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茶の間におもっとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。 本日は5月17日水曜日です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
本日お届けする話題は、【英語史を学ぶなら音声学もしっかり学ぼう】です。 どうぞよろしくお願いいたします。
今日の本題なんですけれども、【英語史を学ぶなら音声学もしっかり学ぼう】ということでお話ししたいと思います。
このチャンネル、毎日聞き続けている方は、いろいろなバックグラウンドの方がいると思うんですね。
そして、聞いているうちに、英語史が面白くなって、本格的に学んでみたいという方も出てきているのではないかと期待しているわけなんですけれども、
これですね、英語史を学ぶために、絶対に収めておいたほうが良い関連分野というのがあるんですね。
もちろん、英語の歴史ですから、英語そのものをしっかり勉強するということは当然なんですけれども、関連分野、周辺領域というのがあります。
英語史も広い意味では、英語学とか言語学の一分野ですので、それに関連する様々な関連分野があるわけです。
言語学の中にも、いろいろ細分化されています。
その中でも、取り分けということで言いますと、音声学という分野なんですね。
このヘルディオでも、音声の話題、発音の話題というのは、いろいろな形で取り上げてきました。
ですが、ズバリ音声学、フォネティックスというんですが、これを真正面から取り上げた回というのは、そんなに多くなくて、
本当は音の話なので、ラジオと非常に相性がいいんですよ。
なので、たくさんお届けしたいというところが山々なんですが、いかんせん、結構専門的、技術的なエリアなんですね。
ですが、これを避けては、本格的に英語史に踏み入るということが、なかなか難しいんです。
それぐらい、英語史と音声学というのは密接な関係にあります。
英語史は面白いと思う。だけど、音声学ってちょっと苦手という方も、実際にいると思うんです。少なくないんです。
ですが、これは我慢して、どうしても音声学を学んでもらう必要があるんですね。
なぜそうなのかということ。これ、いまいち分からないかもしれませんので、
今日は一回割いて、なぜ英語史を極める上で音声学の知識が必要なのかということを、4点ほどまとめてみましたので、それをお話ししたいと思うんですね。
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1点目です。まずは音声言語、いわゆる話し言葉です。
これは、言語にとってユニバーサルだからという言い方をしておきたいと思います。
書き言葉は持っていない。だけれども、話し言葉は必ず存在する。
これ、古今東西の言語でそうなんですね。
話し言葉こそが言葉であって、古今東西、ずっと用いられてきたんですが、書き言葉、文字の世界っていうのは、実は多くの言語が持ってないんです。
いまだに。きちんとした統計はありませんが、おそらく現代の世界で行われている7000ぐらいの言語と言われますが、この半分ぐらいは文字を持っていません。
書き言葉の世界がありません。話し言葉のみです。
そういう意味では、すべての人々が共通して持っている言語能力って、書き言葉ではなく、話し言葉なんですよ。
書き言葉ってネイティブであっても、やはり教育機関で学校に入って文字を学ぶということをしないと、習得できないので、完全に後天的ですよね。
もちろん話し言葉だって、生まれ落ちてからマスターするって意味では後天的なんですけれども、気がついたら、いわゆる高教育を受けなくても、しゃべれるようになっているって意味では、話し言葉こそがユニバーサルなんです。
そしてもちろん、英語という言語もその例に漏れません。
英語の歴史ですね。英語という言葉の歴史で、まず注目すべきは話し言葉の歴史っていうことです。
書き言葉の歴史っていうのは二次的ということなんですね。英語の話し言葉がいかにして変化してきたか、その結果として今の英語があるわけなんで、英語の歴史といったときに復元したいもの、明らかにしたい歴史っていうのは第一義的に話し言葉っていうことなんです。
そうすると音の変化ですよ。発音の変化っていうことに必然的になるんですね。
話し言葉というのはユニバーサルだからということです。ここで一つ正しい書きですが、手話という言語もあります。これは話し言葉ではありませんし、書き言葉でもありません。第3のものです。
ですが、ここでは触れません。その点には触れずに、いわゆるマジョリティの話し言葉、書き言葉というこの2つのメディアに注目して、マイノリティとは重要な種はあるわけなんですが、ここでは議論からは一旦外して考えています。話し言葉がユニバーサルだからということですね。
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2点目、英語の歴史を議論する場合って、普通、現在の英語と過去のある段階の英語、それは後英語だったり中英語だったりするわけなんですが、そこの間で行き来するんですね。この単語の形は昔こうだった。だから今はこうだっていうふうに行き来する際に語形が変わってるんですよ。語形っていうのは話し言葉において言えば、要するに発音ですよね。
これ行き来するためにも、そして同じ単語のことを話してるんだっていうことを認識するためにも、この単語の昔の形はこうだったんだ、知っていなきゃいけないわけですよ。自由に行き来できないと議論に不便なんですね。その行き来するための一つのヒント、大きなヒントが音声変化なんですね。音の変化。
これを知っていれば、例えば、後英語、中英語の単語を見たときに、書かれているんで、見るっていうことになるわけですが、それを音読してみるわけですね。そうすると、これはきっと現代語のこの単語だろうなということが、音の変化っていうのが頭に入っていると結びつけられるんです。
逆に、現在のこの単語っていうのは、昔はきっとこんなだったろうなっていうふうに逆算することもできます。これは音の変化、英語詞で起こった発音の変化が頭の中に入っているからです。すべてとは言いませんが、かなり入っているので自由に行き来できるっていうことです。
この道具立てがないと、英語詞を語っているのがすべて面倒になります。かつての形と今の形の間を自由に行き来するために、どうしても発音の変化、発音の歴史、この知識が必要なんですね。つまり2点目です。現在と過去を行き来するためにということでした。
3点目、英語詞においては、というかほとんどの言語においてそうだと思うんですが、音の変化、発音の変化こそが、実はそれ以外の語彙とか文法の変化、英語の場合本当に大変化です、をもたらしたんです。ちっちゃな音の変化が文法の変化をもたらしたんです。
ですので、音の仕組み、そして音がどのように変化するものなのかというのを知っていないと、英語の文法の変化も理解できませんし、英語の語彙、語形の変化を含めて、さまざまな他の変化、発音以外の変化についても理解が及ばないんですね。
まずは音の変化が基本、そのためには音声学の知識がどうしても必要ということになるわけです。
最後、4点目ですけれども、音の変化、とても大事ですと言ってきました。
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そして発音、これこそがユニバーサル、話し言葉こそがユニバーサルだと言っていたんですが、一方で逆説的なんですけれども、英語の歴史っていうことは、今残っている資料っていうのは録音機器が発明される1900年前後以前はすべて書かれた言葉、書き言葉でしか残っていないっていう大きな矛盾があるんですね。
どうしても英語史をやる場合、書き言葉と付き合わざるを得ないんです。
ですが復元したいのは話し言葉だというこのギャップがあります。
このギャップをなるべく埋めるためには、話し言葉と書き言葉の関係に関する深い知識が必要なんです。
発音と綴り字ということです。
この両者の関係について深く理解している必要があります。
Doubt。文字上は綴り字上はB書きますが、実際には読みませんよね。
今も読まないし、かつても読んでいません。
つまりこのBを見ただけでは騙されちゃうんです。
発音もBあったのかなと思ってしまうんですが、騙されてはいけません。
騙されないためには、話し言葉と書き言葉の関係、つまり発音と綴り字の関係をしっかり押さえておくことが必要です。
その基盤となるのがやはり音声学ということなんですね。
エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
前の10分、チャプター2で4点、英語詞を学ぶなら音声学もしっかり学ぼうということで、
なぜそう言えるのか、なぜ音声学を学ぶ必要があるのかについて、4つの点にまとめてお話ししました。
振り返っておきます。
1点目、話し言葉こそがユニバーサルだからです。英語の歴史も基本は話し言葉の歴史、発音の歴史です。
だから音声学を学ぶ必要があるんです。
2点目、現在と過去を行き来するために絶対に音声学の知識が必要です。
これがないと全く異なる2つのものをですね比べることになってしまいます。
同じ単語なのに違う語形同士をですね比べていてそこに結びつきがないということになってしまいます。
その結びつき脈絡を与えるのが音声変化の知識であり、さらに言えば音声学ということになります。
3点目、音の変化が文法の変化をもたらしたから。
英語史に限りませんが、とりわけ英語の歴史においてはちょっとした音の変化、音の弱化なんですけれども、語尾の弱化、消失が大きな文法の変化をもたらしました。
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こういったことがですね英語史の中で繰り返し起こっています。
このダイナミクスを知るためにはやはり最も小さい部分の変化、つまり音の変化の知識が必要ということですね。
これを効率よく学ぶためにはやはり音声学の基礎、これがとっても重要だということになります。
最後4点目ですけれども、英語史はですね、どうしても文字の形で残ったもの、これと付き合わざるを得ません。
これしか残ってないので、とすると書き言葉なんですね。
ですが今まで言ってきたように話し言葉の変化を復元して追っかけていくのが英語史なんで、話し言葉と書き言葉との関係、これ場合によって騙されます。
ダウトの美みたいにですので、ここに騙されないためにもですね、それぞれの特性、話し言葉の特性、つまり音声の特性ですね。
それから書き言葉、綴り字の特性、それぞれをよく知っていなければならないということですね。
話し言葉の音声の特性、これはまさに音声学を学ぶことによって得られるわけですね。
という4点を挙げまして、音声学ですね、これなかなかとっつきにくいという文や、そんな言われ方をすることが多いんですけれども、
本格的に英語史に興味を持って分け入っていきたいなと思うんであれば、まずは音声学を学んでみてもらえればと思いますね。
音声学の入門書、いっぱい出ています。
このエンディングチャプターのURLリンク先にですね、ヘログで音声学の入門書紹介しているページがありますので、記事がありますので、そちらにリンクを貼っておきます。
ぜひそちらを訪れて音声学入門一冊どれか取っていただければと思います。
さて、今日は英語史を学ぶなら音声学もしっかり学ぼうということでお話ししました。
このチャンネル、英語の語源が身につくラジオヘルディオでは、あなたからのご質問、ご意見、ご感想をお待ちしています。
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それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように。
ほったりうちがお届けしました。また明日。