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2026-06-25 23:59

梅雨明け10日間、キーパーが休めない理由

畑
畑
Co-host

梅雨が明けると、ゴルフプレーヤーには「暑くなった」「グリーンが乾く」「水を撒いている」くらいに見えるかもしれません。
でもグリーンキーパーにとって梅雨明け後の10日間は、春から作ってきた芝の状態が一気に表に出る時間でもあります。
休めないのは、作業が多いからではなく、芝が夏向きに固まるか、崩れていくかを見極める時期だから。
今回は、畑さんの経験をもとに「梅雨明け10日」の怖さと、現場で必要になる判断について話しました。

【今回の内容】
梅雨明け10日とは何か / なぜキーパーは休めないのか / 春から作ってきた芝の答え合わせ / 夏向きに固まる芝 / 徒長した芝が耐えられない理由 / 根が弱ると水が吸えない / 遮光シートと散水の判断 / プレー中の散水が必要になる理由 / 休ませる判断と営業の難しさ / お盆前後に来る第2の難所 / 従業員を育てておくことの大切さ

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サマリー

このエピソードでは、コース管理の現場で経験豊富な元グリーンキーパーの畑さんと裏方の田村さんが、梅雨明け直後の10日間に芝生管理で何が起こるのか、そしてグリーンキーパーがどのように対応すべきかについて深く掘り下げています。畑さんは、この「梅雨明け10日」が芝生にとって非常に重要な時期であり、夏を無事に越せるかどうかの分かれ道となると説明します。この時期に芝生が徒長し軟弱な状態のままだと、急激な暑さや強い日差しに対応できず、根っこから弱って枯れてしまうリスクが高まります。グリーンキーパーは、この時期に芝生の状態を注意深く観察し、過度な水やりや肥料の追加といった刺激を与えず、生命維持のための最低限の処置(延命治療)に徹することが重要だと強調しています。逆に、健全に育った芝生は、この変化に敏感に反応し、自己防衛能力を発揮して夏を乗り越える準備ができると語っています。この重要な10日間を乗り越えるためには、日頃からの適切な芝作りが不可欠であり、グリーンキーパーは現場での的確な判断が必要だと結論づけています。

梅雨の時期と「梅雨明け10日」の重要性
田村
コース管理の現場。この番組は、トーナメントコースをはじめ、数々のコースを渡り歩いた元キーパーの畑さんと、そんな畑さんを裏から支える私、田村が、コース管理の現場で見えることをいろいろと語る番組です。
畑
はい、よろしくお願いします。
梅雨入ったね。
田村
梅雨。「今、梅雨入ったね」の話じゃないもん。これ、6月25日に出すやつ。
畑
そうか。
田村
梅雨ですよ。
畑
そうやな。
田村
真っ只中ですよ。
畑
そうやな、真っ只中ですね。
今年は、なんか雨が少なくない?
田村
そう?結構梅雨らしいと思ってるけど、私。
畑
あ、そう?
田村
うん。
畑
あのね、こっち、今大阪だけど、
田村
うん。
畑
少なく感じるんだけど。
田村
なんかさ、だいたい「梅雨ですよ」って言うと晴れたりするじゃない?
畑
降らないよね。
田村
そう。でも、昨日も降ったし、結構ジメジメしてどんよりしてるから、今年は梅雨らしいなと思ってる。
畑
あ、そう?結構ね、晴れ間も出てるしね、今日なんかでも、ものすごい暑くなりそうだし、30度超えるみたいな。
田村
あ、私、あんまり家から出ないからかもしれない、そう思うの。
畑
そう、そうやね。
梅雨に入る前に、一時、肌がものすごく真っ黒になって焼けたけど、
田村
そうだね。
畑
最近は焼けないわ、ずっと外だけど、あんまり焼けない。慣れたのかな?
田村
それもあるかもしれない。
畑
いや、確かに、ひょっとしたら晴れ間が少ないかもしれない。
田村
どんよりはしてる気がする。
畑
そうかもしれない。
車のワイパーはあんまり動かしてない感じがする。
まあ、いいわ。
田村
もう、記憶喪失。
畑
まあ、梅雨ですよ。
嫌な梅雨ですよ。
田村
このエピソードは、6月25日に出る予定なんですよ。
だから、今日は「梅雨明け10日」の話をしたいなと思ってます。
畑
いいですね。
田村
はい、どうぞ。
「梅雨明け10日」の芝生の状態とキーパーの役割
畑
あのね、「梅雨明け10日」の話っていうのは、前の配信のちらっとは、なんか言ってたようにも思うんだけど、
田村
ちらっと言った。
畑
いや、難しいね。
これね、自分が感覚的に思ってることの方が強いよね。
だから、厳密に「じゃあ、それってどういうことなの?」って言われたら、説明がしづらい。
だから、難しいのは難しいだよ。
けども、一番そこをわからないとダメだと思ってるの、私は。
畑
で、春先から・・・、一昨年の夏が終わって、秋にきてずっとメンテナンスしてくるわけだけど、
まず第一目標は、自分はね、健全に梅雨を越せる芝。
健全にって言うとあれかもしれないけど、
「夏をなんとか、秋にいい状態で乗り切れる芝作り」を目指してやってるんだけど、
梅雨明け10日で、芝生がしっかり夏向きに固まる芝生を作りたいと思ってやってる。
田村
うん。なんか、一緒に仕事してた時にさ、
畑さんがアドバイザーでいて、グリーンキーパーが他の方がいて、
その時に「梅雨明け10日に休むなんて!」みたいなことを言ってて、
ってことは、「10日間休みなしってこと?とんだブラックだな!」と思ってたんだけど。
畑
(笑)いや、自分はね、それね、「休めないでしょ?」って言う・・・
「そこの10日間をしっかり見極めないと、次の対処ができないでしょ?」と。
そこだけ集中したら、あとは優秀なスタッフがいたらやってくれる。
田村
だって梅雨明け10日って、そもそも梅雨が明けるとガッと暑くなって、
日射量がすごく増えて、みたいな10日間。
畑
太平洋放気圧がガーンと張り出して、前線がもうどっか行っちゃった、みたいな。
田村
入道雲ももくもく、みたいな。
畑
もくもく、みたいな。
田村
そういう時期っていうことだよね。
で、その時期に芝が、今まで雨で弱って間延びしてたんだけど、
「やばっ」ってなって、葉っぱを巻き出して、
畑
呼吸量をコントロールしたり。
田村
そこで何かをしなきゃいけないの?
畑
何かをすることができないのよ、それが。
もう見守るしかないのよ。
田村
10日間、グリーンキーパーの人は休まず見て、見守って、何か判断する。
例えば「水をまけ!」みたいなのとかは?
畑
当然そういうのは出てくるんだけど、そういういろんな要因が重なって、
前回の時にいろいろ喋ったことなんだけど、
春から梅雨に向けて、夏に向けて、どんな芽を作っていくかっていうのが、
成功しようが失敗しようが、結局梅雨明けって訪れるわけで、
その時に自分が「今年作ってきた芽ってこうだよね」っていうのは、絶対分かってるはずだよね、なんとなく。
いろんなこと考えてるから。
畑
前回の話の中で、健全なのに徒長を恐れて、梅雨だから刈高を上げるとかいう人は別の話で、
まず一つは、いろんなことを考えてやってきた。
その人も別ではないけど、考えてるのは考えてるんだけど、
その中で梅雨明けをぱーんと迎えた時に、自分に暑さとか涼しさとか、大変だとか、
「今年はいけるな」とか、いろんなことが体にかかってくるんだよね。
「なんかやばくない?」とか、「今日めっちゃ日差しが強いよね」とか、
いう思いを梅雨明け前後から持つようになってくるよね。
それを持って現場に行って、芝生と会話が始まるのよ。
芝生の表情を見ながら、なんとなくグリーンの上に立ちながら、なんとなく「ああ」とか言いながらね、見るのよ。
田村
感覚的なことを話されても、私はあんまりわかんないんだけど、
何が起こるのかが知りたいんだけど、
日射量が増える。
葉っぱにとっては、今まで日射量がなかったけど、いきなり照らされるから、
水分の蒸散っていうのが、すごくきっと増えるから、葉っぱが巻くっていうのはあるよね?
畑
いや。
田村
そうでもないの?
畑
違うね、それが。
だからそれは、今まで取ってきた行動、作ってきた経緯をだいたい頭に入れてるから、
「さあ、次こうなったら、こうなるな」っていうのは、なんとなくわかるんだよね、キーパーって。
健全な作り方をずっとしてきてる芝っていうのは、
たぶん今田村さん言うように、変化に、
健全に育ててない芝生でも変化に敏感なのよね。
その反応の仕方が、梅雨明けの前ぐらいから始まってくるんだよね。
畑
健全な作りをしてきてる芝生って、厚さがぐーっとくるのがもうだいたいわかるんだと思う、芝生って。
「あ、これやばいな」って、もうそろそろ梅雨明けるなって、思ってるかどうかわからないけど、たぶんわかるんだと思う。
で、それでカッと出た時に、たぶんね、下準備ができてるの。
その時に葉っぱが日射を受けた時に、きゅーっと呼吸をコントロールするために葉っぱを巻いたりしようのよね。
で、水分のこう、なんか自己調整っていうのか、たぶん必要以上に吸わないとか、たぶんやってるんだと思うよ。
そのコントロールが、たぶん健全な芝生ってできるんだと思う。
ところが徒長さして、軟弱なまま来た芝生って、準備ができないのよね、もう。
もう好きにしてくださいってなのよ。
畑
その梅雨時期に、やはり肥料を必要以上に食べてしまったり、必要以上に水分を取ってしまったり、必要以上のカットがされてしまったり、
カットっていうのは刈高を下げられてしまったり、
そういった健全な状態、本来あるべき健全な状態じゃない芝生でそのまま来た場合は、やはりその新陳代謝のコントロールができないんだと思う。
葉っぱを巻くことができるのかって言ったら、もう巻くような体力が残ってないみたいな感じ。
畑
もう肥大化して肥満体になって、ちょっと変に運動させられた肥満体の人が、いきなりビーチに出て日光浴するみたいな感じ。
田村
だからいつも例えが分かりづらい。
畑
分かりづらいか。
要はね、そういう自己防衛ができないような肥大化をしてしまってたり、運動させられてカットされてたりすると、直射日光を自己防衛できなくなっちゃってる。
そういう自己防衛をするための体力がもう失われてしまってるっていうのか。
だから直射日光を直接弱った軟弱徒長した葉っぱが受けてしまうと、水分がそこから抜け出してしまって、必要以上に。
けども下には水があるんだけど、水を自力で吸う体力ももう残ってないみたいな。
芝生の弱りと根っこの状態、そして対策
田村
それ、キーパーの人がやる策で死なずに済む方法ってあるの?
畑
遮光する。
田村
遮光するのか。
畑
梅雨明け10日の時にやばいと思った時に遮光すれば、ひょっとしたら梅雨明け10日をポンとクリアできたら、遮光シートを外してもひょっとしたら生きるかもしれない。
田村
なるほどね。
畑
そこを、遮光シートをその時期にもししなかったら、ひょっとしたらお盆に向けて下っていく可能性が高い。
田村
その梅雨時期にさ、体力がなくなるっていうのはさ、芝生の上の部分が弱ってんのかさ、根っこが弱ってるって言うとどっちが弱ってんの?
畑
根っこ。
根っこが弱る。
田村
根っこかぁ。
畑
根っこ見てても、もう茶色くなっちゃうよね。なんかね、変な色になっちゃう。色が変わっちゃう。
田村
水はあるんだけどね。
畑
水はある。けども、水はあるんだけど吸える力がもうないの。
田村
へー、そうなんだ。
畑
根っこだけではなくて、根っこも一番最大の原因だけど、やっぱり葉っぱ。
必要以上に蒸散してしまったりしてしまうから、根っこがバランスのいい栄養補給とか水分補給をもうできなくなっちゃってる。
上はものすごく要求するんだけど、下にそんな体力が残ってないから水を送れない。
水を汲み上げて葉っぱにまんべんなく綺麗に循環させような機能自体ももう残ってない。やっぱり傷んでしまって。
畑
梅雨前の仕上げ方が悪いと梅雨時期にそういう徒長させてしまって、お客さんのスパイクによる被害とか、それからモアによる刈り込みの傷口が塞がらない状態を作ってしまったり、健康な芝であればまだそこの自分で自然治癒する力は持っているんだけど、
軟弱徒長させてしまったもやしみたいな芝っていうのは、もうその力ですらないから、少し肌に傷がいくだけで、そこから水分が抜けたり乾燥が始まったりしてしまう。
田村
怖いね。
え、じゃあ、梅雨明け10日にできることって遮光シート以外はもうないの?あと水が足りなそうだったら水まくぐらい?
畑
そうそう。生命維持をしたるために何か援助するぐらいの話。
田村
水がドライなところとウエットなところが出やすいとかそういうのはあるの?
畑
ある。
田村
梅雨明け10日ってそういうのが出やすかったりする?
畑
そういうのが顕著に出てくる。
それは何かっていうと、芝生が健全なところはある程度乾燥が始まったりする。逆にね。
田村
なるほどね。
畑
水分を吸おうとしちゃうから。
けど、根のないところなんかは水がそのままあるから乾燥する。
それは何故乾燥するかって言ったら重力水で水が下に落ちてしまう。
田村
で、吸う元気もないしね。
畑
そうすると上が枯れてくる、弱ってくる。
そうすると隙間がどんどん開いてきて、地面にお日様が当たってより地温が上がっちゃう。表面の。
田村
じゃああれだね、芝が薄くなっているところとかも要注意だね。
畑
要注意。
田村
地面にお日様が当たるもんね。
畑
そう、そう。やっぱり夏までにはしっかり地面にお日様が当たりづらくするために、上をしっかり葉も刺しといてやらないと。
けど、その葉も、刺し方が問題があるっていうだけの話だよね。
田村
でも、この6月末の現時点でさ、薄いところがうちのコースにはあるなとかいう時は、どうしたらいい?どうしようもできない?
畑
どうしようもできない。
田村
そこはもう秋以降張り替え?
畑
だから目をかけていって、それ以上悪化しないようにどういう対策をするかっていうことを考えるしかない。
田村
なるほどね。
畑
けども、梅雨明け10日ぐらいでだいたい結果が出てくるから、その時になんとかその部分が持ってくれたら、なんとかいけるなっていう判断がある。
そこがそれ以上に梅雨明けの10日あたりでうわーっと見るからに落ち込んできたら、それはちょっと危ない。
田村
なるほどね。
畑
じゃあ、そのやばい時にどういう対策をしようかとか。
「梅雨明け10日」の判断と休ませることの是非
畑
意外と大丈夫だったなっていう時は逆にお日さんに晒してやったほうが、夏になれよるよね。
ちょっと日焼けさせてやったぐらいのほうがいいのよね。
だから大丈夫だったからって言って過保護にすると良くない。それは。
田村
そうなんだ。
畑
例えば休ませてしまうとかね。
田村
休ませる?
畑
例えばツーグリーンあったら、弱ってきたから休ます。
それは理にはかなっているんだけど、あまり良くない。これ休ませてしまうとね。
けども休まさざるを得ない場合もあるけど。
けども休ませてしまうとより悪くなっていく。
田村
って言うよね。
畑
けど、使っててもより悪くなっていくんだけど。そこが難しいんだよね。
その判断を10日間でせなあかんね。
それは営業に関わってくる。
田村
そうだね。
畑
入場者にも関わってくるし、今度秋に関わるよね。
秋のハイシーズンに芝生がなくなってしまう危険性をそこに秘めてるから。
田村
適切な判断を。
畑
それは遮光しようかとか、ツーグリーンあったらこのグリーンは使わずに休まそうかとか。
それをちゃんと判断をして、その時期に滞りなくやれたら、
ひょっとするとお盆まではきれいな状態で、その状態ぐらいで維持ができる。
良くもならない、悪くもならない状態で維持ができる。
田村
畑さんが言う休ませるっていうのは、何日ぐらい休ませるっていうイメージなの?
畑
もう秋まで、冬まで。
田村
そんなに?
畑
そりゃそうでしょ。ダメな場合は休ますんだから。
田村
そうなんだ。
畑
完全ダメな場合は何もしないこと、腕を組んで見ることしかない。
何かしちゃダメ。
田村
はぁー。
畑
自然に任すしかない。なるようになれみたいな感じ。
田村
ちょっと刈高上げてみたいな?
畑
刈高を上げて?!モアを通る時点で、モアを上を走らす時点でダメになるから。
田村
なんか前にそんなコースあったね。ここはもう通らないでおこうみたいなのあったね。
畑
そうそうそうそう。歩くだけでも足形がつく。
それがね、梅雨明け10日で始まるのよ。
不思議と、梅雨明け10日終わるよね。
畑
それまで足形がポンポンついたのに、10日を過ぎて、
「あっ、これ夏向きになんとなく慣れてくれたな」「固まったな」っていう。
「あっ」ってこう判断をして、次の日からは足形がつかないのよ。
不思議なの、あれ。
だからその10日のダメージをいかに少なくするか。
畑
で、次第2段階が来るからね。
まず梅雨明け10日でダメージもらったものって、もう1回難所があるよね。
これはお盆、お盆前後。
この2つの難所を乗り越えたらなんとかだ。
けど大体大被害を受けるところは、この梅雨明け10日でパサッといっちゃう。
「梅雨明け10日」にやってはいけないことと延命治療
田村
だって、そこでパサッと・・・。「パサッといく」ってどこらへんまでパサッといく?
芝がなくなるレベル?
畑
なくなるレベルになったり、ホールによっては全然大丈夫だったり、
水みちだけがパサッといっちゃったり。
田村
なるほど。
畑
場所場所によって、それとグリーンの置かれてる環境によっても全然。
全ホールが行ってしまうっていうのはよっぽどやけど。
全ホールが行く場合は、梅雨明け10日から水の撒き損じで行くときがある。
水を撒いてたつもりなんだけど、ポンプ室のポンプが傷んでたとか止まってたとかっていうので、
全ホール焼けてしまうっていうのはあるけど。
梅雨明け10日でやられるやつは、全ホール行くことは少ないんじゃないかな。
田村
じゃあ今さ、やったほうがいいこととして、散水とか遮光シートとかあったけど、
やっちゃいけないことは?むしろ何もやっちゃダメなの?
畑
何もやっちゃダメ。
田村
そこで刈高とかも変わる?
畑
ダメ。
活かすために刈高を上げるっていうことは大事だよね。
まず葉っぱを確保することが大事なんだけど、逆にダメにする可能性もあるんだよね。
伸ばすことによって呼吸量が多くなっちゃって。
田村
ただでさえも体力ないのに、またそこに体力使うからね。
畑
そうなの。だから放っておくっていうのが一番。
田村
いつも通りのことでも、肥料もまかず。
畑
まかず。
田村
浸透剤とかもまかず?
畑
いや、浸透剤とかはまかないとダメ。そりゃ臨機応変にやらなきゃけど。
田村
けっこう散水はする感じなの?
畑
散水もしないとダメだよね。
田村
朝夕みたいな感じ?
畑
朝夕っていうのか、昼間もせなあかんかもしれないね。
田村
そうだね。昼間朝見に行ってたよね。散水が必要かどうかみたいな。
畑
気温が50℃以上なるから、それって茹で上げられてるのと一緒だから。
だからその50℃とか55℃になるものを、やっぱり30℃台ぐらいまで気温の表層気温を下げてやる行為をせなあかん。
なんとか延命治療せなあかん。
田村
ダクダク水撒くの?
畑
そう。ダクダクまいて、表層の高温な水を下に落としてやる。
田村
お客さんがいるときでも間でやっちゃうの?
畑
もうね、悪いときはそうせなあかん。
それはもうお客様にはちゃんとアナウンスしておいて、間にやらせてもらいますって。背に腹は代えられないから。
そうして延命治療していく。延命、延命していく。最悪はね。
「梅雨明け10日」を乗り越えるための心構えと経験
田村
それはキーパー休めないかな。
畑
そう休めない。それを見極めるのがまず梅雨明け10日だと俺は思ってるの。
ダメな状態を梅雨明け10日に持ってきてしまうと可能性が高くなってくる。
けども見極められる。
けどそれの気持ちもなく梅雨明け10日迎えて、それを考えてない人はもっとアタフタする。
どんどん赤くなっていくからグリーンが。
田村
そうなんだ。そんな変わっていくんだ。
畑
何するかって言ったら水まくのと肥料まいたりするんだよね。
それを回復させるために。
よく考えてごらんよ。
もう瀕死の状態で死にかけてる人に、飯食わせたらもっと死ぬで。
田村
なんか水の量とかも中途半端じゃダメなんでしょ。絶対。
畑
ダメ。もうね。
田村
もうダックダックに。
畑
もうダックダックにやる感じ。もうそこまできたら。
田村
怖いわ。
畑
だから難しいよ。だからそれまでの作り方をどうしていくかっていうのを考えないと。
かといってね、そうやって考えたところで失敗するケースもあるからね。そんなのは。
田村
まあね、まあね。
畑
あるよ。
田村
よくしようと思ってやった結果悪くなっちゃうことあるもんね。
畑
あるあるある。私もいっぱいあるよ。
田村
で、別な時とか別の場所とかだったらうまくいくんだけど、たまたまタイミングが悪かったり、その次の日の天気とか。
そういうのでね、変わったりするからね。
畑
いろんな要因が重なるじゃん。そんなことあるよ。
田村
梅雨明け10日で1日曇りの日があったら、その日はキーパー休んでも平気?
畑
ダメ。
田村
ダメ、それもダメなんだ。
ブラックー!
畑
いや、俺はね、俺は思うよ。
だから、自分は前後休んだらいいじゃん。
もうね、梅雨明け10日して優秀な従業員がおられるんだから、従業員に任せたらいいよ。
もうそこまで10日して「固まったな」「これはいけるな」って思ったら、たぶん大丈夫。
ちゃんと暑い時には水をやってくれる判断をできる従業員がいてくれたら大丈夫。
変なアレンジをせずにね。
田村
ちゃんと育てておくことが大切だね。自分が休むためにもね。
畑
そういうこと。
わあ、今日のお題は難しかった。
田村
いつもね、突然今日はこんなお題で話すからいきなり始めるから。
畑
そうだよ、もう現場で喋らせてくれないかな、こういうことは。
ここで喋るのは難しい。
田村
そうだね、そうだね。
番組からのメッセージ
田村
今日の話は畑さんの経験を基に話をしています。
芝草学的に異なることもあるかもしれませんが、一つの視点として楽しんでいただければ幸いです。
感想や質問は、Xかインスタグラムで、「#コース管理の現場」をつけて投稿していただくか、概要欄にあるお問い合わせ本部からもお送りいただけます。
フォローやレビューもお待ちしています。
では今日はそんな感じです。
畑
ありがとうございました。
23:59

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