独立したばかりの頃は、値段をつけるのがとにかく不安でした。同じ悩みを抱える方も多いことでしょう。
開業当初は、手探りで他のフリーランスの方の料金表を調べたりしていました。
いまでも見積もりは得意ではありませんが、お客さんと仕事の価値を一緒に考える時間だと思うようになりました。
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#ちょいさきトーク #Web制作 #フリーランス #キャリア #仕事
サマリー
このエピソードでは、フリーランスのウェブ制作における自己の見積もりや料金設定の基準について考察されています。特に独立初期に経験する見積もりの迷いが語られ、市場調査を通じた効果的な値付けの重要性が強調されています。ウェブ制作に取り組む独立したクリエイターが直面する迷いや挑戦についても触れられ、自分の基準を見つけることの重要性が指摘されています。また、見積もりの精度を上げるための考え方や価値提供の視点も取り上げられ、リスナーとの対話が求められています。
AIとの付き合い方の理解
ちょいさきトーク 〜あなたよりちょっと先を歩いてきた人の、Webと仕事の話〜。
この番組では、フリーランスでWeb制作をしている私、けいが、上司じゃないけど、ちょっと気軽に話ができる、隣の席の先輩のような立場で、Webと仕事について語ります。
今日は、配信プラットフォームのリッスンの方にいただいたコメントを紹介したいと思います。
名前、たかみともひでさんとお呼びすればいいんですかね。
AIツールとの付き合い方について、お話をした回について、いくつかリアクションをくださっています。ありがとうございます。
まず、AIは恥知らずだからこそ強い。ちょいさきトーク誕生に見るステアンの大切さという第77回の回へのいただいたコメントなんですけれども、
なんとかについてタイトル案を10個出してください。本当に必要なのは2個だけ。みたいな質問はよくしますね。
ダサいとは言わないまでも、的外れな内容も結構あるので、主者選択できるぐらいがちょうど良いなと。
いい意味で人間社会の常識がないのがAIの良いところだなと思っています。ということでコメントをいただきました。
ありがとうございます。本当にそうですよね。10個出してくださいって本当に必要なのは2個だけっていうのをすごい共感しました。
2個だけって書くと、その2個をちょっと手抜いたようなのを出してきたりとかするので、10個ぐらい出させてちょうどいいみたいなのは本当にあるなと。
AIあるあるだなというふうに感じました。ただ、AIあるあるって言ったんですけど、これは多分人間の社会でも同じで、
前ですね、私が読んだ、ちょっと本のタイトルパッと出てこなくてあれなんですけど、コピーライダーさんの思考法の書籍でですね、
とにかくたくさん案を出すっていうのをコピーライダーはトレーニングするんだと。で、そこから質の高いものが生まれてくるんだよっていう話だったと思うんですけども、
本当にそれと一緒だなというところで、ただそのたくさんあってもすぐ出してくれるっていうのはやっぱりAIの強いところだなというふうにすごい思いました。
ありがとうございます。あと他の回にも高見さんいただいておりまして、次はですね、その次の回でAIを記憶の外出しツールとして使う。
脳の容量を上げる試行錯誤という第78回にもコメントをくださっています。
寝る前の記録などはスマートウォッチになんとかというリマインダーを追加としゃべってます。
リマインド時刻は翌朝起きる頃にしておくと翌朝リマインダーがありますとスマートスピーカーが通知してくれます。
ということで、ご自身のツールとかガジェットの使い方を紹介してくださいました。ありがとうございます。
これ聞いてですね、スマートウォッチ欲しくなりましたね。
今は本当にアナログの時計を何かちょっと仕事で外に出かけるっていう時ぐらいしかつけてないんですけども。
昔まだアップルウォッチが出たばっかりぐらいの頃にですね、アップルウォッチじゃなくてソニーのスマートウォッチのデジタル液晶みたいな安いやつをつけるところがあって、
腕に電話の通知がブルブルってきたりとか、目覚ましをかけておくと音は鳴らなくて自分だけブルブル震えて起こしてくれたりとかっていうのがあって、
それはそれで便利に使ってたんですけど、だいぶ昔のことですね。
そのウォッチはですね、洗濯をしちゃいまして壊れてしまって、もうそれ以来スマートウォッチ、新しいのは買ってないんですけども。
もう当時と全然今、進化してできることもすごい増えてるんだろうなぁと思うんですけれども、持ってないんで、なんかすごい欲しくなりました。
ありがとうございます。
他の回にもコメントをいただいてるんですけど、また明日以降でちょっとずつご紹介をさせてください。
ウェブ制作の報酬の考察
さて今週はですね、ウェブ制作とお金に関するテーマでお話をしています。
以前、ペンネームやきそば大臣さんからいただいたご質問の中で、ウェブ制作の報酬について聞いてみたいですというのがありましたので、
元から私もちょっとウェブとお金に関してまとまった内容で話したいなと思っていたので、今日はその3回目ということになります。
今日のテーマは自分の仕事に対する根付けの仕方に関してです。
これフリーランスの方が真っ先に迷うところなんじゃないかなというふうに思います。
一番最初仕事を始めるとき、これフリーランスじゃなくて副業とかで何かお仕事を受ける方もそうだと思うんですけども、
いくらで自分の仕事を提示するかというのが、もう全然わからないというのがあるあるかなと思います。
こういうのって正直誰も教えてくれないですし、最初のうちも自分の感覚で決めるしかないですよね。
ただまあそれってやっぱり自分の感覚って本当に当てにならないというか、もう間違いの始まりだったなというふうに思います。
会社員時代の見積もりの仕方というのにまず触れておこうと思うんですけれども。
私がいた会社というのが、今となっては悪名高いウェブホームページをリースで販売するタイプの会社におりまして、
ちょっとこのホームページのリース商法については色々思うこともあるので、また何かの機会に話そうかなと思うんですけれども。
つまりどういうことかというと、もう受注の段階で予算がガツッと決まっちゃっていて動かすことができないというのがありました。
お客さんの要望が後から増えたり、やりたいことが出てきたとしても金額を動かすことができないというのがですね、本当にやりづらかったなというふうに感じています。
これの受注内容では無理だと思っても変更ができなくて、やっぱりトラブルになりやすいっていうのがありましたよね。
この構造的なやりづらさっていうのにずっと違和感を抱えていたっていうのがまず私の体験としてあります。
で、フリーランスになってやっと自分で見積もりを出せるようになったと。
その打ち合わせの中でやりたいことが変わっていた時に見積もりを修正できるという時のですね、
一種開放感とでも言うんですかね。
やっとこういうことができるようになったみたいな開放感っていうのは大きかったなというふうに感じます。
独立初期の見積もりあるあるとして、やっぱり最初の見積もりって個人である私の費用感から出してたっていうのがありました。
これぐらいもらえたら助かるなとか、そういうやり方ですね。
ただ、料金も提示しないといけないので、結構他のウェブ系のフリーランスの方のウェブサイトをですね、わーっとグーグルでいっぱい検索しまして、
料金を提示しているところ、そんなに多くはないんですけれども、提示しているところもあるので、そういったところを集めてですね、
すごいよく見まして、これのいう価格帯で出している人が多いから、これぐらいにすべきなのかなみたいな、そういうようなのを調べてました。
こんな方法で決めていいのかなというふうに思ったりしたんですけど、勉強にはなりましたね。
これですね、今から振り返って思うと、マーケットベースのプライシングっていうやつなんですよね。
ちゃんと市場を調査して、市場の価格に合わせて自分の価格も出しているということなので、これはこれで悪い方法ではなかったのかなというふうに思います。
相場を知るっていうのは大事ですし、この金額でいいのかなという不安は多少減りましたので、そういう市場調査をするというのも一つ大事なことかなと思います。
ただ、自分の費用感とかから出していくと、それで自分の事情であってお客さんの得る価値とあまり関係がなかったりするので、
結果的に安すぎたり、採算が合わなくなったり、なんかうまくいかないということも出てきます。
見積もりの基本と迷い
やっぱりウェブ制作の見積もりって、人事いくら、人月いくら、人日いくら、みたいなのがオーソドックスだと思うんですよね。
かかった時間、コースに応じて見積もりが決まると。
ただ、独立したての頃って、その作業に自分が何時間ぐらいかけてできるのかっていうのも全然わかんないんですよね。
これぐらいだなと思っても当てにならないというのがあるので。
実際に作業のログを最近こまめに撮ってるんですけども、15年経ってようやくその辺が現実が見えてきたなと、今さら思ってます。
現在のところですね、見積もりスタイル、ちょっと変えつつあるんですけども、今までのやり方ですと、
時給換算すると得意分野ほど損をするっていうのがありますよね。
例えば経験上、最短でできてしまうという仕事は、時給換算しちゃうと安くなっちゃうので、
そういうのは付加価値を乗せて、基本料金プラス作業項目みたいな感じの見積もりにした方がいいですし。
逆に自分にとってそんなに得意じゃなかったり、一般的な変えが利くような仕事っていうのは、
人時、人日ベースで見積もったりっていうやり方に、今大体落ち着いているんですけれども。
自分なりの価値が乗せられる作業と、そうでない作業で見積もりの出し方をちょっと分けたりっていうのが最近できるようになってきて、
ようやく見積もりの精度も上がってきたのかなというふうに感じていました。
いましたというのはですね、ちょっと今年に入って見積もりを失敗したというケースが立て続きまして、
その話は明日したいなと思います。
自分の基準の重要性
今日のところのまとめとしましては、自分の中での基準をしっかり持ちつつ、
じゃあお客さんが得られる価値はどういうところなんだっていうのの視点も交えて、
ただ時間対価ではない見積もりを模索していく必要があるなというところです。
自分なりの軸っていうやつですかね。
それがお客様が納得してそこに対価を払っていただければ問題ないことだと思うので。
最初始めた頃は人事人月で出すことが多いのかなと思うんですけれども、
だんだん自分なりの軸を見つけていければいいのかなというふうに思います。
正直今は見積もりってあんまり得意じゃないですし、
できることならお客さんがレストランとかみたいにメニュー表からこれこれって選べるような仕組みにできたら
どんなに楽かっていうふうに思うんですよね。
ただ現実にはお客さん自身がどうやってメニューを選んだらいいかっていうのが分からないわけじゃないですか。
レストランだったら写真が料理名が書いてあればこの料理にするっていうふうに選べますけど、
やっぱり専門的すぎて選ぶことがお客さん自身で難しい商材ですので、
だからこそ対話の中で一緒に決めていく必要があると。
これも建築とかそういう製作機会が少なくて単価の高いものっていうのは、
大いにそういう傾向があると思うので。
だから見積もりとは値段を決める作業ではあるんですけども、
相手の方とこのお仕事の価値は何なのかっていうのをすり減らせるプロセスでもあるのかなと思います。
不安とか迷いを抱えて見積もりをしている方多いかなと思うんですけども、
そういう迷いがあるからこそ、丁寧な仕事につながっているような気もしますので、
これを聞いてくださっているリスナーの方もですね、
丁寧な仕事ができるような見積もりを提示していけるようになったらいいのかなというふうに感じました。
そして聞いてくださっているリスナーの方でですね、
同じように見積もりとかで悩んでいるよっていう方多分多いんじゃないかなと思います。
逆にこういう工夫で悩みが薄らいだよという経験がある方がもしいらっしゃいましたらですね、
ぜひちょいさきトークのハッシュタグやおたよりフォームから教えていただけると嬉しいです。
このウェブ制作の見積もりの話って盛り上がりやすいと思いますので、
いろんな方の考え方を聞いてみたいなと思います。
明日はこの話の続編みたいな話をしたいと思います。
今日も最後までお聞きくださりありがとうございます。
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