生配信の概要と目的
こんにちは、英語の語源が身につくラジオheldioパーソナリティの堀田隆一です。 本日は、2026年2月6日金曜日ですね。正午となりました。皆さん、午前中のお仕事お疲れ様です。
私、今オーストラリア、メルボルンに滞在しておりまして、そちらからですね、生配信でお届けしています。
生配信、本当に久しぶりですね。前はいつでしたでしょうかね。
まだ昨年のニュージーランドにいた自分だったと思うんですけれどもね。
今日はオーストラリアからは初めての生放送ということで、うまくいっている感じですかね。
今日はですね、いきなりに生配信、何をするのかと言いますと、
昨日、今日でですね、私のXアカウントで少し盛り上がっているお題がありまして、
その面白さをですね、声でもお伝えしようということで、思い立った次第なんですね、この生配信ということなんですが。
タイトルに掲げましたとおり、日英語語韻の三層構造おぎり。
皆さんからの傑作線を発表と、お題に掲げました。
昨日ですね、X上で皆さんに語彙の三層構造の面白い例。
こちら、英語誌の話題ということで、英語ももちろんそうなんですが、
これがですね、面白いことに、日本語にもその語彙の三層構造があるということで、日英語を比較すると大変面白いんですね。
そして中心となるのは日本語の面白い例ということになりますが、
こちら、たくさん集まりましたので、その傑作線をお届けしたい、そういうことなんですね。
語彙の三層構造の比較
ことの発端はですね、今度の2月25日に観光予定の、高英語・中英語書法、新装復刊されるんですね。
こちら、研究者より復刊されるわけなんですが、
これは私、学生の頃からのこの本の一ファンということで、新装復刊されるのが嬉しいということでですね、勝手にカウントダウン企画をX上で始めております。
古中英語30連発というタイトルと言いますか、ハッシュタグをつけてですね、高英語・中英語、そして広く英語史に関するちょっとした小ネタですね、
Xの1投稿で完結するような、そんな話題をですね、お届けするということを1日1つやっております。
復刊まであと19日ですかね、全部で30連発ということで、昨日の小ネタ、No.11、第11弾だったんですが、ここでですね、英語の語彙は3回立ての構造ということをですね、ご紹介しました。
これも英語史、そしてこのヘルディオン、沖の方にはですね、もうだいぶおなじみの話題かと思うんですが、英語の類義語には階層がありまして、例えばAsk、Question、Interrogateのように、このように、3つとは限らない、もっと多いものもあるんですが、
例えば典型的にですね、Ask、これは本来の英語であると、ゲルマン系、アングロサクソン系の単語であると、そしてQuestionというのがフランス語から入ってきたものである。
これ、1066年のノルマン征服の余波でですね、たくさんのフランス語が、2,3世紀、4世紀あたりをピークにですね、入ってきたんですね。それから、次にInterrogateというのは、さらに長くていかめしい形、スペリングも発音もしていますけれども、これはラテン語から入ってきて、典型的には、小英語、中英語とラテン語をずっと借りてきたんですが、
一気に入ってきたのは、初期近代語記、いわゆる英国ルネサンスの時期ですね、古典回帰の時期にラテン語が入ってきた。結果ですね、類義語が積み重なって、英語の中にはですね、3つなりですね、あるいは4段階、5段階というふうに単語によってはあるんですが、典型的に3段階層、階層構造ができている、そんな語彙になっているんだということですね。
高い階層に行けば行くほど、つまりですね、一番下が英語、真ん中がフランス語、そして上がラテン語、さらに上のギリシャ語というのがあるわけなんですが、この3段とか4段、高い階層に行くほど、響きとしても堅苦しくなるわけですよね。
これが日本語にもあるという話で、これは日英語を比較する、あるいは日英語の対象言語詞ですね、言葉の歴史を比較してもですね、大変似ているということで。
たくさんですね、ツイッター上ではですね、私、例を挙げたんですね。Book, Volume, Text、英語からの例ですが、Fair, Beautiful, Attractive, Time, Age, Epochのような感じですね。
日本語もいろいろな言語との接触の歴史を追っていますので、同じように典型的にですね、3段階層になっていて、私がモデルとして挙げた例としては、大海原、太陽、オーシャンとかですね、お金、金銭、マネーとかですね、泳ぎ、水泳、スイミングという、こういうですね、例が挙がってくるわけなんですが、
これをですね、皆さんに、母語直感として多くの皆さん、日本語母語を話したかと思いますので、日本語の語彙が中心になると思うんですけれども、もちろん英語も含めてですね、いろいろ集めてみたい、寄せていただきたいということで、私も収集してきた経緯はあるんですけれども、
まだまだ出てくるだろうということでですね、皆さんのお知恵、そして面白い角度をですね、ぜひ提供していただければということで始めたところですね、実際非常に多くの面白い、きれいな例がですね、3層構造の例が、主に英語で、日本語で、日本語で挙がってきたということなんですね。
参加者からの投稿例
これ、何をもってきれいかというのはあるんですけれども、面白い、そしてなるほどと膝を打つものってありますよね。そんなものをですね、ぜひ寄せてくださいということで、今回ですね、たくさん寄せられてきましたので、その中の決策線として読み上げさせていただくということにはなりますけれども、ぜひですね、楽しんでいただければと思うんですね。
日本語の例が多いわけなんですが、英語にも対応する3層構造があって、それがですね、後英語、中英語、引いては英語史を広く考えたり学んでいく上で、これ欠かせない語彙の特徴だということに気づくっていうのが、今日の趣旨なんですね。
そういう趣旨で楽しんでいきたいと思います。決策線ということなんで、せっかくなんでですね、金賞、銀賞も選んでおります。はい、それでは行ってみたいと思います。
昨日の夕方から、今日のお昼ですね、午前中ぐらいにかけてどんどんとツイッターの方にリプライという形で、あるいは引用リポストという形で寄せられておりまして、すべて読み上げることはできませんが、
Xのアカウントの名前とともにですね、こんな例が上がってきましたということを、これ純不動ですけれども、私が気づいたものですね、面白いなと思ったものを引き抜いていきたいと思います。
そうですね、まずはですね、今この生配信の直前にも投げられて、全体としてはですね、多分10や20近く投げられたんではないかという文字言語さんからいきたいと思いますね。
今生配信なのでお便りもいただけるんですが、リーミンさんより文字言語さんの怒涛の投稿に打ち震えておりますという、そうなんですよ、怒涛である数だけでなくですね、もちろん質問なんですが、最新のものでもですね、たくさん日本語と英語、これ両方の言語からですね、パラレルなものを上げていただいて、これ難易度高いですよね。
扇として極めて難易度高いんですが、ただその中でもですね、本当により抜かれたと言いますか、よくお考えになったなというものがですね、最新のもので言いますと、日本語の主、主人、マスターですね。
そしてこれを英語版にすると、ゆるーく英語版にすると、ロード、マスター、モナークとか、こんなものが例えばあるんではないかということですね。
文字言語さんからの例で、私がいいなと思ったのが、金槌、鉄槌、ハンマーとかですね、宝、宝物、トレジャーっていうのがそれぞれ雰囲気を持って、やはり使い分けと言いますか、ニュアンスの使い分けが日本語としてちゃんとあるなっていうのが感じられる例としてですね。
あ、綺麗だなぁ、上手いなぁというふうに思いましたね。それから、ぐちゃぐちゃ、混乱、カオス、これも上手いですね。さらにその英語版があって、Hurly Burly、Confusion、Chaosというふうに、日、英、平気といういきなりですね、この難しい難題をやってのけた、しかも複数ペアありますね。
こちらはですね、たまげました。宝、宝物、トレジャーっていうのを使い分けることで、本当にちょっとした文学が欠けてしまいそうな感じがしますよね。ありがとうございます。
それからですね、りりみさんからの綺麗な例として、お便り、郵便、メールですね。メールっていうと、今電子メール主体にはなりましたが、古くはですね、当然紙の郵便ですね、という意味でも使われたわけで、カタカナ語としてもいけるんじゃないかなっていうところでは綺麗ですね。
りりみさんは変わったタイプでですね、犬、わんこ、犬ですね。これはまた新手の三段構造なわけなんですが、こういうネット上の構造、ネットスラング的なものもですね、第何階層というんですかね、日本語の中には入ってきており、そして対応するものが英語にもあると思うんですよね。
そうするとですね、また語源ベースという今回の趣旨とは異なってはいますが、構造とか何段構えっていう、これはですね、もしかしたら増えてきているのかもしれないということですね。
あとこれですね、学びが多かった、日本語語彙の学びにもなったんですが、加賀田さんがですね、盲腸、中水炎、アッペっていうのがあるんですかね。カタカナでアッペで、これはアペンデサイティスですかね。
このナリ、マセイヨ語をことってきた、医療ジャーゴンということでアッペというようなですね、盲腸のことね。これあの面白いですよね、三段構造。
それからですね、これも綺麗だなと思ったのがですね、Xアカウントネームの無職老人さん。学び屋、教室、クラスルームという、これいいですね。それぞれに雰囲気があって、現代で最もデフォルトなのは真ん中の教室ぐらいかと思うんですが、
クラスルームっていうと教室のみならず、教室が一つのコミュニティとなっている全体を表すっていう、ちょっとね意味がずれているクラスルームっていうのもいいですよね。学び屋っていうのもまた含みがありますよね。
そして、Xでのハンドルネームは高橋さんですけれども、確か第一発目か二発目だったんですよ。私が皆さんお寄せくださいと言った、昨日ですね、夕方申し上げた後に、私がですね、例えば例としてということで、川屋、便所、トイレというふうにあげたんですね。
あまり綺麗な絵ではないですが、これをあげたところですね、そのトイレでインスピレーションを受けられたようでですね、高橋さんがおトイレ、これはですね、おプラストイレではなく、音を入れるっていう方ですね。つまり録音のことですね。
おトイレ、録音機、レコーダーという、これがですね、私のトイレのこれの後に間髪入れず入ってきたので、これは笑いました。これは上手いですしね、上手いですし、笑いました。
さらにですね、連れ合い、配偶者、パートナーっていうのもとても綺麗な感じがしますし、そしてこれは参りましたっていう美しさ。天の川、銀河、ギャラクシー。
これはまさにですね、三段構造、語彙の三層構造をですね、日本語からあげるにはですね、またとない素晴らしい良質な例ということで提供していただきました。ありがとうございます。
それからですね、高校英語科教員Xさんです。忍び、患者、スパイ、これもいいですね。歩き、徒歩、ウォーク、いずれも現役で日本語では使われるものですよね。
そしてですね、ホランさん、暖かい、温暖、ホットというこんな感じですね。そしてですね、シーさんですね。角度を変えてくるのがシーさんのいつものパターンということですごく面白かったんですが、
大体ですね、これまでは名詞が中心となって、前提とはなってないんですが、大体やっぱり上げやすい例として名詞が来たんですが、シーさんはですね、あえてそれを動詞バージョンで考えてみたということで、すごく面白い試みで感心してしまったんですが、
例えば、車に乗る、運転する、ドライブする、こういう感じですね。繰り返す、複装する、リピートする、動詞バージョン面白いなと思いましてね。見張る、監視する、モニタリングする、これもなんかいいですね。
この最後のモニタリングするっていうのが、ちょっと取ってつけたような気がしないでもないんですが、モーラ数的には下の和語から真ん中の漢語、そして西洋語の順にですね、下から上にという捉え方をすると、モーラ数がだんだん伸びてくるきれいな例なんですよ。
見張る、三音節ですね、三モーラ。監視する、5ですね。モニタリングする、8という、これモニタリングでモーラ数を稼いでるから面白いんですよね。なのでこれモーラ数的に序列みたいなものと比例関係にあってきれいという、これは面白い例だなと思いました。
他には打ち込む、入力する、タイプする、タイピングするでもいいかもしれませんね、この場合。こんなことですね。
パクチー問題の発端
そしてですね、また起手破り的にですね、1段階目だけ挙げてですね、2、3は皆で考えましょうときたのがですね、川上さんですよ。パクチーを1段階目で止めて、その後、第2段階、第3段階は皆さん何を入れますか、みたいなふりですよね。
これが後々にですね、大きな議論を呼びまして、交際、あるいはこれはシャンサイと読むべきではないかという議論もあれば、コリアンダー、類義語といいますかね、同じものを指すものが出て、コエンドロとかですね。
コリアンダーは、これはRなのかLなのか問題とかですね、その後ですね、X上でちょっと話題がですね、盛り上がったということでですね、大問題を提起していただいた川上さんのパクチー。こんなものもありまして、
私が特に目についたものっていうのを今、読み上げさせていただきました。他にもですね、たくさん寄せられてきておりますし、これまだまだですね、続けられる、面白い例が上がるんではないかと思うわけなんですが、
傑作選の発表
ここでですね、決策戦を今部分的ではありますが、読み上げた中で、これあの私、掘ったのはもう独断と遠見です。何をもって綺麗とするかとか、面白いかっていうのも完全に個人の遠見ではあるんですけれども、私としてはですね、金賞。
いってみましょう。
金賞は、高橋さんです。
おトイレ、ここでもずっこけました。おトイレ、録音機、レコーダー、そしてなんともうまい天の川、銀河、ギャラクシー、これは綺麗にハマりましたということでですね、金賞おめでとうございます。特に何も差し上げられるものはないんですけれども。
そしてですね、銀賞ぐらいまでいきますかね。銀賞は、文字言語さん。これは数、そして質のバランスという点でですね、これ素晴らしい例ですね。
そして英語もたっぷり挙げていただきまして、本来ですね、英語の語源が身につくラジオってことなんですが、英語で探すの実はこれ難しいんですよ。
今回ですね、英語では算数構造があるとか、日本語でも算数構造がある。それは歴史的にほにゃらら語と接触してきたんだっていうのが、いわばですね、英語史、日本語史の教科書の習わしになっているんですが、実はですね、典型的な、いわゆるカッコつきのきれいな例というのは、探すの難しいんですよ。
つまり本当言うとですね、典型的ではないという言い方はあれなんですが、きれいなものを探すのは難しいんですね。私もずっと探してきたんですが、何重もきれいなものが集まっていないんですよ。
それをですね、今回皆さんの力を借りまして、しかもきれいな例というのはそういうことです。逆を言うと、きれいじゃない例のほうが日本語にも英語にもたくさんあるということなんですね。
なのでプロトタイプというのは、どこにでもあるということは意味しないですね。むしろ例外的で探すのは難しいということでもあるので、いい例をたくさん欲しいなというふうに常々思っていたわけなんですが、今回皆さんにお寄せいただきました。
文字言語さんは英語からもたくさんお寄せいただきましたし、日本語と英語を閉域する、同じつまり意味の場で類義語でやろうとする最難関のハードルをご自身で立てられて、面白いものをたくさん投げられたということで、本当に参考になりました。ありがとうございます。
そして、特別賞を差し上げるということであれば、川上さんのパクチー問題が大きいですね。皆さんの階層は何ですか?というところですね。
語彙の3層構造
これまた階層とは違うレベルの、確かに語源がいろいろ異なるという点で面白い、今回の話題に適合するんですけれども、また何ともいえぬ日本語の中でのレジスターの違いみたいな話題ですね。
これは昨日から頭離れないんですよ。皆さんぜひ考えていただければと思います。
いやー面白かったですね。高橋さんの音入れ、録音機、レコーダー、文字言語さんの宝物、トレジャー、綺麗ですね。川上さんのパクチー大問題。
こう並べてみるとですね、やっぱりきれいな参照構造を探すっていうのは難しいなというふうに改めて思いましたね。
結局、うまくきれいな例が見つからないってことは、じゃあどういうことなのか。階層構造の層ですね。
層というのは、語源と何らかの相関関係があるにせよ、必ずしもきれいにいくわけではないっていうことは、いつも唱えているEvery word has its own historyという側面も言葉にはあるわけなんですよね。
この各階層っていうのはどういう役割を持っているのかっていうのが、英語でも日本語でもですね、改めてじっくり考えてみたい、そういうテーマだなというふうに思いました。
今回ご紹介したような、三層構造の第一階ですね、一番下の階ですね。
本来語の上に二階、外来語とか日本語では漢語に相当するものですね。
そして第三段階層にまた別の言語からのものが乗っかってくるっていう言葉たちが、ある意味喧嘩しながらと同時に共存しながら混ざり合っていくっていうね。
この英語史の一番の激動期をですね、目撃できるのが、だいたい中英語から近代英語ぐらいにかけてなんですね。
後英語は1段しかない。中英語に2段階目ができる。2.5段階目ぐらいまでできますかね。
そして近代語記に3段階目、あるいは場合によって4段階目でできるっていうふうに、どんどん積み上がってきたっていうことなんですね。
これが2月25日に復刊する予定の後英語・中英語書法で見られるのは、その1階層、1階建てだったものが2階建て、2.5階建てぐらいになっていくこの様がですね、後英語と中英語を比較すると見えるっていうことなんですよね。
なので、今回の復刊、私は一ファンとして応援しているんですが、ただ本が出るだけではなくてですね、こうやって皆さんとワイワイ楽しみながらですね、後英語・中英語、そして引いては英語史というこの分野をですね、お茶の間に届けて楽しもう。
お祭りとしてぜひですね、皆さんにも捉えていただきまして、この後英語・中英語書法も楽しみにお待ちいただければと思うんですね。
1階と2階の語彙が混ざり合うこのダイナミズムを感じたいという方はですね、ぜひAmazonなどからポチッと予約して、このお祭りしばらく続きますので参加していただければと思います。
まだまだですね、このきれいな産総構造の例はですね、募集し続けています。Xの引用リポストであるとか、あるいはですね、マイクスをされないという方はですね、まさにこのボイシーヘルディで今日生配信しようと思ったのはそういう趣旨ですので、このコメント欄でですね、また面白い例を考えて、日本語でも英語でもですね、いただければと思います。
こちら生配信としてお届けしましたが、すぐに整えたアーカイブの方にもあげますので、もっともっと集まってきたらですね、第2回の大会があるかもしれません。ぜひですね、皆さんを考え続けて、これぞという例をですね、投げていただければと思います。
それでは皆さん、今日も言葉の歴史を楽しんでいきましょう。午後のお仕事も頑張ってください。ということで、メルボルンよりお届けしました。