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はい、みなさーん。こんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を見つけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、プロ野球楽天の田中雅宏投手が、来季ですね、楽天と契約を結ばないということで、自由契約となったというね、
ニュースが飛び込んでまいりまして、結構反響がありまして、かなり話題となっているんですが、日本に4、5年前ですかね、帰ってきて、年間あたり5章しかしていないと。20章だったかな。
来季、かなりの年望が減額されるんじゃないかということで、それを受けられないということで、自由契約になったということが、自分のYouTubeチャンネルの方で配信してたんですけども、本人は年望枠も関係ないと。お金じゃなくて、楽天の中では居場所がなくなったということも言ってますし、契約を結ばないということで、ちゃんと自分を評価してくれるというところと、
あと200章まで3章に迫ってますから、野球ができる環境を求めているというところで、ヤクルトが獲得調査ということで、獲得に乗り出すんじゃないかと言われておりますけども、阪神とか西部は撤退というか、
野球ができる環境に乗り出さないということは言っているんですけども、一時代を築いた選手が、そういう扱いを受けちゃうということが悲しいなというところがあるんですよね。
マー君といえば、甲子園の夏の決勝再試合ですよ。ハンカチ王子と投げ合った。あの夏、あれもう忘れません。リアルタイムで見ておりましたし、楽天に入って、野村さんに鍛え上げられて、ヤンキーズに大活躍したしね。
それで日本に戻ってきて、サイタチを取るとか、サーモラシを取るとか、そこまでの活躍はしていないかもしれないけど、もうちょっと配慮のある対応はできなかったのかということで、マー君ですら自由契約になるぐらい、やっぱりプロ野球というか、プロの世界は厳しいなと思ったところですよね。
大輝、どこのチームで所属してプレーするか分かりませんけども、応援したいなと思っています。今日のお話は、久しぶりに植物のお話をしたいと思います。植物に限らず動物もそうですけども、自然界では弱肉強食の世界に身を置いておりますよね。
生物と生物がその生存をかけて激しい戦略を持って、激しい戦いをしておりますよね。戦いという表現はちょっとありかもしれませんけども、植物も自然の中で同種一種との厳しい生存戦略にさらされておりますと言ったところなんですね。
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そこで植物たちも様々な生き残り戦術を身につけているんですけども、今日は問題形式で皆さんに質問してみたいと思います。次の挙げた生き残り戦術の中で、まだ発見されていないのは次のうちどれだろうという質問をしたいと思います。
A、毒を含む花粉を作り、それが他の植物種の花についたら、その花を枯らしてしまう。
B、他の植物種の発芽や成長を阻害する物質を撒き散らし、発芽を邪魔し、成長を遅らせる。
C、葉に消化酵素の阻害剤を含み、食べた動物が消化できなくしてしまう。どれも結構な変化球な戦略ですけども、これ何だと思いますか、皆さん。
植物たちの生き残り戦術でありそうでまだ発見されていないのは、さっき挙げたA、B、Cのうちどれという問題なんですが、これ正解はですね、
A、毒を含む花粉を作り、それが他の植物種の花についたら、その花を枯らしてしまうという戦略はまだ発見されていないんですね。
じゃあ先ほど挙げたBとCはあるのかということなんですけども、BとCの戦術はあるんですね。
植物は大人しそうに見えるんですけども、自分の仲間でない植物種の発芽や成長を阻害する物質を撒き散らしてるんですね。
自分たちが育っている場所に入り込んで育とうとする他の種族の植物たちに嫌がらせをしてるんですよね。言い方を変えればね。
そんな物質を総称してアレロパシー物質って言うんですね。これね、生高泡立ちそうで有名なアレロパシーってね。
他の嫌がる物質を撒き散らして、他の生えている植物の嫌がらせをする。あんだけ爆発的に背が高く成長してるのはアレロパシー物質のおかげっちゃおかげなんですよね。
植物たちは種を作り上げるまでは葉や実をできるだけ動物に食べられないようにしてるんですね。
そのために食べたら嫌な味のするものや有毒な物質を作ってるんですね。
例えばですね、消化酵素の阻害剤であるんですね。これがさっきのCの内容になるんですが、
タンパク質の消化酵素は食べたタンパク質を分解し、その産物を成長や発育に使えるようにしてるんですけれども、
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消化酵素の阻害剤が含まれる葉を食べた動物はタンパク質を分解できないんですね。
ひどい場合は、成長や発育が一時出力遅れ、ひどい場合は死んでしまうぐらい、そういった有害な物質を含むものが植物の中にあるんですね。
ジャスモン酸とか植物ホルモンの中のジャスモン酸って言われるんですけど、芋虫とかは葉を食べるじゃないですか。
それを食べられすぎるとご厚生もできないし、植物にとっては死活問題なんです。だから、葉を消化できないような物質を混ぜ込んで、
ジャスモン酸とか植物ホルモンで混ぜて、消化不良を起こしちゃうんですよね。最悪は死に至るんですけど、分解できなくて、それを食べての栄養分としようとしてるから、
それを阻害する物質を含むので、葉っぱを食べて眠っておこうとなるわけなんですよ。
ジャガイモとかもソナリンという毒がありますよね。青、緑色したものとか食べると、食中毒が我々にも起こりますよね。
あんまり食べられないように、ちっちゃいことはしてると。大きくなって実ったりすると、鳥とかに食べてよということで、実りのサインで色づいたりしますけど、
未熟な時は、どんどん種を作って子孫を残していかないといけないから、全部食べられちゃうと困るので、そういった物質を作ることによって、
阻害剤を混ぜ込むことによって、それ以上食べられないようにしてるということで、防御システムが備わっているわけなんですね。
アレロパシーと言って嫌がらせをして、他の周りにいる植物の成長を阻害すると。
基本的に植物って光の奪い合いなので、光ないと起こせないから、自分が独占できるように火の光、太陽光を当てたいですよね。
なので、阻害剤をまいて、薪散らして、周りの成長を止めると。
あとは、動物に食べられてしまって、全部食べられてしまったら困るから、消化不良を起こすようなタンパク質分解できないような阻害剤を混ぜておくということをしてるんですね。
さっき挙げたA、毒を含む花粉を作って、それが他の花に付いたら枯らしてしまうというものは、まだ発見はされてないんですけども、
地球上には生き方が知られていない植物がまだまだたくさんありますし、まだまだ新種も発見されてますし、まだまだわからないことがたくさんあるんですよね。
なので、毒を含む花粉を作り、それが他の植物種の花に付いたら、その花を枯らしてしまうという戦術を身につけた植物は発見されてないけど、
発見されてないだけでいるかもしれないということも言えるというのが、科学・生物・植物学のロマンのところかなといったところで、発見されてないけど、いるかもしれないというところですね。
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ということで、植物は大人しいように見えて、そこに根差して芽が出たら、そこで一生過ごさないといけないから、移動できないですよね。
だから、そういった化学物質とかも使いながら、自分の成長を促進して、種を作って子孫を残すということをしていますので、
そういった周りの成長を阻害する物質とかでも、実は植物は狙っているというところで、それが面白い生存戦略かなというところで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さようなら。バイバイ。