2025-05-29 09:59

heldio #313. 泉類尚貴先生との対談 手に取って欲しい英語史概説書3冊

#英語史 #英語教育 #英語学習 #本紹介 #hel活
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サマリー

泉類尚貴先生との対談では、英語史を学ぶための魅力的な英語の解説書が3冊紹介されています。特にオーフアンドケイボーの作品やBlington & Arnoldのアプローチについて詳しく触れられ、英語史を理解するための助けとなる情報が提供されています。

英語史の学びのスタート
おはようございます。英語の歴史を研究しています、堀田隆一です。 このチャンネル、英語の語源が身につくラジオ、通称heldioでは、英語の先生もネイティブスピーカーも、辞書も答えてくれなかった英語に関する素朴な疑問に、英語史の観点からお答えしていきます。毎朝6時更新です。ぜひフォローして、新しい英語の見方を養っていただければと思います。
新年度の始まりのこの時期、皆さんの英語史の学び始めを促すために、スタートアップ英語史企画を実施中です。 このチャンネルでも同企画に沿って、普段とはちょっと異なる風味の放送で、英語史の魅力を伝えていきます。
本日は、センルイ・ナオキ先生との対談。 「手に取ってほしい原書の英語史解説書3節」と題しまして、対談スタイルで、皆さんに読んでもらいたい英語で書かれた英語史の本を、福島高専一般教科所属のセンルイ・ナオキ先生にご案内いただきたいと思います。
センルイ先生、おはようございます。
センルイ先生、おはようございます。よろしくお願いします。
センルイ先生には、もう既にこのボイシーでは、去年の秋に2度ほど対談を実現していまして、1回目は昨年10月18日でしたね。
その折には、対談英語史の入門書ということで、今日の内容とも関係するんですが、英語史の入門書を10選、ランキングで紹介していただいたということでした。
それからその翌日10月19日も、対談英語史×国際英語ということで、このワールドイングリッシーズのようなところに関心を持ちのセンルイ先生にご登場いただいたということですが、
その説はお世話になりました。
了解でございました。
センルイ先生は、これまで英語史の授業を大学で教えていましたり、もちろん専門自体も英語史ということで、簡単になんですが、どういうところに関心があるかというご紹介をお願いできますかね。
私の英語史の中で一番の関心は、歴史語曜論という分野にあります。
歴史語曜論の詳細は、井上一平先生と今対談している堀田隆一先生がYouTubeで、例えば英語には誤りの文化がなかっただとか、この動画では詳しく説明されていますので、そちらをご覧くださいというところです。
ありがとうございました。紹介というか宣伝までということですが、歴史語曜論は今本当に流行っている領域で、その最先端のところはセンルイ先生もご関心がありということかと思いますが、今回はこの新年度企画ということもありまして、英語史を学び始めたり、あるいは学び続けたりという方も多いと思うので、
前回のネボイシーでの入門書紹介は基本は和書だったんですよね。英語で書かれた、そして本当の意味でも入門書といいますかね、最初の一歩ということなんですが、今回ご紹介いただける英語の本ということもありますが、レベル的にはどんなものなんですかね。
おすすめの英語解説書
そうですね。1冊目から読むというのはなかなか厳しい本だと思うんですけど、和書を読んだり、それから授業を受けたりして、もう少しこの時代を知りたいなどとか、それに使えるような中級者向けの本を3冊紹介したいと思います。
なるほど。初心者から抜け出した次の一歩というような位置づけですかね。それでは3冊あるということなんですが、まず1冊目ご紹介いただけますでしょうか。
1冊目は世界で一番教科書として採用されているオーフアンドケイボーのHistory of the English Languageという本です。この第6版が2013年に出ていて、これが最新の版です。
なるほど。これは本当に古典といえば古典で、確か前回のジュステンというランキングで基本は和書だったんですけど、番外編として11にこれを添えたんでしたかね。確かね。それぐらい重要だということで、本当に古典的名をおいていいと思うんですけれども、これ世界で一番というのは、これはそうなんですか。
これは私が英語史の授業を担当するときに、世界中の知れば検索できるサイトがあったんです。
あるんですか。
それでちょっと見てみたら、このオーフアンドケイボーが圧倒的に採用されていました。
実は私も大学の英語史の授業では、毎年のように少なくともここ数年はこのオーフアンドケイボーを採用しているということもあって、まさか世界一だとは思わなかったんですけれども、端的に言うとこれどういう英語史解説書なんですかね。
この解説書は一言で言えばバランスが異常に取れた解説書というふうに言えると思います。
詩を考える上で、外面詩、外の出来事と言語内部での出来事という2つの見方があると思うんですが、どちらかというとこの本は内面詩によりなので、
例えば見るだけで嫌になってしまうような、いわゆる季節予定とか身近なところでは認証題の内面詩といったものがそんなに多くないので、英語史の勉強と同時に、あとは英語学習、たどくとか流行ってますけども、それにも使えるような本だと思います。
文化史的というか社会史的な側面も大いに引っ掛けながら英語の歴史をたどっていくということで、私もそこが好きな点ということもあって、読み物として優れてますよね。
英語も実はよく書けているという気がしていまして、これはやはり1番目か2番目に上がるだろうなというところだったんですが、じゃあ2冊目に進みましょうか。
2冊目は、今の冒険法は外面詩寄りという話をしました。
今度は内面詩寄りということで、
こちらはBlington & ArnoldのThe English Language, a Linguistic History
この複雑なLinguistic Historyというところが内面詩っぽいなということがタイトルからもわかると。
どういう特徴が他にありますかね。
一応まず、量でいうと一番分厚いです。
確かに、これは厚いですね。
ページ以上ある本で、ちょっと読みにくいかなと思うかもしれないんですが、それぞれのチャプターの作りが変で、途中にオーバービューがあって、
あと、エクササイズが結構ついているんですよね。
実は授業の試験の中にしようかなとか考えたり。
エクササイズ確かに充実していますよね。
そこは魅力のとおりです。
特に語学として興味があるという方は、Blington & Arnoldはおすすめです。
なるほど。内面詩寄りと言いますかね。言語学寄りということで。
おそらくいずれの本もバランス的にはもちろん両方取っているわけなんですが、その中でも本によって多少、特徴というか重みづけというのがあるというのは確かにそうですね。
はい、ありがとうございます。
そして、第3冊目なんですけれども、こちらは。
3冊目は、グラムリーという人が書いたThe History of English and Introductionという本です。
こちらが2冊、ボーケボーが外面詩寄りで、Blington & Arnoldが内面詩寄りだとしたら、
後発の強みとしてバランスの取れた詩の外説書になっていると思います。
確かにそうですね。バランスがよく取れていて、言語学的な話と社会的な歴史ですかね、連動させているということと、
あとこれ私の印象ですと、近代以降の英語が世界に拡散していくワードイングリッシュ的な発想が濃厚ですよね。
補完的なリソース
そうですね。後半がそれによく裂かれているので、そこも近年の英語史の研究を取り入れているのかなというふうに思います。
さらにこれ、オンラインリソースが充実していると聞いたんですけれども。
はい、この本はコンパニオウェブサイトにPDFで様々な情報が掲載されています。
あと言語学的な英語のグロッサリーだったり、後英語、中英語といったら歌詞の英語の簡単な入門書が英語で読むことができます。
質量ともにかなりリンクが貼ってあるというのも、私も気づいていましたけれどもね。
それぞれ3冊、特徴があるということで、皆さんにぜひ手に取っていただければと思います。
千類先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
09:59

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