ライトの多様性
広げるべく、毎日配信しています。 本日は11月17日木曜日です。リスナーの皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
英語の語源が身につくラジオheldio。 本日は、4つのライト
rite, write, rite, rite についてです。
耳で聞いても何のことかわからないかもしれませんが、これ、異なるスペリング、つまり異なる語としての right なんですね。
r で始まるんですが、right という発音の単語、4つあるんですよ、英語には。 元々は、発音もスペリングも異なる、完全に異なる単語だったんですけれども、
これらが合一してしまったという歴史を今日は紹介します。 どうぞよろしくお願い致します。
英語には4つの right があるんですね。 それぞれ綴り字が違いますので、異なる単語ということなんですが、発音上すべて right になってしまうっていうことです。
r の方ですね。 l を含めると、あと2つ出るんですね。 write, write, l-i-g-e-t というものと、それの簡略版ではありますが、コカ・コーラライトっていう時の l-i-t-e
この l の場合には2つあってですね、これを含めると6つということになるかもしれませんが、今回は r で始まるという限定付きの write ですね。
4つあるっていうことなんです。皆さん思い浮かぶことはできますでしょうかね。 今日はこの4つの right の語源と語詞、辿った歴史を辿っていきたいと思うんですけれども、まずそれぞれのプロフィール確認しておきましょう。
まず思い浮かべるのはですね、 all right とか that's right っていう時の right っていうのが思い浮かぶと思うんですね。
r-i-g-h-t というスペリングで、これはつい先日527回で取り上げました。 right の多義性、正しい右権利ということで、これ自体様々な意味持ってますよね。
この多義性についてはその先日の回で述べたので、関心をお持ちの方はぜひ聞いていただければと思うんですが、
r-i-g-h-t と続いて right ということですね。まず日常語としてこの辺り思い浮かぶと思います。
今日のこの放送では右の right というふうに言及したいと思いますね。
さて次なんですけれども、同じくらい日常的ですぐに上がるだろうと思われるのは書く、読み書きの書きですよね。
文字を書く、文章を書くっていう時の w-r-i-t-e と書くあの right です。これは書く right というふうに読んでおきたいと思います。
次にですね、上がるかなというところが r-i-t-e 儀式を意味する単語なんですけれども right ですね。
こちら儀式の right というふうに読んでおきたいと思います。 そして最後上がるかわかりませんが、これはですね
w-r-i-g-h-t と書くものです。
右の right の前に w がついているっていうことですね。 そして先ほどの書く right と同じようにこの w は事実字を読まない
黙る字であるっていうことですね。 これはあまり出てこないかもしれませんが、もともと職人という意味でですから生命のせい
人の名前によく用いられますね。 right 兄弟の right っていうのは実はこの綴り字です。
w-r-i-g-h-t もともとは一般名詞で職人という意味ですので、これを職人の right と読んでおきたいと思います。
さて今4つの right 語ですね。 このプロフィールをざっと紹介したところなんですけれども、古く遡ると全て
異なる発音だったんです。 今、綴り字が異なるっていうことは一目瞭然なんですけれども、発音上全て right に
合一してしまっているっていうことで今日の話題になっているわけなんですが、 語英語それから中英語あたりまではですね
この4つの単語全て異なる発音だったんです。 ですので明らかに見ても聞いても異なる語だよということがわかったんですが、
後の歴史で発音が合一してしまったんです。 綴り字は
昔のままに据え置かれた、つまり昔の発音も違かった時代のそれに対応する綴り字ということだったわけなんですが、
これがそのまんま据え置かれてしまったので、現在は異なる綴り字ということになりますが、発音は発音変化の結果音変化の結果
全て right に合一してしまったというのが天末なんですね。 ではそれぞれの単語は元々どんな発音で、そしてどんな音変化の結果
right になってしまったのかということを一つ一つ確認していきたいと思います。 まず取り上げたいのは頻度としては大して高くはありませんが、儀式の
right から行きたいと思います。 r-i-t-e というものですね。 これはもともとラテン語の ritus
という単語、儀式を表す単語がフランス語を経て 中英語期に入ってきたものなんですね。
これだけが実は後英語に遡らない、つまり本来語ではなくてフランス語からの釈用語ということになります。
究極的にはラテン語に遡りますが ritus ということですね。 この元の形でわかるように長い母音を持ってたんです。
ritus とかフランス語から rite という形で入ってきたんですが、この長い母音というのは別の回でお話ししていますが
1400年から1700年ぐらいにかけて大母音推移という大きな英語の母音の変化がありまして、これにさらされて
rit が rite, rite, rite, rite というふうに変わったんですね。つまり母音変化の結果
rit というのが rite になったと、そういう仮定なんです。割とこの儀式の rite が一番
説明が簡単と言いますか、現代までに起こってきた音変化の種類が少ない、この大母音推移という一つでおよそ説明できるっていうことですね。
最初に取り上げました。これが一番ストレートなんです、実は。さて、次に書くの rite、物を書く文章を書くの rite ですね。これは先ほどの儀式の rite に
頭に w をつけたっていうのがすずり字となっていますよね。これからわかる通り、これは最も古く古英語からもともとあった単語なんですが
writen という形、w ちゃんと読んだんです。writen というふうに、大げさに言いますと w がちゃんと響いたんですね。writen ということです。
ところがですね、この wr という繋がり、wri というふうに、古英語では読んだんですね。そして中英語までもそこそこ読まれたと思います。
ところが近代英語記にかけて、この wr という wr で典型的に綴られる音の最初の音、w という部分、w の音が消えます。その結果、
4つのライトの解説
儀式の rite と結局合流することになりますよね。 頭に w があるかないかだけの違いですので、この2つ儀式の rite と書くの rite。
なので w が消えた時点で、その後の運命は儀式の rite と行動を共にするっていうことになります。つまり書くの rite は write というふうに w が響いたんですが、これがなくなって rite になる。
そして儀式の rite と共に大母音推移に突入し rite となって現在に至ると、そういうことなんですね。
さて次に右の rite に行きましょう。 r-i-g-h-t です。 これも古英語からある古い単語で、gh の部分はちゃんと詩音で発音されたんです。
ドイツ語の ich っていう時のあの hi に相当します。つまり richt, richt って読んだんですね。
この hi の部分は次の中英語記にも受け継がれましたが、やはり近代英語記にかけて消えてしまうんですよ。hi が。
そうしますと richt だったものが hi が弱まって消えた結果、前の i という母音が伸びて発音されることなんですね。
hi が消えた代償で前の i が伸びる。こういうの代償超過といってよくある音声学的な現象なんですけれども、つまり richt が rite になるわけです。
そうするともうお分かりの通りですね。儀式の rite と同じ形になるので、それ以降はやはり大母音推移という過程を経てですね
rite になったということです。最後なんですけれども、職人を意味する rite です。
w-r-i-g-h-t これは今でも playwright 劇作家なんていう表現がありますけれども
これあの劇作家の場合、自曲を書くという意味になりそうなんで、書くの rite かと思いきやそうじゃないですね。
play 劇の職人という意味です。ですから、shakespeare was the greatest playwright in english history のような文で使いますけれども、あくまでこれは職人の意味のこの w-r-i-g-h-t この rite なんですね。
音声の変化と展望
小英語ではウリヒタという形でした。もうお分かりかと思います。他の単語と同じように最初の w が消え g-h が消え
rite に合一したということです。エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
今日は同音異義語、あるいは同音異綴り語と言っていいんですかね。綴り字は全く別なので違う単語というふうにわかるんですが、発音上はすべて同一
rite に合一してしまったということなんですね。ですから耳で聞いている限りですね、文脈がわからないとどの意味で使っているのかわからないという、そういう単語なわけです。
しかも右の rite なんかは先日の放送で取り上げましたように、そもそも right だけで多義、右の right だけで多義なので
これだって文脈がないとわからないということで、なかなか
困った単語ですね、この英語の right っていうのは。ただ現代でこそ発音が合一してしまいましたが、例えば中英語時代の発音で改めて復習ですけれども
発音してみますと、まず義式の right は rite だったんですね。そして格の right は
うりーて、というふうにうがちゃんと響きました。つづり字通りです。そして右の right は
りひと、というふうにし音がまだ響いていました。そして職人の right ですが、これはうりひと、というふうにう、もうひ、もう両方とも
シーンが響いていたということで、いずれも明確に発音上異なっていたっていう単語なんです。
勘違いされようがないぐらいしっかりと異なっていたわけですが、数百年の変化を経て、音変化を経てすべてが right に集結してしまったという
ひきげきが起こったっていうのが、この英語の right 語、4つということになります。
この手の現象、英語ではあるいは他の言語でもですね、少なくないんですね。なので結果的に同音異義語になってしまったと。
同音逸ずり語になってしまったというものが多いんですね。最初から同じだったわけではない。
この辺りの可能性があるということをですね、認識しておくと、単語を学習の際にも少し心の余裕を持って対処できるのではないかと思われます。
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ほったるいちがお届けしました。また明日!