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おはようございます。今日はそうです、ダイナミック怖い話の日になります。
このダイナミック怖い話というのは、昔、小学校の頃、僕が聞いた
タイトルを言ってすぐにオチを言うという怖い話シリーズの中から
僕がタイトルとオチの間のストーリーをその場でダイナミックポエム的に繋ぎ合わせて、最後のオチに向かっていくという
そんなお話になります。決してタイトルを聞いたからすぐに、あ、あのオチだなと言ってスキップしないように気をつけて
最後までお聞きいただけると嬉しいです。
それでは今日も行きたいと思います。 それでは行きます。
タイトル。宮剣さんのリクエストから
青い血
これも僕が小学校の頃聞いた話でした。
ある幼稚園にも行かないぐらいの女の子だったでしょうか。
かわいいかわいい。よくあるでしょう。 初めてのお使いみたいなテレビ番組
あんな感じで 両親から少し離れて
一人で 少し
お手伝いをするために 出かけて行った女の子がいたそうです。
ただやっぱり テレビ番組とは違って
本当に一人で行かせてしまうと やはり何があるかわからないですよね。
まだ 小さい小さい幼稚園にも満たない女の子に
そんなことをさせてしまったら 案の定
夕方になって日が暮れてきても その女の子が
まだ家に帰ってこなかったそうです。 さすがに心配になった両親が
探しに行っても 女の子は見当たりません。
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その頃実際女の子は道に迷ってしまっていたそうです。
街中を歩いていたはずが
少しずつ人影が減り
家も減り
気がつくとあたりは
山深い森 日の光も入らないような深い深い森の中に
いつしか迷い込んでしまっていたそうです。 日も暮れて
あたりが実際に真っ暗になってきました。
女の子は怖くなって お母さん
お父さん 泣きながら声を出してみましたが
周りは静かな森の
葉のすれる音が少しだけ聞こえる
そんな森の中でした。
ふと見ると
おや? どうしたんだい?
こんなところで 見たことのない
白髪の腰が曲がった おばあさんが
農作業帰りなのか
背中に抱え こちらに向かってくるじゃないですか
道に迷っちゃったんだよ 女の子は
わらにもすがる思いでおばあさんに 訴えかけたそうです
おやおやそれは大変だったね そしたらすぐ近くに私の上
お家があるから ちょっと寄っていくかい
おばあさんはその女の子を 自分の家に招き入れたそうです
女の子はもちろん 一人がとってもとってもおばあさんに助けられたと
本当に本当に 一安心していたそうです
そろそろ何か ご飯でも用意してあげようか
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おばあさんがそう言いました 女の子は
うん 食べたい
そりゃあそうです 一人でずっと歩いていてお腹はペコペコでした
わかったよ そしたら美味しい美味しいスープを用意してあげるね
おばあさんはそう言うと台所に入っていくのでした
しばらくするとおばあさんが お盆に乗せたお皿
夕日が経って温かい スープを
ひと皿 女の子のところに持ってきたのでした
見るとそのスープは 女の子が今まで見たことの青
澄んだ色をした 不思議な不思議な色の
スープだったそうです
おばあさんこれは何? 女の子が聞くとおばあさんは
どことなくニヤ 微笑んだように見えたそうです
これは特別なスープだよ
美味しいから召し上がってご覧なさい おばあさんがそう言うと
また台所に戻っていったそうです 何だろう
女の子は不思議に思いながらでも 自分のお腹の空いた今の状況に耐えられず
スプーンでひとさじ その青い
透き通った液体を 掬い上げると
ゆっくりと口に 運んでいったそうです
口に含んで飲み込んでみた その瞬間です
美味しい ああああああ
美味しい 青い血
怖いですねぇ 青い血
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単に優しいおばあさんと 可愛い可愛い小さな女の子
なんでかなぁ それにしても青いスープなんて見たことないですね
なんでかなぁ
