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はい、みなさんこんばんは。こんにちは元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ということで、今日から6月でございますね。
早い!もうね2023年が5ヶ月過ぎたんですね。 いつの間にか6月になっておりまして、いつの間にか梅雨入りもしてましてね。
今日もね、天気が悪くてね、午後からねちょっとパラパラと降って、夜からめみめにかけて非常に多くの雨が降るということでね、明日6月2日はですね非常に大雨の予報が出てるんですけども、
台風からの湿った空気が流れてきますので、前線を活発化してと言ったところでね、何かね洪水被害とかね、そういうことにならないようにね、
祈るばかりなんでございますけどもね、ということで、梅雨ですからね、もう梅雨もしましたしね、こういった天気がね、
1ヶ月から1ヶ月半続くのかなといったところですかね、ということで、今日のお話はですね、木と草はどちらが進化した生き物なのかっていうね、
お話をしたいと思います。植物はですね、木になる木本植物、木の本、
読む本の本ね、木本植物と草になる草本植物、草に本と書いて草本植物とには別れます。
茎の部分が木化した、リグニン化したものが木と呼ばれるものなんですけども、このですね、木本植物と草本植物なんですけども、どちらがより進化した形なのか、皆さんご存知ですかね、
まあね、一般的に木の方がね、長生きですよね、幹を作ってね、縄文杉なんかね、
縄文時代から生えてるみたいな感じでね、7000年8000年とかいうふうに言われてますけど、最新の研究では3000年前後というふうにね、
言われておりますし、メタセコイヤとかセコイヤとかね、めっちゃ太くなりますし、なので木の方がですね、幹を作ってですね、枝葉を茂らせる木の方がですね、
より複雑な構造に進化しているように思えるかもしれませんけども、実はね、そうじゃないんですよ。木と草を比べたら、実は草の方がより進化した生き物なんですね。
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そうなん?みたいな。それどういうことなん?ということだと思うんですけども、さっきも言ったように木はですね、何十年も何百年も、場合によっては何千年も生きることができるので、
長生きすればね、何千年も生きて大牧になることができるんですけども、でもそれに代わってね、草ってね、1年ないし、多年層というものもあって、数年咲くものもいるけど、大体が1年以内に枯れてしまうんですね。
なので普通に考えてね、1000年以上長生きする植物の方、木の方が進化したんじゃないの?と思われるかもしれませんけども、草の方がですね、進化的には早い、進化的には遅いというかね、新しいもので、より植物が進化していった結果ですね、寿命が短くなっているんですね。
わざわざ進化を遂げたのに、寿命を短くしてもうてるやん、みたいなね。これどういうことなのかな、みたいなね。
で、全ての生き物ね、別に植物に限らず動物もですね、死にたくないと思っておりますよ、それはね。少しでも長生きしたいと思っているんですけども、
1000年生きられるんであれば、誰しもね、1000年生きたいよと思うと思うんですけども、なのになぜ植物は進化の結果寿命を短くするという選択肢に至ったのかということなんですね。
これはですね、長いマラソンと考えてもらったらいいと思います。長い距離のマラソンレースを一人で走り抜くことって非常に大変だと思いませんか?
例えば100キロマラソンをやった時に一人で走る場合とですね、何百人何千人ってバトン繋げていって100キロ走り抜いた方がですね、一人で走り切るよりは、その一人一人の疲れっていうのは少ないですよね、一人に比べればね。
いろんなテレビ番組の企画とかでマラソン選手がですね、マラソンその距離走って、小学生が50メートル走で全力で走ってバトン繋げていくとですね、小学生の方が速かったみたいなね、そういったテレビ番組、いろんなそういう挑戦系みたいな番組で見たことある方もいらっしゃると思うんですけども、この植物もそれと同じなんですよ。
一本の木がですね、千年の寿命を生き抜くことは簡単じゃないんですよ。マラソンを一人で走り抜くのと一緒でね。途中でね、事故とか災害とか病気にかかってしまって、枯れてしまうかもしれませんよね。その長い歴史の中で千年とかかかると。
でも、一年の寿命を生き抜く植物が千年バトンを繋げていくっていうことにするんであれば、それはね、そっちの方がですね、楽というかですね、負担はかからないですよね。千年生き抜こうと思うのと、千年かけて一年単位で子孫を残してってバトン、子孫を残していくっていう風な戦略に変えた方がですね、
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より確実に命をね、千年先まで繋げられる方が有利じゃないですか。なので、生き物、植物に限らず動物もそうですけども、自分の子孫を残す、自分の遺伝子を子孫に残すということがですね、大きな大きな目標になったわけなんですね。
それがあるからこそ子孫を残すということがですね、生き物の生きているそのまま特性というかね、目標になってるわけですよ。
植物は進化を遂げていって寿命を短くしていったのは、要は全力で天寿を全うして全力で1年間かけて走りまくってマラソンしてるんですよ。
パターンをどんどん繋げていった方がより確実に子孫残せるよねと、寿命を短くした方がより千年先まで残せるよねっていうような生存戦略に変えたんですよ。
なので植物は寿命を短くした、要は進化的に木と草どちらが進化的に進んでいるかというとですね、あの寿命の短い草の方がですね、特にイネカ植物がもうだいたいもう大勢力になってますけども、彼らは短い距離を全力で走って、要はマラソンをしている、要は確実に子孫を残すために寿命を短くするというね、方法を選んだということですね。
ということでね、我々もね、人生100年時代とか言ってますけども、確実に死にます。死亡率100%です。人間もね。
なので、欲深いですから、人間というのはね。なのでずっと生きたいとか思うかもしれませんけども、子孫を残しててですね、
若い人に託していくというのがですね、生き物本来としての目標なのかなということで、植物は寿命を短くして全力で走るマラソンを選択したということでございますね。
ということでね、植物って面白いですよね。この生存戦略とかね、種の作り方とかね、
残し方とかその戦略も、それも素晴らしいですよね。ということでね、今日はですね、草と木、どちらが進化的に進化系なのかというね、お話をしましたということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではまた。さよなら。バイバイ。