【再】#784. なぜ進行形は be + -ing なのですか? --- リスナ
2026-09-12 26:20

【再】#784. なぜ進行形は be + -ing なのですか? --- リスナ

#heldio #英語史 #英語教育 #英語学習 #hel活 #英語史をお茶の間に #素朴な疑問
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に配信しています。本日は7月24日月曜日です。いかがお過ごしでしょうか? 本日お届けする話題は、
なぜ進行形は be プラス ing なのですか? リスナーさんからの素朴な疑問です。どうぞよろしくお願い致します。
本題に入る前に1点お知らせです。 今週の土曜日ですね7月29日なんですけれども、
朝日カルチャーセンター新宿教室にてシリーズ講座文字とつづり字の英語史 このシリーズの第2回となります。
小英語のつづり字、ローマ字の手名付けという回を開講します。 文字とつづり字に注目しながら英語の歴史を4回かけてですね
追っかけていこうということで、だいたい3ヶ月に一度開催ということで、前回は4月の末だったんですが、
今回第2回はですね7月29日土曜日となります。 時間は午後3時半から6時45分となっております。
前回はですね英語にアルファベットが入ってくるまでということで英語の歴史がまだ始まっていないようなところで終わったんですけれども、
今回第2回は小英語という英語史における最も古い時期ですね。 449年から1100年ぐらいだいぶ長い期間なんですが、これを小英語と呼んでいます。
この小英語の時期に入ってきたローマ字をいかに当時の英語話者たち、アングロサクソン人たちはですね
使いこなしたかということを見ていきたいと思うんですね。 現在とはだいぶ異なる使い方だったんですね。
今後はですね中英語の綴り字であるとか近代語の綴り字ということで第3回第4回もそれぞれ秋冬とお届けしていく予定です。
シリーズとは言いましても、1回1回はですね割と独立性が強いものですので、第1回出ていなくてもですね第2回のみ出るという形でも全く問題ありませんので、ぜひですねご都合がつく方、関心がある方は参加をご検討いただければと思います。
参加方法はいろいろとありまして、基本的には朝日カルチャーセンター新宿教室の対面ということで行うんですが、ちょうどそれを同時中継する形でズームからもリアルタイム参加できます。
そしてまたですね、その様子を動画収録しておいた上でですね、無効1週間は参加された方は自由に見ることができるというような方式になっておりますので、当日時間都合がつかないという方もですね、後日見ていただけますので参加することができます。
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参加手続きと詳細はですね、こちらのチャプターにリンクを貼っておりますので、そちらからですねご覧になっていただければと思います。
小英語の綴り字という回なんですけれども、ちらっと小英語を実際に読解するという時間も設けたいと思っています。ご関心のある方、ぜひ詳細覗いてみてください。
ということで講座のお知らせでした。
本日の本題ですけれども、数日前にリスナーの優賀さんより質問をいただきました。
まずそちらの質問を読み上げさせていただきます。
こんにちは、なぜ現在進行形はbe動詞プラスingになるのかと、なぜrunやswimのような動詞は語尾を重ねてingをつけるのかを調べているのですが、いまいちよくわかりません。ぜひ教えてください。
というご質問でした。
優賀さんありがとうございます。
進行形に関する2つの疑問ですね。まずなぜbeプラスingというあの独特な形をとって、いま何々しているというですね、現在進行形の場合はそういう意味になるわけですが、これがなぜなのかっていうのが1点目ですね。
それから2点目はrun、swim、これをing形にするとrunning、swimmingとなりますがrunの後にnを補ってnをダブらせてingですし、swimmingの場合もswimの後にnをダブらせてingというふうにやりますよね。これがなぜなのかという疑問ですね。
1つ目はいわゆる統合的な問題、2つ目はつづり字の問題と言っていいかと思います。この2つともですね、実は英語詞以上はですね、なかなかの大問題なんです。
専門的な観点から言いますと、これをですね、一言で説明するというのはめちゃくちゃ難しい。しかも最初のですね、問いですね、統合的な問題についてはまだですね、未解決と言いますか、完全には分かっていないいくつかの説があるっていうようなところなので、これをですね、短時間で説明するっていうのはなかなか至難の技なんですけれども、
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いただいた素朴な疑問の趣旨というのはとてもよく分かりますので、なるべくですね、分かりやすく回答と言いますかね、私ができる範囲でまとめてみたいと思います。
まず1つ目の統合的な問題です。なぜ進行形はBプラスINGなんですかということですね。まず歴史的に言いますと、このBプラスINGで今〜しているっていうことですね。ただするという単純形とは異なる役割を持っているんですね。
例えばですね、スイムでいきましょうか。私、実際スイマーなので水泳を習慣的にやる人間ですので、これでいきますと、I swimって言うと、私は泳ぐ人です。日常的習慣的に泳いでいます。プールに通っていますみたいな時ですね。こういう言い方するんですね。
ところが、今まさに泳いでいますという時ですね、昨日も私プールで泳いできましたが、その際にですね、クロールで行き継ぎしながら発言するのであればですね、I am swimming、私は今泳いでいますぐらいの意味ですね。
I am swimming now in the poolということになるんですが、この場合2つの言い方は意味は同じではないわけです。I swimは習慣、それに対して本当に今まさに泳いでいるんですっていう時は、I am swimmingと英語では言わなければいけないっていうことで意味が違うんですね。
日本語でも私は泳ぎますって普通あんまり言わないですけど、I swimの直訳以外には使わない文ですけどね。日本語ではですね、私はよく泳ぎますとか日常的に泳ぎますぐらいだと思うんですが、一応日本語でもこの私は泳ぐという表現に対して、私は泳いでいる、今泳いでいるっていういわゆる現在進行形に相当する表現がありますよね。
泳ぐに対して泳いでいる。日本語でも交換可能ではありません。意味が異なります。その点では英語と割と似てるので、言語ではこの2つを区別するのは割と普通なのかなと思われるかもしれませんが、これはたまたまです。
英語以外の主要なヨーロッパの言語ではあまりこれ分けないんですね。I swimという表現だけで私は習慣的に泳ぎますという意味と、今泳いでいますという2つの意味を同じ形式、いわゆる単純形です。I swimの形で表現することができるという言語の方が多いんです。
その意味では英語は割と特殊です。そしてある意味では日本語もそれと似ていますので、英語と似ていますので特殊と言い方は違うかもしれませんが、分けるタイプの言語なんですね。
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さて、英語ではI swimとI'm swimmingというのを分ける意味が違うということなんですが、歴史的にはやはり英語もこの2つ分けていなかったんです。
I swimといえば状況によって文脈によって私は日常的に泳ぎますぐらいの意味になるときもあれば、今泳いでいますという意味になり得たんです。
その点ではヨーロッパの他の主要の言語ですね、フランス語とかドイツ語などと同じで1つの言い方でしかなかった。文脈によってどっちの意味かということが定まるというタイプの言語だったんです。
英語もそうだったんです。それが近代英語以降にですね、近代英語というのは1500年ぐらいなんですけれども、徐々にこの区別ができ始めてくるんですね。
1600年前後のシェイクスピアでもまだですね、安定的にこの2つがしっかりと区別されているというわけではなくて、むしろシェイクスピアの後ぐらいからが本格的にこの2つが分かれていくということで、いわゆる進行形の歴史。
何々している、今していますという現在進行中の動作を表すという進行形の使い方っていうのは、まだ歴史が浅いといえば浅いんです。英語の歴史1600年と考えますと、せいぜいこの4、500年ということなので、わりと新しく出てきた文法形式だということなんです。
では、なぜ近代英語期になってこれが現れてきたのか。いわゆるB動詞たす現在文詞というこの組み合わせですよね。この形は急に出てきたんだろうかということになりますが、形に関しては形式に関しては実を言うと古英語からあったんです。
なんであったんではないかというかもしれませんが、ちょっと聞いてください。意味は決して現在進行中の動作を表すという使い方ではなかったんです。古英語からB動詞プラス現在文詞という形式そのものは見られました。
ちょうどラテン語に対応する形式があって、そのラテン語の文を古英語に翻訳する場合に、そのままラテン語のB動詞にあたるものをBとして持ってきて、ラテン語の現在文詞にあたるものを英語では英語側の現在文詞に訳すといった形で、そのまま翻訳する形でBたす現在文詞という形式そのものはあったんです。
ただですね、意味としてはこれどう読んでもですね、今何しているっていう現在進行中の動作を表すというわけではなくて、いわば文字通りB動詞っていうのはつなぎ言葉ですよね。それに現在文詞、現在文詞というのは形容詞的な意味を持ちますから、動詞由来ではあるんだけれども動詞を形容詞にするっていう働きがですね、現在文詞あるわけですよね。
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なので、B動詞プラス動詞由来の形容詞みたいな格好だったんです。具体的にどういう意味だったかっていうのは実はですね、これは諸説あるんですけれども、少なくともすべての例がいわゆる今でいうところの現在進行中の動作を表すというわけではなかった。
したがって形式としてはBたす現在文詞ってあったんですけれども、今風の現在進行中の動作を表すというこの形式と機能セットで我々が理解している現在進行形というのは、小英語ではまだなかったってことです。
そしてその状況は中英語でも同じでですね、中英語でも形としては一応あったけれども、別に現在進行中の動作を表すというような役割ではなかったっていうことなんですね。ではどんな役割だったのかっていうのはこれ結構難しい問題でですね、今回直接は関わってきませんので割愛しますけれども、そんな状況なんですね。
そしてもう一つ注意すべきはですね、現在文詞の形なんです。Bたすingはなぜかということで質問いただいたんですが、私これまでの数分ですね、Bたす現在文詞という言い方でingという言い方あえて避けてきたんです。
というのは、中英語期くらいまでですね、現在文詞はing語尾じゃなかったからなんですね。現在文詞語尾が古くはingでなかったというのは驚きかもしれません。
小英語、中英語ではですね、endeとか方言によって多少母音が変わりますが、andeとかindeという形なんです。ingではなくてendeのようなendeという形だったんですね。
ですのでswimmingで言いますと古くはswimmendeのような形だったんです。
ではなぜ中英語から近代英語にかけてですね、今に通ずるingという形に変化したのかというのが、またこれ自体は非常に大きな問題なんですが、実はですね、このingというのは同名詞としては古くから存在したんです。
同名詞の語尾としてですね。今ing形っていうと一つに現在文詞がありますね。それから同名詞っていうのがあります。これ両方ともing形なので一致しているという認識なんですけれども、これもともと機能が違いますので形としてもですね、違ったっていうことなんです。
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むしろその方が自然ですよね。機能が違う。だから形も違ったんだというのが昔だったんですよ。現在文詞はendeみたいな、endeみたいな形です。方言によってはandeとかindeもありましたが、とにかくdeみたいな感じなんですね。それに対して同名詞は古くからingという形がありました。
これがどうして現在文詞のendeはingの方にですね、吸収されたかと言いますか、後に移行したのかっていうところで、ここが一番面白いところ、ダイナミックなところで議論もいろいろあるんですけれども、こういうことだったんではないかと言われています。
本来の現在文詞語尾はendeでした。方言によってはindeとなる場合もありました。そしてこのindeの部分ですね、語尾が弱まって、e語尾が消えてindになりますね。さらに弱まって、dが消えかかるとininになってしまいます。
同じように同名詞語尾のingですね、ing。これもですね、語尾が弱まるとin、inぐらいになってしまいます。今でも口語的な言い方では、例えばI'm swimmingのようにgのような音がですね、聞こえてくるわけなんですが、口語ではですね、I'm swimming、nで終わる。
よく文字上はですね、in'と書いたりするわけですね。こんなのもありますが、語尾が弱化してしまうとですね、少なくとも聞き手側にとってはですね、現在文詞もindeからinになってしまいますし、さらに同名詞のingも結局inに近い音になってしまいます。
そこで2つの形がですね、現在文詞と同名詞役割も違いますし、そして形式も本来は異なっていたものはですね、弱く発音される際には両方ともinみたいな語尾に合一してしまう。そこで形式上重なってしまう。混同されるというような機会が生ずるわけですよ。
こうして元々はnでとかinでという形だった現在文詞が同名詞と同じ形、結局ingですね、こちらに引き寄せられていく、吸収されていくというその契機が生じたということになるわけですね。
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そして実際それが起こってしまったんです。現在文詞がいつの間にかゆっくりと競合の時代を経てということでは本当はあるんですが、同名詞と同じingという形に落ち着いてしまったと、完全に吸収される形になってしまったということなんです。
これが今現在文詞と同名詞役割は全く異なるのに同じingという形になっている理由です。形式的な変化について今説明したことになりますね。
さて少し回り道したんですけれども、本題に戻りたいと思いますね。どうして近代英語記くらいにbたすing、現在文詞としての新しい現在文詞としてのingですね。
これが新しい文法形式、今何々しているところだという意味を表すものとして現れてきたのかっていうそこに話を移したいと思います。これもですね、同名詞が絡んでいるのではないかというのが有力な説です。
どういうことかと言いますと、このような言い方一般的にはしないと思うんですが、意味はわかると思うんですね。
I'm onですから、前置詞ですよね。その後、前置詞の後に動詞が来る場合はですね、名詞にしなければいけませんので、いわゆる同名詞にしなければいけませんので、swimmingとなるわけですね。
そしてこれはまさに、水泳中だぐらいの意味になります。そう、現在進行中の意味というのをなんとなく表せそうじゃないですか。I'm on swimmingって言うと。この場合のswimmingというing形はもちろん同名詞です。現在文詞ではありません。同名詞ということなんですね。
ところがです。onのような前置詞というのは強制が置かれませんので、弱い発音になることが多いです。結果としてnが落ちて、そして残った母音部分も曖昧母音化して弱い母音になって、ぐらいの音になります。
そうしますと、I'm a swimmingくらいになりますね。a-swimmingみたいな綴り字で書くような、そんな形になりますね。I'm a swimming。さらに弱まると、aも消えてしまい、I'm swimmingになります。
もともとは前置詞プラス同名詞というつもりで、I'm on swimmingというつもりで言っていたものがどんどん弱まって、I'm a swimming、さらにはI'm swimmingになってしまったと。そうしますと、I'mの後、b動詞の後にingが来ているということで、これ同名詞とは読めない形になりますね。
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私は水泳ですっていうのは変な意味ですから。ですので、これは現在分詞、すでにnでの形からingに変わってました。現在分詞語尾と再解釈されたっていうことです。I'm swimming。
そして再解釈されて、さらに次の段階として、そうか、bたす動詞のing形、現在分詞としてのですよ。現在分詞としてのing形、これ合わせると何々中だ、今何々している最中だという意味になるのかというふうに受け取られるようになるっていうことです。
こうして、bたす現在分詞、ingという形がセットとして、今何々しているところだという意味に対応するんだという解釈が一般的になっていきます。
いわば、ある意味解釈の勘違いっていうことでもあるんですけれども、あるいは専門用語では文法化というふうにグラマティカリゼーションと言ったりしますが、これが起こってきたのが近代英語初期っていうことなんですね。
まとめますと、まず音としてですね、enでとingというのがそれぞれ元々の現在分詞語尾、同名詞語尾ということで異なっていたんですが、弱まった発音においてinに合一してしまうというところがきっかけとなって、
携帯上の混乱が起こり、混同が起こり、最終的にはenでがingに飲み込まれるという形で決着したというのが1点目。
そして2点目は、I'm on swimmingみたいな言い方、前置詞プラス同名詞という言い方が元にあったわけですが、この前置詞部分onが弱まって結局消えてしまった。
消えてしまった後は、I'm swimming、bたすingという形が並ぶことになりますが、本来的にはですよ、本来的にこのingはon swimmingのingですから同名詞だったわけですが、今やonもなくなってしまって、
bたす現在文字としてのingというふうに再解釈されたというところ、このあたりがいろいろ重なって今に至ります。
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さて、2つの質問のうち1つに答えたことになりますね。
このあたりですね、1回今日は切りたいと思うんですね。思ったより長くなってしまいまして、日を分けてですね、第2問目。
なぜrunやswimのような動詞では語尾を重ねてからingをつけるのかというつづり事情の問題、これはですね、まだ触れていません。未解決ということで、またですね、明日お届けしたいと思います。
まずはですね、第1問目の統合的疑問について答えられる範囲内でお答えしました。これでも十分に複雑だとは思いますが。
今日お話ししたのもですね、1つの説なんです。有力ではあります。有力ではあるので、まずこれを解説しましたけれども、他にもいろいろと要因があったり、あるいは説が唱えられていたりします。
完全に解決されてはいない英語史上の問題ということですので、その点は含み置きいただきましてですね、私が10分、結局20分になりましたかね。お話しできる範囲内で解説・回答をいたしました。
多分ですね、この問題について一番面白いと言いますか、注目すべきは、英語にも昔からこの現在進行形みたいなものがあったわけではないということですね。この事実は重要です。
せいぜい4、500年の歴史ということなんですね。現代の英文法では早い段階にこの進行形というものを学習すると思うんですけれども、これとてですね、私の感覚からするとですよ、最近できたものに過ぎないっていう見方になるんですね。英語史の面白さ、気づきの深さっていうのはこの辺りに見られるんですね。
では、明日も続けて関連する話題ということでお届けしたいと思います。ぜひお楽しみにどうぞ。それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、ほったりゅう1がお届けしました。また明日。
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