別な一台になった「工藝族車」 楽器としてのエンジン/マフラー バイクとドラムのセッション 量産品でも機能的にも問題のないものを工芸品に置き換えたらどうなるか? モノというよりもコミュニケーションが変わっていく 暴走族=メディアアーティスト? グラフィック、機械工作、プログラミングまでDIYでこなす暴走族

THE MAN WITH THE "TAKEYARI" HORN / [Kogei Zokusha]
https://www.youtube.com/watch?v=srfoZIWdSuc

工藝族車クラウドファンディングプロジェクトページ
https://motion-gallery.net/projects/kougei_zokusha

このプロジェクトの詳しいコンセプトは公式サイトへ。
https://concra.jp

そしてここに掲げているコンセプトのもと、実際にモノを作っていこう人が集まるオンラインコミュニティであり実験場 ConCra Collective(コンクラコレクティブ)が2022年3月1日にオープンしました!
興味のある方はぜひお気軽に参加してください。
https://basic.motion-gallery.net/community/concra/

パーソナリティ:岩田篤 蔡海 福原志保

00:01
CRA出しRADIOは、使わなくなった大切なものを、さまざまな工芸技術で生まれ変わらせるコレクティブ、コンクラのメンバーが、分かりたいけど勉強しにくい工芸について、見たり、調べたり、作り手のお話を聞いて、時に脱線しながら、皆さんと一緒に考えていくラジオです。
コンクラメンバーの岩田です。そして、
あ、海です。はい。
それから、
コンクラメンバーの福原志穂です。
はい、よろしくお願いします。というわけで、前回はちょっと、
ちょっと予想外に僕の話が、いろんな方向に脱線して、
そこそこ長くなってしまったので、
何回聞いてもいいんですよね。
松原くみひもさんのお話。
松原くみひもさん、行ってみたい。
行ってみたくなる。
やっぱり工芸の方って一般の人からしてみると、やっぱりちょっとアプローチしづらいとか、いきなり何も知らないのに何回行って話聞いていいのかなとか、ちょっと怯気しますもんね。
だから岩田さんがおっしゃってた1次論や2次論やというところも含めてのってところなんでしょうね。
流通も含めて、間にいろんな方が挟まってるって言い方があれですよね。
物を届けるためのプロセスがあるっていう。
逆にそういう今までの、ちょっとそのなかなか直接行くのがはばかられるっていうようなイメージからは、だいぶいろんな分野が変わってきてるんだと思いますね。
やっぱり、松原くみひもさんに行かせてもらったのも、
オープンファクトリーのイベントやってるデザイン影響というところの絡みで、ちょっとつなげてもらっていけたんですけど。
そういうふうに、自分のところの工房をどんどんいろんな人に見てもらって、物を作るプロセスとかを知ってもらおうっていうふうに、
作り手の側から動きがいろんなところで始まってるっていうのは、僕らとしてもすごいそういうのを見るの面白いし。
やっぱり作るプロセスを見ると、それこそこのギターストラップなんかはやっぱりプロセスを見せてもらったこと込みでめちゃくちゃ愛着があるので。
そういうところも、この蔵で価値を発信していきたいところだなぁとは思ってますよね。
そうですよね。やっぱり伝統工芸だからっていって、敷居が高いなと思われてるってももちろんあるけれど、
物がどう作られてるかっていうのが全くそこは見えてないし分かんないから、アイディア出すのも何も。
03:03
いきなり工芸使って何か変えましょうって言われても、どうやってみたいなのが最初に思うことだから。
そういう作ってる人がどういう人なのかとかも見ることもできるし、そういう意味ではすごい楽しいプロセスかなって思います。
はい。じゃあ今回は海さんのプロジェクトのお話を聞いてみようという回で。
これはプロジェクト名とかはあるんですか?
工芸俗写というプロジェクト名をつけてて、試みのような作品のようなことでやってたので。
ちなみに俗写って言って、リスナーの方でパッと分かる人とかっているんかどうかっていうのは分からずなんですけど。
そうですよね。キョトンとすると思うんですけど、いわゆる暴走族のバイクですよね。
最近暴走族走ってないからね、あんまりね。地域によってまだ走ってるっていうところもあるんですけど。
そうですね。僕もなんとなく知っていた暴走族のイメージと、今の有料みたいなものもかなり細かくいろいろあったりとかするんで、一言で今だいたいこうとは言えないですけど、今もおられるところではおられますよね。
ちなみに暴走族って年代って何年ぐらい?
多説あるんですけど、最初はただ速く走るための人たちが雷族っていうのがいて、1960年代とか。
でも当時バイクが持てる若者っていうのはそんなに貧乏な人たちじゃないんで、手に入る人たちとかで言うと言い方迷うな。
団地とかの低所得層の人とかが乗ってるイメージではないっていう言い方で言うような。
日常にお金に余裕のあるお方たちが遊びという。
イノチラズな遊びをするっていうところからなんですけど、それが70年代ぐらいまで行くと、速く走るっていうところから集団化していくっていうところと、チームごとの暴力を含むコミュニケーションですよね。
そういうところが社会現象化していって、一説によれば70年代で流行のひと山ってのがあって、80年代からのは70年代の状態のリバイバルっていう視点がすでにあったようなんですけど、
僕の生きてた70年代後半に生まれて80年代90年代の人は、わりかし暴走族とかすごくうるさいバイクの集団が通るということがだいたいイメージですよね。
06:11
僕がバイクに乗り始めたのは19歳とか20歳ぐらいとかなんで、暴走族で言ったらもう卒業しているお年頃の人の年代だし、学校に通うためっていう背に腹がかえられない理由で乗ってたんで。
学校が山の中にあったからね。
通ってた学校で僕工芸を勉強していたので、金属の加工する作業場があったので、もちろん学校でやってる作品とかそこで作るんですけど、当時いろいろと学校のルールも緩くてその作業場のすぐ横に自分のオートバイも留めてたんですよね。
作品も作りながら自分のオートバイのパーツとかもアルミの端材とかそういうので作ってたんですよ。
バイクの改造とはいかないまでもちょっとしたメンテナンスだったりとかそういうのに工芸技術と神話性があるっていうのは体感で分かったんですよね。
これは別に僕だけがやってたっていうよりは山奥でバイクで通っている同級生とかがみんなやってたことなんで、ある意味当たり前だったんですけど。
だからバイクと工芸の関係っていうのは分かりながら、ある時僕の友達が昔のカウルも僕らがやってる絞りって言ってたんですけど、フラットな平たい板から叩くだけで三次局面のものを作るカウルも絞りで作ってたんだよなみたいなことを言ってた時に
それだったら暴走族の改造様式も僕らの工芸技術と思ってることで改造できるんじゃないかなっていうふうにぼんやり思ったんですよね。
カウルってどこですか?
ヘッドライトの周りをこうなんて言うんですかね。
正面のとこね。
正面のとこですよね。
仮面ライダーのバイクのすごい盛り上がってるような感じのカウルを。
空気抵抗を減らすためにもともとついてるものですよね。
あれとかも昔アルミとかである種工芸的な加工技術で出してたので、暴走族の改造様式も全然工芸の技術でやれるんだろうなっていうことは着想はずっとあったんですけど。
学校を卒業してしばらく何年か経った時に東京からだいぶ下った神奈川県に入って、さらに神奈川県の南の方の三浦半島というところがあるんですけど。
09:05
三浦半島の有料道路の料金所で大量の今にして言うと旧社会っていう人たちが通ったんですよね。
旧社会っていうのは暴走族だった人たちが走り続けるために合法に若干チューニングした人たちなんですけど。
パクられるってなんぼっていうところからの走り方をしてたのと、パクられないようにグレーゾーンを行くという、似てるけどコンセプトがだいぶアップデートした人たちなんですけど。
そういう人たちがすごい走ってて、暴走族の歴史を素人ながらに辿っても何十年も同じデザインのまま引き継いでるっていうことは一体何なのかってちょっと思いまして。
工芸俗舎っていうところに取り掛かるまで時間がさらに空くんですけど、文化を引き継ぐっていう意味合いってどういうことなのかなっていうのは、
工芸側の視点とちょっとぶつけることで見えてくることがあったら面白いかなぐらいに、そんなことすらも思ってないかったぐらいだと思うんですけど、合わせたらおもろいんじゃないかなぐらいだったんですけど。
やってみたらすごい結構いろいろ見えてくることがあって、工芸の勉強してた立場からあれこれ思ってることっていうのは、
言語が違うだけでほとんど旧社会って言われてる人たちのバイクいじりとかの要素に全部詰まってるっていうことなんですよね。
結論を言っちゃうと、文化っていうものを引き継ぐ意思のあるなしだなっていうのに気づいたんですよね。
僕らも学校で作品作って先生があれこれ言うんですけど、かっこいいかどうかっていう美意識の観点で言うっていうよりは、
君個人としてどういうアプローチをねちこくやったんだっていうことなんですけど、旧社会とか暴走族の人たちは全てにおいて自分の美意識に対して全部の技術を使う。
吉橋は文化が決めてるんですよね、簡単に言うと。僕らは工芸家っていうところにだから文化っていう視点っていうのが完全に欠落してるんじゃないかなっていうところがちょっとやりながら思った。
文化が吉橋を決めてるっていうのは旧社会の周りの人たちが承認することが良いことであるっていうことですか?
良いはいるは別にして内向きなんですよね。旧社会のバイク乗りっていう人たちのコミュニティがあって、その人たちが自分のバイクと他社のバイクを比べて良い悪いっていうのを批評し合ってる。
12:03
例えばヒップホップによく似てるって例えられるんですけど、お前の作ったビート、お前がやってるラップとかっていうのはかっこいいね、ダサいねっていうようなのをその界隈でずっと言い合ってるような状況に近いっていう感じですね。
自分を表現してるんだけど、その文化のフォーマットの中に自分がどう立ってるのかっていうのを彼らすごく意識してやっているっていうところですよね。
それ聞いてて今思ったのが、茶道に近いんじゃないのという感じが、いろんな方があって、何々派とかいうのがあって、ずっとそれを引き継いでやってて、それでも新しいのが出てきたりはするけれど、やっぱり大まかに言うと文化っていう意味では茶道っていう文化ってとこから逸脱はしないみたいな。
茶道ともすごい類似性っていうのは感じるし、工芸俗舎っていう作品の話に戻すと、放送俗界隈の俗舎のカルチャーの人たちに聞き込みをしてたのと合わせて、いろんな工芸にまつわる人たちの聞き込みも合わせてしてたっていうようなところがあって、
タンクを漆塗りにしたらどうかとか思ったときに、国立の塗り物の産地の人たちとか組合のところに連絡を取ったりとかしたときに、またものすごくショックがあって、
僕らが持っているシャラ臭いアカデミックな人たちが感じている工芸っていうイメージと、地元の文化をどうしても引き継いで、それもしかも産業として引き継いでいかなきゃいけないっていうような人たちの考えのギャップとかに、
すごい世間知らずだったなあっていうこともあったりとかして、例えばなんとか塗り組合とかそういう人たちとやってたら、タンクを塗りたいとして、それはゆくゆくはどういうロットでどういうところに下ろしていっていうところからちょっと値段が決まってくるんですけどというふうな会話になったときに、
そう言われてみればそうだよなみたいな、もちろん箸を作ったり器を作ったりとかしている中で、ちょっと面白そうなチャレンジングなことをやってたら、工芸の意味をアップデートする意味で野心を持っている人たちがきっとどこかにいるんじゃないかって勝手な僕の妄想があったんでしょうね。
15:00
全然お互いが持っている感覚が合わなくて。
うるし塗りの人たち何人かに聞いたけど、やっぱりみんな同じような質問とか、そもそもやっぱりロケット買う時代とかタンクとか大きいから、それを乾かしたりとかする場所をすごい取るから、その他の作品とか他の商品を作る場所もなくなっちゃうとか、結構切実な話をされました。
むすためのうるし風呂っていう箱があるんですけど、そこでひたすら、うるしオールっていう成分が水分で固まるんで、ひたすら蒸していく箱があるんですけど、そもそもそれがないよという。
そのサイズのものがないよという。
そのサイズのものがないし、そのためだけにそれを開けられないしというようなこともあるし、地方の通産商の伝統工芸マークをつけてやられている地元密着型の工芸っていうマインドと僕の持っている感覚にものすごくキャップがあったので、
最初はいろんな地域の工芸技法を盛り込んでこの作品を作れたらいいなっていうのは思ってたんですけど、今でも思ってるんですけど、協力してくれる後輩と最初やり始めて、同盤で全部カウルを作ってくれる友人に連絡を取って。
その人は工芸士なのかな?
大学でやっぱり金属工芸を勉強した後に、彼自身もバイクが好きだったので、いろんな金属加工をしながらオリジナルのオートバイのパーツを作って、オートバイパーツ作家として彼はハーレーのコミュニティではすごくリスペクトを集めている人というか。
あまりよくわかってないところが、バイクは工業製品じゃないですか。工芸技術がマッチする部分っていうのは、エンジンとかそういう工業製品としての一番コアの部分よりも装飾の部分には合うっていうことなんですかね?
防水族の人たちは、例えばシリンダーの内粘って呼ばれるところの調子が悪くなったら、それも分解して直したりとかメンテナンスしたりとかしますけど、確かにそこはどっちかというとカスタムっていうところで言うと一番手が出にくいところだと思うんですけど、手が出やすいところで言うと、例えばマフラーとかですよね。
マフラーは直接エンジンにぶっ刺すものでありながら、カスタムをみんながこぞってする部分というか。
18:07
そういうマフラーの改造とかに同層族の人たちがずっと使ってきた技術っていうのはどういうものになるんですか?すごく基本的なところかお聞きすると、今回の工芸俗舎の工芸っていう要素ってつまりどういうことなんですか?
その漆の話はありましたけど、鉄の工芸っていうのがどういうことをやってることなのかが改めて聞きたいんですけど。
やっぱり一番わかりやすい装飾的なところのカウルだったりとかテールって言われているシートの後ろ側のテールランプにつながるパーツとかですね。
そういうものが暴走族らしい改造ポイントとして、型とか様式がある種定着しているものだったりとかするので。
昔は身を見真似だったり、ありものの物とかでいじってたのがパーツメーカーみたいなのがそういうのを売り出したりとかして、それがさらに今の様式につながってたりもすると思うんですけど。
そのなんとなくの改造様式の形に対して、要は純正で売ってないパーツですよね。それを工芸品に置き換えていったっていう感じで。
その工芸品に置き換えるっていうのは、工芸は何の手法で工芸って言っているのかしら。
そうですね。例えばカウルとかでも、基本的には大量生産用のプラスチックの型で作られているわけなんですけど。
プラスチックの大量生産用の型を使わずに、一点物の銅板の板を叩いてカウルを作るっていう。今の時代だったらまずやらない方法でパーツを作ったっていう。
普通に某所属のカスタムで使われるカウルとかのパーツはプラスチック製なんですね。
そうなんです。
結構それ系のパーツ屋さんっていうのが今あって。
カスタムとは言っても、あくまで大量生産品で、その型にどういう塗装をするかみたいなところで、それぞれの個性を出すみたいな。
そうですね。多分僕がちょっと話を混同してたのは、大量生産品たる純正のバイクをどういうオリジナリティのマインドでカスタムしてるかっていう話と、僕が多分岩田さんの話をごっちゃにしちゃったから。
僕全く某所属の世界をわからへんもんやからあれなんですけど、カウルとかを昔から某所属の人たちが鉄叩いて作ってたんやったら、別にずっと工芸やったんかなと思って。
21:09
それで言うと、買ってたパーツも作ってたんですけど、カウルも普通の付け方よりはすごいぶち上げてるんですけど、すごい立てたりとかってわかりますかね。
なんとなくイメージはできます。
ちょっと突っ張った付け方するんですよね。
それに付けるステとかってパーツ屋さんでもなかったりとかするんで、彼らどうやったかっていうと、ホームセンターで買ってきたフラットバーとかそういうものをカットしたりとか、かなりDIYな方法でやってたんですよ。
工芸技術とは言わないまでも、パイプを曲げたりとか、自分でパーツとバイクをつなぐ形の地味なこととかはかなり自作でやってたので、そういうのに工芸とはいかないまでもDIY味があったりとかして。
やっぱり工芸らしさがどこかっていうと、銅板を叩いて、今だと銅のお茶、お茶のなんていうんですかあれ、銅の弱火素、急須とか鍋とか作っている、私新潟生まれなんですけど、新潟とかのつばみ山城とか、
あとは甲冑とかそういう昔はすごい使われてた技術だったのが、そんなわざわざ銅を叩いて、そんな3Dなんて今なんて型とかできるから、なんでわざわざそんなことをやらなきゃいけないんだっていうふうにされつつある技術であるってところが、この工芸俗舎が同じ手法を採用しているから、工芸と言っているゆえんではある。
そういう話を最初にしてたら。
もうちょっと分かりやすいんじゃないかなという、新潟生まれさん。
なるほど、その辺の銅の鍋作ったりとか、もっと遡ると甲冑とかを作ってた、銅を叩いて成形していくっていう技術を、多くのバイプラスチックで作っている某所属のカスタムパーツに採用したってことですね。
今の時代にそんなわざわざやる必要もないし、しかもだって某所属の人たちだって、叩いて作ろうと思ったら作れなくもないけど、ただそれって結構技術的にはすごい練習して何年もやっているからこそ、うまく形になるっていうのもあるから、誰でもできることではないっていうのはあるね。
24:03
そうですね。某所属の人たちが、ちょっと最初の話に戻るんですけど、美意識とか継承している文化が格好良し足をざっくりは決めているっていうところが、今の工芸とかの大抵突き当たっている壁なんだろうなっていうのがあってですね。
これやってきて僕が薄ら勘づいたことなんですけど、もちろん翔さんが言っていただいた、銅で鍋を作るとか、いろいろ日用品における銅の工芸品っていうのはあって、もちろん銅ってものすごく熱伝導率がいいですから、あとは殺菌っていう効果もあるんで、銅の鍋ってすごくいいと思うんですけど、
僕らが日常的に使う必然性まで言うと、それほどでも多分ないんですよね。他にもすごい鍋。
錆びちゃうからね。鍋に食べ物入れたまんまちょっと一晩やっただけで錆びちゃうから、結構使い勝手はね。
鉄の鍋だとやっぱり錆びちゃいますし、銅の鍋も大体錫が張ってあるんですけど、錫がちょっと取れたりとか、そしたらやっぱり録晶が吹いちゃったりとか、あんまり見栄え的にも良くなかったり、手入れがちょっと必要っていうのもあるし。
少なくともじゃあ一人暮らし始めようとか、鍋がいるねって言ったところに、銅鍋ってまず選択肢で上がんないと思うんですよね。
高い。
なので、要するに生活にも根付いてないし、特に文化っていうのも僕らが親しみやすいところであるかって言ったらちょっとないんじゃないかなと思うんですよね。
逆説的な発見がやっぱりすごく工芸俗舎をやることですごいあったなと思ってます。
ちなみに旧社会の方とかにいろいろ協力してもらってやったんですよね、これって。
そうですね、そこが一番の肝かもしれないです。
旧社会の人たちは工芸の技術でカウルとかが出来上がっていく現場にも立ち会ったりしてたわけですか。
現場には立ち会ってはいないんですけど、お互いの作業場はどんな感じかは一定知っていることはあるんですね。
そういう技術で出来上がったものでカスタムバイクが出来ていくことに対して旧社会の人たちはどんな感触を得てたんですかね。
めちゃめちゃいい質問ですね。
作ってるところをビデオ撮って見せたじゃん。本当に売ってんだみたいな感じでびっくりしてるね、最初の反応。
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そうですね、あとはやっぱりパーツを作って旧社会のガレージで組み込むっていう段取りなんですけど、
それを初めて見せた時にやっぱりドヨメクというか。
何これってみんなね、なんすかこれっていうのが最初。
これは初めての体験なので、最初は驚きがあるのと、あとは今はもう結構3年以上にプロジェクト的に付き合いもなってるんですけど、
彼らの中でもちょっと特別な1台っていう位置づけがあるみたいで、
ガレージの中にいろんなバイクがあるんですけど、いろんな人が来ていろんなバイクをあれこれ言ってて、
これはちょっとまた特別な1台でみたいなことを言ってもらってるような感じはありますね。
どういう印象かはわかんないですけど、これはアーティストと一緒にやってる。
なんかちょっとアート作品なんでって言ったら、へーすげーみたいな、なんかそういうニュアンスですね。
そのついでの話で言うと竹有りマフラーっていう、パイプが竹有りのようになってる暴走族の様式があるんですけど、
あれを叩いて真鍮で作った筒を作って、それも工芸技法でやったものがあって、
それでまあちょっと楽器のように音を出したいっていうところで撮ったビデオとかがあったりとか、
そういう作品の展開のさせ方をしてるという感じですね。
そのあたりの今のお話に出てきたバイクのその映像とかは?
そうですね、本当はコンクラのウェブサイトに載せなきゃというところなんですけど、
その概要欄に貼れるリンクはありますかね?
ウェブのリンクがあるので貼っておきたいと。
概要欄に貼ってありますので、そちらで現物をご覧くださいっていう感じですね。
音注意。
まあそうですね。
カッコ音注意って書いておかないと。
ちなみにそのThe Man with the Takeari Hornっていうサブタイトルがついてるんですけど、
それは工芸品でもあり楽器でもあるっていうような身体性というか、
身につけるものの意味を拡張するっていうような意味で、楽器っていうところに着目したので、
楽器であるんだったらセッションできるだろうっていうところで、
ドラマーの人とセッションしたビデオになっているので、よろしければという補足でした。
海さんのこの工芸俗舎っていうプロジェクトというか作品というかは、
30:01
コンクラの第1回からこう話してきた文脈で言うと、
工芸技術で生まれ変わらせるっていうよりは、
場合によっては別に工業製品でもできることをあえて、
工芸技術で代替してみたらどうなるかみたいな。
そうですね。そのコンクラ的な視点で言うと、市販で売っているものを自分流に変えたらどうなるんだろう。
さらにそれが工芸家が加わるとどうちょっとストーリーが変わっていくんだろうとか、
そういうようなことだと思いますね。
やっぱり探りながら作っているからさ、
もともと工芸の人も旧社会俗舎の人たちって、
そんな繋がらないような場所にお互い行ったところが繋がって、
それで様子見ながら作っていったっていうのもあるから、
思い入れがやっぱり違う時代ってなってるなって思うんですよね。
コラボレーションの仕方としては割と、
お互いがそれぞれの役割とかバックグラウンド、知識っていうのをリスペクトしながら、
ただどういう形にしていくかっていうのをぼんやりと思ってるんだけども、
話し合いしていくうちにだんだん形作られていくっていう、
割とコラボレーションとしては成功しているプロジェクトじゃないかなって思います。
そうですね。
物語よりは人とのコミュニケーションを変えていくっていうような意味合いが強いですね。
なるほど。
やっぱりね、最初自分が知らない分野に行け、突然ポンっていくのって、
なかなか勇気がいることだし、
何も元々自分は知識もないのにコミュニティに入っていくのも勇気がいることなんだけど、
一旦入って作っていくと、それを見て認めてくれてきた感じがすごくあるので、
私もサイエンティストとか工芸の人とよくコラボレーションをして、
全く無知からスタートするので、
そういう時にやっぱりどういう風なコラボレーションの仕方をするとうまくいくのかなってすごい考えていて、
工芸俗者もやっぱりそれはすごい考えて、
こういうアプローチから始めた方がいいんじゃないかとか考えてやってきたっていうのがありまして。
あとはやっぱりさっき言った、
作り手として文化っていうことの認識を頂点において、
他の手段を何も選ばないっていうことで考えると、
旧社会の人たち、俗社界の人たちなんでもやるんですよね。
33:00
電子工作もやるし、
アドビのグラフィックソフトも使うし、
もちろんバイクの整備もやるし、
基本的には手段を選ばないメディアアーティストとやってることが一緒です。
総合芸術だよね。
総合芸術ですね。
グラフィックも立体物も。
あとはプログラミングとか。
コンピューターもつけてたりとかするからね。
簡単に言うとパチンコ屋さんの電飾みたいな、LEDの光るプログラミングとかも自作してハンダ付けしてやってたりとかして。
同行法的にはダメなんですけど、警察が来た瞬間に赤いランプに戻すスイッチとかも自分で作ったりしてるんで。
どうしてもやりたいからってことで、
作りながら学ぶみたいなところがあるんです。
その辺の感覚は、いわゆる芸術の世界だとミクストメディアとかって言われてることを扱ってる人たちの言語感とほぼ一緒ですね。
今第2回第3回と僕の事例と海さんの事例それぞれご紹介してきましたけど、
倉田紫ラジオでは今後このコンクラコレクティブの中で生まれた新しい事例についてもこんな風にご紹介をしたりとか、
あとは実際に作ることに関わった作り手の方に来てもらってお話をお伺いしたりとか、そんなことをやっていきたいなと思ってます。
とはいえまだまだスタートしたばっかりのコレクティブなので、まだメンバーも、
このポッドキャスト収録してる時点ではスタートしてないので、スタート時点で何人くらいの規模でやってるのかわかりませんが、
絶賛メンバー募集中なのでお聞きになって興味のある方は概要欄から飛んでいただいて是非参加していただければ。
ウェブサイトの方に飛んでいって。
あとはコミュニティがあるわけですよね。
そうですねそこに参加していただきたいなと思います。
その中でどんどん新しいコンクラの事例を皆さんに紹介していけたらなと思うので。
かつ自分の持ってるこれは何かならんのかなというのは絶賛そういうことを考える人が大好きな人たちなので、
そういうネタもお寄せいただくと嬉しいなと思います。
なんか親からもらった大人なんだけどちょっとこれは自分には合わないなみたいなやつを自分に合うようにしたり、
36:04
アーティストみたいな工芸師みたいな人に任せて何でこうなったんだろうみたいなワクワクして楽しむとかいろんな楽しみ方あると思いますけど。
ネタもお待ちしてますというところですね。
なのでこういうコンクラの事例の話なんかもしつつ、
このメンバーの3人あるいはちょっとコンクラの他のメンバーにも今後登場いただくことになるかもしれませんが、
興味の今関心のあることとかですね。
そんなこともこの番組で話していけたらと思っています。
引き続き皆さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ではではまた来週。
はい。
ありがとう。
37:01

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