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おはようございます、Chikaraです。
今日も、ダイナミック怖い話をしていきたいと思います。
このダイナミック怖い話というのは、タイトルとオチだけが決まっている怖い話を、
僕がその間のストーリーを、ダイナミックポエム的にその場で思いついた話をつなげていって、
オチに持っていくという怖い話になります。
タイトルでオチがわかったからといって、決してスキップしないようにお願いします。
今日のダイナミック怖い話は、先日ピロミさんがコメントでいただいたタイトルそうです。
いきます。タイトルは、恐怖の味噌汁。
それでは聞いてください。いきます。
この話も、僕が小学校の時に聞いた話です。
ある裏山に、おばあさんが一人で住んでいる山小屋があったそうです。
近所のみんな、口々言っているのは、
おい、あのおばあさんの家、近寄っちゃダメらしいぜ。
なんか、本当に危ないらしいから気をつけた方がいいらしい。
近所の小学校では、そんな噂が持ちきりでした。
そんなある日、ある一人の男の子が、
肝試ししようよ。
夏の暑い夜に、友達を連れてそんな話をしたそうです。
肝試しってお前何をするんだよ。
え、何って決まっているじゃん。
あの裏山のおばあさん家に行ってみようよ。
みんな、顔つきが凍りつきました。
お前何言っているんだよ。
あのおばあさんの家はやばいって噂だろ。
いや、だから面白いんじゃん。
その男の子は言ったそうです。
え、俺嫌だよ。
だったらお前一人で行ってこいよ。
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と、友達。
そんなこと言われたって一緒に行こうぜ。
と、その男の子は何とか友達を一緒に誘おうとしているようです。
何だよ、お前。
自分から言い出して一人じゃ怖がっているのか。
と、その友達。
そんなわけないだろう。
俺は一人でやっていけるぜ。
その男の子。
本当だな。
だったら証明してみろよ。
と、その友達。
え?
一人で
もうその頃にはだいぶ夕方も日が暮れ始めていました。
蝉の声だけが
ミンミンミン
ヒグライストミンミン 蝉の声が聞こえるだけです。
いいよ。行くよ。俺。
行くよ俺とその男の子
行ってくればいいんだろう
その男の子は決意をして
一人その夜
おばあさんが住む山小屋に
裏山を登って深い森
明かりが見えてきました
山小屋の中にはおばあさんが暮らす
その明かりがぼんやり
中には人影が映っています
すると突然窓ガラス越しに
そのおばあさんと少年が目が合った
そうです
おやどうしたんだい
こんな遅くに一人なのかい
とおばあさん
その少年は怖くて叫び声を上げるのを
必死にこらえて
そうだよ
そう答えたそうです
こんな遅くだから
ちょっと家に上がっていくかい
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夜も暗いだろう
明日山を降りて家に帰ればいい
おばあさんがそう言います
その少年は
えっやばいよ
怖いよ
と思いましたが
もう今さらひくにひけない
決心してこう言いました
うんわかった
おばあさんはニヤと笑ったように
少年には見えました
ちょうど今晩御飯の用意をしていたから
ゆっくり召し上がっていきなさい
台所ではおばあさんがシャシャシャシャ
何やら大腸を研ぐ音が聞こえた
シャシャシャシャ
少年はもう体が真から振り上がるような気持ちです
外はこんなに暑い蝉が鳴く真夏
なのにどうしてこんなに冷や汗をかくんだろう
少年はここに来たことを心の底から後悔していました
そんな時おばあさんが台所から
手に一つの味噌汁を持って出てきたんです
ちょうど今作っていたお味噌汁だよ
おばあさんが差し出したその味噌汁
そう今日の味噌汁はオフの味噌汁
恐怖の味噌汁
恐怖の味噌汁
怖いですね怖いですね
なんでかななんでかな
恐怖の味噌汁
ただひたすら優しいおばあさんだった
という話になりました
なんでかななんでかな
