英語史スタートアップ企画の概要
おはようございます。英語の歴史を研究しています堀田隆一です。 このチャンネル英語の語源が身につくラジオ、通称heldioでは、英語の先生もネイティブスピーカーも、 受証も答えてくれなかった英語に関する素朴な疑問に、英語史の観点からお答えしていきます。
毎朝6時更新です。ぜひフォローして、新しい英語の見方を養っていただければと思います。 新年度の始まりのこの時期、皆さんの英語史の学び始めを応援するために、英語史スタートアップ企画を実施中です。
このチャンネルでも同企画に沿って、普段とはちょっと異なる風味の放送で、英語史の魅力を伝えていきます。
さあ、本日の放送はですね、ケルフ会長マサニャンによる第1回、子英語模試という驚きのタイトルで始まるんですけれども、3日連続ですが、マサニャン、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
はい、本日もよろしくお願いします。これは最後かと思いますが。
三連ちゃんもありがとうございます。
ケルフ会長として、今回始まっている英語史スタートアップの企画ですね。これについて、概要を伺ったり、そもそもケルフとは何かということを聞いてもらったわけなんですけれども、もう一度まとめで、英語史スタートアップ、この企画、今のところ、いくつかイベントと言いますかね、らしいことは行われているんですが、改めてご紹介をお願いします。
3月の英語史スタートアップ、まず一つ目の大きいものとしては英語史新聞ですね。4月1日に英語史新聞を発行いたしまして、新聞の形でいろいろな面白い記事がありますので、これもぜひ読んでもらえればと思います。
はい、そして。
そして二つ目ですが、英語史コンテンツ50と題しまして、それぞれが英語史の面白いネタをですね、A4に2、3枚手にまとめた、そうしたものをやっています。
そうですね、この毎日、日替わりでこのケルフのメンバーがどんどんウェブ上にアップしていくということで、ある意味コンテンツの一つ一つを、もう少し圧縮したものを複数並べたのが今回の英語史新聞みたいな、そんなことなので、コンテンツと言いますかね、英語史ネタというものをどんどん提供するということにはなっていると思うんですが、ケルフ会長ですので、ケルフの一員なんですよね。
そうですね、このコンテンツもやっぱり広く見てもらうということで、何を作ろうか僕自身も悩んでいたわけですが。
そして本日の担当が、これ狙ったわけではなくて、だいぶ前からスケジュールはしてたんですけれども、今日がまさに担当の日だったんですよね。
はい、そうなんです。
すでにウェブ上にアップされたり、これからまたツイッター等でも広報をするということになっているんですが、これびっくりしました。私はちょっと事前に見たんですけれども、タイトルが第1回小英語模試なんですね。模擬試験の模試ですよ。
はい。
これ何じゃということですね。
昔から少し構想があったんですが、やっぱり学生時代を思い出しますと、模試って大変ではあるけれどもどこが楽しかったなと、自分の性癖が出てライバルと競って、そういうのを小英語でもやれたらいいなと思って、もう張り切って今回作ってみました。
誰が得るんだというのが一つあって、これはびっくりして、たぶん世界初の試みですかね。
私も大学の授業では試験はあるんですよ。模試って何というか。
初めての試みで。
会長によるじきじきの企画で、私も知らなかったので、度肝を抜かれたということなんですけれども。
やっぱり文字ですから判定も出ます。先生にも早速解いてもらえて。
実は事前に私解いたんですよ。今採点持ちで。
実はもう採点しました。判定出ました。
出ました。
こいつ先生判定はA判定です。
ありがとうございます。
これ25問でしたっけ?
そうですね。4点×25問100点満点でなっています。
これもちろん、いろいろ参照しながら解いていいという、実は優しい、親切な模試なんですが、これ何を参照しましょうというふうに言っているんですか。
小英語もすべての範囲で大変ですが、出題範囲を狭めてまして、この度発行された英語紙新聞。
そしてYouTubeで動画シリーズ動画として上がってます毎日小英語ですね。毎日小英語の1回目から8回目まで。これがテスト範囲となっています。
なるほど。これはうまい広報戦略ですね。
このマサニャンチャンネルの毎日小英語を見て、そしてこれを解くと、もしA判定がきっと出るだろうというような。
ちなみに私は参照せずにやったので、まさに意図には反する形で。
正解数が伸びていないと思ったんですよね。
英語史を学ぶ利点
ただこれは1つのネタのように見えますが、ちゃんと作ってあるんですよね。
ちゃんとしてますね。本当に導入的に作ってありまして、これ場合によっては試験にそのまま使えるかな。
やっぱりこの小英語を学ぶのは、小英語を学んでそこで終わりにするのではなくて、小英語を学ぶことでより現代英語のことを深く知れる。
そこが小英語を学ぶ、もしくは英語書までのメリットの1つであるかなと思ってます。
なるほどね。これぜひ皆さん覗いてみていただいて、解いて送ってくれて良いということなので。
採点は私がします。
そして模範回答もTwitterのDMに公式アカウントを毎日公表カードに送ってきましたら、模範回答も。
新しい形の小英語というか英語字のやり方ということで、どんどんケルフ会長自ら企画を誰にも相談せずにやってもらってありがとうございました。
まさにゃんはこのように出題をしたり、YouTubeで教育系のYouTuberとして小英語について語ったりしてまして、教育に力を入れているということですね。
大学や高校でも実際に英語を教えているということなんですが、
この教育、英語教育であるとか学ぶ側になれば英語学習等、まさにゃんの専門である英語史ですね。
この2つの関係ということについていろいろ考えられてきたんじゃないかと思うんですが、実際に先日ですよね、3月20日なんですけれども、
英語史研究会という会の第31回大会でシンポジウム英語史教育の展望、いかに英語史研究の成果を生かすかという、こういうタイトルのシンポジウムの中で講師としてまさにゃん登壇してるんですよね。
そこで英語学習者の立場に立ってですね、英語史というのを学ぶと、あるいはかじると言いますかね、少しでも触れると良いことがあるんだ、役に立つんだということについて何点か教えていただきたいんですが。
英語史を学ぶと良い点とは複数あると思いますが、いくつかとして、例えば単語学習、これにも大きく役に立つと思いますね。語源ですね。
語源で単語を学ぶということですね。
やはり高校中学、高校で色々学ぶときに語源の知識、例えばポーズという、こういうパーツは置くというニュアンスがありますけど、例えばエクスポーズ、エクスは外という意味があるんですけど、外に置くという、物を外に置くのイメージから何を晒すであったりとか。
他に、置くのポーズがあって、ポストポストポン、ポーズとかポンは置くという意味ですけど、ポストポン、ポストというのはポストアベみたいな形で、後という意味がありますけれども、後ろに置くという意味で延期するであったりとか、コンポーズポンはコンビネーション、一緒という意味ですから、一緒に置くで構成するだとか、こうした形で語源を駆使できる。
なるほどね。語源を利用して語彙学習をするというのは、いろいろね、最近も本がいろいろ出ていると思うんですが、その基礎にあるのはやはり英語史だとか語源の知識ということですかね。他には。
文法学習においても、昔、高校でアズアズというのは否定文では、ノット、ソーアズド、1個目のアズがソーに変わるというのがありましたけども。
ありましたね。
これを単純記してもいいんですけど、その時の記憶の取っ掛かりとして、ここでもやっぱりこういった英語史的な視点があると思います。
このアズとソーなんですけど、なぜアズがソーになるのか。実はこれ、アズとソー、もともと同じ語源、同じ言葉なんですね。
そういうのも、小英語の時代はスワと言いますけど、今のソーですね、ソーというのがあって、このソーをある種強調するような形で、ソーの前にオールというのを入れて、オールソー、これが今のオールソーですね。
このオールソーが縮まってアルスとか、今はなくなりましたけどアルスというのがあって、それがソー、オールソー、アルス、アズと。
こういう形で、結果的にソーとアズは同じ語源なわけですよね。なので、そこが交換できるというのは、ある意味納得の意味というか。
なるほどね。語源がきっかけに遡ると、ひとつのものにたどり着くということですかね。
こういうことを知るだけでも、ひとつの取っ掛かりとして記憶のつもりにしてもらえたらなと思います。
なるほど。今、語彙の話とか、アズ、アズアズなんか文法の話だったりするんですが、その他にも発音であるとか、綴り字というのもね、もちろん英語史がかなり大きく貢献しますよね、英語学習の上で。
そのような、いいことってこれ数え上げれば、きりがないというぐらい出てくるわけですけれどもね。
英語史を学ぶと、単純なマルランキーではなくて、いろいろと知識がつながっても、英語学習がより楽しいものになると思います。
なるほど。この3日間にわたってですね、ケルフ会長のマサニャンと、この4月1日から始まった英語史スタートアップ企画の宣伝をしてきましたけれども、これで英語史に関心を持った方はですね、ぜひとも追いかけていただきたいと思いますね。
マサニャン、ありがとうございました。
ありがとうございました。