こういうのも励みになるので、頑張って続けていきたいと思います。さて、今週はウェブ制作のお金との関係についてお話をしています。
昨日は特に多くの方が悩まれるであろう、見積もりの難しさ、悩みについてお話をしたんですけども、その続編として、これは私の最新情報になるんですけれども、見積もりを失敗しまして、あらりがほとんどなくなってしまったという案件がですね、これ1個だけじゃなくて複数、実は発生をしてしまいました。
ここに対する反省と振り返りという意味で、皆さんに共有をしてみたいなと思います。
まずこの見積もりに失敗した案件というのは傾向がありまして、これは制作会社さんからの外注とか下請けのお仕事ではなくて、直接のクライアントさんからのウェブ制作のお仕事ということになります。
で、出した見積もりがですね、私の提示した見積もりが甘かったんですよね。今までは私がディレクションというか、お客さんとのやり取りと、デザインだけはデザイナーさんに丸々お願いをして、戻ってきたもののコーディング、CMSがある場合はその実装っていうのは基本的に自分で対応をしていました。
部分的にお願いするケースも、もちろん今までもあったんですけれども、それがちょっと今年、去年ぐらいからなんですけれども、傾向が大きく変わってきまして、私が受注をするんですけれども、今まで自分の得意分野としてやってきたコーディング、WordPressの実装なども含めて外部の方にお願いするっていうケースが、これがもう圧倒的に増えてきたというのが、去年から今年にかけての私の変化になります。
本当は自分でやりたいなぁというのはあるんですけれども、ありがたいことに、やっぱりいただくご相談の量に対して私のリソースが全く追いつかないというところがありました。
それでどうしてもパートナーさんに協力をしていただいて、本来自分でやっていたような作業も含めて外注先にお願いをして、私がテクニカルディレクションも含めてやるというような仕事の仕方に変わってきたことによりまして、
今まで自分がやることで、うちの利益となっていたところがまるっと外注になりますので、もう利益率がガタンと下がるということになります。
ただ見積もりをした時点では自分でやるつもりで見積もりをしていたので、もともと私のところに入ってくる分の見込みの作業がまるっと利益なくなるので、
それで手元にほとんど利益が残らないということが立て続けに起こりましたというか、現在進行形で起こっています。
これはもう私のミスですので、いたした方がないことなんですけれども、自分の業務の仕組みが変わったのに見積もりが変わってないというところが最大の反省点になります。
もちろんですね、うちの事業全体としての採算があっていれば、最終的には成り立つは成り立つんですけどね。
制作会社さん経由のお仕事で出てる利益と総裁をする形になっているので、うちの事務所、オゾンノーツ全体の利益として赤字になっているというところまでは言ってないんですけれども、
案件単位で見ると赤字になっているものっていうのが複数発生してしまったという現状です。
原因を分析しました。分析するまでもないという、やっぱり努力が足りなかったとか、そういうことではないんですよ。
業務としての構造が変化をしているというところにつきます。昔は自分一人で完結する仕事が中心だったんですけれども、今ってそういう仕事がやっぱりほとんどなくなってきています。
それなのに見積もりの算出方法が、実装者は私一人という想定のまんまの構造で出してしまっていたので、
外注費が発生したっていう時点で、どんどん長尻が合わなくなっていくというのが最大の原因です。
それにですね、外注をすれば時短になるっていうふうに思われがちなんですけど、現実はそうでもなくて、自分がやった方が早く終わるのに、外に出した方が時間がかかるっていう、そういうことはやっぱり起こります。
これ以前の回のですね、仕事を上手に手放すの時にもお話しした、まさにその値段ですけれども、自分であればこれぐらいのコースでできるからこういう見積もりを出している。
でも外注すると1.5倍とかかかってくるっていうことももちろんあります。
プラス自分がチェックをしたいとかっていうコースも載せてあげないといけないので、結果時間も増え、コストも増えということになりますので、それも仕組みの一部として織り込んだ見積もりを提示するっていう必要が出てきます。