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2025-11-13 23:16

なぜ都市ができるのか?都市経済学を学んでみよう【超旅ラジオ #234】

フランスの植民地よりイギリスの植民地の方が街が雑然?店が集まっているとついで買いは本当に存在するのか?突如届いた本「歩いて学ぶ都市経済学」を読んで語ります。

歩いて学ぶ都市経済学 https://www.amazon.co.jp/dp/4535541108?tag=chotabiradio-22

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語り手: Satoru、岡田悠録音&ジングル制作: 石川大樹

題字&イラスト: べつやくれい


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2人への質問、最近読んだ本、今日食べたもの。あなたの思いつきを、何でも送ってみてください。


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旅行とは、ときにトラブルを伴うもの。あなたの危険回避の知恵を教えてください。(例:予備の現金をお菓子の小箱に隠す)


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旅行とは、自分で好きに愉しむもの。あなたの愉しみかたを教えてください。(例:旅行先のゴミを集めてノートに貼る)


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世界には、文化の数だけ罵倒語がある。あなたが知っている罵りの言葉をください。(例:南スーダン「ヤギ半頭の価値もない」)


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あなたが録った音をください。なんでもOK。岡田さんと私が、ただそれを鑑賞します。(例:イランの便器の音、バヌアツの料理の音)


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サマリー

このエピソードでは、都市経済学の基礎や実例を通じて、都市の形成や経済的メカニズムを探求しています。特に、都市の設計や歴史がどのように経済に影響を与えるか、またアフリカの植民地時代の事例を交えて考察しています。また、築地市場の入れ替わりシステムや江戸時代の地図を参考にした都市経済学の研究について詳しく語られています。経済学的な視点から見た都市の集積や店舗の立地についての考察も行われています。さらに、町田市を通じて、都市経済学の重要性や自治体の境界線の理解、公共政策の設計について考察しています。

都市経済学の紹介
Satoruさん。何ですか、岡田さん。物量手紙が。そうだ。続々と。はい。これ、岡田さんの家に届くようになってますよね、システムとして。そうですね。
紙書箱から転送されたものが僕のとこに来るんです。そこでちょっとタイムラグがさらに発生する。収録のために岡田さんが毎回その中にたくさん持ってくるから、本当になんかすごいですよね。
で、まあどれを持つかなと思ったんですけど、ちょっと一つ目に留まったものがありまして。はいはいはい。理由が二つあって、まあ一つはちょっとでかかったんですね、封筒が。
封筒がでかい。封筒がでかい。で、もう一つが差出人?差出元の住所のところに、ひとつ橋大学イノベーション研究センターって書いてあって。
おっと、岡田さんの所属者大学ですね、ひとつ橋。そうなんですよ、ひとつ橋で。イノベーション研究センターってまあ大学院というか研究施設みたいなところで、親と思って、何だろう、なんか大学関係の書類が超旅ラジオに届いたのかなと思って。はい。
で、ちょっと見てみましたら一枚のこう紙がね挟まっておりまして、ちょっと読み上げたいと思います。背景、自家、ますますご清掃のこととお喜び申し上げます。
固いなあ。この度、日本評論者より歩いて学ぶ都市経済学を常視する運びとなりました。え、すごいすごい。え、おもしろい。
つきましては、ぜひご購覧賜りたく慎んで検本をさせていただきます。あ、岡田さんのあれか、大学の先生とか?あのですね、全然僕存じ上げないというか。あ、無縁。そうなんです、たまたまひとつ橋なだけで存じ上げなくて、しかもその検本ってたまに僕はもらうんですよ。
たしかにね、岡田さんの作品だから。でも、そんな住所も公開してないから、なんかその僕宛ての検本が、その僕が公開してる住所はちょうだいびラジオの宛先だけなんで、まあなんか住所探して送ってきたのかなっていうふうにちょっと思ったんですけど、さらに読んでみると、この本の説明がちょっと書いてあって、本書はショッピング街、渋谷ビットバレー、タワーマンションなど日本各地の身近な都市の風景を題材に都市経済学の理論と最先端の実証研究を解説した本です。
実際に歩いて見て回れる場所を通じて、商業収積、生産活動の収積、通勤と都市形成、土地利用規制など、その風景の背後にある経済学の主要メカニズムを紹介する構成となっておりますと。
ちょっと教科書なんだけど、実際のケーススタディを使った読みやすい教科書みたいな。 説明の語彙はちょっと固めだけど、なんか結構僕らのラジオに知りませんがありますね。 そうなんですよ。結構面白そうだなと思ったら、次ですよ。超旅ラジオ。いつも楽しく聞かせていただいております。 ええ、大学の先生が?すごいな。
楽しいだけでなく、非常に学びがあり、研究のアイディアの種として、非常に有益な番組として、いつも楽しみにしております。 ぜひご購覧いただき、皆様の旅先での豊富なご経験の観点から、ご感想、ご助言を賜りますと大変幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。 ご購覧ですか?
都市の形と経済の関係
中島健太郎さんという方ですね。 中島健太郎先生。あ、そうか。それは傍聴者の方。 著者紹介を見ると、ひとすばし大学イノベーション研究センターの教授の方でして、都市経済学を専門とされていて、ちょっと著者紹介に書いてあるのは、スマートフォンGPSデータや歴史的データなどの幅広いデータを用いた実証研究を行っているということを書いてあって、なんか年齢チラッと調べたら、たぶん同い年近いぐらい。たぶん岡田さんの間くらいなのかな。
それで教授ってすごいっすね。 ちょっとパッと見た。 めちゃめちゃすごいわ。 結構その、お若い方で、なんか機営の研究者みたいな感じで、で、教長でいく、何人かの、あと同社大学と京都大学の教授と、教長で書かれた本らしく。これがあの、ちょうたびラジオ後にこちらの本でした。で、本が一緒に入ってたんですよ。 え、なんか面白そうですね。へー、柔らかいデザイン。 かなりなんかね、レイリーポータル的というかちょっと。
なるほどね、アカデミックな切り口だけれども、確かに発想として我々との近しさを感じますね。 そう。 へー、お読みになりました? 一応ざっと、軽く目を。 へー。 割とね、あの。 あ、でもちゃんと数式が出てきて結構難しいっすね。 そうなんです。結構ね、実はガチの。だから結構たぶん大学の授業の教科書として使うことを想定。 そうだな、小さな論文をたくさん集めたような感じっすね。
割とその主要な、たぶんなんか用語とか論点を、先行研究をもとに、とあと実際の風景をもとに解説するみたいな。 へー。これいつ出た本ですか? だから上司で。 これがそうなんですよ。 本当につい最近。あ、2025年10月6日第1版。 先月。 すごいね。ありがとうございますなんか。憲法されたの初めて、初めてでもないか?わかんない。 あの、本を送ってきた人はいましたね。 ユニークな読者が多いからね。
石沢さんだっけな。送っていただいたからね。 はいはい、なんかいらっしゃいましたね。でもすごいな、大学から自らね、表された本を送りいただくのは初めてですね。
そうなんですよ。で、読んでみたら、確かにちょっと、こういうと先月ですけど、若干その調査日ラジオで話したトピックに若干近いようなテーマとかもあったりして、例えばですね、章でどこだっけな、都市の形っていう章がありまして、要は地形が都市に与える影響とか、
あと都市をこう、格子型の、いわゆるこう、整然とした京都とか、五番の目みたいな札幌とか、ああいう街並みに対して、東京とかは割とごちゃごちゃしてる街並みがあって、それは経済学的にどういうメカニズムを働いてるのかとか、っていうのを解説したので、結構これ、なんか昔、梅田とか、あの辺の話をしたときに。 そうね、モロッコとかね、なるほどね。それが経済学的に、あ、面白いっすね。
へえ。 そうなんです。 孔子の方がいいのか、小さい路地みたいなのが多い方が経済学的にいいのか、どっちなのか、分かんない。どういう研究なのかちょっと、本当に初見だからよく分かんない。
やっぱり基本的には、孔子上の方が効率性が優れているし。 まあ、そりゃそうだよな。都市設計ゲームとかやってたもんね。
そうですね。 なんかクニクニクニクニクニクってる。道路ばっかりね、新聞してるときに言うと。でも、なるほどね。面白。
で、結構その分野で有名なのがアフリカの事例らしくて。 アフリカの事例。
そうだ、アフリカで。 アフリカのどちらなの? イギリスの植民地とフランスの植民地だった地域の比較研究みたいなのが海外であるらしくて。
へえ。 これは新しい都市を作るときって孔子上にした方がすごく経済的にはいいからそうなるはずが、
割と戦後に作られたアフリカとか、他の元植民地の地域を見るとそうなってない地域があると。
で、それを見たら結構昔イギリスの植民地だった地域は割とぐちゃぐちゃに作られがちで、フランスの植民地だった地域は整然と作られがちみたいな、すごいめちゃざくに言うと。
で、それは植民地が終わった後も、一度始まった都市を広げていくにあたっては、そのベースがある。ベースの形があったりだとか、あと、街を作る方針みたいなものが政治的に引き継がれてしまうから、どうしても最初に作った街の形のまま拡大していくんだ的な。
ちょっと僕が正しく理解できるかわかんないですけど、そういうようなことが書いてあったりして。
ボンサイの継ぎ木みたいなので、もともとの形みたいなのが将来の発展型も規定するんだと。
集積理論の考察
だから本当にフルムスクラッチの何にもないところから建てるっていう植民地なのかな。なんかすごい面白そうですね。
あと、金沢とかは割と甲子城じゃない例として出ていて、それはなんか、もともと城下町で、お城を建てるときにゴチャゴチャの方が守りに強いっていうので、これは防御型都市って呼ぶらしいんですけど、防御のためにゴチャゴチャになってる。
だってヨーロッパとかでだいたいそうですしね。
ボンサイ それが今でも継承されてるみたいなお話みたいなことが、ケーススタディでいろいろ書かれているんですよね。
面白そう。それちょっと聞いただけでもね、私も、例えばアフリカって一口に言っても、例えばダホメ王国みたいにベナン、今で言うベナンみたいに昔から実は植民地にされる前から王国があって、ちゃんと文化が栄えたところと、本当に実質何にもないよな、本当に小集落しかないところだったら、多分フルムスクラッチで最初から考えられるかどうか、最初から都市設計できるかどうかが違ってくるわけだから、それが今歴史の検証として100年ぐらい経ってどういうふうに変わっているのかとか、
なんか比較的にね、もちろん他にも影響与える変数なんていくらでもあるから単純比較はできないんだけれども、そういう見方で、なるほどね、いいですね。
あと面白かったのは、この都市経済学という理論の一番基本的な理論で、集積の理論みたいなのがあって、要は都市はなんでできるかっていうと集まった方が効率が高いからみたいな、いろんな物の移動とか人が出会えたりだとか、集積した方が基本的にいいし、
あとお店でいうと、集積した方がついで買いみたいなのが生まれて、福屋が1店舗だけあるよりも5店舗あったら、その5店舗それぞれが利益を上げることができるみたいな伝統的な理論があったらしいんですけど、これが本当かみたいな話も一方であったらしくて、
反省がある。
ある程度、いろんなタイプのお店が集積してる場所、かつそのお店が入れ替わるような環境じゃないと、本当のこう実証事件にならない。
競争が激しいところか。
そうですね。やっぱり入れ替わりが、場所が入れ替わるみたいなことが発生するようなところがないかっていうので、なんか注目されたのが、今は亡き築地市場。築地市場。
なるほど。
ここってなんか、結構店舗抽選っていう制度があって、数年に1回リッチがランダムにシャッフルされてたらしいんですよね。
だからその、なんだろう、偏無性というか、あんまり片方が得しないようにね。良いリッチ、悪いリッチってあるから。
そうなると、場所がどんどん入れ替わるんで、入れ替わって集まったところにはお客さんが来るのかとか、なんかそれを調べることで、ついでがいが本当に発生するのかみたいなのが、調べられてる結果、ついでがいが本当に発生していたって結論だったらしいんです。
それがなんか、ちゃんと現実世界で実験できた。
実験研究って、やっぱりその現実世界を追う研究だから、科学的な実験と違って、シャッフルするったって毎日シャッフルするわけじゃないのかな。
だからかなり長い間、なんか築地の研究だったら楽しそうだけどね、なんかね、良いですね。
結構ね、そういう知ってる街がね、出てくるので、面白かったですね。
なんか結構普通に僕ら本音、なんか紹介をしてますね。
江戸時代の地図と研究
そうですね。あとなんか面白かったのはね、この研究者の方、協調された方かな、山崎さんという兄弟の方が、3年ぐらいかけて江戸の地図、江戸の地図の大名屋敷の文法をまず作って、
その大名屋敷の区画が、現代までどう変化してきたかみたいなデータセットを3年かけて作ったらしいんですよ。
で、何をしたかったかっていうと、昔の区画と今の区画って最適な大きさが違うというか、広すぎるところを一人が持ってるよりも、いろんな店が入った方がいいとか、そういうのがあるから、本来はもっと大名屋敷ってめちゃめちゃでかいから、もっと細分化されていくべきなんだけど、
東京は突出して結構でかい大名屋敷の区画が、今もそのまま残っている。でかいかかった区画、ところがタワーマンションがそのままそこに建ったりだとか、でっかいショッピングモールになったりとか、そのままの大きさのまま土地が使われているみたいなのが出たらしくて、
これは本来は、超純粋的に経済学的に言うとちょっと非効率だけど、取引とか交渉の手間によってそういう形になってるんだみたいな話があったりして、それを調べるためにデータ3年かけて作るんやって思うと、研究ってほんと大変だなと思って。
研究は大変ですね。 記事とかだと適当なことを推察で終えられるけど、本当に研究で、論文として実証するためには3年かけてデータ作るんだけど。
そうやって貴重な頭脳と力るべきリソースをかけて研究発表されて、大いなる分野として都市経済学が発展していくっていうのがあるんだから、そこに僕らがほんの少しお役に立ってたら嬉しいっすね。
ってか本当に僕らのラジオを元にした研究なんてあるのかしら。全くそんな意識で話してなかったけれども。ゼミ生か何かに必ずこれを聞くようにとか言って、何か言われたりするのかしら。
だからなんかその、この例に何か当てはまらないものとかが風景で見つけたら教えてくださいみたいなこととかも本に書いてあったりしましたよ。
なるほどね。
さっきの収穫、そういう例に当てはまらない例あるかなってさっき歩きながら考えてたんですけど、収穫の理論に当てはまらないような例。なんか結構、僕なんかその独立系の本屋を一時期すごい回ってた時期があって。
フォーメーショットを開くためのリサーチとして。結構離れてるんですよね、ドッコム駅から。それはまあ単純に家賃の問題っていうのはあるつつも、なんか離れたとこにある本屋に行くっていうなんか体験価値というか。
街の本屋とかがもうあるわけなんで、駅前とかには。そこじゃなくて、なんかわざわざその目的外としてちょっと離れた本屋まで歩いていくみたいな体験が割とちょっといいなと思ったし、なんかそれを結構好んでる人も多いのかも。
確かにね、独立系の尖った本屋は、いきなり途方ゼロ分とかのとこにあったらちょっとがっかりですよね。なんか駅のニューデイズの隣とかにあっても。
ちょっとね、なるほどね。 ちょっと住宅街の裏手とかにあったほうがおってなるというか。マップで見つけてもちょっと歩いてみようかなみたいなあったりとか。
面白い。それは経済学上現れないかもしれないけど、確かにそれはあるかも。で、インディペンデント系本屋は多分現れたのはもちろん本屋によるけど、多分新しめじゃないですか。
そういう時に、前もどっかで話したかな。駅とか、我々はつい都市に住んでるものとして、駅に近いかどうかだけで物を見がちだけど、本来それよりも前から商店街ができてたりするから。
昔ながらの銭湯とかそういうのが駅から遠いのは普通に考えて、最初からそれこそ江戸時代の馬車道とかいろんなところが先にあったような疑問があるけど、その後に多分インディペンデント系本屋とかできてると思うから。そういうのはあるのかもしれないですね。面白いですね。
透明書店も、一からは近いけど、ちょっと一本道外れたところにあって、最近24時間営業ずっとやってるんですけど、もう開けっぱなしで監視カメラだけ入れてるんですけど、あれ多分大通りだったらできないというか。
そういうのがあるのかな。 治安的にとか、一見パッと見かけて入ってくるような人がいる場所だと、ちょっとセキュリティコストが高いというか。開けっぱにできない。1個組まってるからちょっと安心みたいなところがある店長も言ってて。
実際に取材というかお話をされた。 店長がこの間言ってて。組まってるから今のところできてるみたいな。
組まってることの良さがある。現場目線ですね。 面白い。でも私は集積っていうのが確かに、今おっしゃったようなインディベンデント系本屋はそういう戦略なんてかっこよく言ってる。そういう独特の価値判断に基づいて出店してるわけじゃないですか。
でも他方でチェーン店とかそういうのも相当データでいろいろやって、セブンイレブンはここにとかあるじゃないですか。そういう中でいろんなプレイヤーの意思決定構造があって、本当かどうか私も前聞いたのはオリジン弁当ってあるじゃないですか。あれとかは自分たちでどこに出店するかを考えることを外部委託して。
外部委託っていうのは、つまりセブンイレブンがあるところの近くに建てりゃ問題ないだろうみたいな。 5番詰め戦略だよね。 5番詰め戦略だから。それは脱法行為ではないけれども、セブンイレブンがどう思ってるかわかんないけど、でもそうすることによってオリジン弁当に行ってセブンイレブンに行くって。セブンイレブンも多分オリジンのついでにじゃあここでちょっとジュースとか買うかみたいなのあるじゃないですか。
今のチェンテンもそう言ってましたね。吉野家の立地を見てたらとりあえず間違いないから。 そう、だからそれでゲーム理論なんてかっこよく学問を対して聞きかじりの人が言いがちな言葉、ベスト1がゲーム理論なんですけど。そういうなんかわかんないけど。ある種番目でたくさんプレイヤーがいて、将棋とか麻雀だったら2とか4だけど、それが複雑系でセブンイレブン的な動きをするプレイヤー。つまりいっぱい調べて立地するプレイヤー。
そしてこのオリジンがいるプレイヤーとか、そういうインディペンデント系本屋とか、昔からの商店街とかに立足されているようなプレイヤーとか、そういうのをわーってAIみたいな感じで集めていくと、かなり精緻に100年後どうなるかとかわかんないけど、そういう類型というか、形状の内てってそんなにたくさんの類型ないと思うんですよ。
とにかくマーケティング派となおからさんのようにひたすらスケールアップすることじゃなくて本屋みたいに文化的なもう一個別のファクターで立地を考えている人たち。そういうプレイヤーをいくつか集めてシミュレーションさせるって。なんかめちゃめちゃ僕今真面目に研究のテーマ。
今仕事辞めてその研究学徒の道に入りたくなってきたの。そういうのって今AIだったらできるかもしれないし、そういう経営戦略を。そうだからひとつ橋大学のくすの木先生がいらっしゃるようなビジネススクール系のところと都市経済学の掛け合わせであれあれなんか興奮してきた。
それはアメリカとかフランスとか主要な国それぞれもまた結構違うと思うんですよね。たぶんより村社会的なことに言ったらもうビジネスの合理性というかもうあいつが近くにいるから小学校の同級生のあいつが近くにいるからもう俺はここで店やってんだよとか。なんかもう動かないっていうか別に儲ける儲けないとかいう経済学的なモデルとは全然違う動きをしてる人の方が実は今多いんじゃないかなっていう気がしますよね。
サウナ敷地とかめっちゃ遠いじゃないですか。あれなんであんなリッチなんですかね。
タオル屋さん公式なサウナよりちょっとだけ安いタオル屋さんをあちこちに置いてめちゃめちゃ嫌われそうだな。常にそういうのをやったりとかわかんないけど。
でもそういう異端プレイヤーがいるとなんかそこのまた経済圏ができていく。
タオル そうかもね。大きな大きなものだとね。
サウナ敷地に行くと敷地の後に休憩する。
タオル あとはそういうので結局日本は多分大きな移民政策等で大きな舵取りを変えなければ基本的に人口がシュリンクしていくじゃないですか。少子高齢化ってだいたい暗い文脈で語られがちだけど。
意外にでも今そういうところの研究の集積の先になんか意外にいい未来みたいな。そういうのが望めるような気もするし。そこら辺で中世とか江戸とかそこら辺の国内なり海外なりの事例に結構コンフォタブルな都市設計の例みたいなので日本はここを目指せるみたいなのがあるんじゃないかなと。
タオル そういうのをある種権限がそこそこあるような自治体のそこそこ豊かだけどめちゃめちゃ東京とか名古屋とか大阪にはなれないような自治体とかが半ば意図的にそういうインセンティブ与えるような公共政策設計とかできるんじゃないかなって思いますね。
タオル そういう色地取り分けのところがもしそれがゼとするようなことがあるんであれば計画都市とは違うちょっとだけアクアリウムのような一つの道場インセンティブ坂道を作ってあってそこから生まれるエコシステムを眺めるみたいな。
タオル とりあえずセブンを誘致したらオリジンがくっついてくるかもしれない。田舎とかそういう連鎖反応みたいな。
タオル まだすみません私常にこのパターンって岡田さんの家に手紙が集まるから収録の時に初めて僕だいたいこのレターもあれも読むんですけど1ページもまだこの本読んでないけどなんかめちゃめちゃ面白そうですね。いいですね。
タオル 面白かったですね。皆さんも読んでみてください。
タオル ありがとうございます。
タオル ありがとうございます。
町田市のケーススタディ
タオル 今日のお別れは歩いて学ぶ都市経済学より引用したいと思います。第10章はですね、町田市がテーマになってて東京都町田市。
この筆者の方の育った町でもあるらしいんですけど、なぜ町田市を取り上げるかの部分がちょっと良かったんで引用したいと思います。
経済学論文の書き方の良いガイドの個展としてトマソンという方の論文があるが、彼はある事柄に関してそれがどのように誤解されるかを知り尽くすまではその事柄を理解したと主張することはできないと書いている。
このことを本書のテーマに当てはめて考えれば、東京であるかないか誤解される典型である町田を理解するまでは東京を理解したとは言えない。あるいは自治体の境界について誤解される典型である町田を理解するまでは自治体の境界を理解したとは言えないということになる。
高度な文体で町田を馬鹿にしてるな。でもご出身だから言える仲間自覚的な愛を込めて言うまでな。
昔神奈川だったっていうのがあって、神奈川でなぜ神奈川じゃなくて東京になったんだとか、その境界がどうやってできたのかっていうのを解説した。これも結構ね面白い。
デイリーポータル好みですね。なるほど。
この章は結構面白かったので、読んでみてください。ありがとうございました。
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