1. 空き地、トリップ、毎日小雨
  2. #34 ゲスト回1。全速力で走っ..
2025-03-24 53:17

#34 ゲスト回1。全速力で走っていた自転車が倒れたあとの経験。「わかりやすい弱者」になる前となってからのことについて。

spotify

今回は、ふたりの大学の後輩かつ、玄徳さんのパートナーであるますだがゲストに来てくれました。

ようやく今年大学を卒業する彼女、久しぶりに会えて嬉しかったです。自分が解離性障害という病気になる前の考え方、なったあとの変化などを色々と話してくれました。

思ったよりも深い話になり、まとめられないので私が出てきた中でパンチのあると感じたワードをいくつか並べておきます。

「全速力の自転車」「わかりやすい弱者」「死からの距離」「頑張る」「正常と異常」

 

ますだとは興味関心や経験したことが近い部分があるなと思いつつ、話を聞いているとそこからたどり着いた地点が異なる部分もあり、それがむしろ興味深かったです。

貴重なお話を聞かせてもらったなと感じます。

強く共感したり、うーんと悩んだりと濃い時間でした。53分の長丁場ですが関心ある方はぜひ。

ちなみにこのゲスト回はあと2回ありますが、これが唯一にして一番真面目。

Summary

このエピソードでは、ゲストの増田さんが大学生活やその後の体調の問題について語り、コロナ禍での経験を「全速力で走っていた自転車」が倒れた状況に例えています。また、彼の大学時代の活動やその後の変化についても触れられています。増田さんは、自転車が倒れた瞬間からの経験を通じて、自己の障害に対する認識や社会的な弱者としての自覚について語ります。ガムシャラに頑張ることの信仰から、障害者としてのリアリティに直面する過程が描かれています。 エピソードでは、自転車事故後に「わかりやすい社会的弱者」としての経験を語り、健常者と弱者の努力や生きづらさの違いについて考察されています。特に「死からの距離」という視点から、個々の努力や社会的な線引きの問題が浮き彫りにされています。本エピソードでは、自転車事故後の経験を通じて「わかりやすい弱者」としての生き方について考察しており、特に正常と異常の境界線や社会における努力の価値観について深く掘り下げています。

近況の共有
Speaker 1
始まってます。
これ始まってるんですか?
始まってる。
今日はね、ちょっと3人で話してるんですけど。
Speaker 2
しゃべっちゃいましたけど。
Speaker 1
もう結構近況についてしゃべったけど。
私と玄徳さんと、いつものおなじみのパートナーと、玄徳さんのね、パートナーの。
Speaker 2
で、私の大学、2人とも大学の後輩の増田が来てくれてるんですよ。
Speaker 1
お願いします。
めっちゃ嬉しい。増田と会うのは、5、6年ぶり。
Speaker 2
5年ぶりとかだよね。
Speaker 1
コロナ前。コロナ前が最後で。
Speaker 2
直前のタイミング?2020年の。
Speaker 1
3月とか。3月の旅サポの飲み会みたいなのが最後かな。
でもその時にはほぼしゃべれなかった。
Speaker 2
同じ空間に存在していただいて。
Speaker 1
同じ空気を吸っていただけ。
Speaker 2
それも大事なことなんですけど。
Speaker 1
なんかね、さっきもしゃべってたけど、
もう玄徳さんからも増田の話を聞くし、
いや増田も同じこと言ってた、みたいな話を聞くし、
共通の友達の原くんからもめっちゃ聞く。
増田とこれ話してほしい、みたいな聞くのに、
なぜか私は増田と話す機会を得られないっていう謎現象。
Speaker 2
そもそも僕はポッドキャストで喋ってますからね。
話題に出してね。
喋らせてもらってますからね。
Speaker 1
そうですね。
Speaker 2
そのぐらいのあれですけど。
大学もね、学部というか、分かりやすく言うとそれも一緒で。
Speaker 1
学部が一緒だから今日はずっと先生の話しか聞かないから。
Speaker 2
喋ってんなと思いながら僕は聞いてましたけど。
Speaker 1
先生が教授になってダメになったみたいな。
Speaker 2
ひたすら先生の内輪トークをしていた。
学年も一学年違って、
直続の後輩でっていう、
その割にあんまり喋ってなかったねっていう。
Speaker 1
なぜ?
大学生活の活動
Speaker 2
僕もこの回に限らずですけど、
今日の場で何でだろうっていうのが
分かると面白いなと思いながら
分かったらいいなと思いながら聞いてましたけど。
Speaker 1
今のとこ謎を。
ほんまにたぶんお互い分かってないですよね。
お互い何でやろうって思っても
誰も真相を知らない。
でもそういうことってありますよね。
あの人と仲良くなりたいのに縁がないみたいな。
なかなか喋る機会がないみたいなってある。
何人かちょっと覚えがある。
Speaker 2
ぶんけい・正直やっぱあれなんですか。
お互いにちょっとLINEで
年退学一緒だった時も含めて
連絡してご飯行こうよみたいな。
そういう感じに連絡できる感じはあんまりなかったですか。
Speaker 1
まずLINE知らんよな、たぶん。
LINE友達登録してないかもしれない。
収録終わりです。
LINE登録したことありましたっけ。
たぶんないですよね。
たぶん友達追加してないかも。
よかった、俺この話して。
俺この話するために来たんか、東京から。
玄徳さんが東京から新幹線で駆けつけ。
そもそも今回対面収録ですよ。
ここは大阪の仲間図。
そうなんですよ。
さっきの玄徳さんが新幹線を取れなければ
増田が玄徳さんを代理。
代打で。
Speaker 2
代打パーソナリティっていう。
Speaker 1
自分はそれ楽しみにしてた。
慌てましたよ、家で。
どうしようかなって。
そりゃそう。
初回からパーソナリティ任される。
Speaker 2
たぶん自分LINE知って
送れるかも送れるわみたいな送った時が
マッサージじゃなくて
後退人格やったと思ってて
違う?
そうそう。
やったから
Speaker 1
たぶん余計焦ったと思う、その後退人格。
Speaker 2
私がやんの?
普通にその人の代打聞きたいなと思って
ちょっと楽しみにしてましたけど
無事間に合いましたので
Speaker 1
喋らせてもらってます。
3人でね。
近況をね、喋ってたいろいろ
近況を3人ともの。
増田はね、3月から
3月から東京に行くっていう
そうですね。
卒業おめでとうっていうところよね。
卒業できてるんだろうという展開なんでね。
仮卒業見込みだね。
本当に履歴書とかにあるね。
卒業見込み。
Speaker 2
かっこがちっていう。
Speaker 1
3、4年くらい卒業見込みだったかもしれないけどね。
Speaker 2
休学してない時期は卒業見込みだもんね。
Speaker 1
そっか。
休学してないもんな。
1年休学したんですけど
大学7年間おるんで
大学4回の時と
休学挟んでその後2年間と
私計3年間卒業見込みやってますね。
プロやん。
Speaker 2
4回生3週やってるってこと?
Speaker 1
そういうこと?
4回生を休学抜いたら3週やってるってこと?
なるほどね。
計7年間。
7年か。長いね。
Speaker 2
7年ね。
Speaker 1
長いって言ってもコロナがあって
Speaker 2
授業があれが変わって
そこをきっかけに結構
自分がちょっとね
増田さんの話バーってするのも
あんまり良くないかもしれないけど
そこで結構バッと体調崩しちゃったっていうのが
Speaker 1
きっかけだったから
Speaker 2
そういう意味では
7年間長かったしと思うけど
自分の目線でも長かったけど
そういう意味では何て言うか
体調の変化と喩え
Speaker 2
一定じゃないというか
Speaker 1
確かにね。
色々あったよね。
ずっと7年っていう
平らな時間っていうよりかは
浮き沈みがあって
そうですね。
よりね、卒業がしみる。
卒業がね。
多分私を知ってくれてる人はみんな
あ、やっと?って
あ、良かった良かった
お前まだ大学おったんだって
そうよね。
Speaker 2
まあそういう意味ではちょっと
1年から3年までが元気すぎたよね。
Speaker 1
走って
もう全力疾走してたんでね
3年の途中ぐらい
3年の夏ぐらいまで全力疾走してたんで
でもそもそも
だって増田一個下で旅サポの後輩で
ずっと見てるはずなのに
増田が大学1,2,3回の時に
どういう生活をしてたのか知らない
いい着眼点
知らない
Speaker 2
それを深めていきましょう
Speaker 1
気になる
どんな生活してたんですかね
まず大学の授業あるじゃないですか
部活に2つ入ってたんですね
そうやったんや
2つ
部活に2つ入ってて
プラス旅サポ行ってて
それとバイトしてましたね
忙しいね
部活?
なんかセツルに入ってたイメージはある
そうですね
それは知ってる
自動汚し施設にボランティア行くのと
あとなんか
それは遊び感覚やったんですけど
手話サークルにちょっと入ってましたね
もう何も覚えてないですけど
もう7年やから
7年やった
忘れてます
手話7年経っても忘れる
Speaker 2
手話サークルの方を先にちょっと辞めるみたいな感じだったっけ
セツルメントは卒業まで行ったんやっけ
Speaker 1
手話サークルを先に辞めて
セツルメントは幹部終わりの時に辞めましたね
本当は4回生までやるんですけど
自分は3回生で
もうちょっと調子を崩したので辞めるっていう
なるほどね
本当にだから3年生でずっとほとんど全てを
ぶったりったような感じで
そっからは授業も全然受けず
本当にニートというか
反引きこもりみたいな生活をしてたのでずっと
そうか3回生の
やっぱコロナ禍を境に
コロナ禍の一気に全ての授業が
オンラインとか動画とかに変わったじゃないですか
あれにうまく対応しきれなかったんですよね
もともとちょっと多分疲れてきていたところに
大きな変化がドカッとやってきて
それでちょっと溢れちゃったというか
それで調子を崩すと
どんどん坂を転げ落ちるように
崩れていってしまって
なかなか前を向く力が
顔を曲げる力が出なかったっていう
そっかー
それまでがすごい精力的に活動してたのね
Speaker 2
なんかねイメージ的には
自転車とかのイメージが
自分は多分近いと思ってて
自転車がね
増田自転車がね
Speaker 1
全速力で走ってるんですよ
Speaker 2
するとねペダル焦げるんですよ
Speaker 1
何でかっていうと走ってるから
でコロナで正面衝突ドカーンとして
完全に壁に
Speaker 2
自転車が倒れちゃうと
なかなかその自転車を立て直せない
もう一回スピードに乗るっていうのが
要は前みたいな感じで
ペダルを落としても
そもそも倒れてる自転車のペダルは
超えないので
みたいなことだったりとか
やっぱりいろんな手順が必要じゃないですか
立て直すっていうところまでに
で自転車を立てるのにもコツがいるしとか
そういうのがね
ずっとね
自転車をね
一回どっかに止めてみたいなのが
あんまり多分なかった
Speaker 1
なるほどね
そうですね
Speaker 2
これ結構いい例えじゃないですか
Speaker 1
いや本当にそうだと思います
すごいいい例え
前ね
ペギリンさんがポッドキャストでも
喋ってましたけど
自分も中学受験してるんで
小学校のね
3年ぐらいから塾に通って
3年は長いな
その時には
多分自転車が全速力やったんですよね
その段階からね
その段階から
でもそっからこう
多分危なかったんですよね
そのたまにこう
何て言うんでしょう
足がつってしまってなかなかこげないよとか
そのバランスを崩しかけたりとかをしてたけど
大転倒することなく
走ってたんですよね
それが多分この中で
本当に正面衝突して
自転車大破レベルぐらい行っちゃったから
立て直しがね
だいぶ難しかったっていう
なるほどね
不安定なところを何回も
ギリで乗り越えてきて
もともとこういう不安定
グラグラした自転車が
Speaker 2
高速で障害物を避けていくみたいな感じ
Speaker 1
はいはいはいはい
なるほどね
すごいピンときますねその例え
なるほど確かにね
Speaker 2
そのねコロナのタイミングで
怪理性障害
Speaker 1
多重輪郭がね出てきたりもしましたしね
そこから
でももうそこからね
だいぶ
Speaker 2
もうすぐだから5年になる
4月の半ばぐらい
Speaker 1
診断がついて
5年になるぐらいかなっていう感じですね
症状が出たのはもう5年以上経ってますけど
そうよね5年か
そうかだって最初の方
でその最初の方とさ
その5年経った後とさ
結構感覚は違うわけやん
違いますね
違いますね
そうか
最初の方の方が結構すごいしんどかった
それが最初の方って
しんどいことにすら気づいてなかったんですよ
なるほどね
重症なやつ
症状との向き合い
Speaker 1
しんどかったとは今思えばね
思い返した時にはしんどかったとは思うんですけど
でも最初の時って
ちょっとだけ説明しとくと
理性障害って結構
健忘って言って
忘れるわけないようなこと忘れたりとか
あと自分のある症状だと
理人感って言って
こう現実感がちょっと薄くなったりとか
あとまあ昔他重人格って言われてた
後退人格っていうね
別の人格が現れたりとかっていう
症状自分はあるんですけど
それの何て言うんですか
把握すらできていなかった
なるほどね
気づいたら症状が出たのかもしれない
あれ寝ていただけなのかみたいな
本当にあやふやな中で生活をしていて
だからしんどいとかは
最初の方が薄かったんですよね
なるほどね
症状というか今自分がどうなってるのか
っていう把握がないから
診断面がないから
Speaker 2
ずっと自転車の例え出してばっかりで
Speaker 1
あれなんだけど
Speaker 2
若干失礼かもしれないけど
自分がやっぱり見てる感じで言うと
コロナがあって
自転車バーンってなって
バターンって行くじゃないですか
自転車も倒れるし
自分も転がるし
ちょっと極端にオーバーに言うと
松田はその時何をしたかっていうと
バターンって行って
こうやって一瞬
倒れたまま
Speaker 1
倒れたまま行こうとしてた
Speaker 2
はいはいはい
でも要はそれで
全く前と同じことをしようとしてるのに
自転車が前に進まないって感じになってるんです
Speaker 1
倒れたことに気づいていないって感じかな
倒れてる状態のまま
Speaker 2
おかしいはもちろん分かってるんですよ
大学の授業が変わって
上手くいかないとか
すごい負荷が大きくなったとかあるけど
じゃあその時に一回立ち止まってみようかなとか
やり方を変える
もちろん松田の中でやり方変え方とか
その時も引き出しはあったと思うんだけど
それが通用しなかったっていう時に
それぐらいの大きな変化があった時に
どうしようっていうのがあんまり分からなくて
とりあえず頑張って話を聞こうとか
分かんない動画だったら何度も聞いたかもしれないし
いつもよりメモを取るのを多くしたかもしれないし
そういうところで頑張ろうっていう感じだったのが
夜の午後で進まなかった時っていう時
それを多分どう受け止めていいか
進んでないっていう事実っていうか
その感じと実際に自分の持ってる感覚と
っていうのの乖離その距離っていうのが
すごく多分それまでにあんまり
経験がなかったことだったんだろうなっていう
Speaker 1
言い方をしてるんですね
全力で走ることの葛藤
Speaker 1
なるほどね
雑な言い方をすると
その初期というかの病気が
症状が出だしたりとか
病気が分かって初期ぐらいの自分って
まだまだねガムシャラに頑張れば
ちょっとは前に進むはずってめっちゃ信じてたんですよ
体育会議やな
めっちゃ信じてて
それがなんでそうなってしまったかっていうと
ガムシャラに頑張ったら中学受験行けた
ガムシャラに頑張ったら現役で大学に入れたみたいな
なるほどね
のがあったからガムシャラに頑張れば
優秀な成績は取れなかったとしても
一歩前には進めるはずだって思ってたから
小雲を辞めるっていう選択肢が多分ね
なかった
なるほどね
なかったんですよね
だから自転車倒れても漕いでたんですよね
これまでの学習というか
このスタイルで頑張ってきたから
そうですね
これでこのスタイルを貫き通せば
これからもうまくいくはずというか
前に進めるはずっていう感じ
Speaker 2
たぶん小雲を辞めるのが考えられないし
Speaker 1
どうなるかわからないし怖いみたいな感じじゃない
周りはみんなガムシャラに漕いでると思ってたんで
ちょっとわかる気がする
他の人はみんないつも全力疾走で
自転車を漕いでいるんだから
今私がここで漕ぐのをやめたら
もともとみんなより私は劣っているのに
どんどんどんどんもっと差がついてしまうじゃないかっていうので
なるほどね
やめようにもやめられなかった
確かになんかみんな頑張ってるかどうかってさ
なんだろう水面下にあるやん
なんかそれが全然わかん
それがわかんないっていうのがすごいわかるなと思って
なんか自分
まあでもそういう風潮ってあるやん
社会的弱者としての自覚
Speaker 1
みんな頑張ってるんだぞみたいな
Speaker 2
塾とかってそういう装置だよね
Speaker 1
それを可視化するというか
塾もそうだったし
自分の場合通ってた中高一巻なんですけど
中高一巻もそういう風潮だったから
本当に心の底から信じきってましたね
みんな絶対常に全速力なんだって思って
それをもう疑う余地がないよぐらい
なるほどね
なるほどすごい面白いなと思った
なんかパッと聞いた時に
でもなんかすごい環境として逃げたんよ
その中学受験でして
学校が努力し上手にみたいな
多分なんかでも私もそれで苦しめられたとこあって
でもなんか私の方がなんかあれかもと思って
最初からはーって思ってたとこがあって
増田はすごい素直だって思った
今聞いてて
すごい増田がその何だろうな価値観を信仰して
それを守り続けてた大学のその時まで
っていうのがすごい増田は素直だと思った
素直っていうか多分なんですけど
自分の中では自転車が倒れて病気になっていこうと
それまでの人生の大きな違いだと思ってるんですけど
考えてる量が違うと思う
本当に特に中高の小学校の受験の塾に入ってから
中高の時とか大学のね
がむしゃらに頑張ってた時はそうなんですけど
考えなしに動いてたんですよね
考えなしにとにかく頑張れば
何かいい方向に行くはずだとか
例えば最初は資格を取ろうと思って
授業を組んでたんですけど
その資格を取ったら
例えば就職に有利になるはずだとか
そういうあんまり何かこう考えることなしに
動いていて
でもそれが動けなくなって初めて
自分のもうちょっとなんて言うんですか
上積みではなく下にたまっているもの
パッと見えるものじゃなくて
ちょっと深く覗き込まないと見えないような
ものに目を向けたりとか
考えたりとかするようになったので
雑に言うとちょっとおバカだった
おバカでしたね
過去形にしていいのか分からないけど
おバカでした
Speaker 2
自分聞きたいことあるんだけどいい?
ちょっと難しい質問しちゃうんだけど
いろいろ信じきってた部分
素直というかバカだったと思うけど
そういう部分がある一方で
そことやっぱある程度対比されているものとして
社会学的なものの捉え方考え方っていうのがあると思って
そういうのってはっきり言って
社会学ってあんまり素直な人やらへんと思う
基本的に既存の枠組みとかあり方っていうのを
疑った先に疑うことがスタートになったりする
枠組みについてそもそも考えるっていうのが
社会学だと思っているんだけど
それに関してどうかって言ったら
マスターすごくそこに適性があったと気づいた
っていうことも含めて
自分はそれをすごく
体調悪くなる
コロナが始まる前からそれを感じたし
そこにすごい考え方が似てるなというところがあったんですけど
それと部分的にそういう
幼い頃から走り続けてきたから信じているもの
っていうのが共存するとはもちろん思っていて
そういった場合
どういうきっかけで
何があって
社会学的に考えられるような
ある意味では大人な考え方というか
そういう考えができるようになったのか
そこがすごい気になる
Speaker 1
私も気になります
そことマスターの信じているものと
マスターがそれっておかしくない?
みたいな思っているものの
整合性がマスターの中で
どのように取られているのかがすごい気になる
Speaker 1
うまく言えないかもしれない
あってるかわからないけど
自分が今パッと思ったのは
自分が
分かりやすい弱者っぽくなったから
っていうのがすごく
自分の中では大きかったと思っていて
玄徳さんは私のこういった
ガムシャラ自転車が倒れる前からって
言ってくれてたけど
自分の中であまりそういう意識はしてなくて
例えば意識的に社会学をやろうと思って
入ったわけではないから
その学部を私は選んでないので
別の学部を選んでるから
あまり意識してなかったんですけど
自分の中でガムシャラにやればいいんだ
っていうのを信仰して
実際にそれに基づいて動いてる中でも
やっぱり多分あったんだと思います
そのしんどさというか
大きく言うと息づらさとか
しんどさとか
違和感とか
なじめなさとか
そういうものが多分あって
それが膨らんでいったんですよね
膨らんでいって
いざ自分が病院に行って
乖離性障害という診断名を付けられたとか
実際に生活の中で困り事が出てきて
ということがあると
精神障害者って
ぱっと見すごくわかりやすい
社会的弱者のカテゴリーの一つだと思うんですけど
そうなった時に
なんて言うんですかね
息づらさだったり
違和感だったりっていうものを
無視できなくなった
それまでは感じてはいたけど
やっぱり信仰の方が強かったんです
信仰の方が強くて
いやでもやっぱり頑張ればいいんだって
言い訳というか
押し込むようにして動いていたんだけれども
いざ自分が
そういう障害の当事者とか
実際に自転車が焦げないぐらいになってしまった
どうしたらいいかわからない
自分の中では結構
闇に迷い込んでしまったような状態になった時に
宗教的な意味に受け取ってほしくないんですけど
信仰を捨てざるを得なかった
Speaker 2
それまで信じてきたものを
Speaker 1
信じてきたものでは救われなかった
私にはちょっとあってなかった
そこで私にはあってなかったって思えたのが
私の悪くないところかなと思っているんですけど
私は個人的にはちょっと合わなかった
直した時に
じゃあ自分みたいなものが生き延びるためには
もしくは
鬱の症状が出ていると
社会的弱者の経験
Speaker 1
ちょっともう生きてられないなみたいな時もね
あったりするんですけど
じゃあそういう人にバイバイと言ってしまっていいのか
っていうことだったりとか
本当にそういう問題を横に置いておくことができないんですよね
自分の生き死にに関わってくるので
そこからグンと考えるようになったってちょっと前に言ったけど
一気に大きく変化したような感覚がありますね
なるほど
なんか面白いなと思ったのが
分かりやすい社会的弱者になったみたいな
なんかそれが
このね線引き
何やろう
何やろうな
なんか
なんか分かりやすくその社会的弱者の線引きのこっちに行ったことによって
何だろう捉え方というかが変わらざるを得なかったわけ
そうですね
でもなんか
多分ここの線引きに何とかこっち正常というか
普通のところにいるために努力するというか
普通のところにいるならば努力しないといけないみたいな
考えがすごい強かったんやろうなと思って
なんかこっちのラインでは
こっちのラインだったら
何だろうな人に頼ってもいいし
分からないけどなんかこうしてもいいしみたいなのがあるけど
こっちその正常なカテゴリーに入れられるならば
努力不足になってしまうみたいな考えだなのかなっていうのは
すごい思った
何て言うやろう
なんか分かりやすい社会的弱者と
そうじゃない
健常者みたいな
そうそうそうそう
何て言うんですかね
自分の中で
健常者がしている努力とか健常者がしがちな努力とか
社会的に普通とか強者とされる人がしているしがちな努力と
そうでないとされる人たち
逸脱しているとされる人たちが
しがちな努力って違うと思ってるんですよ
なるほど
努力はしてるんですよねみんな
そうねたしかにね
みんなしてるんだけど
その内容がやっぱ違うと思っていて
自分は死からの距離っていう言葉を使ったことがあるんですけど
死ぬですね
死からの距離っていうのがやっぱり健常者と逸脱しているとされる人では違うから
その死からの距離をどう稼ぐかっていうところに
努力を逆さるを得ない努力の力を逆さるを得ない部分がある人もいると思うんですよ
はいはいはいはい
自分はその状況に陥ったわけですね
死からの距離を稼がないとやっていけないわっていう状況に陥ったので
その時にこうみんなと同じ努力とかをしてればいいとか
例えばみんなが100頑張ってるから
私も100頑張ったら同じ状況に行くっていうことが正しくはない
その限りではないかっていうことに気づいた
死からの距離
Speaker 1
なるほどね
何やろうイメージとしては何やろうな
普通に生活する例えばご飯食べてお風呂入って普通に生活するっていう
何か人間としてのラインがあるとして
ここに到達するのにものすごい努力が必要というか
ここに例えばその死からの距離と死があるとして
ここから抜け出すここの死っていう沼から抜け出すのにものすごい体力がいる
そうですね
普通のラインまでたどり着くにはそれはものすごい努力がいるっていう感覚がある
生きるための努力っていうことですよね
自分は自殺とか自らさようならっていうことを
絶対に何が何でもって止められる立場にないので
ちょっとうまくは言えないんですけども
でも自分は死というものからの距離を稼ぎたいと思ってるんですね
ってなった時に他にもいるじゃないですか
死からの距離を稼ぎたいと思ってる人が
でもそういう人たちがする努力って
例えばスキルアップのために仕事で役立つ資格を取ろうみたいな
努力とはちょっとなんか違うもののように思うんですよね
でももちろん健常者と言われる人ももちろん頑張っている努力はしている
それは分かってるんだけども
やっぱ死というものの力が強すぎる
Speaker 2
引力が強いね
Speaker 1
強すぎるから
それから沼っておっしゃってたけど
その這い上がったり
もしくは沼から1メートル2メートルと離れるために
這っていく歩いていく
もしくは沼と逆の方に体を向けるっていう
ただそれだけでも本当に大きな力が奪われてしまうんだっていうのを自分は思ったので
なるほどね
そうなると社会学っぽくなってくるのかなって思うんですよね
取りこぼしの量の多さとかね
社会制度だったりとかでよくありますけど
なんでこの人がこの制度使われへんねんみたいなこととかね
そういうのとかに目が行くようになるし
当たり前とされてることがみんなにとって当たり前ではないっていうことって
当たり前じゃないんですよね
そうだね
なんやろうなんかそれを
なんか気づかずに
まあどうだろう健常一側面その側面において健常とされるのでも
なんやろうな
それに気づかずに過ごせるのが健常っていう視点もあるよね
それを当たり前だと思える気づかない
気づかずにいられる特権性みたいなところでね
Speaker 2
健常者かそうじゃないか診断名がつくつかないとか
Speaker 1
問題かの問題です
自分の中か人に言われるかとか
確かになんか
なんかそれ作ったカテゴリーと
なんかその他にもすごいいろんな人はいるんやろうなと思うけど
でも私その死からの距離っていう表現すごいぴったり来てて
なんかそこはなんだろう
なんか診断名だけではないものをすごい包括そうな感じがある
診断名がついててもついてなくても
死からの距離が同じ人もいるかもしれないし
だからその表現すごいいいなと思って
なんかあの障害かそうじゃないかとかよりも
かなりこう全てを総括する感じがした
なるほど新しい物差しなんですね
すごいなんかそれを使って
なんか聞いてみたいと思った
なんか死からの距離について話してみたい
いろんな人とって思ったすごい
なるほどね
新しい視点の重要性
Speaker 1
いや面白いなすごい興味深い
あの伊達にニート何年もやってるんで
ニートって考える時間だけはバカみたいになりますからね
確かに確かにもうプロ
確かにね
なんか何やろう
ねなんかパッとどう繋がるか分からんけど
なんかパッと思ったのはなんか私
障害と健常の枠線引きみたいなものから
Speaker 2
自分を問い直すみたいなタイトルで卒論書いたんやけど
Speaker 1
すごいなんかねあのめっちゃ面白そう
面白いな確かに興味深いですね
インターレスティングの方が面白いです
そこはねそう
でも何やろう私
めちゃくちゃ社会学的な問いです
なんかそもそもなんか佐紀真須田が
なんかみんな頑張ってると思ってたみたいな
言ってたと思うんだけど
その何やろうな
なんかみんな頑張らないといけないのか
みたいな気分が結構あって
でそれで何だろうな私
なんか真須田はその診断名がついて
私はこっち側なんだというか
こっちなんだって思ったっていう風に受け取ってんけど
なんか私はなんかずっとギリギリ頑張れば
何とかこっちに入れるみたいな感じの感覚がずっとあって
なんかギリギリ頑張って正常の方にいるけど
なんかそれ何だろうな
なんか異常に行った方が楽じゃないかって思ってた時とかが結構あって
なんかそれでその正常と異常の線引きって何なんだみたいな
だからそもそもその正常なら頑張れ
正常なら頑張れっていう思想が
異常をも苦しめてるんじゃないかみたいな
だから私みたいに
例えば何だろうな
分かりやすく社会的弱者じゃないみたいな
一側面から見てっていう人がしんどいって言ってるってことは
多分それよりも分かりやすく社会的弱者の人には
それよりもさらにシワ寄せというか
いってる感覚があるから
ここを何だろうな
なんかここのしんどさを言うことに意味あるんじゃないかみたいな感覚があって
専業者側の
そうですそうです
でもなんかそれで大学院の時には
なんか依存症の人にインタビューしたんよ
それで
でもその人がすごい面白いこと言ってて
なんか何だろうな
そのあれ
なんか依存症か依存症じゃないかは大した問題ではないみたいな
なんか行きづらさっていうものがあって
それが表出する形になっているだけで
自分それで卒論書いたんですよ
読みたい読みたい読みたいよ
ちょっとあの次
研究所の先生のところで読もうかな
勝手に
Speaker 2
LINEで送れよ
Speaker 1
確かに
LINE追加する感覚
Speaker 2
少なくともこっちはPDFあれや
Speaker 1
確かに
それちょっと送ってもらうということで
送ってほしい
そう
いやほんまになんか
そう
なんかあの
行きづらさがあって
その形
それでなんか社会的に見て
一線が引かれてて依存症の
例えば症状があるみたいな
その依存症の症状があるっていうのに
こう表現として当てはまってるだけで
根底にある行きづらさは変わらないから
だからその依存症バリバリでも
薬物依存とかで何回も
刑務所とか入ったことあるみたいな人と
あと依存症
なんだろう
アディクション傾向はあるけど
ずっとそれを別に
症状として出したことはないけど
ものすごいしんどい人っていう
対談してたりして
それをどっちも
どっちもがどっちもに
刺激というか学びを受けてる
なんか同じ感覚があるのに
症状を出しちゃう人は
どうやって症状を出さずに
この人は生きてるんだろう
っていうところからヒントがあるんじゃないか
っていうので
逆にその症状がある人は
症状がない人は
ある人に対して
あの人は分かりやすく
しんどさを出せていいなっていう
うらやましさがあって
その2人が対談しているっていうのが
すごい面白くて
あれがなんか私の中で
なんだろうな
症状と異常の線引きみたいなのが
結構なくなるというか
なんか新しい形になるというか
感覚があって
Speaker 2
2項体質からまたそれを
ちょっと乗り越える形の
Speaker 1
考えてくるってことなんですかね
そうですね
さっきの初めの方にお話しされてた
みんな頑張ってるっていうのの
強さってほんまに強いなと思って
自分が感じている
その症状と異常とか
2つの症状と異常かの線引きって
頑張れてるかどうかっていう線引きも
異常と健常の線引き
Speaker 1
あると思ってるんです
それが結構人々の間に
浸透してるんじゃないかと思っていて
だから例えば異常と
わかりやすく異常とされた人
例えばアディクションが
はっきり出ている人だったり
障害があるよとかっていう人って
なんかよく頑張りがちじゃないですか
はいはいはいはい
何やろう
普通の人以上の努力が求められるというか
そうなんですよ
だから頑張れてるんです私っていうことで
頑張っているという
その正常に近づこうとする一つの手段
はいはいはい
正常に近づこうとする手段として
なんか自分の感覚としては
その頑張るっていうことは
死からの距離を稼ぐことに使ったり
もしくはじゃあもう死からは十分離れたから
私の例えば好きなことだったりとか
ちょっと顔を上げる力に使おう
みたいなのがあるかなって思うんですけど
でも私これ具体的な番組名とか出していいかな
いいと思う
24時間テレビに感じるんですけど
先生が嫌いなやつ
頑張れることを正常とする感覚が
すごく私苦手なんです
わかるわかる
とてもわかる
だからそれが浸透してるから
異常とされる人も
もとはその価値観で生きてきてるというか
そういう社会の中で生きてるから
私はこういうふうに
例えばお仕事を頑張っているんですとか
投票を頑張っているんですとか
っていうふうに
頑張りたくなってしまう
何だろう美化されてるというか
努力ある意味言ってた
規範って言うんですかね
Speaker 2
頑張らないといけないっていう気持ちになるというか
頑張らないといけないのかなっていう
そういう社会の暗黙のルールみたいなものを感じさせる
Speaker 1
それがめっちゃ浸透してるって思うんですよね
めっちゃわかる
Speaker 2
その規範に乗っ取らないと
この社会の中で生きていけないんじゃないか
Speaker 1
っていうふうに思う
そこに乗っからないと
異常とか逸脱になってしまう
でも多分あんまり自ら異常に生きたい人
逸脱にいきたい人って
だいぶ少数派だと思うんですよね
逆張りとまた違うじゃないですか
社会の価値観とその影響
Speaker 2
根本的な社会からの孤立みたいなものだったりとか
そういうのを意味するはずだから
Speaker 1
山の中で千人みたいに暮らしていきますって
もう誰にも見とられず
一人で千人のように暮らしていきますって
言うんだったらいいのかもしれないですけど
Speaker 2
そんな無理じゃないですか
Speaker 1
そんなことをね
人とは関わっていけないと思うので
どうしても異常とか逸脱に対する恐れっていうのがあると
頑張らない頑張れないことに対する恐れにもなっていくのかなと思うんですよね
なるほどね
その頑張る
異常と健常障害と健常の線引きはあるっていう風に話をしたんですか
その討論では
線引きがある
なんかよくあるじゃないですか
グラデーションだよとか
線引きなんだろうな
障害と健常の線引きとかは結構名目上の話も多いと思ってた
疾患名が付くとかもあるやんか
なんか正常と異常の線引きは結構あると思ってて
なんだろうな
異常
なんかこれは普通だよねこれは普通じゃないよねみたいなのは結構あると思ってて
なんかそれを書いたけど
でもなんかそれが障害とか
なんかいろんな分野にあるんじゃないかみたいな
それに
なんかあっちには行けない
なんだろうな
その異常とされてる方には行けないみたいな恐怖があったりとか
あとなんかその異常
そっちの24時間テレビの話とか書いたんだけど
異常な人も異常とされる人も
例えば24時間テレビで
障害者が頑張ってるみたいな
なんとかな障害者像みたいなのが作られるから
なんか両者しんどいしみたいな話を書いたけど
誰も救われてないやみたいなことですか
そうやな
そっからなんか
なんでそれが存在するのかみたいなのを深掘っていったかもしれない
なんか聞けば聞くほど社会学の論文って感じがしますね
Speaker 2
すごいな
Speaker 1
福祉でそれを書くっていう
なんかよくわからないテーマで書きたい人が集まるゼミだったかな
Speaker 2
素晴らしい
Speaker 1
ゼミの選択ミスって感じですね
遅くはなかった
最終的にはね
自分の好きなテーマで書かせてもらったんで
良かったです
そうよね
めっちゃ長くなったかも
一回切ります?
Speaker 2
一回切ります?
場所がね
多分
まあまあいい時間な気がしますよ
Speaker 1
OKです
じゃあ一回切りますね
53:17

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