2025-03-25 12:11

#1395. 気になる副詞をお寄せください --- リスナー参加型企画

▼パーソナリティ,堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ.


- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491


▼heldio のビデオポッドキャスト版を Spotify で始めていますので,そちらのフォローもよろしくお願いします.


https://open.spotify.com/show/0xOyOIXBUrIZbnwSLeJsSb?si=zH5V2CjkS0ekqNz5ro7caw


▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」が2024年10月28日に創刊しています.第4号まで公開されています.


- 創刊号(2024年10月28日):https://note.com/helwa/n/ne2b999d5af72

- 第2号(2024年11月28日):https://note.com/helwa/n/n94e9d9a74706

- 第3号(2024年12月28日):https://note.com/helwa/n/na7394ab1dc4c

- 第4号(2025年1月28日):https://note.com/helwa/n/nb6229eebe391


▼2024年12月30日に『英語史新聞』第11号がウェブ発行されています.


khelf(慶應英語史フォーラム)による『英語史新聞』第11号がウェブ公開されています.こちらよりアクセスしてください


- 第11号:https://keio.box.com/s/kk0jss15l22pz1rpuysa0ys4nkpc3lwr


第11号公開については,khelf 公式ツイッターアカウント @khelf_keio (https://x.com/khelf_keio) を通じても案内しています.

リツイートなどを通じて「英語史をお茶の間に」の英語史活動(hel活)にご協力いただけますと幸いです.


▼2024年第3四半期のリスナー投票による heldio 人気配信回


- 第1位 「#1219. 「はじめての古英語」第10弾 with 小河舜さん&まさにゃん --- 「英語史ライヴ2024」より」 https://voicy.jp/channel/1950/6049608

- 第2位 「#1212. 『英語語源辞典』の「語源学解説」精読 --- 「英語史ライヴ2024」より」 https://voicy.jp/channel/1950/6052858

- 第3位 「#1139. イディオムとイディオム化 --- 秋元実治先生との対談 with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/1298775

- 詳しくは hellog 記事「#5645. リスナー投票による heldio 2024年第3四半期のランキング」をどうぞ http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2024-10-10-1.html をどうぞ


▼2024年9月8日(日)に12時間連続生放送の「英語史ライヴ2024」を開催しました.英語史界隈では前代未聞のイベントとなりました.詳細は以下の配信回,あるいは khelf の特設ページを! イベント後は,数ヶ月間かけて各番組をアーカイヴで通常配信していきました.


- heldio 「#1119. 9月8日(日)「英語史ライヴ2024」を開催します」 https://voicy.jp/channel/1950/1296042

- khelf 特設ページ: https://sites.google.com/view/khelf-hotta/英語史ライヴ2024特設ページ


▼2024年8月26日より特別企画「helwa コンテンツ for 「英語史ライヴ2024」」が始まっています.ぜひ特設ホームページに訪れて,ライヴ当日まで毎日1つか2つずつ公開される helwa メンバーによる英語史コンテンツをお楽しみください.


- http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/etc/helwa_content_for_hellive2024/


▼X(旧Twitter)上で「heldio コミュニティ」が開設しています.


Voicy 「英語の語源が身につくラジオ (heldio)」のリスナーさんどうしの交流と情報発信の場です.heldio やそこで配信された話題を「待ち合わせ場所」として,英語史やその他の話題について自由にコメント・質問・議論していただければ.heldio が広く知られ「英語史をお茶の間に」届けることができればよいなと.今のところ承認制ですが,お気軽に申請してください.

https://twitter.com/i/communities/1679727671385915392


▼「英語史の古典的名著 Baugh and Cable を読む」シリーズ(有料)を展開しています.


英語史の古典的名著 Baugh, Albert C. and Thomas Cable. *A History of the English Language*. 6th ed. London: Routledge, 2013. のオンライン講座です.毎回1セクションンずつゆっくりと進んでいき,内容について縦横無尽にコメントしていきます.シリーズについて自由にご意見,ご感想,ご質問をください.皆さんで議論しながら読んでいきましょう.1回200円です.

https://voicy.jp/channel/1950/570931


▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています


「英語史の輪」にこめる想い


1. レギュラー放送は,これまで通り,最大限に良質な内容を毎朝お届けしていきます.プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」のための課金の余裕がない方々(例えば中高生や英語史を真剣に学びたい苦学生など)は,無料のレギュラー放送のみを聴き続けていただければと思います.レギュラー放送では,皆さんに最良の放送をお届けし続けます.


2. プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」で得た収益の一部は,レギュラー放送の質を保ち,毎日円滑にお届けするための原資とします.


3. また,収益の一部は,Voicy 以外でのhel活をさらに拡大・発展させるための原資とします.


4. ときに khelf(慶應英語史フォーラム)やプレミアムリスナーにも協力していただき,hel活の新機軸を打ち出していきたいと思っています.企画本部としての「英語史の輪」です.

5. ぜひとも「英語史の輪」のプレミアムリスナーになっていただきたい方


 ・ hel活を応援したい方(資金援助,広報支援,盛り上げ係りなど.研究者,学生,一般の社会人など職種や専門は問いません.)

 ・ 毎日もっともっと英語史に触れたい方,レギュラー放送では足りない方

 ・ 私(堀田隆一)の話をもっと聴いてみたい方

 ・ レギュラー放送のような一般向けの話題にとどまらず,もっと専門的な英語史の話題も聴いてみたいという方

 ・ レギュラー放送で言えない/配信できないような「低い」話題(対談のアフタートークや飲み会での雑談など)も聴きたいという方

 ・ パーソナリティおよびリスナーさんどうしで,もっと交流したい方


以上,よろしくお願いいたします.

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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語詩ブログの管理者、 そして英語のなぜに答える、初めての英語詩の著者の、ほったりゅうちです。
英語の語源が身につくラジオ、heldio。 英語詩をお茶の間に思っとうに、英語の歴史の面白さを伝え、
裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。 本日は3月25日火曜日です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日のお題は、リスナー参加型企画でいこうと思います。 これまで何回かやってきまして、皆さんの好きな、あるいは気になる
前置詞であるとか、節当時、設備時、そして直近では、皆さんの気になる スペリングの英単語をあげてください、ということで、毎回多くのコメントが寄せられてきます。
もちろんこれですね、インタラクティブにリスナーの皆さんにも参加していただきたいという 趣旨でお題を考えているんですが、そろそろですね、お題がなくなってきました。
ネタがなくなってきましたが、今回はちょっと広めなんですけれども、 ちょっとニッチな品詞ということで、面白いの上がってくるんではないかという期待を込めてですね、
気になる副詞をお寄せください。これで言ってみたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。
皆さん、副詞と聞きますと、どんなイメージでしょうかね。 英語ではadverbと言って、言葉にくっつくものぐらいの意味ですね。
verbというのを狭い意味でとれば、これ動詞ですよね。 確かに副詞というのは、典型的に動詞を修飾するという使い方が多かったりしますよね。
他には形容詞を修飾する、例えば強調のveryなんかがそうですけれども、 いわゆる述語動詞であるとか形容詞が典型だと思うんですけれども、
これを何らかの意味合いで修飾するというのが副詞である。 こんな大雑把なイメージを持たれているのではないかと思いますね。
英語の場合、形容詞とそれに対応する副詞がある場合が多いですよね。 典型的には語尾にlyをつけるというものです。
ただですね、このly語尾については、実はですね、語源的には大元は形容詞を作る語尾だったんですね。
それが副詞を作る語尾としても使われるようになり、そのうちですね、最も典型的には副詞の語尾だと認識されるに至ったという経緯がありまして、
これはですね、ヘルディオ過去回ですかね、取り上げたことがありますので、リンク等を貼っておきたいと思うんですけれども、
ただですね、このlyがつかなくても、そのままで、つまり形容詞のままで副詞になるというものもあったりしますよね。
03:05
いろいろ副詞には問題があるんですね。意味的、語法的、そして今の形態ですね。
dがつくか否かということもありますし、まあ語るに値する品種ではないかなと。広いことは広いんです。
というのは、一応意味が濃厚なものが多いので、機能語に対して内容語として扱われることが多いわけですね。
内容語というのは典型的には名詞、動詞、形容詞、副詞のように、実質的な意味がしっかりと詰まっているということですね。
ですので広いといえば広いんですが、ニッチなものもたくさんありますので、その中からですね、例によって皆さんには3つぐらいまでですかね。
上げ始めるとこれキリがなくなると思いますので、ぜひベスト3と言いますか、ワースト3なんでもいいんですが、気になる副詞、好きな副詞、推しの副詞と皆さんが心に思っている印象深い副詞をお寄せいただければと思います。
さあ副詞とは何かという大雑把な話は先ほどしたわけなんですが、これがですね、ゴミ箱の品種と言っていいくらいですね、
いろんなものを詰め込むことができてしまうのはこの品種という箱なんですよね。この点でも扱いが文法的に厄介だったりですね、得意だったりするわけなんですね。
私はゴミ箱の品種というふうに認識しているんですね。そこから面白いものいろいろ上がってくるんではないかということで、私もですね、
とりあえずですね、この収録を始める数分前にこのお題にするからには、自分もですね、ベスト3と言いますかね、なかなか選べないんですけれども、ぱぱっと思いついた3つ、
ご紹介したいと思います。 まず1点目ですね、
The sun shines brightといった場合、
これ、brightは品種は何でしょうかという問題でよく出てくるんですが、形状はlyがありませんので、
形容詞と見てもいいわけなんですが、 文の中の役割としては、輝き方が明るい、明るく輝くということなので、
これでそのまま副詞ととるのが良いのではないかというふうに、理論的にはいろいろともめている文ということで、記憶しているんですね。
実際にこのヘルティをでもですね、取り上げたことがあります。そちらにリンク貼っておこうと思います。
ということで、このbrightですね、これ副詞ととるんであれば副詞になるわけですよ。
こういう厄介な問題を含んでいるということをですね、お知らせしたいと思って、これを選んでみたという次第ですね。
06:00
dのない単純副詞と言ったり、フラットアドヴァーブと言ったりするんですけれども、この話題ですね。
もう一つはですね、hopefullyみたいな例ですね。
これは文修飾の副詞であるとか、句、語を修飾する副詞であるとか、いろいろな使い方があるんですが、よく言われるのはですね、hopefullyを文副詞の意味で、つまり、
I hopeとかAs I hopeぐらいの意味合いで、典型的に文頭に置く用法というのは、規範文法的にはよからぬ用法だというふうに、長らく言われ続けてきたんですが、実際には非常によく使うわけですよね。
ということで、規範文法との関連で非常によく上がってくるのが、このhopefullyということですね。
つまり文修飾と言いますと、もう単語、例えば動詞だけを修飾するわけではなく、その後に続く一つの文ですよね。
これ全体にかかっているということなので、このかかり方はちょっと広すぎないという点ではですね、これも副詞と呼んでいいのかどうなのか、ただ他に入れる箱がないから副詞にしておこうぐらいのところにも感じられるわけですよね。
もちろん形状はlyがついていますし、語修飾というところから発展した文修飾の用法ということでですね、期限との関係を考えると、まあ副詞と言ってよかろうというところではありますが、なんともですね、中途半端なというか、どこにも入れ場がないから、ごみ箱の品種、副詞にあてがったのかなと疑いたくなってしまうわけですよね。
この2つぐらいがまず浮かんできて、そして3つ目、これがですね、私、このごみ箱の品種たる副詞の面目役所と言いますかね、それを典型的に表す副詞ではないかと思うんですけれども、皆さんもよくご存知のyesであるとか、noという、
あの返答に使う、yes、noという、この呼びかけのような、あれがですね、だいたい副詞というふうに辞書などでは登録されていると思うんですよね。
Are you a student?に対して、Yes, I amとか、No, I'm notという時の、あの文頭に来るyesとかnoです。
これ、どう考えてもすぐに副詞とは出てきませんよね。
1つ前のhopefullyなどと同じように、文全体の流れを決めるという意味では、文修飾の副詞と言えないことはない、こういうふうに理解もできるんですが、ただですね、後ろが省略されて、yesとか、noというふうに返事で答えることも多いわけですよね。
09:04
この場合、果たしてこれは副詞なのか、後ろが修飾されているという点で副詞と考えるべきなのか、それとももっと典型的にはですね、関東詞、あるいは関東詞ですけれども、
おうとか、あうちというのと同じような、むしろそちらに近いのではないか、とも思われるわけですよ。
辞書によって、この辺り取り扱いが異なっていたりですね、結局同じ単語が複数の品詞にまたがるということは、英語では非常に多くあるわけなので、
Yes, I amの、あのyesが副詞なんだというふうに最初にですね、知らされたと言いますか、たぶん辞書の表記で知ったんだと思うんですが、たまげましたね。
これぐらい何でも入るんだというのが副詞なんではないかなと思ったりするんですよね。
皆さんいかがでしょうか。他にもニッチな副詞、あのニッチ狙いじゃなくてもいいんですけどもね、あの皆さんが好きな、愛着のあるとか色々なふうにですね、捉えていただいて結構なんですが、今日はちょっと広めですが、ゴミ箱的で面白い位置づけにある品詞として、副詞に皆さん注目してみませんか。
ということでですね、色々これも上がってくるのではないでしょうか。そして副詞はですね、ゴミ箱と言いましたが、英語式的にはあるいは語源的にはなかなか味わいのあるものが多かったりしますので、今後のこのヘルディオンのネタにもですね、こと書かなくなるのではないかと、皆さんに面白いものをあげていただければ、
それでですね、話題にしていけるかもしれないというパーソナリティとしてのですね、意図、狙いみたいなものがあります。こちらもですね、数日間このコメント広場開けておきますので、と言いますか、締めるっていうことは別にしないんですけれども、いつでもですね、ぜひコメントとして投稿いただければと思います。
今回も3つぐらいまでですよ。3つぐらいまでということで抑えないと大変なことになるかもしれませんので、またどしどしお寄せください。よろしくお願いいたします。エンディングです。今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
今回のリスナー参加型企画は、気になる福祉をお寄せくださいということで、アドヴァーブ、ちょっとニッチで、私はゴミ箱と呼んでも差し支えないだろうと思っている福祉という品種に注目してみたいと思います。何か面白い単語としての福祉ですね。あったら投げていただければと思います。
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SNSでのシェアもよろしくお願いいたします。 それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように、英語式研究者のホッタリウイチがお届けしました。
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また明日!
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