岡田さん、何ですか?Satoruさん。
前回、岡田さんが久しぶりにマレーシア、そしてシンガポールに行かれたという話をして、いいですね。心動かされまして。
ずいぶん僕らはいろんなところに、ずっと昔からを含めると旅をしてきたわけじゃないですか。
改めてその旅いろんなとこ行ってみて、ちょっと抽象的な話というかなんというか、僕らはそのいろんなとこ旅して、僕らに何をもたらしてくれたかみたいな。
旅は僕らに何をもたらしたか。君たちはどう生きるか。そういうことを最近ちょっと考えていてですね。
岡田さんの話を聞いてちょっと触発されたところもあってですね。ちょっと考えてみて。
よく言う旅はいいよねみたいなことは、非常に薄っぺらい言葉から非常に哲学的に考え抜かれた人から、いろんな人が相対的にいいよねみたいなことを言うじゃないですか。
そのいいよねっていう中にどういうのがあるかなっていうのは、ちょっとお互いなんとなくふわふわっと共通概念として言ってたものを、なるべく具体化してみると何かなって思ってですね。
一つは、私はソフトスキルっていうか、思い出が残るってのは当たり前なんですけども。
ソフトスキルっていうか、自分の心の動き、ある種の心の働きみたいなことのその癖って常にあるじゃないですか。生まれ持った性格とかどういうふうに育ってきたかとか。
そういうのに少し何か良くも悪くも、基本的にはなるべく良い方向にっていう話ですけれども。
そういうのは旅をいろいろしていくうちに何かついてくる心の良い癖みたいな、そういう精神的な調査みたいなことがあるんじゃないかなと思ってですね。
それを何か岡田さんと共有できるかなっていう気がちょっとしたですね。
なるほどですね。 思っていたんですよね。
一つ例えば思い浮かぶのは、これは岡田さんと前渋谷のイベント行った時にもちょっと僕話したかもしれませんが、オートノミーっていうのは、セルフオートノミーっていうのがあると思うんですね。
つまり自分の意思で自分の物事を決められるみたいな。
今日日やっぱり職業人生を送っているとですね、なかなか自分の思うままにはいかないみたいなね。上司の考えと違っていたからだとか。
一国の総理でもなかなか他の国との関係で自分が思ったことができないみたいなのがあったりするじゃないですか。
そういうのを積み重ねていくと、日常の中で何かいつしか自分の思うままにいくことは一つもないみたいな気持ちになっちゃうじゃないですか。
そういうことが、旅をすると特に岡田さんが言われてたような一人旅とかの場合だと、基本的に自分で考えたことを選び取ったことは自分の耳に降りかかってくるわけじゃないですか。
でも自分で選ばないといけない。どの電車に乗るのかとか、デジタル化されてもどのアプリでどれを乗っていくのかとか、次どこ行くのかとか。
それをある程度曖昧にしつつも、でもそこを最終的に何か失敗してても、基本的には自分が選んだ道なんだからしょうがないよみたいな。
そういうのを連続的に連続的に自分で意思決定をする、そういう大人みを自分で復活できるっていうのが結構あるんじゃないかなと思って。
そういうのって岡田さん分かります?いつも自由に生きてるからあんまり関係ない。
僕の場合はどちらかというと抑圧的な人生を送っているから、抑圧的な職業人生を送っているから、旅を持って回復していく。
そういう職業人生の中でも日常の中でもやっぱりここはちょっと自分で働きかけてプロアクティブに、自分で選ばないといけないよなって思うのは旅から得られたフィードバックなんじゃないかなって私は思ったりするんですけれども。
なんか特に海外とか一人で行くとスイッチみたいなのが入りますよね。
頑張るぞーみたいなテンション上がる。
頑張るぞーのスイッチ。生きるぞーみたいな。
今ちょっと難しいっぽい言葉で言っちゃったけど、そうですよね。
やる気スイッチ的なスイッチがバチンってついて、これは今日は食べて寝て起きないとみたいな。
食べて寝て起きるって結構、食べて寝て起きるものを選び取ることですよね。
その感覚はあります。
選択もね、ここでするぞーみたいなね。
ルーチンからグッて抜けざるを得ないから、そこで生まれていく。
そこの感覚、それは多分海外に行く一番の理由の一つかもしれないですよね。
なかなかちょっと近場に行くだけではなかなかスイッチは工夫しないと入らないみたいなところはあるかもしれないですね。
ありますね、ありますね。
繰り返して旅をして、うまくいくときうまくいかないときみたいなのを照らしちゃって、
なんとなく途中で気づく虚空みたいなのがあったりとかしていうのは、
ご機嫌でいるふりをする力みたいなのは結構これ大事だなっていうのはね。
プリテンドトゥビーハッピーみたいなね。
それはねすごく大事だと思う。
つまりしかめっ面してなんかやっぱり基本的に緊張したりするわけだから、
旅の初期段階とかやっぱりなかなか自分の心がそのまま顔に出ちゃったりとかして、
それであんまり打ち遂げられなかったりとか、
どちらかというとそれによって邪悪な人が近寄ってきたりとか、
そういうことが結構あるわけじゃないですか。
なんとなくご機嫌そうにしてニコニコしてご飯食べてたり、ニコニコして電車待ったりすると、
なんとなく話してるニコニコして電車待ったり、
ラリってるわけじゃなくてシカンしてるわけじゃなくて、
ご機嫌なオーラみたいなね。
漫画みたいにめちゃめちゃニコニコしてるわけじゃないんだけども、
なんとなくご機嫌な感じを振る舞っていること。
ちょっと体調悪くても。
そういうふうにしてると、わりと親切にされることも実績的にもあるし、
話しかけてくることもあるし、話しかけやすそうなオーラを持つみたいなね。
そういうことを少し意識して、ちょっとだけですよ。
それをして、交通機関を移動したりとかレストランに行ったりとか、
街中歩いてると結構いいことが、私の経験上、
そういうふうにプリテンドしようというふうに勤めていると、
旅酒の楽しい出会いとか、ちょっとしたサービスを受けたりとか、
そういうことが多いなってとても思うんですよ。
話しかけられたときの最初のニコニコするとかね。
マナーとかそういうのとはもうちょっと1段階超えた話。
それを何回か学んで、旅も現実社会なんだけども、
日常社会の職業人生を送っていると、
そういうふうにプリテンドトゥビハッピーでいることで、
すごい便益を得られることが多くてですね。
エレベーターちょっと怖いですよ。空港とかでも時々あるじゃないですか。エレベーターで。ちょっとした階段だって。
泊まったことあります?
ないないない。ないけど。
信用はできない。
信用できないですね。ウィーン住んでた時とかもしょっちゅうエレベーター壊れてたんで。
閉じ込められの決定的瞬間はないけれども。基本はだからやっぱり荷物預け入れと同じですよ。
基本はロストバッゲージが起こる世界。ロストバッゲージが起こる世界。エレベーターが止まる世界。話しかけてくる人が悪人の世界。
それはあんまりやりすぎると何も生まれなかっちゃうんだけど。最後に人間のところはしょうがないけれども。
さっきのお好みの話と同じなのか逆なのかちょっとわかんないですけど、僕は逆に普段の生活はずっと普段の生活でいるとどんどん何でもできちゃう感じなんですよね。
便利だから?世の中が。
便利だし、自分の仕事とかってずっとやってる仕事だからだいたいできるし。
いい歳になってくると。
そうですね。場所も知ってる。例えば今日も渋谷に来てますけど、こんなの別に酔っ払って何もわかってなくても渋谷までここのオフィスまで来られて帰れるわけですよ。
脳が体が覚えてるから。
わかるわかる。
それは溜まっていくと万能感じゃないけど、別に大体のことできるんだってなるんだけど、海外に行くと何もできないじゃんってなることがよくあって。
それこそご飯買えないとか、バスの乗り方、捕まえ方、読み方がわからないとか、何もできないっていう安心感みたいな。
ああ、そこに安心感が。いいですね。健全ですね。いいですね。
安心感。
やっぱり何もできなかったら折れるみたいな。
そうそうそう。肩の荷が折れるみたいな。
そうね、確かにね。できることが増えちゃうと逆にある種の責任感というか。
そう、もっとできなきゃいけないんじゃないかとかあるけど、ちょっと場所買ったけえ何もできないやんっていう。これが自然だみたいな。
小学1年生くらいのステータス。学校までの行き方はギリギリわからないけど、それ以上はわからないみたいなね。
そうそうそう。
それはいいですね。
そういうのはありますね。
ああ、それはおっしゃる通りだわ。ああ、そういうことだ。
分かる分かる。
だから私もさっきもワシントンDCの話ちょっと前回のやつしたし、ウィーンとかもよく出張行ったりするんだけど、
あんまり行き過ぎると本当なんか旅行というよりは確認行為というか、なんかもうのこ行きって何やるか分かっちゃうんですよね。
だから確かにそれは、なんか新しいアメリカの中でもまだ行ったことない州とかまだ行ったことない都市はそこそこあって、
っていうかたくさんあって、そういうとこに次の出張先になるってやっぱりワクワク感が全然違うんですよね。
で行ってみると、まあもちろんそれなりに便利な国だし英語も通じるからなんとかなんだけど、
わっとできなくなったみたいな。やったみたいな。
はいはいはい。
そうそうそう。あるなあ。
そういうのはありますね。
あるなあ。
いいねいいね。
そうね。
そうね。確かにね。それはある気がするなあ。
そうですね。で、なんかそういうのを国内とか地下でも味わいたくなるから、なんかちょっとした散歩とかをするようになるみたいな福祉的な。
ああ。
なんかちょっと裏道に行くようになるとか。
確かにね。
なんかそういう歯医者の見学ツアーに行くようになるとか。
行動原理が欲求があって、そういう行動原理に普段につながってるみたいなのはあると思いますね。
なるほどね。なるほどね。それこそ僕らは今まで語り歩いてきた道路はまさにそういうことなわけだから。
そうですね。
季節として今までのラジオを総括してしまいますけれども。
そうですね。
確かにね。
まあでもそういう気持ちの働きを持つっていうのも、なんかどんどん入れ子構造になっちゃいますけども。
それも旅を、実際の海外旅行、うんと遠いところにいっぱい行ったからこそ、それができなくなった場合においてもその代替行為を考えようという前向きな自分で選び取るような楽しみを選び取るような気持ち。
そうですね。仕事とかも、僕なんかミーティングめっちゃ嫌いだったんですけど。
はい。
最初の社会人の頃より今の方が、最後の30秒ギリギリぐらいまで広げるみたいな話を、まとめようとしないチキンレースみたいなのを自分がファシリテーターだったりとか、メインの参加者とかだったりしたら、結構やるようなどんどんなってて。
予定不調は追い入れていく。
そうですね。なんかこう、最初から仕切ろうとすると、もうなんかほんと退屈だから、もうあと30秒いけんじゃないかみたいな。
なるほどね。
ここでいきなり全然違うとこ広げてみたら、みんなどんな顔すんのやろみたいなとかをやってみると、結構楽しいんですよ。
なんか意外とそっちの方が知ってるものあったなみたいなとかなったりして。
いいっすね。
仕事に生きてるのはそこかもしれない。
仕事に生きてるんですか。
仕事に生きてるのがあるとすると、それかも。僕は。
へえ、面白い。
元の道に迷い込んでいくみたいな。ミーティングで。
なるほどね。それが許される職場だといいですねっていうのがあるかもしれないけど。
それ、逆にそうじゃなければ別にする必要ないというか。
確かにそうっすね。
ここでいいじゃんみたいな。
そうそう。おっしゃる通りですね。
なるほどね。そこはあるかもな。
何か起こるのを即興楽しんでいこう。
うん。
予見できないことを楽しんでいる、そういう心の姿勢みたいな。
そうっすね。
そうっすね。そこそこいい精神状態にないとそれできないですからね。
そうですね。
そういう風に持っていくことがいいことだよってことを確かに旅で教わったかもしれないな。
そうですね。
いいっすね。
まあその代わり時間にもっとルーズになって。
そうそう。失うものもあるんですね。
全然集合できない。
集合できない。
集合できない。
集合できない。ミーティングに遅刻する。
ああ、なるほどね。遅刻しちゃう。
遅刻するのに最後30秒だけ。
そうっすね。
それ。
そうっすね。
最悪。
本当にきっちりしたいミーティングにはもう呼ばれなくなる。
山田さんのキャラで許されるのかと思ったら。
マッチングできてるか。仕事をしたい。
ちゃんと。
そうだな。
まあそういうタイプの仕事ももちろんあるだろうから。
いいっすね。
そういうとこにはもう呼ばれなくなる。
なるほどね。
しかしまあ人間こんなに世界中いろいろいるんだからね。
会わない人とは会わない。
会う人とはそんなものだよという構えも得られたのも旅のおかげかな。
そうですね。
ちょっともう大喜利みたいにいくらでも旅のあれにつなげられちゃうからここら辺でやめますけど。
結構そういうのもあるんじゃないかなということを時々考えてみても面白いかもしれないですね。
何かあったよという人はお便りいただければ。
ありがとうございます。
そういうちょっとした仕事でもいいし、ここに来たみたいなまであると面白いですね。
心が広くなったとかだけじゃなくてその結果。
そうそうそう。
具体的なフィードバックがどこにあったか考えてみるのは確かに。
プラス6割、マイナスちょっと今4割くらいあったのかもしれない。
でもそれはあるなと思うし。
そういうのを思い返すことで。
もう一回話最後ちょっと開けちゃうとさっきのおからさの形式になって。
旅って行くのは一回じゃないですか。