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いきます。
ダイナミック怖い話
これは、僕が小学校の頃、
友達から聞いた、一発逆的怖い話
タイトルを言って、一発ですぐにそのネタを、オチを言う
そんな怖い話を、ダイナミックポエム的に
その場で、即興のストーリーを肉付けして話す、怖い話です。
決して、タイトルを聞いただけで
あ、これってあんなオチだよね、って思ってスキップしないように
最後まで、ダイナミックさを楽しんでいただければと思います。
聞いてください。
タイトル、猫の怨念
これもまた、ある小学生が、おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行っていたときのことだそうです。
浦山にお寺があるんで、その少年はよく、そのお寺に遊びに行っていたそうです。
にゃーん
そのお寺には、なぜか猫がたくさん住んでいる、そんなお寺で猫の鳴き声もよくしていました。
あるとき、その小学生は、その住職さんがいたので聞いてみたんです。
ねえねえお坊さん、どうしてこの寺には猫がたくさんいるの?
うーん、そうなんだよ、その話を聞きたいのかい?
そのお坊さん、まあ住職さんっていうのかな、その住職さんは、何か意味ありげなことを、少年に問いかけてきました。
どうしても聞きたいかい?
うん、どうしても聞きたい。
どうしても聞きたい、少年は無邪気にそう答えたそうです。
そうか、そこまで言うなら、この話をしてあげようか。
昔、このお寺、猫が一匹、一匹だけ遊びによく来ていたそうなんだ。
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猫が一匹、餌をあげたら喜ぶし。
その頃住んでいた住職さんは、その猫をとってもとっても可愛がっていたそうです。
その猫を可愛がっていたある日、住職さんがふと見ると、その猫が、あれ?倒れている?どうしたんだい?
駆け寄ってみると、その猫は亡くなっていたそうです。
まあ、でもだいぶ年をとっていたからね。
その猫を大事にお墓に埋めてあげたそうです。
するとまたある日、にゃーん、猫がまた一匹、ふらりとやってきたそうだ。
その住職さんは猫がとっても好きだから、また餌をあげて、またその猫がなついて、いすわるようになった。
そうこうしていて、このお寺には猫がやってきては餌をあげ、やってきては餌をあげ、
やってきては餌をあげ、気がつくとこの寺にはいつでも猫がいるお寺になっていったそうだ。
そう、この寺には昔から猫が怨念、猫が怨念、猫の怨念。
怖いですね、小学生が考える怖い話は。
本当に本当に怖いですね、怖いですね、怖いですね。
関西方面のお寺だったんでしょうか、怖いですね。