2025-11-20 11:07

見積を立て続けに失敗した理由。粗利を取り戻すために必要な考え方 #089

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昨年から今年にかけて受注した新規案件で、ことごとく見積もりが甘く、結果粗利が出なかったということが続いている、という現在進行系の反省点があります。
案件のチーム化が進む中で、従来の見積の仕方を抜本的に見直すべきフェーズに来ていると感じています。

 

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#ちょいさきトーク #Web制作 #フリーランス #キャリア #仕事

サマリー

見積もりの失敗が続いた理由には、業務構造の変化と適切な算出方法が欠けていることが挙げられています。特に、外注費が発生することで利益率が低下し、実行すべき仕事の配分に影響を与えていることが強調されています。また、見積もりに関する考え方の重要性や、利益を確保するためのパートナーシップの構築が重要なテーマであり、チームでの仕事に移行する中で見積もりのルールを見直す必要性が指摘されています。

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ちょいさきトーク 〜あなたよりちょっと先を歩いてきた人の、Webと仕事の話〜
この番組では、フリーランスでWeb制作をしている私、けいが、上司じゃないけど、ちょっと気軽に話ができる、隣の席の先輩のような立場で、Webと仕事について語ります。
今日は、昨日に引き続き、リッスンの方にコメントをいただいた、高見智英さんのコメントを紹介したいと思います。
こちらは、AIツール活用設計は、チームマネジメントに似ている、AIへの信頼の育てから、第79回へのコメントをお読みします。
マインドマップなどは、マーメイド記法など、テキストを図表に変換できる記法を使えば、ある程度、ChatGPTにもかけているので、それでやっていますね。
収録ゲストさんの広報調査や質問ネタ出しなど、いろいろ使っています。ということでコメントをいただいております。ありがとうございます。
この高見さんもポッドキャストをされていらっしゃるんですけれども、そこでもAIツール活用されているというコメントをいただきました。ありがとうございます。
同じく、AIツールによる音源自動編集がイマイチだった反省、私が社内から収録した雑談の回へのコメントをいただいています。
うちの知恵ラジチャットは、これは高見さんのポッドキャストですね。基本的に編集なしでやってますね。どうしても間違えてしまった部分などは、直前の段落から取り直しということでばっさり削除して、そこから取り直ししています。
PCでの収録ができないときは、Pixel7aのレコーダーで録音をして、どうしても間違えたところについては文字起こしを探して、そこから単語ごと削除しています。
言葉の間隔をちゃんと作るようにして喋っていれば、それだけでも編集できますしね。BGMをくっつける処理だけは、ツールを使ってそちらで処理することにしました。
ということで、先輩ポッドキャスターさんのですね、どういうふうにやってるかということを知ることができたので、すごいためになりました。
私もちょっとこの辺の仕組みをうまくできるようにしたいなと思います。ありがとうございます。すごい励みになりました。
ちょっとずつですね、もともとの知り合いではなくて、そのポッドキャストのプラットフォームから聞いてくださっている方っていうのが、数はすごく多いわけではないんですけども、増えているみたいで、なんかありがたいことだなというふうに思います。
見積もり失敗の原因
こういうのも励みになるので、頑張って続けていきたいと思います。さて、今週はウェブ制作のお金との関係についてお話をしています。
昨日は特に多くの方が悩まれるであろう、見積もりの難しさ、悩みについてお話をしたんですけども、その続編として、これは私の最新情報になるんですけれども、見積もりを失敗しまして、あらりがほとんどなくなってしまったという案件がですね、これ1個だけじゃなくて複数、実は発生をしてしまいました。
ここに対する反省と振り返りという意味で、皆さんに共有をしてみたいなと思います。
まずこの見積もりに失敗した案件というのは傾向がありまして、これは制作会社さんからの外注とか下請けのお仕事ではなくて、直接のクライアントさんからのウェブ制作のお仕事ということになります。
で、出した見積もりがですね、私の提示した見積もりが甘かったんですよね。今までは私がディレクションというか、お客さんとのやり取りと、デザインだけはデザイナーさんに丸々お願いをして、戻ってきたもののコーディング、CMSがある場合はその実装っていうのは基本的に自分で対応をしていました。
部分的にお願いするケースも、もちろん今までもあったんですけれども、それがちょっと今年、去年ぐらいからなんですけれども、傾向が大きく変わってきまして、私が受注をするんですけれども、今まで自分の得意分野としてやってきたコーディング、WordPressの実装なども含めて外部の方にお願いするっていうケースが、これがもう圧倒的に増えてきたというのが、去年から今年にかけての私の変化になります。
本当は自分でやりたいなぁというのはあるんですけれども、ありがたいことに、やっぱりいただくご相談の量に対して私のリソースが全く追いつかないというところがありました。
それでどうしてもパートナーさんに協力をしていただいて、本来自分でやっていたような作業も含めて外注先にお願いをして、私がテクニカルディレクションも含めてやるというような仕事の仕方に変わってきたことによりまして、
今まで自分がやることで、うちの利益となっていたところがまるっと外注になりますので、もう利益率がガタンと下がるということになります。
ただ見積もりをした時点では自分でやるつもりで見積もりをしていたので、もともと私のところに入ってくる分の見込みの作業がまるっと利益なくなるので、
それで手元にほとんど利益が残らないということが立て続けに起こりましたというか、現在進行形で起こっています。
これはもう私のミスですので、いたした方がないことなんですけれども、自分の業務の仕組みが変わったのに見積もりが変わってないというところが最大の反省点になります。
もちろんですね、うちの事業全体としての採算があっていれば、最終的には成り立つは成り立つんですけどね。
制作会社さん経由のお仕事で出てる利益と総裁をする形になっているので、うちの事務所、オゾンノーツ全体の利益として赤字になっているというところまでは言ってないんですけれども、
案件単位で見ると赤字になっているものっていうのが複数発生してしまったという現状です。
原因を分析しました。分析するまでもないという、やっぱり努力が足りなかったとか、そういうことではないんですよ。
業務としての構造が変化をしているというところにつきます。昔は自分一人で完結する仕事が中心だったんですけれども、今ってそういう仕事がやっぱりほとんどなくなってきています。
それなのに見積もりの算出方法が、実装者は私一人という想定のまんまの構造で出してしまっていたので、
外注費が発生したっていう時点で、どんどん長尻が合わなくなっていくというのが最大の原因です。
それにですね、外注をすれば時短になるっていうふうに思われがちなんですけど、現実はそうでもなくて、自分がやった方が早く終わるのに、外に出した方が時間がかかるっていう、そういうことはやっぱり起こります。
これ以前の回のですね、仕事を上手に手放すの時にもお話しした、まさにその値段ですけれども、自分であればこれぐらいのコースでできるからこういう見積もりを出している。
でも外注すると1.5倍とかかかってくるっていうことももちろんあります。
プラス自分がチェックをしたいとかっていうコースも載せてあげないといけないので、結果時間も増え、コストも増えということになりますので、それも仕組みの一部として織り込んだ見積もりを提示するっていう必要が出てきます。
見積もりのジレンマ
自分のリソース不足を埋めるために、その外注のパートナーさんお願いしているのに、それが利益を削る要因になるというのは、なかなかジレンマにはなりますよね。
帰って仕事を受けない方が良かったんじゃないかっていう話にもなってしまうんですけれども、数字だけ見ればそうなんですよ。
仕事を受けない方が、かえって利益が多かったっていうことにはなるんですよね。
でもそれじゃダメなんですよ。それを私が受けることによって、そこに信頼が積み重なっていき、また次のお仕事に繋がるっていうのがありますので、多少は利益率を下げてでもやっぱりやりたいお仕事っていうのは多いわけです。
もちろんお客さんからしても、私にお願いしたいという気持ちを持ってくださっている、とてもありがたいことなので、
そこをですね、その前の配信の時にも言ったんですけれども、私がちゃんと責任を持って出してくれれば、作業をする方は別の方でも構わないですよっていうふうに考えてくださっている方も多いので、
それを考えると、パートナーさんにお願いすることを前提にした見積もり構造っていうのをちゃんと設計してあげないといけないと、そういううちの事業もそういうフェーズに来ているんだなということを今年1年すごい実感をしています。
やっぱり去年ですね、去年というのは第2子を出産して復帰してからということで、ひとつまた私もフェーズが変わったタイミングであるんですよ。
で、そこから使える仕事の時間も減った中で、今までと同じ見積もりの仕方をしてしまっているというところが最大の反省点なんですけれども。
あらりがですね、どんどん減っている。で、このあらりっていう言葉にもしかしたら馴染みが薄いっていう方もいるかもしれないんですけども、
本質的には自分の労働を差し引いて、さらに残る利益っていうふうに考えないといけないんですが、
まあ、害虫が増えれば増えるほどこの部分を守っていかないと事業として成り立たないということになりますので。
先も言ったんですけど、案件単位で赤字が出ても事業全体で黒字ならOKという考え方も使ったりするんですけれども、
構造的に利益が出にくい状態っていうことになっているので、その状態を今後もずっと続けていくっていうことは危険信号が灯っている状態ですので、ここの改善が急務ということになっています。
で、今現在進行形ですね、自分の中で見積もりのルールを見直して、必ずその出てきた見積もりにちょっと多めにバッファーを設けるとか、
それでただ値段が上がるだけだとお客様納得するの難しい部分もあるので、いかにどう価値を乗せてお客様に納得していただけるかっていうところを考えていくのが、
一つ私自身の事業の経営というところなのかなというふうに感じています。
今日のまとめとしましては、一人で仕事をしていた時代からチーム仕事に変化していく中で、見積もりの考え方のアップデートが必要になっているなと感じています。
改善の必要性
外畜さんですね、パートナーさんをうまく巻き込んでいい仕事をしていくことが必須になっている今の時代だからこそ、
早さ利益、必ずしも両立しないなっていうのをちゃんと心得て見積もりできるようになるというのを、今からなんですけども、一つ来年の目標として掲げたいなというふうに考えています。
さて、これをお聞きくださっているリスナーの方ですね、個人の方でも会社にお勤めの方でもいいんですけども、見積もりに失敗したという経験はありますでしょうか?
こういった体験談がありましたよとお話しできるものがありましたら、ぜひチョイ先トークのハッシュタグやおたよりフォームからお寄せいただけると嬉しいです。
最後までお聞きくださりありがとうございます。この番組ではおたよりや感想を募集しています。
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それでは、また明日!
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コメント

たかみちえです。 お仕事の見積もり、当時はなるべくExcel表を作って自分の意見が入りすぎないように決めてましたね、最終的には自分が欲しい額も入ってましたが。 この技術項目なら何点、この機能なら何点 というように医師風に決めてました。

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