2026-01-21 13:42

#1697. rump steak --- メルボルンより食レポ英語史

【今日のひとこと】

食卓にオージー・ビーフの出番が激増しています🐃

【ハッシュタグ】

#heldio #hel活 #食レポ英語史 #オージービーフ #長期議会 #ピューリタン革命

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▼heldio 2025年第4四半期のベスト回を決めるリスナー投票の結果が出ました

- hellog 「#6109. リスナー投票による heldio 2025年第4四半期のランキング」 http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2026-01-17-1.html

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5. 「#705. ゆる言語学ラジオにお招きいただき初めて出演することに!」 https://voicy.jp/channel/1950/fmstk5sb6g
6. 「#1474. ゆる言語学ラジオの『カタルシス英文法』で関係詞の制限用法と非制限用法が話題になり…」 https://voicy.jp/channel/1950/4w2kl8zgfl
7. 「#1607. 英語帝国主義から世界英語へ」 https://voicy.jp/channel/1950/j8ktxr4px3
8. 「#1576. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/xg195k9qdq
9. 「#1581. 歯科医学×英語史 with 無職さん --- 『英語史ライヴ2025』より」 https://voicy.jp/channel/1950/4th1404k03
10. 「#406. 常識は非常識,非常識は常識 --- 私の海外体験の最大の成果」 https://voicy.jp/channel/1950/8q0i86tmgp

▼hel活のハブ The HEL Hub のホームページが2025年10月18日よりオープンしています

- https://user.keio.ac.jp/~rhotta/helhub/
- heldio, helwa はもちろん hellog や YouTube 「いのほた言語学チャンネル」などの様々な媒体での英語史コンテンツの新着が日々集まってくるページです.毎日複数回更新されています.

▼2025年10月15日に新刊書が出ました(電子書籍版も11月25日に出ました)

📕井上 逸兵・堀田 隆一 『言語学でスッキリ解決!英語の「なぜ?」』 ナツメ社,2025年.

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▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の第14号が公開されています

- 第14号(2025年11月28日):https://note.com/helwa/n/n128c1a0253e2?magazine_key=m82eb39986f24

▼2025年6月18日に新刊書が出ました

📙唐澤 一友・小塚 良孝・堀田 隆一(著),福田 一貴・小河 舜(校閲協力) 『英語語源ハンドブック』 研究社,2025年.

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▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.

- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491

▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています

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サマリー

本エピソードでは、メルボルンのランプステークの魅力や牛肉の種類・料理法、さらにはその語源について詳しく説明しています。また、オーストラリア産の牛肉がどのように美味しく、手頃な価格で手に入るかについても触れています。

メルボルンの食レポ
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio、英語史をお茶の間にを基に英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は2026年1月21日水曜日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今朝もジョギングに来ておりまして、メルボルンのヤラ川を眺めながらですね、下半のベンチに腰掛けつつ、こちら収録しております。
今日はですね、オーストラリア関連の話題ということで、ランプステーク、メルボルンより食レポ英語史です。どうぞよろしくお願いいたします。
オーストラリアに来まして、牛肉ですね、オーズィービーフ、これがやっぱりですね、美味しいし安いしボリュームもありますね。
スーパーに行っても、それからビクトリアマーケットという築地のような市場があるんですけれども、そこでもですね、非常に美味しいものが安く手に入るということでですね、
牛肉を食べる頻度がかなり増しているのではないかなと思いましたね。
ニュージーランドの時は、ラムですね、羊の肉をよくいただいたんですが、こちらオーストラリアに来てからは、もっぱら、牛肉、もっぱらというほどでもないですが、かなり頻度は高くなってまいりました。
いろいろな料理の仕方を試しているんですが、牛丼風にしたりですね、ステーキ丼風にしたりとやってるんですが、やっぱりガツンとステーキでいくっていうのが一番ワイルドでいいですね。
ステーキにもいろいろな牛の肉の部位があるんですが、サーロインとかですね、和牛も売ってるんですけどね、和牛はちょっとレベルが高すぎて値段が高いんですよね。
なので通常のランプステーキを食べることが多いですね。
サーロインほどではないけれども、上質な肉というところで、サーロインはこのヘルディオでも語源の話で取り上げたことがありますかね、フォークエティモロジー、民間語源、酒場語源と呼んでいるものですけれども、
こちらで取り上げたことがあったかと思いますが、腰の上部の肉ということで最も上等な部位とされていますね。
そこから、お尻の方ですね、お尻の肉、要するに全部、これがランプステーキということなんですが、サーロインほどではないけれども非常に美味しい。
そして値段も少し抑え気味ということでですね、この部位を私は主に食しているという感じでしょうかね。
このランプステーキというこの部分が味にしても、それから値段にしてもコス高いよということを教わったのは、私が若い時にニュージーランドにいた時にですね、
現地の人から教わったこのランプステーキというのが、これが基本なんだみたいにですね、叩き込まれたのがあってですね、
サーロインというよりはランプステーキを好んで食べるというような最近なんですけれども、このランプという単語ですね。
これはまさにお尻、でんぶ、それから動物のおっぽをですね、この辺りを指すということでですね、
これはいかにも英語らしい英単語だなというふうに調べてみましたら、語源としてはですね、
どうも北欧語なんですね、オールドノース辺りから釈用されたのではないかということでですね、
逆を言いますと、古英語としてはこれに相当する単語がない。
ところが北欧諸国には現在も含めてですね、この単語があるということで、
オールドノース辺りから借りられてきたのではないかという語源説になっているわけですね。
OEDによりますと15世紀にですね、この単語が入ってきたということで、まさに動物のお尻とか尾とか、
そしてその肉ですね、を表すようになったということなんですね。
これは本当にステーキにぴったりという肉ですので、そのままじゅわっと焼いて食べたり、あるいは小切りにしてですね、
いろいろ炒め物の中に混ぜたりということで、同様も聞きやすいということで、
皆さんこのランプステーキ、サーロインばかりではありませんよということでですね、
ランプパーラメントの歴史
名前も含めて覚えておいていただければと思います。
このランプという単語ですね、この牛肉のお尻の肉という意味ぐらいではあまり使われないかなとは思うんですね、RUMPです。
遅ればすれながらスペリングはランプですね、RUMPなんですが、
一つですね、イギリス史と絡めて非常に重要な表現がありまして、
これはですね、RUMP PARLAMENTという議会の名前なんですね。
THE RUMP PARLAMENT
これはですね、ザンブ議会と公訳したり、あとですね、英和時点によってはまさにあのデンブ、お尻のことを指してデンブ会議と呼んでいるものもあったりして、
面白いんですけれども、だいたい教科書なんかではザンブ会議と、ザンブ議会ですね、議会というふうに呼ばれることが多いのかなと思います。
時はですね、17世紀のイングランドです。革命の世紀ですね。
そして半ばにですね、チャールズ一世が統治していた時に、議会の中で大きな揉め事が起こります。
これがいわゆるピュリタン革命、清教徒革命と言われるもののきっかけだったんですが、1642年ですね、
チャールズ一世はスコットランドとの戦争のためにお金が必要だったんですね。
そこで調勢したり、補助金を出してもらうためにですね、議会に相談しなければいけないということになって、議会を開きました。
このお金集めというのはどうしても議会を開かなければいけないというのが、当時までに出来上がっていた慣習なんですね。
ところがチャールズ一世のお金取り立て、それから戦争のためということで揉めまして、議会側はお金をあげないということになったんですね。
それでチャールズ一世はですね、いわば打ち切れて、あっという間に会議を閉じてしまったという。
これが歴史上のショートパーラメント、短期議会というふうに呼ばれています。
ところがスコットランドとの選挙区がその年中に悪化して、イングランド北部に攻め込まれるというようなことまでになってしまったんですね。
やはりこれはどうしても戦わなければいけない、そのためには戦費がいるということで、
改めてチャールズ一世も年の後半1642年の11月に改めて議会を開いて、議会のメンバーにお金を出してくれるように、そういう趣旨で議会を開いたわけです。
これが先のショートパーラメントに比して長い間続いた議会ということで、もちろん歴史用語なんですけどね、後から振り返っての名付けですが、
ロングパーラメントというふうに長期議会というふうに呼ばれることになりました。
この長期議会でも話は揉めて、チャールズ一世は5人の議員を逮捕しようという番挙に出たんですね。
これに腹を立てた反対派の議員との間で内乱、これがシヴィルウォーということで、政教と革命と実情のイコールの大事件になっていくわけなんですけれども、
これでですね、王の側が負けてしまうということになりました。
そしてその議会側が勝利したんですが、実際に勝利を収めたのはその内乱で力をつけた軍隊だったんですね。
その軍隊も同じような番挙を繰り返しまして、半数以上のですね、庶民の議員を排除するというようなかなり激しいことをしたわけですね。
残った人もですね、さすがのこの番挙には組みにすることができないということで、議会への参加を拒否するなどして、議会が半ば成り立たなくなりかけたわけなんですが、少数の者がですね、それでも議員として議会に参加したということです。
この少数の最後まで残されたグループのことをランプという名前で呼んでですね、この集団ですね。
これは後にあざけてね、そこまでして議員として残った議会に参加したかというあざけりも含めてですね、このお尻とか残部、残った部分、本体部分とは違う残された部分というぐらいの意味でですね、名付けられた。
この人たちで行った議会、これまあ広く言うとロングパーラメントの最終段階の一部というふうに考えていいんですけどね、ランプパーラメント。
そしてこの残った少数の人たちからなるランプパーラメントというのは数こそ少ない、残部にすぎないんですが、この人たちがチャールズ一世の首切り、処刑を決定したということなんですね。
つまりレジサイド、大殺しを議会で決定したのはこのランプパーラメントだったということで、これが1648年のこと、そしてご存知1649年にチャールズ一世は処刑されたということになります。
ランプステイクとランプパーラメント、これどう繋がるのかというところですが、お尻繋がりだったということなんですね。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
これでランプ、みなさん覚えていただけたんではないでしょうか。R-U-M-Pでランプですね。
通常出会うのはランプステイクという形でだと思いますが、みなさんもぜひこのランプステイクを食してみてください。
私もこのジョギング朝の後、大体ビクトリアマーケットに行って野菜とか肉とか買うんですが、今日もランプステイク買ってしまいそうな雰囲気ですね。
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