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気温が20度ぐらいの時なんだけど、それがもう結構ずっと続いてるからね。
田村
それは藻は出てくるね。
その藻の発生するのが去年からもちょっといろいろ問題になっててね。
問題っていうのか、やっぱりコースがきれいになっていって芝生がきれいになって、周りが整ってきた時にやはり水って人を癒してくれるから、それをやっぱり見た時に藻が浮かんでるとどうしても目立ってくるもんね。
確かに。
それをクラブがキーパー含めて、なぜ発生するのかなと。
畑
あれって本当に良くないよねと。
せっかくきれいに整備キーパーしてくれても、あれが艶消しになったりね。
その取り組みで水温を測ったり、簡易的な水質検査をしたりするようになったけど。
畑
その今時期から発生する藻っていうのは、何に対してどうなれば出るんだろうっていうのを探っていきたいなっていうので検査を始めたけど。
それっていうのはなぜそうするかっていうと、管理的な立場からすると、やっぱり水質の悪化がもう発生するんじゃないかと。
畑
もし水質が悪化したものに対して、その水をグリーンに散水した場合に悪影響を及ぼすんじゃないかと。
いうことをいろいろ考えながらね、観察を今年やっていこうじゃないかと。
どこのコースもそういうところに着目してやってるんだと思うけど、改めて今までここのコースはやってなかったんで、ちょっとやっていこうかなという取り組みを始めた。
畑
その矢先に藻が出てきちゃったねと。こんなに早く出るんだと。注目してるから余計に気づくんだろうけど。
今までは多分そんなに気にしてなかったから、藻の発生がいつから始まるのかっていうのは多分わからなかっただろうと。
田村
早く春になって裸地が治るといいなとかね、芝生の方を見てる。
そうそうそうそう。水質が悪化する原因。いろいろ考えられると思うんだけど、やっぱり周りの肥料の流入とかね。周りから入ってくるケースもあったりもするもんね。
畑
そういうものが水の中にいる微生物の生態に影響を及ぼしてしまって、本来藻とかそういうカビ類とかいろんなものを食べてくれる微生物が住みづらくなったり、逆にそういうのを好む微生物が増えたり。
田村
なんて言うんだっけ、好気性とか、嫌気性とか言うよね。
なんか言うよね。
窒素分が増えすぎると嫌気性が増える?あ、やめた。そういううる覚えの。
畑
いや、まあ単純でいいんじゃないかな。見て汚い。それってグリーンに撒いていいんかなみたいな。
肥料が入るっていうことは意図しないグリーンが動きを起こしてしまうんじゃないかとかさ。
池の水が窒素が高くなっててそれを撒いてて、そうとは知らずにまた窒素分を上げたりとかしたら窒素が多くなりすぎて暴れ出したりとかね。考えられるよね。
考えられるよね。
よく閉鎖的水域って言われるけど、ゴルフ場の池なんかはね。他のところでもそうだけど池っていうのはもう閉鎖された水域。そこにやっぱりこういろんなものがより集まってくるからね。
当然なんか良くないよね。
田村
流れがないからね。
畑
で、やっぱり窒素とかリンとかいろんなものが流れ込んでくるから、富栄養化っていういろんな栄養がありすぎて植物プランクトンみたいなのが発生しちゃう。
それが青コであったりさ。で、そういうのがカビ臭を発生させたり、で、それがなんかこう水縁っていうのが乾燥してカビが生えてみたりなんかいろんな虫が発生したりね。
田村
汚らしいよね。
畑
で、そういうカビっていうのは、僕も厳密にはわからないけど、そういうカビの要素がある水に溶け込んでグリーンに散水した場合にグリーンに病気をね、ひょっとしたら発生を助長するっていうケースにもつながるのかなとかね。
そうだね。可能性がなきにしもあらず。
なきにしもあらず。
なんかそんなこともね、ふと、こう池の淵に立ってて思ったりすることもあるけど厳密にはわからない。
田村
まあでもそのさ、池の水を撒くからどうっていう問題もあるけど、そうじゃないにしてももうその藻みたいなそういう微生物とかさ小さいものが動き出してるっていうことだよね。
動き出してるっていうことだよね。それが重要なところで。
畑
けども何年も繰り返してると年末に組む年間計画っていうのはそんなに動きはない。
足したり引いたりは多少あるけど大幅に変わるっていうことは少ないかな。
けども去年からの温度の高さとか今年の雨のなさとかいろんな予報を聞いたり実際に体感したりしてるとひょっとしたら大幅に変えざるを得ない年なのかもしれない。
だから故に何が大事かっていうと前年実績に頼ったり人の意見に頼ったりしすぎるとどうしても凝り固まったものになっちゃって、
理に敵わないアプローチをするようになっちゃう。だから現場にいる人は仮説を唱えるっていうことが大事。
その訓練を人に頼ってやるんではなくて自分でやっていく。そうすると年々そういう技術が向上すると。
畑さんの話聞いてるとさ、ちょっと迷いがあった時に現場にいない人にアドバイス求めるってすごい危険だね。
その同じ地域にいる人だったらまだしもさ、例えば九州にいて関東の人とかにアドバイス求めちゃったら全然違うから。
なんか精神的なものを癒してくれるアドバイスはしてくれると。あ、お前迷っとるのかと。
畑
で、ある意味わかった状態でここの心のケアをしてくれる。今不安要素を持ってる。
それはあえてそうやってしてくれるお友達であったら最高だけど、変に技術論をひけらかしてくる人であれば怖いから。
やっぱりその辺は慎重にいかないとダメだし、頼らないために自分の想像力を養うことが大事かな。
その今ちょうどジャストミートっていうのが時期ですよ。
仮説を立てて見て結果が出て、それについてまた考えるみたいなそのサイクルを回すのが大切だよね。
田村
仮説立てないで観察してもさ、なんかその観察と結果だけのところだとちょっと弱くて、
自分がこう考えてたけど実は違ったとか、やっぱそうだったとか、そういうのがあったほうがいいからね。
まずその想像するっていうのが確かにすごく大切なんだろうなと思った。
やっぱり植物って植物学的にとか、セオリーに従ってそんな動きってしないよとか、専門家から言えばそうなんだけど、自分らも専門家なんだけど、
そういうことはどっちでもよくて、あなたの思うここの植物ちゃんはどう動こうとしてるのっていうちゃんと会話ができていれば、
何も恥ずることもないし、いいやんそれでと。あなたの子供でしょ。あなたは主治医で、あなたの患者でしょ。
だからそれでいいんじゃないですかと。私は言いたいけどね。
そうなんだよね。私のおじいさんが研究室に勤めてて、あるすごく頭のいい大学から出てきた男の子が新人で入ってきて、
顕微鏡を見ながら、目の前でこれ何が起こっていると思うって聞いたら、これはこういうふうになるはずですって知識を教えてくれて、