1. 人間関係ちえぞの
  2. 朗読会。今晩もしっぽり読みま..
2023-12-27 18:30

朗読会。今晩もしっぽり読みました。

【ざっくり目次】

00:00 聖子の朗読からはじまります

01:30 聖子朗読:ランボオ詩集 地獄の季節

07:20 ぞの朗読:アート・スピリット

11:40 ちえ朗読:今日は死ぬのにもってこいの日

13:47 聖子朗読2:ランボオ詩集 地獄の季節


■今回朗読した本はこちら

・ランボオ(著)粟津則雄(訳・編)『ランボオ詩集 地獄の季節』 (集英社文庫)

番組内で紹介した表紙の本は、廃版のようです。

翻訳家や表紙は異なるかもしれませんが「地獄の季節」や「イリュミナシオン」で検索してみてください。


・ロバート・ヘンライ(著)滝本誠(解説) 野中邦子(訳)『アート・スピリット』 (国書刊行会)

https://amzn.asia/d/7k6Vqfi


・ナンシー・ウッド(著)フランク・ハウエル(画)金関寿夫(訳)『今日は死ぬのにもってこいの日』(めるくまーる)

https://amzn.asia/d/8CEfFfC


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サマリー

絵画を通じて人の生き方や存在を表現することは芸術の真髄であり、芸術作品は作家の存在を伝える痕跡となる。ロバート・ヘンライの本『アート・スピリット』では、絵が創造的な活動の結果ではなく、存在そのものを表現することを教えてくれる。今回のエピソードでは、イギリスの女性であるナンシーウッドさんが、インディアンの一番長老との親交を通じて書かれた物語や絵を紹介しています。また、読み手が異なると感じ方も変わることや、精霊という境地にたどり着いた詩についても触れています。

絵画の意味と目的
スピーカー 2
見つかったぞ。 何がだ?
永遠。 太陽にとろけた海。
俺の永遠の魂よ。 お前の願いを守れ。
孤独の夜だろうが、 燃え上がる昼だろうが、
そうすりゃ、お前は自由だぞ。 世間の奴の同意からも、声を合わせた逆情からも、
思いのままに飛んでゆく。 決して希望なんかない。
昇天なんてものはない。 学問と辛抱だ。
この蝉句は本物だ。 もう、
明日などありはしない。 朱子のような雄たけびたち。
お前たちの灼熱こそ、人の勤めというものだ。 見つかったぞ。
何がだ?
永遠。 太陽にとろけた海。
というわけで。
スピーカー 3
めっちゃいいですね。
スピーカー 1
この詩は知ってますね。
スピーカー 2
めっちゃいいですね。
スピーカー 3
初めて聞きました。
スピーカー 1
乱暴。
スピーカー 2
乱暴ですね。
スピーカー 1
乱暴ってあの乱暴ですか?
スピーカー 2
フランス人で20代で天才的な詩の才能を発揮して、
うん。
もう21歳ぐらいでもう詩を書くのやめちゃって、
アフリカで商人になって37歳で亡くなるという不思議な人なんですけど。
スピーカー 1
代表作だな、これもね。
スピーカー 2
地獄の季節っていう詩集の、この永遠っていう、一番有名なとこなんですよね。
はい、その乱暴からちょっと始めてみました。
スピーカー 3
すごい。すごいハリハリ。
はいはい。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 3
はい、では今日も始まります。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 3
人がそんなに悪くない。
スピーカー 1
ほっこりする繋がりを思い出そう。
人間関係、知恵と。
ゾノと。
スピーカー 3
セイコ。
それでは今日の話、始まります。
いい感じのなんか、ちょっとサザエさんみたいなやつ。
そうそうそうそう。
はい、では次に行きましょうか。次ではクラウドさんお願いしていいですか。
スピーカー 1
はい、いいですよ。はい、行きまーす。
作品の背後にある存在
スピーカー 1
絵を描くことの目的は、絵を仕上げることではない。筋の通らない言い分に聞こえるだろうが、そうならだ。出来上がった作品は一種の副産物でしかない。それは過去の一つの記号として役に立ち、価値があり、興味深いものではあるだろう。
真の芸術作品すべての背後にある目的は、存在という状態そのものに肉薄することである。それは高度な活動状態であり、日常の暫定的な存在を超えている。そのような瞬間には活動は必須である。その活動が筆やペンや、これ何て読むんだろう。
これは難しい字だね。ちょっとここ飛ばすね。
その活動が筆やペンを用いるものであれ、また言葉によるものであれ、結果としてできるものは、状態そのものの副産物、痕跡、足跡でしかない。
結果として生まれた作品は、どんなに育つでも、作者である芸術家にとっては愛しいものである。なぜなら、それは作家が大いに楽しみ、もう一度戻りたいと願う状態を記録したものだからである。
作品は、作品の中で最も重要なものだ。
作品は、他者にとっても興味深いものとなる。作品を通じてより大きな存在があることを知り、その存在がかすかに感じられるからである。絵画はそんな状態の副産物であると同時に、人間の本能に組み込まれた欲求でもある。だからこそ、目的は存在そのものなのだ。
人はそんな副産物を無視するかもしれない。というのも、それは当然ながら、どんなに下手なものとはいえ、オリジナルの似姿だ。
作品は、作品の中で最も重要なものだからである。時として子供の絵や未開部族の芸術など、絵具の性質すらよく知らず、道具もろくに使えない人々が傑作を生み出し、偉大な芸術作品として商用されることがあるのはそのせいである。
一人一人の内面に湧き上がる活動への衝動、すなわち表現欲こそがテクニックの追求を促す動機である。その状態にあるとき、テクニックを発見する。
そのときは視界が明石になっている。
視界が明石になっているからだ。しかし、探求は常に続けられる。我々が心をかけるべきは、絶えず備えておくことだ。
例えば、絵画のようなある種の表現活動が習慣として日常化すれば、人は自ずと絵の道具を手にして、製作を始めるだろう。
暗示にかけられたように行動し、その結果、連想が働き、やがてより高い状態へと入り込む。気がついたら、いつも画家の前に座っているという画家がいる。
彼らは絵筆を手にして、そこにいるのが好きだという。その場所は大きな旅立ちへのスタート地点なのだ。
痕跡を眺め、瞑想しつつ評価すること。絵だけでなく、音楽を聴き、優雅な身振りを見ることによって、魂は燃え立つ。
人はより大きな人生の在り方の痕跡、より豊かな動きを尊重し、大事にする。なぜなら、我々も生きたいからである。
そのような痕跡は、生きることへの刺激を与えてくれる。それこそが芸術作品の価値なのだ。痕跡はこの世になければならない。それは生きることそのものである。
大勢の芸術家が長生きし、高齢になっても若さを保ち続けるのは、それだけ彼らが生きることに情熱を注いできたからである。
大抵の人は生きながら死んでいるというのに。私がここで言う状態とは、健全な状態であり、自然である。
超自然ではない。この時、人間は心身ともに丸ごと秩序だった状態にあり、完璧に機能している。
そんな状態になるたび、人はその瞬間、より大きな人生を得るだけではなく、心と体に何らかの影響を受け、それはずっと続くのである。
という本ですね。
これはですね。
スピーカー 3
はい。
スピーカー 1
ロバート・ヘンライという、まさに芸術家なんですけどもね、画家ですね。ロバート・ヘンライさん。
この人は1865年から1929年の人生で、23年に出した本なんですよ、1900。
古典なんだけどね、これが、要はデビット・リンチとかキース・ヘリングが、
指南書として、愛読していたと言われる本なんですね。
アート・スピリットという本ですね。
アート・スピリット、ロバート・ヘンライ。
芸術生活のバイブルというキャッチフレーズがついてます。
スピーカー 3
画家の方なんですか?
スピーカー 1
そうですね。
ちょっとなんか表現が難しいので、何のことかわからないっぽい感じもするんだけど、
彼が言ってるのは、絵は結果なんだと。
スピーカー 1
記号に過ぎないと。
で、重要なのは、それを描いているその瞬間、これが僕らの生きているという存在を表現している。
だからその意味で、その絵を見ると、その人の生き様みたいなね、
この壮大な人生というのかな、そういうものを僕らは作品を通して感じられる。
だから結果としてを見るんじゃなくて、その人がこの絵の中でどう生きたか、
どう動いたか、みたいな感じになる。
みたいなことを見なさいというふうに多分言っているんですよね。
そしてそのように、芸術作品を作っているその作家の存在を表現しているっていうそのプロセス。
これを彼は健全な状態、僕らにとって自然な状態であるって言ってるだけ。
絵が表現する生き方
スピーカー 1
これを超自然じゃないんだって言ってるところが面白くてね。
この時に人間は心身ともに丸ごと秩序だった状態にあり、完璧に機能している。
ここが僕が言う、その本来の自分っていうところとすごく合致してるなというね、そんな感じがするわけですね。
これを芸術というふうに捉えると、すごく高尚なことのように思うんだけども、
結局僕らが日々やっていること、これにすべて当てはまる。
今ここでそれを手がけているその瞬間こそが僕らは生きているのであってね。
結果はその記号に過ぎないってことですね。それをまとめたね。
印、副産物と言っているようにね。
これは、そうだな。これはどこで買ったのかな?ちょっと覚えてないんですけど。
昔倉敷にね、毎月コンサルに行ってる時期があって、倉敷のいわゆる古民家街みたいなのがあるんですよ。
スピーカー 2
はい、前もそこで買った本紹介してた。
スピーカー 1
そうそう、そこの古本屋で僕はいい本をいっぱい手に入れててね。
これも、たぶんそこはセレクト商品だったんですよ。
セレクト商品なんだよね。ただの古本屋じゃなくてね。
ちょっといいもんね。
割とアート系、たぶん編集さんが、こういう本ですね。いいでしょう。
僕の僕の、実は、グッドバラエティスごきげんな仕事もこのデザインの色合いになる予定だったんだよね、赤と黒の最初は。
それが緑と黒になったんですけど、もうこの茶化けって色あせてるんですけどね。
どのくらいかな?
うん、20年くらい前。
手に入れた本ですかね
でした
スピーカー 3
ありがとうございます
では最後私いきます
私が覚えている手は
殺してごめんなと謝りながら
木を切っていた親父の手
私が覚えている手は
花というものの目的を教えてくれた
お袋の手
私が覚えている手は
いつか鹿を殺す日の稽古に
野ウサギを殺していた兄貴の手
私が覚えている手は
新しく生え
新しく生え出る木を見つけようと
土をほじくっていた姉貴の手
私が覚えている手は
私の人生の頂に行く道を教えてくれた
じいさまの手
ここで終わりです
スピーカー 1
はいはいはい
これは何ですか
スピーカー 3
これはですね
ナンシーウッドとインディアンの物語
スピーカー 3
今日は死ぬのにもってこいの死という
スピーカー 1
知ってる知ってる
スピーカー 3
ナンシーウッドっていう女性の
イギリスの女性の方が
インディアンの一番長老の方と
すごく親交を長い年の間築いて
その方からおそらく聞いたものを
ご自身の言葉で書かれているのではないかな
という予想ですけれども
もしくはそのまま書いてらっしゃるのか
スピーカー 2
という予想ですけれども
スピーカー 3
面白いのがこの女性なんですけど
イギリスの見えますかね
この方がさっきの文章を書いてるのが
すごく私は面白くてです
あと絵とかもすごくね
スピーカー 1
写真とかもすごいいいんですよ
スピーカー 3
すごいいいんですよ
スピーカー 2
それ絵なんだ
スピーカー 1
これ絵なんですよ
こういう
本当だ
スピーカー 3
っていうのを偶然図書館で借りた
スピーカー 1
本当だ
本当だ
本当だ
スピーカー 2
本当だ
スピーカー 1
写真マークがついてる
スピーカー 3
っていうので
これちょっとね
今どこか見つけられなかったんですけど
すごいグッドバイブっぽいなっていうのがあって
ここで紹介したいなと思ったんですけど
見つけられなくて
あんのしいだったんですけど
異なる感じ方と精霊の詩
スピーカー 3
なのでちょっとパッと目についたものを読みました
いいですね
スピーカー 2
ちょっと読んでみたいねそれはね
スピーカー 3
死ぬのにもってこいの
いいですね
スピーカー 1
はい
スピーカー 3
ということで
ちょっともう1本
スピーカー 1
うんじゃあ聖子ちゃんがラストあって終わり
スピーカー 2
はい
さっきのですね読んだ
これを読みたかったからですね
で乱暴の死ってほら難解だったり
攻撃的だったりするんですけど
あのさっきみたいなものともっと錯乱とかタイトルもすごい書いてきてもらう方が多い中で
えっとね聖霊っていう三文を書いてるんですね
その一部をちょっとどちらかというと
どうしても今日ご紹介したかったので
はい
聖霊
彼は愛情だ
現在だ
慌たつ冬にも
夏のざわめきにも
家を開け放ったじゃないか
飲み物や食べ物を清めた彼
次第に遠ざかる場所の魅惑であり
停止する土地の超人的な歓喜である彼
彼は愛情と未来だ
力と愛だ
俺たちは強熱と倦怠のうちに立ったまま
彼が嵐の空を甲骨とはためく旗に囲まれて過ぎていくのを眺めるのだ
彼は愛だ
完璧で再び発見発明された尺度としての
思いもかけなかった驚くべき立地としての愛だ
そしてまた
永遠だ
宿命的な諸々の特質によって愛されている気候なのだ
俺たちはみな彼の譲渡に恐怖を覚えた
俺たちの譲渡にも
おお
俺たちの健康の教授
諸々の能力の非道
躍動
彼へのその限りない姿勢を通じて
俺たちを愛する彼への自分勝手な愛を
愛情と情熱
ちょっと途中を省略しまして最後の一節
彼は俺たちすべてを知り
俺たちすべてを愛してきた
この冬の夜
城じゃないか
岬から岬へ
ざわめき荒れる極地から館へ
群衆から浜辺へ
眼差しから眼差しへ
力と感情の限りを
彼に呼びかけ
彼を眺め
それから彼を送り返すこと
また
潮の下を飼いくぐり
雪の砂漠の丘にも登って
彼の視力
彼の息吹
彼の肉体
また彼の日に
つきしたがっていくこと
なるほど
なんかね
読んでるとき
読むときの自分の状態によって
いろんな
感じ方があるんですよね
でなんかこう
この
二十歳で地獄とか
破壊とか
桜って言ってた彼が
精霊っていうこの境地に
たどり着いたっていうのがね
スピーカー 1
とてもなんか面白いなと思って
なるほどね
いいっすねこれね
彼は精霊なんだね
精霊は異常だ現在だ
完璧で再び発明された
社群として
思いも書いている
驚くべき歴史としての愛だ
なるほど
スピーカー 2
おすすめですね
スピーカー 1
いろいろね
漢方詩集
地獄の季節
スピーカー 2
これ今読んだのは
さっきの地獄の季節なんですけど
これはね
イルミナシオンっていう
三分詩集集の中に入っていて
これイルミナシオンってね
色彩っていう意味なんですよ
イルミネーションですね
だからすごくなんか
私は地獄の季節より
スピーカー 3
こっちの方が面白くて好きなんですけど
また別の本ですか?
一回最後のまでは
スピーカー 2
同じ
これ編集されてるんですね
スピーカー 1
天津さん
ベスト版だね
そうですそうです
僕このぐらいの乱暴全詩集って
スピーカー 2
持ってます
あと私もう一個
プレミエ・ソワレっていう
ものすごい好きな詩があるんですけど
それはビートルズの映画で
スピーカー 1
ジョンが読む詩があって
スピーカー 2
それはまたいつか
スピーカー 3
またいつか
スピーカー 2
はい
そう
スピーカー 3
ということで
恒例の朗読会終わろうと思います
このポッドキャストでは
あなたからのご質問やご相談
こんな本読んでほしいなどなど
お待ちしておりますので
概要欄のお便りから
お送りいただければと思います
では今夜もほっこりした夜をお過ごしください
さようなら
スピーカー 2
さようなら
18:30

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