2026-01-20 14:35

【再】#549. いつから英語では last name が採用されたの?

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
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サマリー

英語の名字、特に姓が導入された経緯については、ノルマン征服との深い関係が語られています。また、日本の苗字制度との類似点にも触れられ、歴史の中での文化的変遷が描かれています。英語における姓の起源は職業や居住地に関連しており、ノルマン征服以降に徐々に定着しています。この現象は、日本でも明治維新後に苗字が普及した背景と類似しています。

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英語史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、日々発信しています。 本日は12月1日。いよいよ週末になってしまいましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
英語の語源が身につくラジオheldio。本日は、 名前に関する素朴な疑問を取り上げます。
名字の導入と歴史的背景
いつく name が採用されたの。 それではよろしくお願いいたします。
英語の名前には、日本語と同じですけれども、せい、めい、 first name と last name あるいは surname という言い方もしますけれども、さらには family name という言い方もありますかね。
せいとめいがあるわけです。 例えば、ジョンスミスであれば、ジョンが first name で、スミスっていうのが last name になるわけですけれども、
英語の中から2つの名前があったわけではないんですね。 歴史の途中に導入された神奇軸ということになります。この last name の部分ですね。
これは日本でも似たような事情がありましたので、わかりやすいかと思います。 苗字は江戸時代では武士の特権だったわけですよね。
つまり平民は、普通は苗字を名乗れない。 苗字、大統、御免を受ければ、名前をですね、苗字を名乗ることができたわけなんですけれども、
それが1870年明治維新後にですね、すべての国民が苗字を帯びることになったという 経緯がありますね。
ではイングランドの場合、それはいつ頃だったのかということをお話ししたいと思います。
last name を名乗る習慣がつき始めてきたのはですね、 ノルマン征服、例の1066年のノルマン征服以降です。
この征服のですね、前の時代に 征服者であるノルマン人たちは苗字を名乗るという習慣を身につけたんですね。
その新しい習慣を身につけた状態で、間もなく1066年 ノルマン征服が起こるという、こういう時代背景だったんです。
そしてイングランドを支配することになります、このノルマン人たちがですね。 イングランドの様々な文化がノルマン一色になります。
名前もその最たるもので、特に後衣のものですね、貴族です。 貴族は
ノルマンに従ってラストネームを持つようになるわけですね。 ただ人々がですね、皆が一斉に持ち出したわけではなくて、やはり階級の上、
社会階級の上のものからゆっくりと広まって、下に向かって社会の階段の下の方にですね、降りていくということで、数世紀をかけて広がっていったようなんですね。
13世紀中はかなり高位の人々に限られていたわけなんですが、 14世紀になりますともう少し下に降りてくるんですね。
一般の市民だけれども、まあ金持ちというような人々ですね。 そして都市がやはり先でした。そしてだんだんと田舎、地方へと広がっていき、社会階層もですね、通常の農民、庶民たちにもだんだんと降りてくるということです。
そして地域的にはですね、南、徐々に北に上がっていくというスタイルなんですね。 南というのはロンドンがありますし、そもそもノルマンディに近いということで、フランス的なもの、ノルマン的なものはまず南部に入り、ロンドンに入り、そこから北上する形で地方へ広まっていくという、こういうことが起こったわけですね。
社会階級と税制の影響
ラストネームの広がりもですね、この経路でいったと。 この点ちょっと面白いのはですね、実はこれ中英語期に相当するんですが、中英語期には様々な言語変化が英語に起こったんですけれどもね、だいたいスタートは北部、北部方言である革新、言語的刷新が起こるんですね。
そしてそれが北から南に降りてくるっていう、つまり北から南という方向性をとるんです。 それがロンドンに到達し、最終的にはそれがですね、近代以降標準語に取り入れられて、現代に至るっていうことなんで、現代の様々な言語的な時効、文法も含めてですけれども、北部方言に起源を持っているものっていうのが意外と多いんですね。
ですので、英語の言葉の変化というと、北から南という頭が私の中にはあるんですけれども、今回のラストネームの広がりに関しては、かなり文化的な現象だからということはあると思うんですけれどもね、文化のより進んでいる南、ロンドンから北に向かって、いわば逆向きにですね、南から北上していくという経路で広がっていった。この辺り、なかなか面白い問題だなと思っています。
ラストネームを帯びるという、この慣習自体は従って、地域的にもゆっくりとですね、南から北に広がっていったし、さらに社会階級の上下ということで言っても、上から始まって、だんだん下に下りてきたというような、すべてが徐々にゆっくりと進んだということなんです。
完全に人々、南にこれがですね、行き渡ったのは近代を待たなければならなかったということなので、ゆっくりとした歩みだったということはわかるかと思います。
そもそも、なぜラストネームなるものが導入されたのかというそもそも論なんですけれども、これはですね、ノルマン征服とその後の納税に関わってくるんですね。
納税です。税金です。
ファーストネームだけだと、個人を特定できないことが多いですよね。同名の人物っていうのがたくさんいますので、ジョンみたいなもんですね。
なので、もう一つの名前を加えてやると。これが一般には家族で受け継がれていくので、ファミリーネームと言われるものになるわけですが、ラストネームとして新たな名前がつくわけですよね。
ジョン・スミスのように。ジョン・スミスの場合、スミスさんも多いですし、ジョン・スミスさんの同姓同名の人はいくらでもいますので、例としてあまり良くないのかもしれませんが、基本的なモチベーションは、ラストネームを加えたモチベーションは、個人を特定するため、そして何のために個人を特定したいのかというと、権力者当局からすると、これは確実に税金を取り立てるためっていうことですよね。
ノルマン制服によって成立したノルマン王朝は、中央集権国家ですので、税金を確実にですね、一人一人から取り立てたい。特に金持ちの貴族からは確実に巻き上げる必要があるっていうことで、とりわけ税金納税の義務のあった貴族とか、金持ちですよね。
金持ちから、この上の方の階級から名前をつけるという習慣が始まった。習慣を持たされたっていう感じですかね、貴族にとっては。この習慣がだんだんと社会階層の上から下にまで徐々に広がってきたというわけなんですね。地域的にもロンドンあたりから始まって、そして地方に広まったという話でしたが、
この時にですね、2つぐらい重要な法律が関わっています。
一つはですね、リチャード2世の統治家だったんですけれども、1377年からポールタックス、人頭税、これが導入されたわけですね。
特に1380年の人頭税は貧富に無関係というかなり重い大衆課税だったということで、その翌年1381年には有名なワットタイラーによる農民一揆も起きているほどです。
それくらい悪名高い税であったということですね。これとラストネームを帯びるということは関わっている。
ラストネームの起源
もう一つはですね、1413年にStationsという法令が制定されました。これによって全ての法的書類は人物のファーストネームだけではなくて、職業であるとか出身地、居住地ですね、このあたりも合わせて記載しなければならないことになったんです。
そしてこの職業とか居住地というのはピンとくるかと思いますが、英語のラストネームの起源は職業だったり土地の名前だったりすることが多いんですよね。
こういった理由でイングランド国民の大半はですね、固定化したラストネームを持つに至ったということになります。
日本語にですね、明治維新後に国民みなが苗字を持つようになったんですが、これもある意味国民の管理のため、納税の義務を果たさせるためという側面がありましたので、
用の東西問わず、そして時代問わずですね、異性者の考えることっていうのは一緒なんだなと。そして個人を特定するためにラストネーム、日本では姓名の姓の方ですけれども、苗字ですけれども、これがというわけです。
納税、このためですか。なんだかなという感じはしますけれども、今日のお話をまとめますと疑問は、いつから英語ではラストネームが採用されたの?ということでしたが、その答えは、ノルマン征服以降、ゆっくりと採用され定着されていった。そういうことになります。
今日は英語の人名に関する話だったんですけれども、これまでもこのヘルディオで人名に関する話題っていうのはいくつか取り上げてきています。そのうち2つご紹介したいと思います。
278回中英語の人名のトレンドというタイトルでお届けしました。それから362回
ドゥゴー、ヴァンビスマーク、ファンゴーのような貴族名に対応するオブホニャララという英語名はなぜないのですか?という質問に答える回もありました。278回と362回です。
今日のお話でぜひお聞きいただければと思います。エンディングです。今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
いや12月1日ということで今年も残すところ1ヶ月ということで慌ただしくなってきました。こんな慌ただしい中なんですけれども今日はですね
午後1時からこのボイシーで生放送をお届けする予定です。ケルフ主催英語に関する素朴な疑問1000本ノック
ヤドミヒロシ&菊池翔太&ホッタリュウイチ第3弾ということで
生放送の1時間です。午後1時から2時に3人が素朴な疑問にやつぎ早かな
できるだけやつぎ早に答えていくということでこのシリーズ3回目になりましたけれども
以前にリスナーの皆さんから募りました素朴な疑問がまだまだたくさん余っているということでですね
今回第3回になりますけれどもその中まさにゃんが選ぶという形でですね
英語詞を専門とする3人にどんどん投げかけるイベントです。第1回第2回も非常に盛り上がりまして
今回もきっと楽しくなるんではないかと思っているわけなんですけれども
生放送中の投げ込み質問こちら歓迎したいと思いますのでぜひVoicyアプリを通じてライブの質問を投げていただければと思います
生放送でも聞くことができるんですけれどもコメント質問と投げるという機能はVoicyアプリからのみということになりますので
ぜひこの機会にVoicyアプリをインストールしていただければ幸いです
生放送ではちょっと聞けないという方も多いかと思いますがアーカイブとして明日の朝の通常回に生放送の様子を載せますので
そちらからお聞きいただければと思います
ということで今日の午後1時生放送でお待ちしています
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それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますようにほったりうちがお届けしました
今日の午後1時にあるいはまた明日
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