英語史スタートアップ企画
おはようございます。英語の歴史を研究しています、堀田隆一です。 このチャンネル、英語の語源が身につくラジオ、通称heldioでは、英語の先生もネイティブスピーカーも、辞書も答えてくれなかった英語に関する素朴な疑問に、英語史の観点からお答えしていきます。
毎朝6時更新です。ぜひフォローして、新しい英語の見方を養っていただければと思います。 新年度の始まりのこの時期、皆さんの英語史の学び始めを応援するために、英語史スタートアップ企画を実施中です。
このチャンネルでも同企画に沿って、普段とはちょっと異なる風味の放送で、英語史の魅力を伝えていきます。
本日は山本志穂子先生との対談。 英語教員を目指す大学生の英語史の進めと題しまして、お話を伺いたいと思います。
山本先生、おはようございます。 山本先生は青山学院大学教育人間科学部の教授でいらっしゃいまして、英語教育と英語史という接点あたりにご関心がありまして、
実はこの3月もいろんな形で一緒にお仕事させていただきまして、その説は大変お世話になりました。
こちらこそありがとうございました。 シンポジウムでご視聴する機会が多かったですかね。
3月の最後、英語史研究会というところで、第31回大会シンポジウム英語史教育の展望、いかに英語史研究の成果を生かすかというお題で、山本先生にもお話いただいたわけなんですけれども、
最近の英語教員を目指す大学生ですね。 山本先生は普段、そういう学生を相手に授業をされているし、お付き合いもしているということかと思うんですが、最近はどんな感じでしょうかね。英語教員を目指す大学生というのは。
そうですね。中高の英語教員を目指す学生も多いのですが、やはり、うちの教育人間科学部の教育学科では、初等教員、小学校の教員免許を取る学生もかなり多いということなんですね。
すでにご存知の通り、小学校の5、6年生は英語というのが必修科目になっていますので、やはり英語も教えることができなければ。そういった意味で、中高の英語を目指す学生だけではなく、小学校教員免許を取得する学生も非常に多いのです。
英語は非常に重要だということは、彼らはよく理解しているので、真面目に、中高生もかなり多いですし、真摯に、授業に対しては挑んでいるというふうにご存知のとおりです。
そうすると、中学校の先生というだけではなく、小学校の先生も割と多く受講しているというような感じなんですね。
ちなみに言い忘れましたが、先生は教編という形で、2018年に開拓者より英語教師のための英語誌という本を編んでいらっしゃいまして、
本ももちろん私も読ませていただきましたが、幅広く、念頭に置いているのは、初等教育、中等教育あたりというのも入っていましたよね。
はい。
はい。
あちらは、いくつかの論文といいますか、いくつかのエッセイといいますかね、論考が集まっているというもので、こちらを教編で編まれたということなんですが、
先生といろいろとお仕事をさせていただいて、この英語教育と英語史の接点ということですね。
これが少しずつ関心が高まってきているようにも思うんですけれども、昔からあった話題ではあるんですけれども、
最近ですね、用紙、イベント、シンポジウムみたいなものが増えてきているのかなというふうに、ポジティブに見ているんですけれども、
英語史の学びと影響
このあたりの接点がご専門の、ご関心の中心にある根本先生から見て、
この昨今の英語教師になりたい先生のタイプといいますかね、どういう英語力といいますか、英語に関する向き合い方というのを、何か特徴っぽいものはありますかね。
そうですね、ともかく英語の文法規則というのは十分にあってきましたよね、大学に入る頃には。
大体文法規則ってある程度終わりが、締まりがあって、あとはもうスタイルの違いだったりとか、作家の個性だったりとか、
そういった英語の読みやすさや読みづらさはあると思うんですけど、文法そのものはある程度、高校の3年生までで終わってしまうとか、あるいは完成されてしまう。
それで大学に入って初めて、外国語として学んでいた英語は学問、例えば英語解説とか英語学概論を学ぶ学問、その時に多くの学生が衝撃を、
学問として文法ばっかりやっていたのが、例えば音論だったり音声学だったり、意味論だったり、総合文化だったり、そういったことを学ぶ。
もちろん英語史もですよね。
もちろんです。その中にもちろん英語史というのがあるんですけれども、多くの学生が初めて、おそらく大学に入って初めて英語史というものを出会うというか、触れるというか、かなり衝撃を受けるんです。
彼らの姿勢を見ているとそれも明らかに態度とか出ているんですけれども、多くの学生が英語史の英語学概論の一部の英語史なんて深くはできないんですけれども、それでも現代英語とは違う、小英語だったり中英語だったり、そういった英語の姿を見て非常に衝撃を受けると同時に興味を持つんです。
なんで興味を持つかというと、先生になった時に、今まで自分がモヤモヤして、なんで不規則不則があるのかなとか、オールウェイズとかSが、なんで福祉なのにSがついているのか、どこに出てきても大文字なのかとか、彼らなりにマストになって過去形がないのかとか、そういった大学に入って、解決されないまま。
英語史に出会って初めて、あ、なるほど、歴史的ヒストリカルエクスプラネーションと言われたりしますけれども、歴史的設定を受けて、そのモヤモヤしたものがある程度解消されます。
で、負に落ちるっていうね。
はい、そういうことです。
数年後、教団に立った時に、この生徒の質問に、こういうふうに答えられて、ティッシュが義務付けられているんですけれども、
新学校があるということで、言ったはいいけれど、受験を控えた現役の高校生の方がはるかに。
あるあるですね、これは。
はい、本当にある。
そこで投入ですね。
そこで投入ですね。
前回のことじゃないですけれども、ここで投入すると、
尊敬されるっていう。
尊敬される。今まで馬鹿にされてた。
なるほど。
急に。
当然英語史の話ですから、フランス語だったりラテン語だったり国語の言語だと。
さりげなく絡めると。
なるほどね。先生としてちゃんと見てくれるようになるっていう、威厳を保てるっていう。
威厳を保って、教育実習生ではありながらも、やっぱり大学生と全然違う。
教えることが楽しかいですので。
なるほどね。
戻ってきて、やっぱり先生になりたい。面白かった。
そういういいイメージを持って帰ってきた。
なるほど。そうすると本当に先生になって、絶対使いますよね、同じネタっていうか、さらなるネタを。
絶対使いますね。
学生はネタ調みたいな感じで。
英語史だってパンって言ってます。
そうか、そういう役割が英語史にあったっていうことですね。
これは非常にあるあるっぽくて面白い話でした。
またいずれご登場お願いします。ありがとうございました。
ありがとうございました。