酒と胃酸の意外な関係
はい、みなさーん。こんばんは。こんにちは。元、公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、年末年始も過ぎ去りですね。
学校モード、仕事モードに入っている方々が増えてきたんじゃないかなというふうに思うんですけども、みなさん、この年末年始、お酒は結構飲まれましたか。忘年会やですね、正月でね、親戚一度集まったりすると、正月ぐらい酒いっぱい飲もうよ、みたいなね、そんな誘いが少なからずあったのかなというふうに思うんですけども、
これでね、お酒飲む人がよく言うセリフとして挙げられるのがですね、ちょっと風邪気味やけど、飲み会行ってくるわ、大丈夫な、大丈夫、アルコールで殺菌するから、酒で消毒するからな、風邪なんてすぐ治るよ、みたいなことを言う人いません。
今日のお話につながるんですけども、ウイルスとか、パクテリアを酒で消毒したるわっていうのが、あながち間違いじゃないよっていうね、ことがですね、最新の研究でわかってきましたので、そちらの方をお話ししたいなというふうに思います。
これですね、高知大学の研究チームが明らかにしたんですけども、お酒と胃の意外な関係についてのことなんですけども、結論から言うとですね、お酒と胃酸が混ざることで、実は最強の殺菌コンビが誕生するんですね。あながち間違いじゃないということなんですよ。
本来ですね、私たちの胃には胃酸という強力な武器があって、食べ物と一緒に体に入ってきた菌をやっつけてくれるんですね。胃酸は非常にpHが低くて、pH7が中性なんですけども、それよりも高いとしょっぱい、アルカリ性。
その7よりも低いと酸性なんですけども、pH1程度ぐらいの非常に強い酸で食べたものとかを消化して、タンパク質の紐状になってますから、プチプチ切ったりして細かくして消化しやすいような形にしてくれるんですけども、非常に強い酸で食べ物と一緒にやってきた菌とかウイルスもやっつけてくれるんですけども、
中には菌のバクテリアウイルスの中にもしぶとい奴らがいて、胃酸だけでは倒しきれないこともあるんですよね。そこでヒーローのように現れるのがお酒に含まれるエタノールなんですね。
通常、除菌シートのように、菌を殺すには70から80%もの高いアルコール度数が必要なんですけども、ビールやワインのようなお酒、せいぜい5から14%ぐらい、ストロング缶とか非常に酔いやすい、中ハイとかありますけども、あれでもせいぜい7%、9%ですよね。
除菌シートとか、消毒液なんかはエタノール指数が70から80なので、全然足りないと思うかもしれませんけども、そもそもお酒に含まれるエタノールの度数だと、本来の殺菌率はそれほど高くないんですけれども、
高知大学の松岡教授らの研究によると、低い度数のお酒でも胃酸と混ざって酸性エタノールに変わると、殺菌力が劇的にアップするということなんですね。
最強昆布というのは胃酸とお酒に含まれるエタノールが混ざり合うと酸性エタノールになって、それが非常に強い殺菌能力に変わるということなんですね。
お酒自体に酸性度が高いものを選べば、もっと効果があるんじゃないと思った皆さん、科学的な思考力、科学的な目、科学的な脳がかなり高い証拠ですよ。
これ大正解なんですね。その代表的なもののお酒が何かと言いますと、ワインなんですね。実はワインには殺菌効果があるという説は昔からあったんですけども、
2008年の実験でも驚きの結果が出ていて、赤ワインにカンピロバクタ、食中毒の原因菌を入れたところ、なんと99.9%が死滅したと言われるんですね。
なのでワイン酸性でも高いお酒と胃酸が混ざると最強コンビになるというところは間違いないのかなと言ったところなんですね。
ワインに含まれる有機酸とアルコールが最初からタッグを組んでいるので、胃に入る前からすでに強力なバリアとして機能してくれているということなんですね。
さらに胃酸に混ざると最強タッグが完成するということなんですね。
生ガキにシャブリ、白ワインを合わせるのが結構有名ですけども、そういうのも実は利にかなっているのかもしれないということが言えるわけなんですね。
じゃあお酒を飲んでいれば食中毒は怖くないとかね、そういった菌を殺菌してくれるから大丈夫だという風に思うかもしれませんけども、世の中そんなに甘くないらしいんですね。
飲酒の注意点
実験では大腸菌O157、食中毒から有名なバクテリアですけども、大腸菌O157には酸とアルコールのコンビでも歯が立たなかったということなんですね。
彼らが細胞に入ってきて酸を外に追い出す排出メカニズムを持っていてなかなかしぶといらしいので、全部が全部万能ではないよということなんですね。
なので、どんなに殺菌力があるからといって飲みすぎてしまっては本末転倒なんですね。酒で消毒という言葉には意外にも科学的な根拠があったということなんですけども、
この高知大学の松岡教授も酒飲みの虚言とは言い切れないという粋なコメントを残しておりますので、酒飲んで消毒するというのはあながち間違いじゃないよと言ったところなんですね。
でも、お酒の飲みすぎというものは胃の粘膜を荒らしてしまって免疫力を下げてしまう原因にもなりますので、本末転倒なので、食事と一緒にゆっくり楽しむであったりとか、消毒を飲みすぎの言い訳にしないとか、
急看病を作って自分自身を大切にするということで、酒飲んでたらバクテリアとかウイルスも全部殺菌作用でやっつけてくれるから、だからガンガン飲むんやっていうのはあまりよろしくない。
飲みすぎだと胃の壁が消化不良に起こしてしまって免疫力低下につながりますから、お酒楽しむのは確かに消毒効果がエビデンスあるけれども、飲みすぎるとまた別の病気になっちゃうって話ですから、適度に楽しむというところが大事かなというところですね。
なので適度に楽しく飲んで、賢く楽しくお酒を健康の味方にしていって、バクテリアを滅ぼす前に自分の体を滅ぼさないようにすることが大切かなといったところですね。
この都市伝説的なことに関して語られてた酒で消毒するわっていうのは実は酸性アルコールになって殺菌力がアップするっていうのは事実だし、科学的な根拠がありますので、確かにそうなんだけども、ほどほどに楽しみましょうねっていうことで、
先は百薬の蝶とか言われますから、適度に楽しむっていうことが非常に大切かなといったところですねということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさんさよなら。バイバイ。