【再】#690. なぜ leave の過去・過去分詞が left なの?
2026-06-10 18:21

【再】#690. なぜ leave の過去・過去分詞が left なの?

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に
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サマリー

このエピソードでは、リスナーからの「leaveの過去形・過去分詞形がなぜleftなのか」という疑問に答えます。結論から言うと、これは「左」を意味するleftとは語源が全く異なります。leaveの過去形leftは、規則変化のedがtに変化したもので、さらにvの音がfに、dの音がtに無声化した結果生じたものであり、広い意味では規則変化の仲間であると解説しています。動詞の活用は一つ一つ独自の歴史を持っており、単純なルール化が難しいことを強調しています。

オープニングとYouTubeチャンネルの宣伝
英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は4月21日金曜日です。いかがお過ごしでしょうか? 本日お届けする話題は、リスナーさんからの質問に答える形でお届けしたいと思います。
なぜ leave の過去・過去分詞が left なの、です。 どうぞよろしくお願いいたします。
本題に入る前に、井上一平・堀田隆一 英語学・言語学チャンネルの宣伝をさせてください。
はい、こちらですね。昨年の2月末にスタートしてから1年1ヶ月、2ヶ月ぐらいですかね、経ってですね120回ぐらいになります。
毎週水曜日と日曜日の午後6時、夕方6時に新作動画を配信しているということなんですが、最新回がですね一昨日水曜日に出たんですけれども、
今までですね、対談会みたいのも設けてきたんですけれども、有言語学ラジオ、
人気の youtube チャンネルですね、こちらの言語学オタクこと水野大輝さんに来ていただいてですね、
井上さんと私とで、そして水野さんをお招きしてお話しするという飲み会の回なんですけどね、これを一昨日の
6時、夕方6時に配信しました。 これがですね、もうびっくりです。やっぱり人気者っていうのは違うなぁと思ったんですけども、
今までこの井上ホッタの英語学言語学チャンネルで最大のものっていうのが、まぁ初回っていうのは初回相場っていうことで、そこそこ見ていただけるっていうことだと思うんですよね。
これがですね、6000弱という視聴者数っていうんですか、なんですね。
で、その他はですね、例えば私がゴーとウェンとの話をした回が3362回というような数千ということなんですね。
ところが人気者の水野さん、有言語学ラジオの水野大輝さんが現れた一昨日のもので、
これびっくりしたんですけど、夕方6時に公開されました。 その後2時間後ですよ、8時、夜の8時の段階で、
1900? うわ、ありえない!こんなのありえない!とか思って寝ました。
で、朝起きて7000とか8000とかですか、そして丸1日経ちまして
1万回とか言って、もう桁違いっていうことで井上さんと連絡取りながらヤバいっすねみたいな話になって、桁違いですよねみたいな話になって、
いやすごいなぁと思いましたね。 ということでですね、こちらのチャッターにもリンク貼っているんですけれども、
この対談会っていうんですかね、これ4回ぐらい続く予定なんですよ。 毎週水曜日は飲み会会っていう風にリラックスした会で、
一昨日が第1回なんです。 なので、向こう数週間ですね、この水曜日の井上ホッタの
youtube チャンネルには水野さんが出続けるっていうことになるわけなんですけれどもね。
ぜひこちらの youtube チャンネルの方にもですね、関心を寄せていただければと思います。
とにかくですね、びっくりしましたというお知らせでした。 さて今日の本題なんですけれども、リスナーさんから頂いた素朴な疑問ということなんですね。
リスナーからの質問:leaveの活用について
なぜ leave、去る、出発するぐらいの意味ですね。 leave の過去、過去分詞が left なのということですね。
いわば不規則活用ということになるわけですが、 leave left left という活用になりますよね。
これ左を意味する left っていう単語がありますが、これと関係あるのかということも含めての質問だったんですけれども、
まずですね、最初に言っておくべきことは、左の left とは全く語源が異なります。
つまり全く無関係です。無関係な語が音の都合、発音変化の都合によって同じ形になってしまうということは非常に頻繁に起こっています。
これまでのヘルディオの放送でもですね、いくつか関連することはですね、事例は挙げてきたと思うんですね。
例えば ring と続いて ring という単語ですが、これはですね、鈴、鳴る鈴ですよね。
というのと指輪ということがありますが、これは全く別語源で、小英語の段階では違う形だったんですね。
それが音の変化の都合で合一してしまったということで、語源的には全く別なんですけれども、
合一してしまって同じ形になったというものっていうのは、言語の世界では別に英語に限らずですね、非常に多いんです。
なので同じ形だからといって、同じ語源であるとか結びつきがあるというふうにまず考えるということがですね、
もしかしたら常に誤りかもしれないということは、用心しておいた方が良いのかもしれませんね。
今回の leave left left の過去、過去分詞の left と左の left は、まず違うものなんだということは先にですね、断っておきたいと思います。
もちろんこれはこれでですね、一つの話題になってお話できることはあるんですけれども、
今日はですね、なぜ leave の過去、過去分詞が left かという問題なので、今はですね、この左の left と語源が違うんだっていうところは、ちょっとですね、横に置いておきたいと思います。
leaveの活用は規則変化の仲間
では leave left left こちらに集中したいと思うんですけれども、これはですね、確かに現代の基準では不規則動詞というふうに言われます。
規則動詞だったら leave, leaved, leaved となるはずですよね。そうではないので不規則という扱いにはなります。
ですが、ですがですよ。 left left というあの過去、過去分詞も t の語尾が最後についています。
これは実は ed をつける規則変化の、あの ed の d の部分がちょっとなまったものに過ぎないので、ある意味では規則変化なんです。
規則変化のあしゅというべきもので、完全なる不規則変化とはちょっと違うんですね。
どちらかというと規則変化の仲間、仲間の中でるではなくて、t になったものだということなんですね。
規則変化の中のちょっと変わり者ぐらいのことで、広く言えば規則変化の仲間なんです。
t があるっていうこと自体でですね。
このあたりの話題は、実は先日ですね、684 回ですけれども、英語誌で見る不規則動詞の仕組み、藤原文屋さんとの対談と題してお話しした内容です。
こちら、このチャプターにリンクを貼り付けておきますので、ぜひそちらもですね、まだ聞いていないという方はぜひ聞いていただければと思うんですけれども。
left というのも leave とはだいぶ違うようには聞こえますが、やっぱり t がある以上ですね、広い意味での規則変化の仲間なんです。
その中でちょっと変なことが起こってしまったというぐらいのものなんですね。
では、何がちょっと変なことかというと、leave ですね。
つづり字で ve で終わっているという意味では、有声音って言うんですが、いわゆる濁音ですね。ve で終わっています。
これが、濁音が非濁音化する。
有声音が無声音になるっていう言い方を言語学、音声学ではするんですけれども、有声というのは声があるって書きますね。
無声というのは声がないって書きますが、
v の音が無声化すると f になるわけですよ。
そして ed の d の音ですね。
あれが無声化すると t の音になるので、全体として無声化してしまったということで、これが leftなんですが、無声化しなかったら leaved みたいな規則的な形なんですね。
なので、ちょっとした音の都合で全てが語尾の部分がですね、無声化したのが left になります。
leaved と left というのは音の有無だけの違いであって、実は極めて近い関係にある。
だからこそ、いわば規則変化の中でのちょっとした不規則に過ぎないんですよと述べたのはそういうことなんですけれどもね。
これが音の都合であり得ます。
leftの形成過程と他の動詞との比較
小英語の段階ではやっぱりですね、いわば leaved みたいな形もちゃんとあったんです。中英語でもです。
一方で無声化した left に通じる形もすでに出ています。
この2つが並び立ってずっと使われてきたんですけれども、両方ともですね、頻度の違いはあれ、
最終的に標準的な過去形、過去分詞形というふうに定まったのがどういうわけか、無声化した left の方だったというふうに考えて良いと思います。
つまり leaved という極めて順当な形もですね、場合によっては生き残って今普通になっている可能性はあるわけです。
例えば短い母音を持つ live、住む、生きるですね。
leave との違いは母音が短いか長いかっていうだけの違いですね。
これは live, lived, lived というふうに予想される形なんですね。
同じように leave だって leave, lived, lived となっていた可能性は十分にあるんです。
ですが leave の場合にはもう一つの異形である無声化した left, left という形ですね。
これはまあ母音自体も ee から e に変わったのはなぜかっていう問題も実はあったりするんですが、
ここも結構ややこしいので今回はですね、不可という、こちらの有声化無声化という死因の問題に特化して考えたいと思うんですが、
結果として標準形として残ったのはですね leave, left, left っていうこの形だったということなんです。
動詞活用の複雑さと個別性
なんでそうなのとは聞かないでください、聞かないでくださいというよりはですね、
これ調査しないといけないっていう一つ一つの動詞によって本当に違うんです。
動詞の活用というのは一つ一つのあるいは一人一人の人生を眺めているようなもので、
大きくですねこういう場合にはこうなるっていうふうに一括りにして説明するあるいはルール化するっていうのがとっても難しいのが動詞の活用なんですね。
最後に一つ言っておきたいのはですね leave, left, left のタイプは決して leaveだけにとどまらないっていうことなんです。
関連する単語としては例えば seal を前につけてですね cleave っていう単語があります。
これは引き離すとか分裂させるって意味でこれは cleave, cleft, cleft というふうにleave, left, left と完全にパラレルな活用をします。
ただ厄介なのはですねこれは cleave, clove, cloven という別形列の活用もあるっていうことです。
一筋縄では行かないっていうことがよくわかると思うんですね。
そしてもう一つ leave があります。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
今回ですね、素朴な疑問ということをリスナーさんにいただいて leave, left, left について解説しました。
最後にはですね cleave とか leave という単語も同じなんですよとは述べましたがある程度ですね歴史的に説明したんですが完全には釈然されていないかもしれませんね。
というのは私自身も完全に釈然としていないからそういうことを言うんですけれどもこれ難しいです。
広い意味では ed に由来する語尾をつけるという意味で規則的なんですがその規則的なものの中でもちょっと不規則気味の ed, d ではなく t の音ですね。
そしてその前のシーンも濁らなくなって leave なったのに left という形になるというですね。
やはりちょっとイレギュラー感が感じられるような例としてですね。
最もよく使うのが leave, left, left ということでこちらをですね素朴な疑問として取り上げていただいたのだろうと思います。
優勢のシーンですね。摩擦音という v っていう音これが無性化して f になりさらに次に来る ed の部分も無性化して t になって left になるっていうこの下りはですねもう一つ例を挙げれば
ルーズ,ロスト,ロストのようなルーズ,ズというに濁っていたのにこれがですね過去過去分子になると濁らなくなってスになる。
その上で d ではなくトゥになる。ロストというのも実はですね関連する話題なのかなと思ったりしたんですがここまではちょっとですね話を及ばせなかった。
だいぶ違う話だったりするんですけどね。で今日のところの教訓はですね動詞の活用ってパターンかある程度パターンはあるんですけれどもやっぱりですね最後の最後は一つ一つの動詞によってものすごく複雑な歴史があって今の過去過去分子っていういわゆる活用があるんです。
全く規則的に発達してきたわけではなくて一つ一つが独自の人生をもって変わってきたんですね。
この動詞の活用の歴史を見るだけで古英語から現代英語ですねこれだけで言語の単語の個別性言語を構成する一つ一つの単語の個別性っていうのが多分一番分かるのが英語史においてはこの動詞の活用だと思います。
うまくいかないんです説明が一つ一つ結局説明しなければいけないっていうことに究極的にはなるんですねこれが厄介なんです。
ですので今回のleave left leftも2つぐらい仲間がいるというふうに言いましたが基本的には独自の人生を歩んできたというふうに捉えて結構だと思います。
ご質問ありがとうございました。
まとめとエンディング
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それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように。
ほったりうちがお届けしました。また明日。
また明日。
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