田村さんの役割の変化と番組の現状
田村
コース管理の現場。この番組は、トーナメントコースをはじめ、様々なゴルフ場を渡り歩いた元キーパーの畑さんと、現場を支える事務員の私、田村が、ゴルフコース管理の現場で見えること、感じることを語り合う番組です。
よろしくお願いします。
畑
よろしくお願いします。
田村
あのね、私ちょっと言っとかなきゃいけないことがある。
畑
何?
田村
この前、畑さんの経歴みたいな話したでしょ?
畑
うん。
田村
でさ、私、あの、今もう会社辞めてるじゃん。でも、言ってないなと思って。
あの、第1話とか第2話の時は仕事ついてて、で、その後、辞めるっていう決断をして、決断をした時に多分1本取ったんだよね。
でもそれがなんかちょっと生々しくて、ちょっとこれは出せないなと思って、没にしたのね。
だからそのままずーっと働き続けてることになってるけど、実は私コース管理の現場にいませんっていうのをちゃんと伝えておこうと思って。
畑
そうやね。
田村
そう、今は畑さんのお仕事とか手伝いながら、オンラインでね、やってます。
畑
あの、どういうかな、今まで一緒にやってきた時もそうだったけど、こう対面してやってる時ってよりリアルでよりわかりやすかったんだけど、
けど、田村さんと私ってどちらかと言えば役割分担がはっきりしてて、私は現場の方に専念をする。
で、現場から上げてきたデータとか情報とか全てを田村さんに報告する、会話をする。
で、それを言語化してくれるのが田村さんみたいな、なんかこううまくバランスが取れた?なんか役割ができてたんじゃないかなと思うよね。
だからそこの歩みがずっと何年も続いてたから、改めてこうやってその仕事を田村さんが現場から離れてしまって、
で、しかも私との距離もものすごくある。実際リモートでずっと繋がってるわけだけど、それでも成り立つようになっちゃったよね。
培ってきたものがあるから。
田村
そうだね。大体こんな状況かな、みたいなのは畑さんの写真とか言葉とかからわかるし。
畑
ツーと言ったらカーじゃないけど、なんかこう通じ合うものがあるから、大体こういうことを言いたいのかなとか、
そう畑さんが言ってる時ってこうだよねとか、言うのをわかった上で全て言語化してくれたり会話してくれるから、ものすごくわかるよね。
だから田村さん自体が現場にいなくてもね、全然これ成り立っちゃうっていうのが、私はすごいことだなと思ってるんだ。
なんか畑も田村さんが現場で私と一緒にコースを歩いて見てるかのごとくに、なんかこうわかってくれてるみたいな。
キーパーの得意・不得意とデータ化の重要性
田村
時々、「そうか。思ったより悪かったな」みたいな時とかあるけど。
畑
田村さんの方もより現場にいた方が、それはね、リアルにね、いろんなキーパーの意見とか情報が入ってくるからわかりやすいんだけど、
けどまあそれもね、下積みがあるから、なんか成り立ってるのかなとも思うしね。
けどまあ、これからの働き方としては、やっぱりコース管理なんかでも、今まで昔培ってきたものをそのままやっていくのも一つなんだけど、
こういう新たな試みでもやっていけるんだよっていうなんかモデルにもしたいなって思ったりもするよね。
まあ、それ私がよく言ってる、その、例えばキーパーって万能のように皆さん思ってるかもしれないけど、
まあ、支配人とかオーナーなんかは、特にオーナーが思うかな、なんか「キーパーって全てを知っててすごいよね」ってぐらい思ってるかもしれない。
実際キーパーって人間だから、得意分野不得意分野って絶対あるしね。
どちらかといえば現場で育った人が多いから、現地現物主義じゃないけど、現場を見てなんかこう感じるものを計画して仕事につなげていくみたいなことが多いんだけど、
いざ思いをね、例えば数値化するとか、データを取って統計を取るとか、自分が思ったやつをこう来年に活かすために残していくとかね。
それはキーパー、ものすごく思いはあるんだけど、いかんせん言語化するのがなかなか不得意なキーパーも多くて、結局忘れちゃって、せっかくの宝物なのに来年活かせないみたいなね。
田村
一番最初に私がコース管理に関わるようになった時も、データは取ってあるけど、それを入力することもできない。
とにかくどんどん溜まっていっちゃうから何とかしてくれみたいな感じで入っていって、本当それこそ3年分ぐらいのいろんな水分量とか刈カス量とかのデータをとにかく打ち込んでグラフ化して見える化してみたいな、そういうとこから始めたよね。
畑
ああいうものってものすごく地域の情報が詰まってるから、やっぱりそれって何かのヒントになったりね。
田村
トーナメントを来年受けますってなった時に、ここ3年分のその時の伸びってどうだったんだろうとか気温ってどうだったんだろうみたいなのをすぐに理解して計画立てられるっていうのは良かったなって。
畑
田村さんがすごいとこはさ、数値化してくれることもすごいことなんだけど、言語化してコメントを残してくれるから、私がダイレクトに言ったいろんな言葉を言語化してくれるから、数値と言語があるから納得する。
自分が言ってた言葉ではあるし、自分が取りたかったデータではあるんだけど、よりリアルに何か分かるように仕上げてくれてるから、見返すのが楽しいよね。そういったコンビネーションが取れたから今の私があるみたいなもんで。
田村
畑さんは考えてることが全部口から出てくるからね。本当本当。やっぱりすごい人はさ、全部メモるんだろうけどね。キーパーはね。私はできない。
喋ってくれれば私が大切だと思うところは取っておくみたいな。
畑
だからまあ私は自分は自分に欠けてるところが何となく分かってるんで、田村さんと出会った時はこれは良い人と出会ったなと。
これはね、なんかコンビが組めるんじゃないかなと思って。
けどもある意味ね、私は勝手にそういうことを思いながら田村さんを誘って、いろいろやったし、やってもらったりして。
コンビネーションによるコース管理の進化
畑
なるほど、キーパーってこういう人って多いんじゃないかなって。私だけじゃなくて。
強い思いはあるんだけど、言語化がちょっと不得意で。
なんかこうせっかく思ってるものをメモって残しておけばいいのにっていうのができなくって、みすみすそういった良い管理ができるもの、アイデアを逃してしまってるケースの人も多いんじゃないかな。
例えば、人の使い方がね、なんかこうちょっとこう不得意なんだとかね。
まあそれはちょっと致命傷かもしれないけど、ある意味ね、そういった長けた人を手伝ってもらうっていうことがね。
これからやっぱりキーパーが成していく上で、やっぱ必要なことなのかなって。
自分をちょっと俯瞰してみてね、メタ認知するとかっていうことなのかなって。
そうすることによって、やっぱり良いものがコースに反映されるから、コースも変わってくるんじゃないかなって思ったりもする。
で、とにかくね、それがキーパーってバタバタするから、そうは言うものの、それをもう忘れてしまって、なんか現場で一生懸命何かをやってるっていうケースがね、多かったりもするからね。
もう田村さんの存在っていうのはね、私だけじゃなくって、これからの時代、まあ今までもそうなんだろうけど、これからの時代ね、そういったちょっと柔軟な考えをしていくことによってね。
いろんな人がそういうコース管理だけじゃなくって、いろんな部門に携われるんじゃないかなって思ったりもする。
田村
なんか報告書とかで、毎週こんな仕事をしましたよっていうことと、今こんなコンディションですよとか、こんな課題がありますよみたいなのを経営陣の方々に出してるんだけど。
そういうのもさ、できると、経営の方々にもコースのことをわかってもらえるし、わざわざ言いに行くほどでもないようなこととか、ここに倒木があります、何とかしなきゃみたいなこととかもさ、なんか伝えられて、ちゃんとそこを問題とできるから、それはなんかいいなって最近思ってる。
畑
そうだよね、どういうのかな、現場を見てない系層っていうのかね、そういう人って本来は手に取るように分かりたいんだろうけどね、状況ね。
当然ね、お客さんから聞かれたりもするし、会話の中でやっぱり現場を知らないと、お客さんは現場を見て言うからね。
だから知りたいんだろうけど、なかなかそういうきっかけも自分で作ろうともしてないし、なかなか作れないっていう現状があるから、どうかな、キーパーと今の立場でいうと田村さんと会話をしてね、私と田村さんが会話をして、言語化したものを支配人に提出、こういうことがちょっと出来事であったんですよ。
経営層への情報伝達とコミュニケーション
畑
それのきっかけを作ることによって、支配人がよりキーパーに接する機会が増えてくるんじゃないかな、言語化したものを見て質問したりね、ディスカッションができるようになるんじゃないかなって思う。そのきっかけをね、作れるよなと。
田村
だから直営のキーパーとかでもそういうのができたら本当はいいんだろうなって思う。
畑
それにはやっぱりこういったコンビネーションを組まないと、まあ一人でできる人はいいけどね、世の中にはやっぱり器用な人も長けた人もいるからできる人も多いけどね。
田村
でもキーパーにその報告書を作るところに時間を費やしてほしくないっていう気持ちもあるから、それは別の人がやるべきかなと思う。
畑
だから私なんかでもやっぱり田村さんの存在があったから、より現場に出る時間が確保できるようになったっていうかね。
しかも現場で見たことを田村さんに話をするだけで、雑談するだけで言語化してくれるみたいな、夢のようなことができるようになったから、これっていいなと思って、勝手に思ってた、ずっと。
田村
そこまでね、でも畑さんほど話せる人も少ないかもしれないけどね。こんなことを思ってんだみたいなのを全部言えるじゃない。それをできる人も少ないかもしれない。
畑
訓練っていうのか、こういう場面が出たら、例えば目の前に田村さんがいたから喋れたけど。
田村
そうか、言えばとりあえず残してくれるっていう。
畑
そうそう、それが最初はちょっと拙い言葉で並べてたけど、だんだんこう深みが出てきてさ。
会話の時間も長くなって、内容も濃くなって、しかもなんか田村さんとメンテナンスの話でディスカッションができるみたいな。
刈高ってこうだよね、みたいな。田村さんからは忌憚ない意見が返ってくるみたいな。回答が返ってくるみたいな。
それぐらい知識量も増えてくるし、田村さんも。
田村
それはだいぶ増えた。
畑
そうよね。だから田村さんだけじゃなしにこっちも増えるからね、喋ることによってね。
やっぱり喋ることっていうのはものすごく頭に入るのよね。で、気づきもあるしね。
田村
勉強もね、教えてあげると自分も学びになるとか言うからね。
畑
また違う視点で田村さん言ってくれるから、ものすごく参考になるしね。勉強になってますよ。
いや、ほんとほんと。だからまあ世の中のゴルフ場もこうなっていったらいいなとかね、思ったりもする。
で、例えば子育て世代のね、仕事をしたいんだけどどうしても家にいる必要があると。
で、働きにもちょっといけないなっていう人がいてね。
やっぱりそういう人がいろんなこう特殊な技術を持っている人がいたり、言語化する能力のものすごく高けた人がいたり。
そういう人がね、世の中にはいっぱいいると思うよね。
新しい働き方とゴルフ場の活性化
畑
そういう人とタッグを組めるような仕組みができたら、別にそういう方がコース管理のことを知らなくてもね。
田村
そうだね。最初はちょっと大変かもしれないけど。
畑
やっていけるよね。
田村
やっていけると思う。
畑
キーパーもいいし。絶対いいと思うの。
これゴルフ場だけに限らずね、なんかこういろいろ考えられるんじゃないかなと思って。
新しい働き方っていうのかね。役割分担っていうかね。
田村
うまくマッチングできる仕組みがあればいいんだけどね。
畑
そういうモデルはいっぱい作ってきたよね。
私の目標であるワクワクするゴルフ場の復活。
決してゴルフ界が低迷してるとかそんなのではないんだけど、
自分の中でワクワクするゴルフ場の復活っていう勝手な思いを持ってね。
目標があるから、なんかみんながねゴルフ場に行ってワクワクしようよと。
それの基礎を担える仕組みが、なんかそういったいろんな働き方の改革によって構築できたら、
やっぱりゴルフ場なんかでもどんどん進化するんじゃないかなとかする。
田村
ちょっと見えないな、あたし。
経営陣がコースのことを手に取るように分かるようになって、
キーパーと支配人の間でコミュニケーションがもっと増えて、
そうするとどうしてワクワクするようになるのかがわからない。
畑
やっぱり、そういった思いの丈を持った人がコースにまた集結するようになってくるから、
そういう人たちがゴルフ場を経営して運営していくと、
やっぱりそこにいる従業員もまたそういった方向に引っ張られていくよね、絶対に。
田村
よくしようという気持ちとか、もっとこうなるみたいな気持ちが経営陣の方から出てくるようになって、
畑
出てくる。そうすると活性化してくる。
田村
そうだね。キーパーたちも引っ張られてて。
ワクワクするゴルフ場の復活に向けて
畑
そうするとね、クラブハウスの事務所も明るくなって笑顔が出て、
支配人自体もワクワクしだしてきて、従業員の人にかける言葉一つも変わってくる。
そうするとお客さんに対する笑顔も変わってくるから、
やっぱりそういうコースがいっぱい出てくると、ゴルフ場も活性化してくるんじゃないかなって思う。
田村
そうだね。やっぱり動かせるのって言ったら、キーパーよりも経営陣の人たちの方が大きく物を動かせるもんね。
畑
結局そうなんだからね。
それを魅力ながらね、管理から何かうまい形で発信できないかなって思った時に、
こういう田村さんと私の関係性みたいなものから築き上げていくことってできるんじゃないかなとか思ったり。
今の私がやってる宮崎なんかでもそうだけど、支配人とか経営層の方とキーパーとよりコミュニケーションを図ることによってね、
手に取るように現場のことも分かるし、キーパーの人柄が分かるようになってくる。
キーパーはキーパーで、経営層の人の人柄が分かるようになってくる。
これお互いに腹割って喋れる関係が出てくるよね。
だから今の現場なんかでもものすごく関係性が良くて、笑顔が絶えないよね。
苦虫を噛んだような会話をすることが少なくなってるんじゃない?
なんか、より不備があっても考え方が前向きなんよね。
畑
ポジティブに考えられるっていうのが。
田村
そうだね。そこに至るまでの過程もきっと分かっててくれてると思うしね。
畑
それを経営層に求めるよりも、キーパーからとかコース管理から発信していくことも可能なんだなっていうことを、
今の現場でちょっと再認識したっていうかね。
田村
こっち見てくれないって思うんじゃなくて、こっちから発信してみさせるように。
畑
それには田村さん結構尽力してくれてるじゃん。
そういう報告書にしても全てね。
よりキーパーの人柄が出るような、キーパーが経営層に喋るにあたって無理のないようなアレンジをしながらね。
より興味の引けるようなまとめ方をしてくれてるから。
畑
だから今のこの関係性っていうのは、うまくコンビネーションができてると思うよね。
田村
そうだね。やってて楽しい、私も。
畑
より前向きに考えられるんで、いいと思う。
田村
多分私が現場にいたらもうちょいキーパーのケツ叩いてるような気がするけど。
畑
そうそうそうそう。
本来はそうしてほしいんだけど、けども叶わぬことだから。
田村
今はもうオンラインで会議するぐらいだから、その時にこれどうなってんの、これどうなってんのって聞くぐらいだけど。
現場からの発信と関係性の構築
畑
けどもこれがまさしくね、さっきの話じゃないけど、可能になってるから。
こういうやっぱりやり方もあるなって思う。本当に。
まあいいんじゃないですかね。いろいろこういうやり取りをしてね。
なんかこうキーパーと私と田村さんと、それから今のゴルフ場の経営層とのやり取りを重ねていってね。
なんかこうみんながワクワクしてる顔が見えるし、なんか先が明るいよ。楽しいよ。楽しい。より楽しい。
田村
そうだね。
じゃあ私の話はそれくらいにしよう。
この番組は畑さんの経験をもとにお話ししています。
芝草学は今日は何も言ってません。
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9月になったこんな話が聞きたい、など一言でも大歓迎です。
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また畑さんは現在コース管理のアドバイザーとして活動しています。
番組を聞いて一度話を聞いてみたい、うちのコースも見てもらいたいと感じた方は、概要欄のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
はい、では今日はこんな感じで終わりにします。
畑
ありがとうございました。
田村
はい、ありがとうございました。