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田村
再来年にはこれを買いたいですとか、あと例えば侵入の芝とかがグリーンにあって、これの貼り替えをしていきたいなとか、支配人だったら気づかないようなこととかも、これを組みたいですみたいなのを5か年計画でやりましょうみたいな話もできるようになる。
だからキーパーがちゃんとお金を把握して、支配人に提案していくっていうことが大切。
畑
大切だね。
そのお金を把握するっていう以前に、やっぱりキーパーが来年度、例えば今年何をしたいか。
例えばグリーンをこういう作り方をしたいんだ、それにはこういう機械がいる、こういうメンテナンスがいる、池に藻が発生してるからこの池の藻を取りたいんだ、それにはこれぐらいのお金がかかる。
年間で1月から12月までキーパーが私がやりたいことを書いていきますよね、大体。年間計画として。
それってすべてお金が絡んでくることだから、それを予算化する。
お金がなかったら、例えば芝生1枚でも買えないから、お金の把握も必要だから、その仕組みを予算化することによってキーパーが容易にできるように作り込んでいく。
自分のやりたいことを現場に反映させためには予算書が必要だっていうか、お金の把握が必要だよ。
田村
前にコース管理の仕事がルーティンだけどルーティン化しちゃいけないみたいな話があったと思うけど、
支配人が予算を組むってなったら、去年8000万円でできたから今年もじゃあ8000万円つけとくねみたいな話になっちゃって、
そこの中でしかコース管理ができなくなっちゃうけど、キーパーが自主的に自分で考えてっていうふうにしたときに、
8000万円じゃ足りませんみたいな話もちょっと違うかな。
畑
いや、当然支配人は前年の実績を元に8000万円なら8000万円で前年終わっているのであれば、
当然8000万円あればできるんでしょうねっていう発想で、支配人が予算を決めている場合は8000万円の経費をくっつけた状態でスタートを切るんだと思います。
ところがたまたま去年は8000万円で出来上がっただけの話で、今年キーパーが同じ考えで運営したとしても多分8000万円ではできないと思うんですよね。
それはやはり細かい計画をしているけどできなかったものとか、計画をしていなかったけどやったものとか、
っていうのが主にして考えられるんですね、その8000万の内容の中に。
それの度合いの違いとかいろんなものが発生してくるから、どうしたって去年の8000万の通りで今年ができるのかっていったときにはできないケースの方が多くなってくる。
それとやはり気候変動とか人員の増減とかいろんなことが、機械が新しいのがどんどん古くなっていてメンテナンスしないとダメだっていうケースが出てきたりすることによって、
当然次年度は経費が増え上がっていくっていうか、プラスアルファされていくっていうケースの方が多くなってくるんじゃないかなと。
田村
まずキーパーが自分がやりたいって思うことを、そういうやりたいという気持ちを持つっていうのが大切だと思ってて、
田村
でもやっぱりお金がなきゃできない問題っていうのがあるから、それを支配人と話し合う方がいいっていう感じ?
それとも8千万円だったら8千万円って言われた中でやりくりしてやった方が、やれるのが良かったりするのかな?
畑
それは去年は去年だから、今年が本当に8千万円が、例えばキーパーが組んだ実行計画、メンテナンス計画にピタッと収まってあるんであれば8千万円でできると思うんですよ。
ところが今年組む作業計画っていうのは去年と全く同じっていうことは絶対ないんで、その作業計画に則って経費を付けていくから、当然去年とは違う予算が出てくるはずなんですよね。
田村
クラブとしてはコース管理に8千万円しか払えませんよってこともあるでしょ?
畑
あるでしょうね。支配人の立場から言ったらそうなんでしょうね。金額ベースで言えば。
8千万円の中身は違うかもしれないけどさ。
総額をベースにやはり入場者数とか客単価を決めたり、支配人は多分していくと思うんで、内容はともかく8千万円は譲れないっていうケースも出てくると思うんですよね、当然。
ところがキーパーはキーパーの思いがあるから、8千万って言うけども、自分がこういう計画を来年したいんだけど、この計画を組んだところお金勘定したら9千万円になりましたと。
じゃあそこ1千万円違うんですよと。
これは私がこういう思いを持ってこの部分にお金を投資したいと思うから。
例えば池に発生した藻をきれいにしたいと。私は信念を持ってやっていきたいから、どうしてもここで1千万もお金が必要になってくるんです。
それが出た時点で、やはりキーパーは計画書と細かいお金計算の部分を持って支配人に交渉しに行く。
支配人も自分の意見を言う。そこでお互いの意見が合致するところで予算を落とす。
っていうのが大事になるんだけど、今まではキーパーはフェアウェイの目砂を撒きます。
グリーンの藻対策でこういう薬剤を買います。池の藻を整備します。
っていうお金のないやりたいことのものだけで支配人に持って行って交渉してた。
これをやりたいんです。やりたいんです。わかった、わかった。
じゃあそれで行こうね。っていうのが支配人の意見になったところ。
ところがそれをお金換算すると9千万円になるんですよっていうのが、分かれば今の最初に言ったような交渉になると思う。
1千万円上積みになるんだけど、この1千万円っていうのはここなんです。
ここに価値を求めたい。だから支配に何とかこれをやっていきましょうよ。
キーパーそう言うけど、この1千万円っていうのは売り上げが立たないんだと支配人の意見が出てくるはず。
そういうところを折り合いつくようにコースの価値を上げるためにお互いに合致するところを見つけていかない。
それには数字でものを言う支配に対抗するためには、管理も数字でものを言わないと、計画書プラス数字でものを言わないと経営として成り立っていかないよねっていう時代になってきてるから。
だから交渉ごとの中で数字として上がったものを支配に突きつける方が予算化できる実現性は高くなる。
田村
そうだね。だから機械の更新計画とかもちゃんとした計画表みたいなのを前もって支配人に出しておけば、機械を買ってもらえる可能性も高まる。
畑
そうだね。だから今の延長で言えば機械なんかでも、「いや、動かなくなったんです。古いんです。これはもうそろそろダメなんです。だから買ってください。整備したいんです。」っていうパターンが今までは多かったんじゃないかな。
だからそこに、「じゃあ買うんならいくらかかりますか?」、「レンタルならいくらです?」、「レンタルならいくらです?」、「整備したらいくらです?」っていうのを具体的にその言葉にプラス数字を支配人に持っていくことによって、支配人は内装で触れないと思ってるから、
売上に対して管理にかけられるお金っていうのはこれぐらいだっていう、多分頭があると思うから、お金のことをキーパーがくっつけて交渉した方が現実的だと思うんですよね。
田村
私、畑さんとしか働いたことないからそれやるのは当たり前だと思ってるけど、そうじゃないところの方が多かったりするのか。
畑
今も多いと思う。
田村
じゃあそれをさ、「機械が壊れそうだから買い直してほしいんです。」って支配人が言われて、支配人が機械屋さんに見積もりを取ってみたいになってるってこと?
畑
本来はそう。
田村
見積もり取ってって言って取らせるとか?
畑
そうです。取らせるか、支配人が取ってとか。
田村
へー、それはなかなかだね。
だってそしたら、プロはこっちだからさ、機械のことに関してもこっちの方が知ってるから選択肢も考えられるじゃない?こっちの方が。
それを全部支配人に委ねちゃうっていうのはやっぱり歪んでるっていうか、強くないっていうか、なんていうの?そういうの。
畑
だからゴルフ場のメンテナンスっていう考え方自体が、キーパーがこだわりを持ってメンテナンスをするっていう感じじゃなくて、なんかその支配人に使われてるキーパー、一社員っていう考え方の方が強いからそうなるんだと思うんですよね。
田村
支配人がコース管理のことよくわかってればいいけど、そうじゃない経営の方に特化した支配人だったら、機械のこととかわからないよね。
畑
わからないよね。農薬のこともわからないし。
ところがね、今田村さんが言ったようなことを考えるキーパーがいたら多分そうはなってないと思うよね。
支配人それは、支配人はわかってないですよねと。だから僕がちゃんと見積もりをとって、一回聞いてみますよという話になると思うんですよね。
けどそういう考えを持たない従業員がいたり、そういう教育の中で育ってきた人がいるとするんであれば、支配人の言う通りに従う方がサラリーマンとしてね。構造的にはそうなっちゃってるから、何の違和感もなくそれでいっちゃってる。いいも悪いもない。
田村
例えばさ、除草剤とかでもさ、こっちの業者使う、こっちの業者使うってあると思うけど、安い方がいいみたいな考え方になっちゃったら、今までのお付き合いがあって、確かに今回の罪はそっちの方が高いかもしれないけど、でもこっちはこういうことをしてくれるんですよみたいなのとかもさ、あったりするわけじゃない。長いお付き合いがあると。でも安ければいいよみたいな。
畑
それにしても支配人が、例えば農薬業者さんと話をしていくパターンって結構あるんですよね。
キーパーが交渉せずに支配人が実権持ってるみたいな。それってやっぱりさっきの構図と一緒で、キーパーが職人じゃなくてサラリーマン化することによって支配人に従ってる。
日常キーパーも人区としてグリーンを刈ったり、カップを切ったり、日々の段取りはするんだけど、この除草剤がいいよね、これがいいよね、グリーンもはこれがいいよね、刈高はこうでこうで、ある程度まではいくけど、そういう段取りはできるんだけど、根本、大元の交渉ごとっていうことになってくると、サラリーマン化しちゃってるから。
やっぱり支配人が全部業者の折衝とか全てをするパターンっていうのは結構見受けられるよね。
例えば除草剤を撒きます。じゃあ2社ぐらいに合見積を取ります。けど、支配人が懇意にしてるところはここの業者です。じゃあ金額の差がこれぐらいであればこの業者にお願いしよう。
で、あとどうするかって言ったら、何をやったらいいかわからないからあなたに任せるからちゃんと設計立ててと言って、支配人が業者に頼んで業者の人がそのコースの設計を立てるっていうパターンがある。結構あるんじゃない?
田村
ちょっと私の知ってるのではちょっと考えられない。
畑
考えられないね。
田村
考えられない。
畑
あるんですよ。