00:00
ちょいさきトーク 〜あなたよりちょっと先を歩いてきた人の、Webと仕事の話〜。
この番組では、フリーランスでWeb制作をしている私、けいが、上司じゃないけど、ちょっと気軽に話ができる、隣の席の先輩のような立場で、Webと仕事について語ります。
以前、やきそば大臣さんというラジオネームの方から頂いたおたよりの中に、いくつか聞きたいこと、質問して頂いたんですけれども、
その中でまだ答えていなかった、Web制作の報酬やお金についてというテーマで、今週お話をしています。
お金と信頼の関係
今日はそのまとめとしまして、お金と信用というのをテーマに話してみたいなと思います。
個人事業主として、丸14年、もうすぐ15周年になるんですけれども、続けてきまして、お金と信頼の関係っていうのをすごく実感をしてきた、この15年間でした。
で、このキャッシュフローという概念があるんですけれども、一般的に会計用語としてのキャッシュフローって、
事業の中で自由に使えるお金、手元の現金とか、そういったもののことをキャッシュフローって言うんですけれども、
それが単なる会計とか経理上の話ではなくて、人との信頼を作るための事業としての指標になるようなものだなという風に感じる経験を今までしてきたので、
その話をしたいなと思います。
で、この今日の話はですね、去年の今頃なんですけれども、私のノートの有料記事で書いた内容、そこの部分の一部抜粋ということになります。
よかったらですね、私のそのノートのですね、URLをこの放送の概要欄に貼っておきますので、
無料の部分だけでもいいので、一度見ていただくと、私がどういう考えで今までフリランスやってきたのかっていうところの一部を知っていただけるんじゃないかなと思います。
で、有料の部分を買っていただくと、今日話した話と同じような内容も少し入っているんですけれども。
なので、今日の放送を聞いたら、わざわざ買っていただく必要は別にないのかなとは思うんですけれども。
私の考え方としてまとめたものがありますので、紹介をしておきます。
私がですね、お金と信頼の関係について意識するようになった。
支払いの影響
明確にこれがきっかけっていうのはないんですけれども、それにつながる過去のエピソードを紹介したいなと思います。
独立の初期に出会った方。2つのタイプの方がいらっしゃったんですよね。
1人は経営者っていうのは、なるべく早く入金をしてもらって、支払いはなるべく遅くするべきと。
こういう資金繰りが大事だよっていうのを教えてくれた方がいたんですね。
で、そういうもんなのかなというふうに思っていました。
で、私が中小企業診断士の資格を取って、こういう資金繰りとかっていうことに対して、
割と当時より知識がある状態で振り返っても、この言ってることは正しいんですね。
セオリー、経営のセオリーとしては、確かに正しいことなんですよ。
ただ、当時から、いや本当にそうなのかなっていう気持ちがあったんですよね。
一方でもう1つのタイプの方。で、この方は請求書を出すと、もうすぐ払ってくれると。
で、そうしてる理由として、やっぱりすぐ払う人って信頼できるからっていう理由だということなんですね。
で、私にとっては後者の方の方が、やっぱりしっくりきたんですよ。
で、現実には、まあ経理の手続き的なサイクルもあるので、私自身は待ちじめで翌月末払いっていうふうにしているんですけれども。
で、お客様からですね、入金がまだない状態でも、パートナーさんの作業が終わっていたら、先に払うようにはしています。
以前ですね、初めて仕事をした方。これも独立した1年目か2年目とか、割と初期の頃だったと思うんですけれども。
初めて仕事をした人に請求書を出したら、まだクライアントから入金がないから支払いがまだできないっていうふうに言われたんですね。
で、知らんがなって思ったことがあるんですよ。で、やっぱりその人とは次回はなかったですね。
で、長らくお仕事をしてきた方とか、まあ信頼がおける方から同じような相談で、ちょっと入金がまだなので少し支払い待ってくれませんかっていうのを相談受けたら全然待つんですよ。
ただですね、この時はもう初めてのお取引で、何の関係性の土台もない状態で、よくそれ言うなというのを感じたんですね。
で、これもう14年とか経ってるから時効として話してますけど、そういうのがあるので、やっぱりお金を気持ちよく払えるかどうかって、仕事の関係性を諸に左右するなというふうに感じます。
例え元受けさんからの入金が遅れたとしても、外住先が協力してくれた方への支払いを予定通り行うっていうのは、まあ仕事を出した方の責任だと思いますし、
あとは見積もりを無意味にねぎらないっていうこと。まあこれもやっぱり大事なことかなと思います。
何かこう決まった予算があって、その中でやりくりしないといけないっていう事情があれば、お話いただければ組みますので。
ここをこういうふうにすれば見積もりに抑えることできるんじゃないですかっていうような工夫はいくらでもできるので。
まあそういうのがない状態で、ただこれもう少し安くなるんですかとか、何のバックグラウンドもない状態で行ってくる人っていうのは、なかなかちょっと今後お付き合い厳しいのかなというのは感じていますね。
まあ地域性とか、実際のところどうかわからないんですけど、関西の方だと一言目にこれ曲がらんかっていうのがあるというのは聞きますけど、
それもだいぶ、今この令和の時代に事情も変わってきてるんじゃないかなという気がしています。
ちょっとすいません、関西の方のだいぶ偏見かもしれないので、ちょっと反論があれば教えていただきたいんですけれども。
でもそういう我々がイメージする典型的な関西人のおっちゃん経営者さんが曲がらんかっていうのって一つコミュニケーションだと思うので、
それはもう関係性がある状態で言ってるというふうに考えて差し支えないのかなと思うんですけれども。
私が今言ってるのはそういうことではないんですよね。
とりあえず自分の出てくるお金を何とか減らしたいっていう、そこだけの自分のことだけを考えた心のない値切りの言葉なんですよね、そこにあるのは。
見積もりを値切るイコール、人間関係を値切ってるっていう部分もあると思うんですよ。
私がやっぱり今までずっとお仕事してきた中で、これは独立してから、その前の会社員時代に出会っている経営者さんとかも、
往々にそうなんですけれども、お金払いが良い人イコール人間的に良い人とは限らないんですけれども、
お金を出ししぶる人と良好な信頼関係を築いた経験っていうのが皆無なんですよね。
やっぱりお金に余裕があると、スケジュール、言葉、応対、全てにやっぱり余裕が出てくるんだろうなと思うんですよ。
安心して支払いができる状態を維持している人の方が、やっぱり結果的に質の高い仕事をしているっていう印象があるかなと感じています。
金の切れ目が縁の切れ目っていう言葉ありますけれども、そこだけ聞くと、なんかドライな気がしてしまうんですけれども、
お金書きの切れ目って、信頼とか信用の切れ目でもあるので、そう考えると、この言葉もまといてるなというふうに感じるわけです。
キャッシュフローの安定
今日のまとめとしましては、キャッシュフローっていうのはですね、信頼を可視化するバロメーターみたいなものかなということです。
ただ目の前の利益のためではなく、気持ちよくお金を支払うことによって、そこで積み上げられる信頼信用関係っていうのもあると思いますし、
運はお金で買えるっていう風に言ってしまうと、ちょっと語弊があるんですけれども、気持ちよくお金を人に対して支払える方っていうのは、確実に良いご縁を引き寄せることができる人だなというふうに感じますので。
そのためにこそ、経営者として一定の資金的余裕を持って、焦らず動ける、支払えるっていう、そういう余裕を持っておくっていうことは、
自分の事業だけではなくて、心とか人間関係のバランスを整えることにもつながっているんだなというのをお伝えして、今週の締めとしたいと思います。
ですので、私もキャッシュフローを安定させるために、昨日話した利益率の改善をまた一つ課題として取り組んでいきたいなと感じています。
さて、これをお聞きくださっているリスナーの方はですね、お金にまつわる人間関係で何かエピソードなどありますでしょうか?
私自身はいろいろ悲しいエピソードもあったりするんですけれども。
逆にですね、気持ちよくお金を払ってもらったり、お金を気持ちよく払えたっていうこともあるんじゃないかなと思いますので。
もし良ければ差し支えない範囲で、ちょいさきトークのハッシュタグやおたよりフォームでお知らせいただけると嬉しいです。
今週も最後までお聞きくださりありがとうございます。
この番組ではおたよりや感想を募集しています。
概要欄のおたよりフォームからか、Xでちょいさきトークのハッシュタグをつけてポストしてください。
ちょいさきはひらがな、トークはカタカナです。
ちょいさきトークは平日毎朝7時更新。
YouTube、Spotify、Apple、Amazon、スタンドFM、Listenなどお好きなアプリでフォローをお願いいたします。
来週はまた月曜日が祝日になりますね。
ですので火曜日から配信をしていきたいと思いますので、ぜひ来週もお聞きください。
それでは、良い3年級をお過ごしください。
また来週。