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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元、公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて、理系頭になっていこうということを目的に配信しておりますということで、
久しぶりの配信になったんですが、先週は体調を崩していたというか、子どもが熱っぽくて、それに何か移ったのか、何か知らないですけども、自分も体調を崩していたというのもあるし、
キャンプに行ってたりとか、旅行したりとかですね、目まぐるしい生活を送っていたので、配信ができませんでした。今週もね、いろいろ忙しかったので、ゆっくり配信する時間がなかったんですけども、
久しぶりに配信していこうかなと思っています。ということで、今日のお話なんですけども、糞をしないお玉尺子がいるというお話をしたいなと思うんですけども、糞をしない。
大社活動をしていると、老廃物もたわりますし、うんちをするのが、動物としては当たり前な行為だと思うんですけども、お玉尺子の間は、全く糞をしないというカエルがいるということなんですね。
これ、本当に最近発表されたんですけども、名古屋大学、大学院の研究グループが発表したんですが、どんなカエルかと言いますと、アイフィンガーガエル。アイフィンガーガエルなんですね。
アイフィンガーガエルって聞くと、西洋というか外国のカエルなのかなと思いきや、台湾とか南西諸島とかに生息する、沖縄に生息するアジア系のカエルなんですね。アイフィンガーガエル。
アイフィンガーガエルは非常に面白い生態をしておりまして、樹木のくぼみとか竹の隙間にできた水たまり、くぼみにできた水たまりに産卵をして、そこのちっちゃいちっちゃい水たまりでお玉尺子になって、
卵からかえてお玉尺子になって、そこからカエルが大きくなっていくんですけども、非常に面白い生態をしているわけなんですね。樹木にできたくぼみに生活していると。
お玉尺子って聞くと、田んぼのところとか、水が豊富なところに生息しているというイメージがあると思うんですが、非常に小規模な水たまりで生活しているんですね。
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それの生活だからこそ、アイフィンガーガエルという面白い生態が、唯一日本の生息するカエルの中で子育てをするカエルと言われているんですね。
この孵化してから、お玉尺子になってから、そのくぼみにできた水たまりに、メスが無精卵、受精しない卵を水たまりに排出して、無精卵を食べる、栄養分としてお玉尺子は食べていくということで、
なかなか水たまりにいるから、餌とかも食べにくいですよね。食べられないですよね。なので、そういうことを見越して、食べ物を水たまりに運ぶというところなんです。
そこも結構面白いということで、そもそも生息して、孵化したお玉尺子のところが非常に狭い水たまりであるということと、餌も無いから子育てをする、餌を運ぶといったところも面白い生態を持っているんですが、
小さい水たまりに住んでいますから、愛フィンガーガイルのお玉尺子が糞をしちゃうと、その他の自分たちの兄弟もアンモニアが含まれるものが排出されると、自分も命が危うくなっちゃうし、
同じ兄弟もアンモニアが溜まって、非常に老廃物が溜まって、そういった不純物とか、そういった体にとって良くないものが溜まると、死んでしまいますよね。
そのだけ狭いところに住んでいるからですね。なので、有毒物質、アンモニアの水中濃度が高くなると、死んでしまうということが、他のお玉尺子、彼らにも言われていることなので、それを高めないようにする。
ということは、糞をしなければアンモニア濃度が高くならないし、そういった老廃物を出すという行為そのものを遮断してしまえば、狭いところにいても生きることができますよね。なので、糞をしないということなんですね。
この名古屋大学院の大学グループが、それを突き止めたわけなんですけど、どうやって突き止めたかというと、飼育を通じた観察や解剖結果から、カエルの姿になった、大人になってから直後に糞をするまで、このアイフィンガーガエルが腸内に糞を溜め込んでいるということを突き止めたんですね。
どうやら、オタマジャクシの間はずっと溜め込んでいて出してないんじゃないかということが、最初の運値から解剖実験してわかったということなんですね。
他のカエルと比較して、オタマジャクシの間のアンモニアへの耐性も高いということから、小さな水場という生息環境でもアンモニアの排出を抑え、耐性を高めることによって、この2つの戦略で生存率を向上させることが考えられるということなんですね。
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だから、小さい水辺に住んでいるから、そもそもアンモニアを排出するということ、糞を排出するということをやめると、アンモニアの濃度が高くならないし、そもそもアンモニアに対する耐性が非常に高いといった、このダブルの効果で生存確率を高める。
さらに、餌がないから、親のカエルが無精卵を小さい水辺に出すことによって、餌の確保もできるということで、二重、三重の生態を持って、特徴を持って大人になるまで育てたりとかね、そういったアンモニアに対する耐性を高めたりとか、糞をしないことによって、そんな小さい水辺のこんなくぼみで生きれるのということなんですけども、
そういった工夫をしながら生きれると。天敵もいない、そこに気づくのもなかなか難しいし、そういった進化を遂げることによって、そういった環境でも生きることができるし、逆に生存確率を高めているといったところなんですね。
このアイフィンガーガエルは水族館でも、多摩動物公園、昆虫生態園でも展示されておりますし、面白い生態を持っていますので、展示している水族館とかもありますので、ぜひ注目してみていただければなと思いますので、そういった面白いカエルがいるといったところを思っていただけると面白いかなと。ということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆様、さよなら。バイバイ。